765プロ
夏本番で事務所内はもはやサウナと化していた。
亜美「涼しくなるシリ→ズ…白いもの…カキ氷…」
真美「…杏仁豆腐」
亜美「シロクマ…」
扇風機をいくら回しても来るのは熱風ばかり、だが暑いのはアイドルだけではなかった。
デス「くそぉ、どうしてこうも日本はこんなに暑いんだよ…」
シュラ「この国の言葉に『心頭滅却すれば火もまた涼し』と言う言葉があるから、それを見習え」
デス「でもよ…お前、すごい汗だぞ」
カノン「ここにいるよりかは、まだポセイドンの海底神殿にいた頃がまだましだった…」
伊織「それでね、カーナビが示していたのは、ふかーい崖の向こうだったの…その時耳元で『落ちれば良かったのに』」
「きゃぁぁぁ!」
「うわぁぁぁ!」
伊織、雪歩、真の三人は怪談話をして少しでも涼しくなろうとしていた。
伊織「にひひっ、どう?少しは涼しくなった?」
真「怖すぎるよ!伊織」
雪歩「どうしよう真ちゃん、わたし今日一人で寝れないよぉ」
亜美と真美はいまだに空しい言葉遊びを続けていた。
亜美「冬のマッタンホルン」
真美「シベリアのブリザード」
亜美「…んっとぉ…白のスケジュール」
春香「ある意味それが、涼しくなるよね…」
亜美「壊れたエアコン!」
真美「オンボロなエアコン!」
亜美「役立たずなエアコン!」
律子「明後日には修理来るから」
真美「遅いよぉ…真美たちドロドロの怪獣ヘドロンになっちゃうよ→」
律子「この位我慢しなさい、昔の人はこの暑さを乗り切っていたんだから」
ちなみに律子の近くにはカミュが居り、その場にいるだけでも多少涼しいので、その恩恵を受けていた。
ロス「みんな、今戻ったぞ」
サガ「アイスを買ってきたから、欲しい奴から並べ」
春香「はぁぁ…生き返る」
響「はぁ、自分の実家がちょっと行けば、すぐ海だったんだけどな…美ら海が恋しくなってきたぞ」
「「っあ!!」」
春香「アイオロスさん、サガさん、海ですよ!海!!」
サガ「はぁ?」
響「慰安旅行だな!」
ロス「何?」
亜美「にいちゃん、いやぁん旅行行きた→い」
真美「いやぁん」
サガ「いきなり無茶を言うな」
小鳥「いいんじゃないですか?福利厚生、健康増進もマネージャーの役目だと思いますよ」
アイドル達が期待の眼差しでアイオロスとサガを見つめてくる…しかし同じ眼差しを向けているのはアイドル達だけではなく、後ろにいる大人たちも同様であった。この時サガは『お前達は甘ったれるんじゃない!!』と言いたい気持ちになった。
サガ「しかしだな…」
ロス「良いじゃないかサガ。それに、スケジュールに差し支えない程度なら、問題ないだろう」
サガ「ならばそうするか」
「「「「「「「やったー!!」」」」」」」
電車内
サガ「仕事が無い者は来いとは言ったが…まさか全員来るとは…」
デス「まぁまぁ、良いじゃねえかサガ、あいつらにだって休暇は必要だぜ」
サガ「お前はもっと働いてから言え…!」
ロス「落ち着けサガ、みんなの英気を養うためにもたまには必要だろう」
律子「まぁ、実際暇なんだから、しょうがないですよ」
ロス「律子、キミもか」
律子「いぇ…その、情けない大人たちだけでは心配なので」
サガ「やはり、そんなに情けないと思われているのか、俺達は…」
律子「あぁ…いえ…その…」
あずさ「そんなことはないと思いますよ、サガさん」
サガ「すまない…あずさ」
ロス「サガ、一度向こうの席で寝て来てはどうだ?」
サガ「そうしよう…後は頼んだぞアイオロス」
そう言ってサガはふらつきながら、別の席へと移って行った。
デス「じゃ、俺も席を移るわ」
あずさ「それにしても、みんなで旅行なんて楽しいですね」
ロス「あぁ、そうだな」
春香「はい、千早ちゃん、クッキー焼いてきたのどーぞ」
千早「楽しそうね春香」
春香「うん!だって海だよ、海!!スパンコールの波間だよ!」
亜美「はるるん、これとかえっこ」
真美「手持ちのチョコ二つをクッキー四つ召喚する」
ムウ「あなたたち、行儀が悪いですよ」
