スーパーロボット大戦Z Another Chronicle 作:レゴシティの猫
この話は、個人的に忠義に篤そうに思う連中がメインとなっております。(赤い奴らと主人公は除く)後は彦馬さんをどうねじ込むか
イチゴは一応黒子であるので侍達の食事に直接参加はしないが、配膳や片付けなどでその様子を見る事ができる。
早い話、がっつくのが千明とモコナでそれ以外のみんなは黙々と食べている感じだ。
モコナはサイズ感もそうだが
おいしーい
と言って食べながら笑顔を振りまく、対して千明はさっさと食って遊ぶかという魂胆がすけすけなせいか、彦馬および流ノ介から叱られるのは千明で確定だった。
黒鋼は丈瑠達より長い背丈でピシッとした姿勢を保って食べるので、見ているイチゴが引き締まる。
遊園地に行った時はがっついて食べていたため、オンオフを切り替えているのかもしれない。
そんな中、他の黒子が、彦馬を呼ぶ。
「何だ」
黒子は彦馬に耳打ちしてきた。
「何ぃ!?殿、大変です!!」
みんな、視線が彦馬の方へ行った。
どうやら、とある海岸で舵木折神の目撃情報があったらしい。
古文書的なものも見せてもらった所、名前の通り、カジキマグロみたいな見た目の折神のようだ。古文書に描かれている風景もやはり海。
いくつかの折神は先代シンケンジャーがドウコク率いる外道衆と戦う折りに行方不明となっていたそうだ……いわば、野生に帰った状態らしい。
ストレイジ、およびセブンガーが調査にあたるも、ジェットパックという名前の浮き輪がないと泳げないセブンガーと、魚類のフォルムを持ち、水中をスイスイ進む舵木折神とではスピードの差が歴然で逃げられてしまったようだ。
そこらをうろついている妖の噂だと、その一件でセブンガーがエネルギー切れで沈みかけたとか、予算が減ったとか、お叱りの場面で隊長が
程なくして、外道衆襲来を知らせてくれる装置、隙間センサーも反応を始める。
そこで流ノ介のみが選抜された。
「頼んだぞ、流ノ介」
丈瑠は流ノ介に今回必要になる「捕」のディスクを渡した、魚を入れておく水槽、野生に還ったものを抑え込むケージ……いずれにしろ、力を留める容器の役割を持つ。
「はっ」
魚を捕らえるために水のモヂカラを持つ流ノ介が選ばれたのはまあ必然だろう。
なお、その件で手伝いたいと立候補した人がいた……
黒鋼だ。
「でけぇ魚釣るってんなら、人手はいるだろうが」
「力仕事じゃないんだがな………だがまあ、支えが多いに越した事は無い、良いぞ」
黒鋼はシンケンジャーではないのが幸いだったようだ、それに強いから巻き込む云々の問題は解消される。
「話決まった?じゃあ行こうか~」
ファイとモコナが戸の隙間からぬぅっと顔を出し、出発を促していた。
「人数が多いな、黒鋼殿、
「折神の件は外道衆とは関わりはないと見て良い……が、警戒は怠るな」
連れて行っても問題ないが何かあればすぐ帰れと暗に言っている。
「はい!!」
4人はそれぞれ別の異世界の人間だ、ただし
どういうあれかは分からないが
「モコナ108の秘密技の一つなの」
らしい。
現にヤナスダレとの戦いの時、疲れで寝込んだ
「イチゴも頼む」
とりあえず5人1組で考えた方が良さそうだ。
サクラの羽根を見つけるためにあれこれ動いて回る必要はある……
普段の侍達の移動手段は籠なのだが……
