スーパーロボット大戦Z Another Chronicle 作:レゴシティの猫
途中、ノリと勢いで変な合体をしてしまうかもしれませんがご容赦ください。
今イチゴは
偉い人の手に渡っているのではという茉子の考えを汲み、すぐに思いつく天条院家にコンタクトを取った。何か知ってるかな~ぐらいの気持ちだったが、気分的にデビルーク関連のコネは使わないように手紙(毛筆)でやると時間がかかることを思い知らされた。人にやらせるにしても、自分にやらせるにしてもだ。いっそのことデビルーク関係者へのコネを持ちつつ、何か色々を気にせずやれる千明にメールとかやらせれば良かっただろうか?だが、巻き込まないために関わりを絶ったのに侍でもない人間の都合で振り回さずに済んだのだから、これで良かったかもしれない。
沙姫達は事情を聞いて多少困惑していた(異世界とか個人の記憶で創られた羽根などの話が飛び交えばそうなるのも当然である)ものの、語り終えると快く協力する事を承諾してくれた。
とりあえず客間で今後の相談だ。
「信用できんのか?」
「うん、女王様気質だけどなんだかんだあの人優しいからね」
イチゴの言葉に黒鋼はツッコミを入れた。
「プリンをゴチになってる奴に言われてたまるか!?」
黒鋼の言う通りイチゴは自分宛てに用意されたプリンをご馳走になっている、ついでにモコナもプリンをつまみ食いしている。
「昔から友達感覚でゴチになってるし今更……ていうかモコナ人のプリン何口食う気なんだよ、五口以上はひどいだろ」
イチゴはプリンを頬張っているため不思議と怒る気になれず、にやけた表情でたしなめる結果となる。
「そうかそうか、で?小僧はどうなんだ」
「話してて分かりました、彼女は良い人です」
「お前がそういうなら俺は特に言う事はねえか」
「オレも異論なし」
「うん」
「アーハッハッハッハ、失礼」
いきなり高笑いしながらヒカルはドアを開けてきた。高々と笑う天条院親子の癖は桃太郎を思い出して心臓に悪い、手に持っているものは各種画材、どうみてもイチゴの祖父か、ヒカルの父親の持ち物の予備だ。沙姫が仕事用のスーツで応対していた分、彼の☆マークがプリントされた白シャツとズボンのラフな格好が目についた。
「改めて名乗らせて欲しい、天条院ヒカルだ」
全員相槌を打ち、名前を名乗った後にイチゴは質問を始めた。ヒカルの持っている画材が気になって仕方がない。
「何持ってるの?」
「人の探し物手伝うんだからまずどんな形してるかは知らなきゃ、じゃありませんか?という訳で書いてください」
確かに、どれがサクラの羽根なのかの判断はモコナ達にしか今の所分かっていない。
「分かりました」
「モコナが書きたい!!」
と思いきや、モコナが別のペンを取り、モコナが先に書き始めた。
手のひらサイズほどの小さい動物が何か絵を書いているのを見ていると……和む。
「できた!!」
イチゴはヒカルと並んで絵を見比べてみた。
確かに、これは羽根だ。
羽根にはハートの模様が描かれている……心を表すものか?