春香「っあ、ムウさんもどうぞ」
ムウ「ありがとう春香、いただきます」
やよいは隣の席にいたおばあさんからみかんをもらっていた。
やよい「ありがとうございます!」
「みんなお友達かい?」
やよい「はいっ!みんなで海に行くんです!」
途中で駅に止まり、響とアイオリアは駅弁を買った途端、電車の電車のベルが鳴り急いで電車に戻った。
響「ふぅ、アイオリアさんがいなかったら、たぶん電車に間に合わなかったぞ」
リア「気にするな響」
アイオリアと響が元いた席に戻ると、そこには看板に手を振っている貴音とシャカがいた。
響「貴音、いい加減眼鏡買ったようが良いぞ…それとシャカさんは目を開けたほうが良いぞ」
ミロ「どうした、カミュ元気が無いぞ」
カミュ「…いや、なんでもない」
ミロ「その顔でなんでもないということは無いだろ、ほら言ってみろ」
カミュ「氷河も連れてきたかっ…」
ミロ「すまんカミュ…その相談には乗れない。そもそもこれは社員旅行だから連れては行けないぞ」
カミュ「だがミロ、最近考えたのだが、氷河を765プロのアイドルにしてしまえば良いんじゃないだろうか」
ミロ「そんなことが出来るわけもないだろ、頼むから落ち着いてくれ」
伊織「…見ると車の窓に無数の手形が張り付いていたの…」
雪歩「うぅ…」
真「ち、ちょっと」
伊織「拭き取ったのにどうしても一つだけ消えない…何故ならそれだけ『内側に付いていたからよ』」
「「きゃぁぁぁぁ!!」」
律子「静かにしなさい」
すると春香は窓の外に気が付き、窓を開け、みんなも同じようにしていた。
「「「「「「海だー!!」」」」」」
海
美希「ミキが一番なの~!」
響「一番は自分だぞ!」
真「そうはさせないよ!」
亜美「目標まで三十メートル」
真美「突撃→」
春香「アハハ、待ってよ~」
春香は走っているそのままの勢いで顔から砂浜にダイブした。
雪歩「春香ちゃん大丈夫?」
ロス「日焼け止めを忘れるなよ!」
伊織「もう、海くらいではしゃぐなんてお子様ね」
律子「みんな荷物を放りっぱなしにして」
バラン「律子、俺が運ぼう」
シャカ「当然ではないか、キミのようなデカブツが役に立つのはこのぐらいではないか」
ムウ「そういうシャカ、貴方は何一つ役に立ってはいないではありませんか?」
シャカ「何を言う…わたしがここに居る事自体が世の役に立っているではないか」
ムウ「そう思っているのは貴方だけです」
千早「みんな、そんなに海が楽しいのかしら」
あずさ「海がっていうより、みんな一緒だから楽しいのよ」
貴音「夏の太陽のまぶしさはいつもより心を開放的にさせてくれます」
千早「…っく」
アイドル達はみんなそれぞれの方法で遊んでいた、美希、やよい、春香の三人は水の浴びせかけっこをしたり、伊織は浮き輪で海に漂っていたところを亜美と真美にちょっかいをかけられ、なし崩し的に鬼ごっこに発展したり、真と響はどちらが先に指定した小島に着けるか競争したりと、みんなが楽しんでいた。
童虎「それにしてもじゃ、これだけ人がいてまったく騒がれないというのも、ちと寂しいもんじゃな」
律子「ですね…よいしょ」
律子は疲れた子が休めるようにパラソルを立てていた。
あずさ「ふふ、でも今だからこそ知れませんね」
亜美「にいちゃん、こっち!」
童虎「おっ!どうしたんじゃ」
童虎は亜美と真美に手を引かれるままに、連れて行かれ、砂に埋められた。
そんななか、サガ達、一部の黄金聖闘士達は海に来ても何をしたらいいのかわからなかった。
サガ「海に来ても、何もすることがないと暇だな」
カノン「あぁ、そうだな…海といえば嫌な事しか出てこない…」
サガ「スニオン岬のことか?それならば貴様が悪い!」
カノン「何を言うかサガ!俺はお前が教皇に選ばれると思って期待して待っていたら、教皇はアイオロスだと言われ、落ち込んでいたお前を励ます為に言った冗談があれだったのだ!それなのにお前は勝手に早とちりをして俺をいきなりスニオン岬に閉じ込めよって!!」