「籠に入りきらない、ここまで人を運ぶのは想定していなかった……」
形式的にも、重量的にも、籠に人を乗せる人数に対して黒子……運び手は一対数人で扱うものだった。籠は言うまでもなく貴人用の物でぎゅうぎゅう詰めは論外、そして使わせる優先順位は当然丈瑠達侍の方が上。
「別の手段で考えた方が良さそうだな」
そんな訳で……
「わーい、便利だね~」
「そうだなー」
レイアース、セレス、ウィンダム。
全貌は本人達にも掴めないが、今のところ彼ら専用のロボ……属性は
「あんまり先に飛ばないで、道迷っても知らないよ」
イチゴはファイの乗るウィンダムに乗せてもらっている。カイを巨大化させて移動するのも良いが、制限時間はあるから、少しでも充電切れで溶けたら落下しておしまいだ。
「はーい」
「こうして改めて見ると壮観だな……」
流ノ介は黒鋼のセレスに乗せてもらっていた。彼もセレスから見た空の景色を見ている。
「
龍折神に乗った時、空を飛べる。
「あれは、そうだな……戦うために使っているんだ、景色を見る余裕は無い」
「そうだろう、戦いだものな。よし、海岸に着くまで堪能してろ」
「心遣い、感謝する」
そうこうしている内に、目的地に着いた。
カップ麺も出来上がらないぐらいの時間しか経たなかった、早い。
「着いたよ」
東京のある海岸のようだ…………スマホからマップを見ると、あらかた目的地に近い。
釣りだー
釣りだー
マグロ、ウニ、エビ
モコナは食べ物をとる気満々だった。
「そんなもの取らないから!!オレ達は素人同然だし」
ウニレベルになると潜らなければいけないので却下。
けちー
さて、今回の外道衆の妖怪は……
ヤミオロロという、緑の葉が生い茂っているような、緑の毛が毛むくじゃらになっているような、緑の手が生えているような見た目で、顔は赤い骸骨のような意匠のアヤカシだったそうな。
不幸にもドウコクから追い出される形でここ人間界に流れついた悲しき外道衆の一人……正確にはゴミを処分する感覚で人間界に連れていかれた外道衆の一人である。
そんなヤミオロロはふらふらと街中をうろついている。
ドウコクに捨てられるゴミのように扱われる原因となる能力は……
「俺の足臭いよー嗅ぐ?」
毒を撒き散らすものだった。
「ぅおぅ!!」
その毒は人間が嗅ぐと、悶絶、そして高熱を出し数日後に死亡する。
その現場を見た人々は一目散に逃げ出し、それを見ていない人もドミノ倒しの要領で危機を感じて逃げ出す。
丈瑠達も、そこに到着する。
「そこまでだ、外道衆!!」
「誰だ~?」
~例のBGM~
「ショドウフォン!!」
「「「「一筆奏上!!」」」」
「破ぁ!!」
ショドウフォンで文字を書きそれを反転させ、各々のモヂカラによって形成させたスーツに身を包み、4人はシンケンジャーとなる。
「シンケンレッド、志葉丈瑠」
「同じくピンク、白石茉子」
「同じくグリーン、谷千明」
「同じくイエロー、花織ことは」
「天下御免の侍戦隊」
全員「シンケンジャー、参る!!」
「俺の血酸っぱいよ~お一ついかが?」
その問いに対して、丈瑠達はシンケンマルを振るって対応した。答えは完全無視。
「遠慮すんなよー」
腕を振り、毒を振りまいてきた。近づいてきて不覚にも全員嗅いでしまう。
「あ(死亡)」
「うっ」
「(無言)」
「くっこれは………」
なんと、シンケンジャーのバトル用のスーツを貫通して、毒が!!