記憶を司っているものという前知識がなければなにがなんだかと首を傾げるだろう。
「今まで見てきた博物館でもこういうのを見た事ないな、だがこの件、母様だけでなく探偵キングたるこの俺にも任せて欲しい」
キセルまで加えて、帽子にコートなどの探偵コスにいつの間にか着替えていた。
「自分の現在位置、そして土地勘も把握しきれない人間がそっち界隈で名乗って良いのは裸の王様だけなのでは?」
ヒカルは道に迷いやすい、それを指摘されヒカルはほどなくしてうつぶせになって倒れた。
「大丈夫ですか?」
サクラが駆け寄った。
「ハハハ、このぐらいで参るようじゃナイトがせいぜいか……ていうかイチゴ、人一倍そういうのに弱い癖に人のメンタル削る事言わないでくれないか?」
「……ごめんなさい」
「分かれば良い」
多少よろめきつつも立ち上がり、衣装を黒のスーツ姿に変えた。ツッコミを入れるのは……やめた。
「写して殿達に見せるか」
「機材まで案内しようか?」
「お願い」
ヒカルに機材まで案内してもらった。
「今から何すんだよ」
「コピーだが?ああ………知らないんだったか……この絵と同じものを書き写すんだ、さっきの半分以下の時間で、そっくりそのままな」
「ほー、すげえな」
「便利だね~」
スイッチをいじって、挟んで、数秒で終わった。
「完了だな、元は返すぞ」
「ありがとうございます」
不意に、ストレイジの人達の事を思い出した。
「そういえばストレイジの人達、元気してるかなあ」
「誰ですか?」
「この前ヨーコ先輩とか言ってた人いたでしょ?あの人達だよ」
「ああ……そうですね」
「ストレイジか……我ら天条院グループも出資しているぞ、なんたって怪獣災害から人々を守るための防衛隊だからな……最近ちょっと運営良くないって噂だけど」
住居を少し倒壊させた件の事だろうか?活動中にセブンガーが少しこけたそうな。ビルに倒れかかって、もう言うまでも無いだろう。
~アステロイドベルト~
怪獣が宇宙から地球へ進んでいた。
怪獣の名前は、ゲネガーグ。
怪獣ゲネガーグを追って、二人の若者が宇宙を飛び回っている。
「止まれー!!」
青と白色を基調とした巨人、Z。
Zは格闘に持ち込んでゲネガーグを攻撃。
カウンターとばかりに、ゲネガーグは背中の穴から光線を発射。
Zはたじろぐも即座に庇う者あり。
「あぶねえから手ぇ出すな」
上半身が青く、下半身が赤い巨人、ゼロ。
「ま~た半人前扱いして、俺だってもう宇宙警備隊の一員ですよ師匠!!」
師匠と呼ばれ、むずがゆそうな表情になったゼロは手で払いのける仕草を取る。
「師匠って言うな、お前を弟子に取った覚えはねえ!!それに、俺から言わせればお前なんかまだ3分の1人前だっつーの…………Z、避けろ!!」
「ふぇ?おわ?」
突然、謎のビームがZを襲った。ゼロに言われて気づいたZは間一髪で避けた。
「師匠、ありがとうございます!!」
「それより前向け、犯人のお出ましだぜ」
現れたのは緑と白の多い複数の軍艦。
とはいえ一つ一つ、Z達よりは小さめの大きさだ。
『トランスフォーム!!』
なんと、その軍艦は巨大なロボットに変形合体した。
「何ですと!?」
「キングジョーと似たタイプって事か?」
緑と白、黒を基調としたボディー、黒と黄色の部分でできたまだら模様は雷のように見えなくもない。
『アヤシイヤツ……ハイジョ』
そのロボットは、手指をZ達に向けてきた。
「俺達、怪しいもんじゃないでございます!!」
「あんた、この辺警備してんのか?それなら狙うのはあっちだ、あの怪獣をほっといたらヤバいぞ!!」
ゼロは怪獣の方を指差す。
ゲネガーグ、ゼロ達の星を襲撃し、アイテムを盗み出したこそ泥である。だがそれは結果論でしかなく、今は地球で暴れまわろうとしている事の方が重要だ。
『ショック?』
「だーもう、俺達はここを荒らしに来た訳じゃない、味方だ……多分」
『シンヨウシスギテモイケナイカ……コノショックウェーブガ、ミハロウ……』
ショックウェーブは同僚とコンタクトを取ってみた。
『サンドストーム』
『おう、ショックウェーブかよ……用件はなんだ?面白そうな話じゃなきゃ切るからな』
『カイジュウガソッチニムカッテイル、ショックウェーブモソッチニムカッテイル』
『おっお前にしちゃぁ良い情報じゃねえか、面白そうだし付き合うか』
3人はゲネガーグを追って月まで行き、Zは肉弾戦を中心に、他の2人は同時にビームを食らわせた。
そして雪のように白く塗った迷彩柄のヘリコプターも加わる。
『けっサイバトロンとおんなじような匂いがぷんぷんしてやがるぜ』
「あ、ウルトラ恐縮です」
「Z、俺達褒められてねえぞ、気づけ」
「師匠、俺達にとってサイバトロンってウルトラ褒め言葉のような気がするんです」
「かもしれねえがあの言いぐさ、何か悪意を感じるんだよなぁ」
『まあまあ……落ち着けよう、あの怪獣がやべえんじゃねえのかい?ん?』
「そうだった!!」
3人はゲネガーグの放つ光線をかいくぐりつつ攻撃を加えた。Zだけゼロのフォローを受けながら……
するとゲネガーグは何かを吐き出して対処しだす。
「こいつ、小惑星を飲み込んでやがる」
ついでに吐き出してきたのは青と赤の混在して、ボコボコしている塊……
