恋姫無双〜黄鬚伝〜(リメイク)   作:ホークス馬鹿

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稟のお話です。


稟、益々想いが強くなるの事

稟は廊下を歩いていると、純が廊下に立っていた。

 

稟(今日は軍議の筈。何をしておられるのか・・・。)

 

そう思った稟は

 

稟「純様、このようなところで何をしていらっしゃるのです?軍議ではないのですか?」

 

そう言って尋ねた。

 

純「あんな退屈な会議、俺が出る必要ねーよ。」

 

と純は言った。これには

 

稟「な・・・何たる怠慢・・・!」

 

と、眉間にしわを寄せた。

 

純「今回の軍議、姉上も同席していねーんだ。無論お前も。重要性など、たかが知れている。」

 

稟「っ・・・ああ言えばこう言う、そのような甘言で。」

 

と稟はそう言って純に説教しようとした。すると、

 

純「甘言?へえ、嬉しいな。俺の言葉で稟も、少しは甘い思いをしたんだな。」

 

そう言って、純は稟にくっついた。

 

稟「わっ、わっ、わ・・・!?純様ぁ。」

 

純「相変わらず面白ーな、お前・・・。下らねー経過報告なんかより、お前を構っている方がずっと面白ーよ。」

 

稟「どこに触っているのですかぁ、純様っ!?」

 

純「この前は俺の抱擁を受け入れたのに、今度は拒むのか?・・・憎いな。」

 

稟「これ以上私を呆れさせないで・・・いただきたい。」

 

そう言って、稟は純の抱擁に抵抗していたが、いつも通り弱々しい抵抗だった。

 

純「それだよ・・・お前はいつも一生懸命だから面白ーんだよ・・・ふっ。」

 

稟「ふぁ・・・っ!?耳にっ、お、おやめ下さい。」

 

純「えーっ、何でー?」

 

稟「そ、その・・・。」

 

その様子を見た純は、

 

純「ふっ・・・その目、たまんねーな。」

 

純「さらに力づくで、俺の物にしようかな。」

 

稟を見てそう言った。

 

稟「立場を利用して・・・そ、それは暴君の振る舞いですっ!人心が離れ・・・っ」

 

そう言ったが

 

純「・・・ふっ。」

 

稟「は、離れ・・・離れて・・・」

 

稟は益々抵抗が弱くなり、更に純に身を預けてしまう寸前で、頭の中に靄がかかったかのようにいつもの冷静な思考が奪われていく。

 

稟(だ・・・駄目です・・・。ちゃんとしっかり・・・お諫めしなければ・・・)

 

しかし、僅かに残った理性が稟の頭の中の靄を少しだけ振り払った。

 

純「そんな言い方しなくてもいいだろう。俺は稟の事が好きなんだ。愛してるんだ。だから、時にはからかうようなことを言うし・・・」

 

純「いつも、一緒にこうしたいと思っているんだぞ。」

 

稟「はっ、は・・・は、う、上に立つ者が色に狂うなど、それこそ傾国のひゃぅんっ!?」

 

純「相変わらず可愛い声だな、稟。」

 

稟「い、今のは違います!純様が、私の・・・」

 

純「稟の・・・どこを触ったんだ?」

 

稟「お、お、お尻、を・・・。」

 

純「ふっ、よく言えたな・・・。」

 

そう言った純は

 

純「でもさ、稟?俺がお前に捉われて軍務が手につかなくなる事と、お前で満足して普段の倍の軍務をこなすこと・・・どちらがこの国の為になると思う?」

 

純「俺の筆頭軍師であるお前の見解を聞きたいな。」

 

と稟に尋ねた。

 

稟「ずるい、です・・・そのような聞き方。」

 

稟はそう言って純の顔を見上げた。その目は、いつもの凜々しい参謀の目ではなく、どこか恍惚に満ちた蕩けた目だった。

 

純「ふっ、お前のその顔が一番好きだな・・・そうやってどこか惚けた状態で俺を見上げてくる目。」

 

稟「そ・・・そんな事は・・・」

 

純「無いと言い切れるか?」

 

稟「・・・恐ろしいお方です、純様は。」

 

純「・・・恐ろしいのが気持ちいいんだろ?」

 

稟「・・・。」

 

純「素直になりな、稟。そうすれば、もっと幸せになれる。俺に身を委ねれば良いんだぞ。」

 

そう言って、純は稟の顔に近付いていった。

 

稟「だ・・・駄目・・・。」

 

しかし稟は目を背け抵抗しようとしたが、目が離せなくなり、それどころか純の背中に腕を回していた。

そして

 

純「んっ・・・。」

 

稟「んっ・・・。」

 

口付けをしたのだった。

 

稟(もう・・・駄目・・・。純様・・・私をもっと・・・もっと求めて下さい・・・。)

 

すると、稟は更に密着し、背中に回してる腕を強く抱き締め、催促するかのように大胆な動きをした。

それに純は、更に稟を強く抱き締め、彼女の想いに応えたのだった。

そして、互いに唇を離した後、稟は純の手を取って自身の頬に添え

 

稟「純様・・・。ああ・・・純様・・・。」

 

と恍惚した顔を浮かべながら言った。それを見た純はすぐに稟と一緒に部屋に連れて行ったのであった。

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