そのせいで戦闘どころで無くなり、変身を解除してしまった。
「ま、待て……」
一番長く意識を保っていた丈瑠も、気絶。
シンケンジャー、全滅。
「じゃあねー」
ヤミオロロはそんなシンケンジャーを尻目に、その場を去る。
「汚物は消毒だー!!」
侍もやられた事で一部の祓忍も事態の重さを垣間見、事の処理に当たる、しかし……
「お前も嗅ぐか~」
人間には見えないよう加工を施した装束も、妖怪なので当然視認されており、腕をぶんと振り、濃く強い毒を風に乗せて飛ばした。
「あがっ」
霧状のそれを吸うあまり、一撃を与える事もできぬまま泡を吹いて痙攣しつつ倒れた。同業者か妖怪に連れてもらわないと道端で誰の目にも映らないまま苦しんで○ぬだろう、モヂカラもない黒子では彼らは見えないのでベッドで寝かせる事もできはしない。
「不知火、不知火ー!!あ」
「~♪」
ヤミオロロは楽しそうにその場を去る。
さて、そんな事も知らないイチゴ達は……
黒鋼、流ノ介を除いて昼食を買いに行っていた。
釣りは待つ時はどうしても待つ必要がある、それに今回の釣りは流ノ介………モヂカラを持つものが要だ、何か食べてもらってモヂカラを練り上げる体力を付けてもらわなければならない。
~公園~
ベンチに花壇にプールより広い池という、のどかで自然を感じられるつくりのようだった。だが、駐車場も無い、滑り台などの遊具一つも無いのは寂しくもある……
「…………」
骸骨のような衣装を着た奴らがたむろしている。胴体はそうでもないが、ドクロを模した頭部が特にそう思わせた。
なんだか知らないが下手に関わらない方がいい、そう思ってイチゴはファイ達に素通りするよう促す。
だがそいつ達はサクラを見て、すぐに声をかけてきた。ナンパ……という奴だろうか?にしてはサクラが首を横に振って去ろうとしてもしつこく、しまいには
「………………………」
それを見て
気迫だけで、追い出した。
「やるねー」
モコナも拍手
「ありがとう」
おそらく、本当は一瞬で蹴る所までやれる所を威嚇に留めたのだろう。
それで留めるのもすごいなと思う、イチゴはイチゴで叩き潰す方に持って行きそうだからだ。
「さあ、今のうちに早く買うもの買って、行こう」
屋台が一店、有るのでひとまずくぐる事にした。
「へい、いらっしゃい」
たいやきと書いてある赤いのれんの向こうにいるのは、がっちりした体格で、グラサンと黒のライダースーツを身につけた男の中の男。一昔前の番長とかはこんな感じだっただろうと思えた。黄緑に染め、怒髪天を衝くような髪型を見ると、気合いが入ってるなと感心させられる。
「ご注文はいかがいたしますか?」
鉄板の下に書いてあるのは……
たい焼き
バナナクレープ
ミサワ焼き
ど根性焼き
「たい焼きの味は?」
「黒あん、白あん、カスタードだ」
コンパクト感と安さ、色々と考えて………
「毎度!!」
たい焼きを、ミサワ焼きの値段3つ分買った。
種類としては……カスタード、黒あんを半々、ミサワ焼きを買うとたい焼きの10倍の値段なのは納得がいかない。
「そこの坊主」
グラサンの男は
「助太刀するべきかとも思ったが、その必要も無かったな、やるじゃねえか」
さっきのを見てたのだろうか?
すぐさま目的地に戻った。グラサンの男に会釈を添えて……
「戻ってきたか」
海岸に戻るまでに準備……というか釣り竿とかのセッティングは終わっていたようで、流ノ介は釣り竿を手に、釣りを始めていた。
「こっちはもう始めてんぞ」
「こっちも買い終わったよ」
「そうか………なんだこいつは」
「たい焼き……だそうです」
「あまーいお菓子だったよ」
たい焼きうまーい
モコナはいつの間にか口にあんこを付けていた。
「ほー」
黒鋼は紙袋一杯に詰まったたい焼きを興味津々に見入っていた。初めて見たのだろうか?おそらく初めて見たのだろう、異世界の人で、戦国時代とか江戸時代辺りの日本で構成されてるそうだから。
「おいしいよ、どうぞ」
イチゴは黒鋼にたい焼きを渡す、多分黒あんが食べ慣れてそうだったので黒あんにした。
「饅頭の餡を魚っぽい形のガワで覆ったのか、悪かねえ」
休憩か、竿を休めたタイミングを見計らって、イチゴは流ノ介にたい焼きを渡した。
「はいどうぞ」
「悪いな、イチゴ君」
「急いでも魚は釣れませんもの」
