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冀州・鄴
官渡で大敗北を喫した袁紹。これにより、河北四州各地で反乱が勃発し、その対処に苦心していた。
袁紹「きーっ!!またこの私に歯向かいますの!キリがありませんわ!!」
そう、袁紹は顔を歪ませて言った。
郭図「袁紹様。この状況を打開するために、再び曹彰と決戦に挑むのです!!」
これに、郭図は強く純との再度決戦を勧めた。
袁紹「・・・そうですわね。各地で軍を集めなさい。再び決戦致しますわ!」
郭図「御意!」
命を聞いた郭図は、その場を後にした。
そして、袁紹は30万の兵を率いて進軍を開始した。
許都
華琳「陛下。袁紹に再び挙兵の動きがあります。」
華琳「よって、我が弟が申した袁紹討伐を実行し、その勢いで河北四州を平定すべきだと思います。陛下、お認め戴けますか?」
袁紹挙兵の動きは、許都にも届いており、華琳は霊帝に袁紹討伐と河北四州の平定の許可を求めた。
霊帝「しかし曹操。麗・・・袁紹の袁家は四世三公の名門。その先祖は、この漢に多大なる貢献をした。それに免じて討伐は控え、和睦するのが良いのでは無いのか?」
これに、霊帝は討伐せずに和睦するべきではと言い
劉協「曹操殿。私も陛下の意見に賛成です。何も討伐し、河北四州平定までは・・・」
劉協も霊帝の意見に同意した。
華琳「あの者は大将軍の位を賜ったにもかかわらず朝廷に刃を向けた不届き者です。」
華琳「もし討伐せねば、陛下のご威光が地に落ちますよ。」
しかし、華琳は強くそう唱え、有無を言わせなかった。
霊帝「わ、分かったわ曹操。そちの弟に袁紹討伐、河北四州の平定の詔を下すわ。」
この圧力に、霊帝は耐えきれず詔を下した。
華琳「ありがたきお言葉!」
これに、華琳は拱手してそう言った。
その翌日
華琳「大都督、前へ。」
百官が居並ぶ前で、華琳は純を呼び
純「何でしょう。」
純は前に出て拱手した。
華琳「陛下の詔よ。三日以内に精兵を率いて袁紹の討伐、そして河北四州の平定を行いなさい。」
これを聞いた純は
純「承知しました!」
純(フフッ・・・ひと月ぶりの戦だ・・・!派手に暴れてやろうじゃねーか・・・!)
拱手しつつ獰猛な笑みを浮かべ、その場を後にした。
そして、純は10万の精兵を率いて出陣し、倉亭に着陣した。
袁紹軍も、同時期に倉亭に着陣し、両軍は睨み合った。
曹彰軍本営
純「さて・・・あの軍勢をどう殲滅させるか・・・」
風「純様~。風に策がございます~。」
すると、風が飴を舐めながらそう言った。
純「何だ?」
風「はい~。まず、純様率いる我が軍の主力三隊を正面に展開させます。」
風「戦が始まれば、三隊とも敵の足止めに全力を尽くして貰います。」
風「頃合いを見て、純様率いる中軍はわざと後退し、敵を誘い出して下さい。」
風「敵軍が突出してきたら、その予想進路に伏せてある伏兵を突撃させます。」
風「このように、伏兵は右に五面、左に五面の陣を敷き、合計十隊の伏兵で敵に奇襲を仕掛け混乱させ、純様はそれを見て自らの部隊を再度突撃をし、残りの二隊も、後ろから袁紹軍を襲うという策です。」
楼杏「成程。左右合わせて十面の伏兵で奇襲し、敵軍を殲滅させるという事ね。」
風「名付けて、十面埋伏の陣です~。」
これに
稟「成程。流石は風ですね。」
霞「うへえ~。えげつない策やな~。」
春蘭「これなら、袁紹軍を殲滅できる・・・!」
秋蘭「そうだな・・・!」
剛「流石だな・・・!」
哲「ああ!」
純「おもしれー!早速その策を採用すんぞ!」
純達は面白いと感じ
風「御意!」
策を実行する事と決めた。
そして
純「行くぞ!『黄鬚』曹彰についてこい!!」
