火攻めの準備を終えたその日の夜
秋蘭「鏑矢を合図とし、蜀軍の軍営に火攻めを仕掛け、敵軍が乱れるのを見て、中へと突撃する!!」
春蘭「純様の命だ、逃がすな!!とことん追え!!恐怖を劉備の心に刻み込ませろ!!」
楼杏「肝に命じなさい!!この戦、必ず勝つ!!」
「「「必勝!!!必勝!!!必勝!!!必勝!!!」」」
霞「勝って、ウチらにとって大切な人を守るんやー!!」
剛「大義は我らにあり!!」
哲「我々は、殿と共にあり!!」
「「「曹彰様と共にあり!!!」」」
曹軍本陣
純「真桜!!鏑矢を放て!!」
真桜「了解!!」
純「それと、俺も出撃する!!お前らも共に行くぞ!!」
凪「はい!!」
真桜「了解や!!」
沙和「はいなのー!!」
稟「純様。ここはお任せ下さい。」
風「ご武運をですよ~。」
純の命令で、鏑矢が放たれた。
それを見た秋蘭は
秋蘭「火を点けろ!!」
そう命令し、兵達は、矢や投石器の石に火を点け構えた。
そして
春・秋・楼・霞・剛・哲「「「「「「攻撃開始ーっ!!!!!!!」」」」」」」
そして、大量の火矢と火の点いた石が一斉に劉軍陣営に向けて放たれた。そして、劉軍陣営は一気に火に包まれた。
劉軍武将A「逃げるな!!火を消せ!!急げ!!」
消火活動しようとするが、尽きること無く火矢などが来るのと、山林の茂みの中にあるため、中々火が消えなかった。その間も、曹軍は容赦なく火矢と火の点いた石が放たれるため、被害はどんどん広がっていった。
春蘭「一気に攻め入る!!劉軍を殺せ、突撃ーっ!!」
秋蘭「行くぞーっ!!」
楼杏「突撃しなさい!!」
霞「行くでーっ、皆ーっ!!」
剛「この槍の錆としてくれる!!」
哲「奴らを殺せーっ!!」
そして、曹軍は一気に劉軍陣営に向かって突撃した。
その途中
純「俺も加わる!!」
純率いる鉄騎兵も加わった。
秋蘭「純様!?」
凪「私もいます!!」
真桜「姐さーん!!」
沙和「姐様ー!!」
霞「お前らもかいな!?」
純「俺は常に戦場に在りだ!!共に戦うぞ!!」
純「皆!!このまま劉軍の兵を殺しまくれー!!」
純「『黄鬚』曹彰についてこい!!」
「「「おおーっ!!!」」」
これにより、士気は最高潮に昂ぶり、次々と劉軍の兵を殺していった。
一方の劉備は、目が覚めると
劉備「・・・え?」
目の前が火で燃えているという状況が全く呑み込めていなかった。
そこに
劉軍武将B「劉備様!!」
劉軍の武将が入ってきて
劉軍武将A「火攻めを仕掛けられました!!火の勢いが強く、多大な犠牲が・・・。」
火攻めを食らった事を言った。これには
劉備「・・・何で?」
劉備は呆然としたままだった。
劉軍武将A「はい!!陣屋は全て林の中!!火が点けばひとたまりもありません!!私がここに駆けつけたときは、既に火の海でした!!」
それを聞いた劉備は
劉備「・・・っ!!」
自らの剣である靖王伝家を持って外に出た。
劉軍武将A「劉備様!!お待ちを!!」
外に出て見ると
「「「うわーっ!!!」」」
「「「「あちーっ!!!あちーよーっ!!!」」」
「「「た、助けてくれーっ!!!」」」
阿鼻叫喚とした様子が映し出されていた。
純「俺についてこい!!劉軍を皆殺しにしろ!!」
秋蘭「皆殺しだーっ!!」
春蘭「劉軍を皆殺しにしろー!!」
霞「皆殺しやーっ!!」
楼杏「容赦はいりません!!」
剛「うおーっ!!」
哲「うらあああっ!!」
凪「はあああっ!!」
真桜「おらあああっ!!」
沙和「てやーなのー!!」
劉軍武将A「劉備様!!早く馬に!!」
それを見た劉軍の武将は、早く馬に乗って逃げるよう言ったが、劉備は聞こえないのか、呆然としたまま歩いて行った。
劉軍武将A「早く馬にお乗り下さい!!私が何とかお守りし、軍師殿の下へ行かせます!!」
その途中
劉軍武将B「劉備様!!早く馬に!!」
劉軍武将C「早くお乗り下さい!!」
他の劉軍の武将も加わり、必死に説得した。
すると
劉備「・・・ねえ、何て叫んでるの?」
劉備がそう聞いた。
劉軍武将A「劉備様・・・」
劉備「何て叫んでるのか聞いてるの!!」
何言っても言わない劉軍の武将に、劉備は怒鳴るように聞いた。
劉軍武将A「・・・曹軍は叫んでいます。口々に、我が軍を皆殺しにしろと・・・!!」
それを聞いた劉備は前へ進み
劉備「私は退かない!!」
劉備「全軍に伝えて!!今こそ決戦の時!!曹軍を皆殺しにしてー!!」
劉軍武将B「お願いです!!早く馬に!!」
劉軍武将C「そうです!!お早く!!」
武将達も必死に止めたが
劉備「離して!!」
劉備は振りほどいて
劉備「行けーっ!!」
靖王伝家を抜いて突撃しようとした。
劉軍武将A「劉備様をお守りせよ!!」
その声を聞いた劉軍の兵士は劉備の盾となり、劉備は死なずに済んだ。
しかし、それでも攻撃が続いたので、盾となった兵は全滅した。
劉備「殺せー!!殺せー!!」
それでも劉備は叫び続けたが
ドシュ
劉備「アアーッ!!」
腹に流れ矢が当たってしまった。
劉軍武将A「劉備様!!」
劉軍武将B「劉備様を!!」
それを見た劉軍の武将達は、急いで助け起こした。
劉備「曹操さんを殺せー!!曹彰さんを殺せー!!」
劉備「私に逆らう者皆殺しだー!!」
劉備「皆死んでしまえー!!」
劉備は、腹に矢を受け、口から血を吐きながらそう叫び続け、周りに抑えられながら退いた。
諸葛亮の方も、多大な犠牲を払いつつも何とか退却した。
この戦いで、劉軍20万の兵のうち、何とか益州に戻れたのは千に満たなかったのであった。