サガ「お前は昔からそういうとこでタイミングが悪いんだ!なぜもう少し前に冗談だと言わなかった!!」
カノン「だから冗談だったと言う時にはもう岬に閉じ込められ、波の音で声が届かなかったんだ!!」
その後もサガとカノンの言い争いはしばらく続いたという。
ムウ「それにしても、皆さん楽しそうですね」
リア「そうだな…ところでミロ、カミュの姿が見えないがどうかしたのか?」
ミロ「カミュの奴なら、向こうに見える小島に行ったぞ、『しばらく一人でいたい』と言ってな…大方氷河がいないから多分遊ぶ気も起きないのだろうが」
ムウ「まぁ、氷河がいても笑顔で遊ぶカミュなんて、想像もしたくはありませんが」
リア「そういうことを言うなムウ」
???「おーい!アイオリア!」
遠くの方でアイオリアを呼ぶ少年がいた、その少年を黄金聖闘士達が見間違えるはずが無かった。
リア「おぉ!星矢か、どうしてこんなところに居るんだ?」
星矢「それはこっちの台詞だぜアイオリア、今日突然沙織さんに『海に行きましょう』って言われて連れて来られたんだ」
ムウ「久しぶりですね、星矢。来ているのは、貴方とアテナだけですか?」
星矢「久しぶりムウ、いや、他のみんなも来ているぜ」
氷河「ミロ、わが師カミュを見なかったか?」
ミロ「…カミュなら、さっき向こうに見える小島に行った…」
氷河「ありがとう、ミロ。では、ちょっと泳いでいってくる」
カミュがいる小島は岸から八百メートルの場所だが氷河にとってはあってないような距離だ。
紫龍「シュラ、お久しぶりです」
シュラ「おぉ、紫龍、久しぶりだな。俺の授けた聖剣は役に立ってくれているか?」
紫龍「あぁ、役には立っているが…最近戦いの場では使っていないな…所で老師は見なかったか?」
シュラ「さっき、亜美と真美に連れて行かれてからは俺も姿を見ていないな」
紫龍「シュラ、アミトマミとは何なんだ?」
シュラ「紫龍、アテナから聞いていないのか、俺達はアイドルのマネージャーの仕事を始めた事を」
紫龍「いや、確かに沙織さんから、貴方達が仕事を始めたことを聞いたが、まさかそんな仕事だとは…で、では、俺は老師を探してくる」
なぜかもう聞いていられなくなった、紫龍は足早にその場を立ち去った。
聖闘士達が会話に花を咲かせている頃、春香は一人で居る千早のところに向かった。
春香「ちーはーやちゃん」
千早「なに?」
春香「せっかくの海だよ!一緒に泳ごっ!」
千早「わたし、泳ぎはあまり…」
春香「みんなと一緒だと楽しいよ!ささっ、上着脱いで!」
千早の後ろに回った春香が千早の上着を脱がせに掛かった。
そんな二人の様子を律子とあずさはほほえましく見守っていた。
あずさ「みんな楽しそうで何よりですね」
律子「えぇ」
貴音は海の家でジャンボラーメン三杯一気食いというものに挑戦していた。そしてすぐにラーメンを食べ終えた。
貴音「なかなかの美味でございました」
その貴音の様子に周りから歓声が上がる。
「大食い女王だ」
「銀髪の大食い女王だ!」
砂浜をぶらぶらと歩いていたシャカは思いがけない人物に出会った。
シャカ「おや、久しぶりだな一輝」
一輝「よりによってシャカお前に会ってしまうとはな…」
その後、一輝はシャカから逃げようとしても何時までも仏陀の掌の上に居るという結果になったので諦めた。だが、最終的に一輝が小宇宙を最大限まで燃やしたので、シャカと異次元の果てに飛ぶこととなった。
伊織とやよいはたまたまナンパの現場に居合わせてしまった。
モブA「ねえ、キミキミ、かわいいね」
伊織「あぁ…もぅ、ナンパよナンパ」
A「キミ何処から来たの?」
美希「キミじゃないよ、ミキだよ」
B「かわいい…君なら芸能人になれるんじゃない」
美希「んー、そうだね、たしかにミキならなれるって思うな」
C「はい、これあげるから俺らと一緒に食べない?」
D「そっちなんかより、こっちはどう?」
美希にナンパをした男達は、美希に自分達が持っている、焼きそばやイカ焼きをあげていた。