他に釣りをしようとしている人もいるようだ、海の荒波を現したようなバンダナを巻いたおよそ三十代ほどの男だ。
ちょっと目が合った、申し訳なくなる。
だが、よくよく思い返せば、男の目線は流ノ介の釣り竿の方に焦点が行っているような……?確かに釣り竿にディスクを差し込んで使っている……だから、普通の釣り竿と見栄えが違うのは致し方ないだろう、物珍しいかもしれない。
考えていると、スーツ姿の女性と骸骨模様の変な鎧を着た男がやってきた。先ほどの頭が骸骨のヘルメットを被ったであろう人間と比較してしまう。
「げっ」
見間違える筈は無い……九条凛とザスティンだ、
何故隠れるか?会わす顔が無い……とでも言っておこうか……屋敷ではお邪魔してプリンを食べて帰ったりしていたが、プリンという目的無しにそんな事はできないのだ。
「……………………」
良く伸びた黒髪、ポニーテールに結ぶ事で露わになるうなじ、砂浜に似合わない、ぴっちりとしたスーツ姿。スタイルの良さが引き立ち、イチゴはそうでもないが一般論的に見ればいけない気持ちになるんじゃないかと、そういう気がしてきた。
「話は沙姫様から聞いている、侍とモコナと……?」
凛は黒鋼を見て何か違和感があったのか顔をしかめている。
「?」
「失礼、似た顔を見た事があるので……私は凛、九条凛だ」
「ザスティンです、才培様の所のチーフアシを勤めております」
「池波流ノ介です」
「
「サクラです」
「黒鋼だ」
「ファイだよー」
「モコナ!!」
モコナは凛に近寄って握手をしようとする。
「あの突如失踪したとかいう歌舞伎役者か、シンケンジャーだからだったのか、大変だな………え?君……大道寺家のお嬢様のボディーガードじゃないのか?」
大道寺……玩具会社の大手でそういう名前を聞いた事がある。
「はあん……こっちの俺はそうなんだな」
「どういう事だ」
「なんでもねえ
こっちの話だ
気にすんな」
「はあ」
「ねえねえ」
モコナは凛の二の腕をツンツンした。
「なんだ?」
「黒鋼どんなだった?」
「全く変わらん、あれと同じしかめっ面だ」
凛は黒鋼を指差しながら様子を思い浮かべた。
長い黒髪の令嬢が一人、カメラを片手に
「すばらしいですわ~」
としゃべっている。
にこやかな表情に似つかわしい、和やかでおっとりとした雰囲気を持ったお嬢様だ。ああいう女の子に好かれる人がいれば、その人は幸せ者だとはっきり言えるだろう。
その後ろで手を腰辺りで組んで、スーツとサングラスを身につけている黒鋼が見えた。
「ああ?」
サングラスを外して睨みを効かせる様はそのまんま黒鋼だった。
「あはは、黒くろとおんなじじゃーん」
おんなじおんなじ~
ファイとモコナは爆笑していた。
「うるせえ」
イチゴは気になる事を聞いてみた、ただし……隠れたまま。
「あの……凛さんとザスティンさんは何しにここへ?」
「面と向かって聞けない奴に言える事は無いぞ」
「………………………」
「………………………」
会話が続かないのを見かねてか、イチゴの代わりに
「凛さん、とザスティンさんは何しに来たんですか……?」
「ちょっとした調べ物だ」
「私は意気込む凛様の護衛です」
「すみません、ザスティン殿に付き合わせてしまって」
「沙姫様、そして彼からくれぐれもと言われていますので」
凛とザスティンの関係は奇妙な……というか面白いものだった。
凛とザスティンの妻……天条院沙姫は元々家族ぐるみで仕える者と仕えられる者の関係だ……丈瑠と黒子含む流ノ介達との関係に似ている。
そして凛は、ある時期イチゴの父親であるデビルークの王、リトの妻の一人となった。
曲がりなりにも、王の妻となったのだ。
そしてザスティンは、デビルークの王室の親衛隊隊長であり、婿養子となる形だが沙姫と結婚した。
結婚後も、互いのスタンス……距離感を崩す気は無い。
だから、互いが互いに
『そういう事だったか』
消防車と、黄緑の戦車が現れた。
戦車は、ザスティンと勢い良くぶつかった。
「がはぁ!!」
ザスティンは吹っ飛んでいく。
『トランスフォーム』
インフェルノ達だった。
『無事か?人間』
「は……はい……」
さすが電車にぶつかって死なない人間だ、頑丈と言うべきか、ふざけていると言うべきか………
『久しぶりだな、俺達は仲間の捜索だ』
『アイアンハイドだ、このサイバトロンの奴にせがまれショックウェーブを探しに来たのだ』
