恋姫無双〜黄鬚伝〜(リメイク)   作:ホークス馬鹿

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35話です。


35話

何進が暗殺され、董卓が実権を握っても、仕事がある事には変わらない。

 

純「構えっ!!」

 

「「「はっ!!」」」

 

純「左翼、突撃!!」

 

「「「おおーっ!!」」」

 

純「突けーっ!!」

 

「「「おおーっ!!」」」

 

純はいつも通り、練兵場で兵の訓練をしていた。

その時

 

稟「訓練中失礼します。」

 

風「失礼します~。」

 

稟と風が入ってきた。

 

純「稟と風か。何の用だ?」

 

稟「はっ、純様にお会いしたいと申す者が参っております。」

 

純「俺に?」

 

風「はい~。何でも并州太原郡の出身で、非常に勇壮な感じでしたよ~。」

 

稟「はい。私もそう感じました。如何致しますか?」

 

純「聞いた感じじゃあ、面白そうだな。名は?」

 

稟「郝昭、字は伯道と申すそうです。」

 

純「その者は今どこにいる?」

 

風「今純様のお部屋でお待ちですよ~。」

 

純「良し。早速会おう。」

 

そう言い、純は練兵場を後にし、自身の部屋に向かった。

部屋に入ると、全身を鎧で身に纏い、如何にも武人な雰囲気の男が椅子に座っていた。その者は、純に気付くと立ち上がって挨拶をしようとしたが

 

純「いやいや、そのままで結構だ。楽にしてくれ。」

 

そう言われ、リラックスした。

 

純「俺はこの苑州州牧の曹孟徳の弟である、曹子文だ。」

 

郝昭「俺は、姓は郝、名は昭、字は伯道と申す。此度は武勇の誉れ高い『黄鬚』曹子文様を我が主として仕えたい。」

 

純「郝昭、お前の気持ちは分かった。しかし、何故俺なのだ。他にも有力な勢力は多々ある。それに、もし我が軍に加わるなら、姉上に仕えるという選択もあるんだが。」

 

郝昭「俺は太原郡にて、弱き者を虐げる賊を我が三尖刀にて成敗していた。その中であなたの噂を聞いた。各地の賊を平定し、その武勇で敵からは『黄鬚』という異名で怖れられ、味方からは尊敬を受けてると。その噂の真意を確かめるべく、俺はあなたの戦を見た。」

 

純「ほう。それで?」

 

郝昭「あなたの勇ましさに、俺は鳥肌が立った。そして確信した。このお方こそ、我が三尖刀を振るうに相応しいと。」

 

郝昭の真っ直ぐな答えに

 

純「・・・良い眼だ。」

 

純は笑みを浮かべ

 

純「分かった。お前の任官を許そう。俺の真名は純だ。以後よろしく頼む。」

 

そう言った。

 

哲「ありがとうございます。我が真名は哲と申す。よろしく頼む、殿。」

 

純「それで早速だが、姉上達にも紹介をしてもらうのだが、良いか?」

 

哲「はっ。構いませぬ。」

 

そして、華琳達に哲を紹介した。その実力は、他の武将に引けを取らず、他の武官達はより一層鍛錬に気合を入れたのだった。

一部の男嫌いは、複雑な気分を抱いたのは内緒である。

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