「「「おおーっ!!!」」」
倉亭の戦いが始まった。
暫くして
純「良し!退くぞ!」
剛「はい!」
哲「今だ、退け!」
純は作戦通り退却を始め、袁紹軍を誘った。
袁紹「郭図さん、どうなさいますの?」
郭図「勿論、このまま一気に攻めるべきです!」
袁紹「では、一気呵成に攻めなさい!」
郭図「御意!」
これに、袁紹らは見事誘いに乗り、純率いる部隊を追い掛けた。
秋蘭「どうやら、上手くいったようだな・・・」
楼杏「ええ。そのようね・・・」
秋蘭「なら・・・全員矢を構えろ!」
その様子を、右の伏兵を率いていた秋蘭と楼杏が見ており、攻撃準備をさせた。
凪「準備は良いか、真桜、沙和?」
真桜「いつでもええで!」
沙和「ばっちりなのー!」
凪「良し!全員構えろ!」
凪達も同様で、攻撃準備をさせた。
そして
秋・楼・凪「「「放てー!!!」」」
一斉に袁紹軍目掛けて矢を放った。
袁紹軍兵士A「ギャアアアッ!!」
袁紹軍兵士B「な、何だ!?一斉に矢が降ってきたぞ!!」
袁紹軍兵士C「た、助けてくれー!!」
これには、袁紹軍は大混乱に陥った。
春蘭「おお!敵が混乱に陥ったぞ!」
霞「このまま一気に攻めるで!!」
春蘭「ああ!」
この様子を見た春蘭と霞は、後方から一気に攻めまくった。
純「よっしゃあ!!策は成った!!反転して、袁紹軍を斬って斬って斬りまくれー!!」
剛「行くぞー!!」
哲「殿に遅れを取るなー!!」
「「「おおーっ!!!」」」
すると、純率いる部隊も反転し、純を先頭に一気に袁紹軍目掛けて突撃開始した。
純「はあああっ!!!」
「「「ぐはあああっ!!!」」」
純「うおりゃあああっ!!!」
「「「ギャアアアッ!!!」」」
純の一太刀で、袁紹軍は一気に斬り捨てられていき
純「はーっはっはっはっはー!!」
獰猛な笑い声を上げながら斬っていった。
純(はっはっは・・・やっぱり戦は良い!!戦場の血の匂いを嗅ぐと、いつも以上に力が漲るわ・・・!!)
純「テメーら!!虎となれ!!虎となって、敵を食え!!」
この純の凄まじくも覇気溢れる鼓舞に
「「「おおーっ!!!」」」
兵達の士気は最高潮に上がり、次々に袁紹軍を殺していった。
その結果、袁紹軍は30万いた兵が僅か一万足らずという大敗北を喫し
袁紹「とにかく逃げますわよ!!」
顔良「麗羽様ー!!待って下さいよー!!」
文醜「ちょっと待ってよ文ちゃーん!!」
袁紹は顔良と文醜らと一緒に逃げたのだった。
対する曹彰軍は、僅か約千程しか戦死者が出なかったのだった。
曹彰軍
純「はっはっはっは!!お前ら、勝ったぞー!!」
そう言い、純は覇気を前面に押し出し、太刀を天に掲げてそう叫び
「「「応!!応!!応!!応!!」」」
将兵達はそれに続いて雄叫びを上げた。
純「さあ、もう一度だ!!もう一度、天地を揺るがす雄叫びを上げろー!!」
そして、純はまた更に強い覇気を前面に押し出して叫び
「「「応!!応!!応!!応!!」」」
将兵達はまた更に大きな雄叫びを上げた。
純「さあ!!このまま一気に河北を攻め、四州全て平定するぞー!!」
純「もう一度、大暴れしようぞー!!」
「「「応!!応!!応!!応!!」」」
そして、純は颯爽と馬に乗り
純「行くぞ!!『黄鬚』曹彰についてこい!!」
自ら先頭に立ち曹彰軍は怒濤の勢いで河北へ進軍を開始した。
その勢いのままに、曹彰軍は次々と拠点を占領していき、遂に河北四州全て平定した。
この功績により、純は今ある大都督の他に驃騎将軍の位を授けられた。
これに純は
純(良し・・・!俺が憧れの霍去病と同じ将軍号を貰った・・・!)
純(もっと・・・もっと活躍して、衛青と霍去病を上回る将軍になって歴史に名を残してやる・・・!)
内心子供のように大喜びしたのであった。