「ブルトンだと!?」
ゼロがブルトンと呼んだそれは、小惑星と周りをも吸い込もうとし始めた。小惑星でさえ、その吸引力の前には掃除機に吸い込まれるホコリに等しい。
『ショック?』
『おお……こいつぁやべぇ』
ブルトンの領域内に、ショックウェーブがおり、ちょうど餌食になりかけた、その時……
「危ねえ!!」
ゼロはショックウェーブを庇い、標的にされた。
「師匠!?」
『ショック!?』
「Z、これを使え!!」
ゼロはZにあるアイテムとメダルを投げ渡した。
「3分の1人前でも、ちったぁマシになるかもな!!すぐに追いつくが、それまでにメダルの件、やってみせろよZォ!!」
ゼロはブルトンに吸い込まれ、影も形も見えなくなった。
ついでにブルトンも、消えた。
「師匠ー!!」
『あーらら』
師匠の事だから、何とでもなるはずだ!!と考えZはゲネガーグを追いかけるのを再開した。
『ショック!!トランスフォーム!!』
ショックウェーブは怪獣を追いかけるゼットについていった。
サンドストームはロボットに変形し、地球に入る前に踏みとどまって、口笛を吹いた。
『俺様ぁショックウェーブのように単純じゃねえからな、大気圏とかくぐってられねえのさ』
~デカベース~
「テツ!!」
スワンは、高速でモニターを操作していた。
「スワンさん?」
「怪獣が、地球の外からやってくるわ!!」
「何ですって!?あの人達の訓練もまだ終わってないのに?」
「後……人型の巨大なのとトランスフォーマーがやってくるわね」
「ショックウェーブですね、後昔話のウルトラマンっぽい?日本を目指してるようですし俺行ってきます」
~オーシャンシティ~
そこは、トランスフォーマーと人間が共存する場所。トランスフォーマーとは、とある惑星にあるロボット生命体である。
「おい、やべーって親父!!」
一人の少年が、自分の父親の籠もる研究室に上がった。
「おーなんだジュニア、パパの胸が恋しくなったのかい?」
冗談めかして、父親は両手を広げた。
「そんなんじゃねーよ、なんか知らねえけど怪獣がやってくるんだ!!」
「何だって?本当だ、ショックウェーブが対処しようとしている。グランドコンボイに連絡を入れよう、方向は分かるか?キッカー」
「地球の……ここからあっちだな」
「日本か、ん?サンドストームからの通信か……」
こことトランスフォーマーの故郷、セイバートロン星にあててある。
『お人好しのサイバトロンさんよぉ、地球になんかやべえ奴がやってくるみたいだぜ、ほうっておいて良いのかい?』
若干腹は立たないでもない言い方だが、危機が迫っている事は十二分に把握できた。ちなみにサイバトロンとはトランスフォーマーの二大勢力であり、残る一つはデストロンというもので、ショックウェーブやアイアンハイド、サンドストームがこれに当たる。
~日本~
そして、それはやってきた。
怪獣は、その巨体で街を押しつぶすように降りてきた。
降りてきた影響で、道路や一階建ての住宅を中心に潰れていく。
「これ以上やらせるか!!」
セブンガー、発進。
着地の際、ゴーゴーゴーゴーという効果音を発して。
「こっちです!!慌てずにお願いします」
ヨーコは人々を避難させていた。
彼女は今回セブンガーのパイロットでなく、避難誘導に当たっている。
「ん?」
緑の戦艦と、青い巨人もその場に降りてきた。
「どういう事だ?」
『50m級のヒューマノイドタイプのエイリアン?すっげ─────!!そしてトランスフォーマーかな?やっべー』
青い巨人は、体当たりで怪獣を食い止めようとしている。しかも街に危害を加えないように……
「どうみても、敵はあっちだよな!!」
迷う暇は無い、ハルキは青い巨人の方に加勢した。
セブンガーの腕でパンチを繰り出す。
怪獣は叫び声を上げた。
「一緒にあいつを倒そう!!」
青い巨人はコクリと頷いた。
緑の戦艦はロボットに変形、噂に聞くトランスフォーマーだ。
「あ、よろしくお願いします!!」
「侍合体!!」
そしてシンケンオーも現れた。
「殿様!?」
「借りを返しに来た」
以前、オオツムジと戦った時、ハルキはシンケンジャーに加勢していたのだ。
「押忍!!一緒にいきましょう!!アンタ、こっちは味方だからな」
ハルキの言葉にZは頷く。
丈瑠達はシンケンオーの腰の刀で怪獣に斬りかかった。
「かったっ!!」
力一杯ノコギリを引くようにしても目立った傷は入らない。
そのうち怪獣は光線を口から発射してきたので、シールドで防ぎ、使い捨てにしつつ後退した。せざるを得なかった。
「殿、この怪獣は……」
「ああ、巨大化した外道衆より強い」
セブンガーによるパンチ攻撃の方が効いていそうだった、だが、セブンガーが攻撃を当てても怪獣はびくともしていない。
「来るぞ!!」
尻尾を振り回し、シンケンオー、セブンガーに攻撃。
シンケンオーはダメージを食らいつつ、後退。
セブンガーからバッテリーの減る音声が聞こえた。
「チェストー!!」
なおも食らいつくハルキ。
Zと二人でパンチ。
ゲネガーグはたじろぐとすぐさま態勢を立て直し、叫び声を上げ、口から、体の節々の穴から、色々と光線や光弾などを全弾発射してきた!!
