恋姫無双〜黄鬚伝〜(リメイク)   作:ホークス馬鹿

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81話です。


81話

諸葛亮出陣の知らせは、許都に届いた。

 

華琳「諸葛亮が出陣ね・・・」

 

桂花「はっ。その数、凡そ10万との事です。」

 

この諸葛亮率いる軍の大軍に

 

華侖「ほへぇー・・・10万っすか・・・」

 

柳琳「一体どこからそんな数を・・・?」

 

栄華「不思議ですわ・・・」

 

それぞれ首を傾げた。

 

季衣「空から降ってきたのかな・・・?」

 

流琉「そんなわけ無いでしょ、季衣・・・」

 

香風「空・・・」

 

・・・若干ボケが入ったが。

 

華琳「ともかく、諸葛亮がこちらに進軍してるのは明白・・・純を呼びなさい。」

 

桂花「御意!」

 

華琳は、今兵舎にいる純を呼んだ。

暫くして

 

純「姉上・・・お呼びと聞き参上しました。」

 

純が現れた。

 

華琳「ええ。先程入った知らせだけど・・・」

 

純「諸葛亮の事ですか?」

 

華琳「やはり、知っていたのね。」

 

純「既に稟と風から聞いております。10万の大軍を率いて進軍していると。」

 

華琳「ええ。それで、あなたに全て任せるつもりよ。」

 

純「分かりました。全て俺にお任せ下さい。」

 

華琳「ええ。今から、天子に会って上奏するわ。その後に出陣だから、あなたは兵馬を整えなさい。」

 

純「御意。」

 

そう言い、華琳は朝廷に行って、霊帝に拝謁した。

 

華琳「陛下。益州を卑劣に横取りした劉備の配下諸葛亮がこちらに向かって進軍開始しました。」

 

霊帝「曹操。劉備は死に、後に残った諸葛亮は何の目的でこの許都に?」

 

この霊帝の問いに

 

華琳「それは勿論、この地を灰燼に帰し、大地と民に苦しみを与えるためです。」

 

華琳はそう冷徹に答えた。

 

霊帝「し、しかし曹操。その諸葛亮は別に戦が目的ではあるまい。話し合えば・・・」

 

しかし、いつまで経っても変わらぬ発言に

 

華琳「陛下!この際だからハッキリ申し上げます!陛下のその甘いお考え、臣下として呆れ以外の他にもありません!」

 

華琳「亡き劉備と今進軍している諸葛亮は、最早やり過ぎたのです!あの者らは民を冒涜し、朝廷に刃を向ける不届き千万の奸賊です!」

 

華琳「もしこの地を手に入れ、陛下の元に現れても、諸葛亮は必ず、この大陸を滅亡に向かわせるでしょう。」

 

華琳「我が弟に、諸葛亮の討伐、そして益州平定のご許可を・・・」

 

華琳はそう厳しく言った。

 

霊帝「け、けど・・・けど・・・!」

 

しかし、霊帝は受け止められず、何か言おうとしたが

 

華琳「陛下。」

 

華琳は、純程ではないが強い覇気を出し、霊帝に圧をかけた。

 

霊帝「わ、分かったわ・・・曹子文に・・・諸葛亮討伐ならびに益州平定の詔を下すわ。」

 

これに、霊帝は涙を流しながらそう華琳に言った。

 

華琳「ご英断、感謝致します。」

 

そして、翌日に華琳の命令で文武百官が集められ、出陣の儀式を始めた。

霊帝は、強烈な覇気を身に纏う純を見るや、恐怖に怯えた表情を浮かべながら

 

霊帝「大将軍。奸賊諸葛亮の討伐ならびに益州平定の命を下す!」

 

霊帝「また、曹丞相より如何なる事があっても、事前の報告は不要との事。そなたの好きなように軍を動かしなさい。」

 

純にそう伝え、更に己の好きなように軍を動かしても構わない特権を与えた。

 

純「拝命致します!」

 

これに、純はそう力強く言い、全軍の総帥に相応しい風格を身に纏いながらその場を後にした。

そして、純は30万の兵馬を率い、出陣した。

その中には、先日純の傘下に入った司馬懿も含まれていたのであった。

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