『ええい、もう少し意気込みを見せろ!!仲間が心配じゃないのか?元々お前の仲間なんだろうに!?』
『ヴァカめ!!あいつの事だ、自分達の心配や助けが無くとも一人どこかでピーンピンしておるわ』
『そうは言うがなあ……』
「口ゲンカか、仲間の捜索かどっちかにしてくれ……」
『お、おお……』
~5分後~
「お」
竿の揺れが大きくなっていっている、何かが食いついている証拠だ。
「来たか」
黒鋼は、流ノ介を支える準備に入った。
「手伝いましょうか?」
ザスティンの問いに答えたのは黒鋼だった。
「向こうの出方を見て決める」
「分かりました」
「いきまーす!!」
流ノ介はリールを素早く巻く、そして回収。
「釣れたー」
だが、釣れたのは缶詰めの残骸だった。
「…………………」
「仕方ない、もう一度だ」
…………………
「缶」
「缶」
「雑誌」
当然、濡れまくってて、波に打たれて、読めたものではない。
「……………エサが悪いんじゃねえのか?」
「折神を釣るんだ、これが一番良い……筈なのだが……」
木片に刻んだ「旨」のモヂカラ、釣りと言っても実際の魚を釣る訳でなく、折神を釣る訳だからそれが一番良い。
『廃棄物というものか、まったく、己の生み出したゴミすら御しきれんとは………人間とは愚かな奴らだ』
アイアンハイドは
『食料を食べ終わったら、ちゃんと然るべき手段で処分するんだぞ』
『地球の環境のためにもな、何が有効かについては諸説あるがポイ捨てだけはしない事だ』
「はい」
どんぶらこ!!どんぶらこ!!
「あ」
イチゴは小さく声を漏らす、この急な流れ……奴が来る。
「わー、桃太郎だー」
モコナはそれを見て、楽しそうに扇子を広げる。あのノリについて……いけるのかもしれない、モコナだから。
『は?』
アイアンハイドは狼狽えるものの、インフェルノは慣れてそうな対応だった。
『センサーの範囲を変えろ、値は教えてやる、奴はそこにいるぞ』
『なるほど……何!?』
「ほえ───────」
サクラの叫びがこだました。桃太郎だ、いつぞやの桃太郎が海に向かって流れている。
『お前達が次元の旅人か、縁ができたな!!ワーハッハッハッハ!!さらばだ!!』
そのまま桃太郎は流れていった。
隠れたイチゴを、以前のように連れ去って…………
「俺にはさっぱり見えねえな」
「おれもです」
「私にもだ……」
「
「はい」
「そういうお前は見えるのかよ?」
「まあオレって
「なるほどな……話には聞いたが妖…………一部の人間以外には見えない魔物の類か、厄介だな」
「厄介?」
「いざって時に斬れねえだろうが」
「なるほど」
「聞く所によると植物や動物は見えるそうなのでモモ様、ナナ様は友達が感じ取れるらしいですよ?イチゴ様は姿自体が見えるそうなのですが」
「そうなんですね」
イチゴについての話題に入ったのに反応が無い、何故だろうか?と
「…………………」
実は引き続き釣りに集中していた流ノ介が声を上げる。
「おおっ今度の反応は今までと違うぞ」
「何!?」
黒鋼は、黒いシャツの袖をまくり、気合いを入れて準備を行った。
「お前達……」
先ほどのバンダナを巻いた男の言葉に、耳を傾ける暇も無く……
「今、良い所なんだ、後でな」
「うぉぉぉぉぉ!!」
流ノ介が釣り竿を上げた、今度はイスだった。
「そ……そんな……」
流ノ介は、モヂカラが尽きたのか……倒れた。
ガス欠……エネルギー切れとも言う。
『大丈夫か?』
「イチゴさん!!流ノ介さんが…………あれ、いない……」
「!?あいつ……」
「早く休める場所を探しましょう」
いかがでしたか?面白いと思っていただけたら幸いです。ツバサのサクラにほえー言ってもらっても違和感しかないな……(戒め)
最近分割して話を展開させる事が多くなりましたが、皆さんはどう思いますか?
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全部読むの長くて億劫なので分割OK
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一気に読むから分割しなくて良い
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分割されると読みにくい