何進が暗殺され、董卓が実権を握っても、仕事がある事には変わらない。
純「構えっ!!」
「「「はっ!!」」」
純「左翼、突撃!!」
「「「おおーっ!!」」」
純「突けーっ!!」
「「「おおーっ!!」」」
純はいつも通り、練兵場で兵の訓練をしていた。
その時
稟「訓練中失礼します。」
風「失礼します~。」
稟と風が入ってきた。
純「稟と風か。何の用だ?」
稟「はっ、純様にお会いしたいと申す者が参っております。」
純「俺に?」
風「はい~。何でも并州太原郡の出身で、非常に勇壮な感じでしたよ~。」
稟「はい。私もそう感じました。如何致しますか?」
純「聞いた感じじゃあ、面白そうだな。名は?」
稟「郝昭、字は伯道と申すそうです。」
純「その者は今どこにいる?」
風「今純様のお部屋でお待ちですよ~。」
純「良し。早速会おう。」
そう言い、純は練兵場を後にし、自身の部屋に向かった。
部屋に入ると、全身を鎧で身に纏い、如何にも武人な雰囲気の男が椅子に座っていた。その者は、純に気付くと立ち上がって挨拶をしようとしたが
純「いやいや、そのままで結構だ。楽にしてくれ。」
そう言われ、リラックスした。
純「俺はこの苑州州牧の曹孟徳の弟である、曹子文だ。」
郝昭「俺は、姓は郝、名は昭、字は伯道と申す。此度は武勇の誉れ高い『黄鬚』曹子文様を我が主として仕えたい。」
純「郝昭、お前の気持ちは分かった。しかし、何故俺なのだ。他にも有力な勢力は多々ある。それに、もし我が軍に加わるなら、姉上に仕えるという選択もあるんだが。」
郝昭「俺は太原郡にて、弱き者を虐げる賊を我が三尖刀にて成敗していた。その中であなたの噂を聞いた。各地の賊を平定し、その武勇で敵からは『黄鬚』という異名で怖れられ、味方からは尊敬を受けてると。その噂の真意を確かめるべく、俺はあなたの戦を見た。」
純「ほう。それで?」
郝昭「あなたの勇ましさに、俺は鳥肌が立った。そして確信した。このお方こそ、我が三尖刀を振るうに相応しいと。」
郝昭の真っ直ぐな答えに
純「・・・良い眼だ。」
純は笑みを浮かべ
純「分かった。お前の任官を許そう。俺の真名は純だ。以後よろしく頼む。」
そう言った。
哲「ありがとうございます。我が真名は哲と申す。よろしく頼む、殿。」
純「それで早速だが、姉上達にも紹介をしてもらうのだが、良いか?」
哲「はっ。構いませぬ。」
そして、華琳達に哲を紹介した。その実力は、他の武将に引けを取らず、他の武官達はより一層鍛錬に気合を入れたのだった。
一部の男嫌いは、複雑な気分を抱いたのは内緒である。