ここにいる全員もろとも狙う気だ。しかも、避ければ丁度避難所に位置する場所に直撃する。
「はぁ!!」
丈瑠達シンケンオーは、腰の刀でビームをやり過ごそうとする。
「まずい!!」
セブンガーと青い巨人は、避難所を守ろうと手を広げた。
セブンガーと青い巨人に直撃。
ハルキの叫び声が、爆炎に包まれたセブンガーから聞こえた。
「ハルキィー!!」
ヨーコは叫ぶ。
「なっ」
『ショックー!!』
それより大きくショックウェーブの叫びがこだました。
『ショック!!シカタナイ』
「なんだ?」
ショックウェーブは複数の戦艦に分離し、シンケンオーの左腕、右腕、背中にそれぞれドッキングした。
「これは……侍武装か?」
「バーニングシンケンオー・天下無双!!」
「殿ぉ!!この形態、なんと、飛べます!!」
ショックウェーブの力でシンケンオーは飛べるようになり、腕部分についたショックウェーブからビームを撃てるようになった。
これで怪獣の光線を撃ち続けると、無効化する事ができた。
避難所への、被害もなくて済んだ。
「すげぇ!!」
千明が感心していると
『ショック!!メガトロンサマデナケレバヤハリ!!』
ショックウェーブは合体を解除した。
「どういうつもりだ?」
ゲネガーグは、今の合体解除で離れたシンケンオーに照準を向ける。光線、発射。
「だが、対処法は分かった!!」
丈瑠は兜秘伝ディスクを用意した。
「カブトシンケンオー・天下武装!!」
そして頭部からビームを発射し、ゲネガーグの光線を無効化する。
「これで狙われても対処できるか」
安堵した矢先……
『ショック!!』
ショックウェーブがゲネガーグに特攻し、振り回した尻尾に激突し、星にされた。
「くっ緑色の奴も……」
「セブンガー……」
流ノ介と千明は、やるせない気持ちを隠せずにいた。
「感傷に浸ってる場合じゃない、俺達もこうなるかもしれないんだ……」
「そうね………って片付けられないな」
「あいつも俺達と同じ、人を守る仕事についた以上、覚悟はできているはずだ」
「みんな、あの怪獣早く倒そ?まだ助けられるかもしれへん」
「賛成!!」
その時、巨大な白バイが現れた。
「すみません、遅れました」
青年の声、警察の人だろう。
「特捜変形!!」
その一声で白バイは巨大なロボットに変形した。巨大な手が胸板に収納されている、サングラスをかけたようなロボット、色はバイクと同じ白、そして青。
「デカブレイクおよびデカバイクロボ、加勢します」
「ありがたい…………」
すると、丈瑠は意外な提案をしてきた。
「特空機のパイロットの救助、頼めるだろうか?」
「え、殿!!」
「早く救助するに越した事はないだろう?モヂカラを注がなきゃいけない俺達は手が離せない」
「それもそうですね」
「そうしましょう、自動操縦に移行させて……はぁ!!」
デカバイクロボから、デカブレイクはひとっ飛びで飛び出した。
目指すは……今炎を上げているセブンガーの中……
いかがでしたか?面白い思っていただければ幸いです。
最近分割して話を展開させる事が多くなりましたが、皆さんはどう思いますか?
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全部読むの長くて億劫なので分割OK
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一気に読むから分割しなくて良い
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分割されると読みにくい