美希「んー…じゃあね、向こうの岸に早く泳げた人と食べようかな?」
C「え?」
A「あんな遠く」
美希「じゃいっくよー!よーいどん!」
美希は男達に泳ぎに行かせ自分は男達からもらったものを食べていた。
伊織「とんだ小悪魔ね」
真と響は競争を続け、あと数メートルといった所で突然後ろから来た何者かに先を越され小島に到着された。
真「っえ!誰だよもぅ!」
氷河「お久しぶりです、わが師カミュよ!」
カミュ「おぉ氷河!この私に会いに来てくれたというわけか」
氷河「ええ、そのとおりですカミュ、貴方の教えと心は一日たりとも忘れたことはありません!」
カミュ「すまんな氷河…この情けない師の為に…」
氷河「何を言うのです!貴方は私の最高の師匠です!!」
真は今まで一度も見せたことの無い、カミュの意外な一面を見て呆然としていたが、響が居ないことに気が付いた。
真「あれ?響?」
するとその近くで響が水中から顔を出した。そしてその手に持っていたのは大きな魚だった。
響「とったゲロ~!」
一方その頃、岸のほうでは、アフロディーテが瞬と鉢合わせしていた。
瞬「久しぶりだね、アフロディーテ」
アフロ「ああ、そうだな」
瞬「ところで聞きたいんだけど…どうして女性物の水着を着ているの?」
アフロ「いや…わたしが水着を用意出来なかったから同僚に頼んだらこれを渡された…」
瞬「…そうなんだ!大変なんだね…!」
アフロ「キミは全然大変そうに思っていないだろ」
すると二人のところに、先ほど美希にナンパをしていた男達が来た。
A「ねえ、お姉さんってすごい美人だよね」
B「それにその子は妹さんかわいいね」
瞬「あの、ごめんなさい、僕達男です」
C「いやぁ、またまた、最近そういうのはやっているから、俺達大丈夫だよ」
その後いくら言っても聞かない男達は、アフロディーテと瞬にボコボコにされた。
デスマスクはシュラを何かに誘っていた。
デス「なぁ、シュラ、ちょっとナンパに行こうぜ」
シュラ「断る、そもそもなぜ、俺までもが一緒に行く必要ある!?」
デス「いやあれだよ、俺一人でもナンパの成功率は高けぇが、やっぱり渋いお前もいたほうがさらに成功率も上がんだよ」
シュラ「ついでに、ここにはアテナも来ている」
デス「マジかよ、あの女も来てんのかよ…って、紫龍も来てんのか…おーい!紫龍!!」
デスマスクに見つけられ声をかけられた紫龍は苦虫を噛み潰したような顔で、デスマスクの方に向かっていった。
紫龍「何だデスマスク、俺は今老師を探しているのだ」
デス「まぁ、そういうな紫龍…ところでアテナは何処にいる?」
紫龍「あぁ、沙織お嬢さんならもう帰られたぞ」
デス「はぁ!?何でだよ!」
紫龍「いや、単純にグラード財団の仕事があるからじゃないのか?」
デス「はぁ…ったく…っお、そうだ!紫龍、お前もナンp…」
デスマスクが何かを言おうとしたとたんに、シュラに当身を当てられデスマスクは倒れこんでしまった。
紫龍「シュラ、一体どうしたと言うんだ?」
シュラ「いや、大丈夫だ…それよりもこいつを運ぶから手伝ってくれ」
紫龍「あ、あぁ…?」
そしてシュラと紫龍はデスマスクを穴を掘っている雪歩のところまで持っていった。
雪歩「四つ四葉のクローバー♪」
シュラ「雪歩、ちょっといいか?」
雪歩「はい…なんでしょうか…」
シュラ「すまんが、この馬鹿を入れれるだけの穴を掘ってくれるか?」
雪歩「大丈夫ですけど…」
その後雪歩はものの五分足らずで、デスマスクを入れるだけの穴を掘ってくれた。そしてデスマスクは頭だけを出した状態で埋められた。
春香「わぁ…太陽がおっきいね」
律子「みんな、忘れ物はないわね」
「「「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」」」
童虎「おーい、わしらを忘れ取らんか」
その後、星矢達は帰って行き、宿泊施設まで行くことになった。
765プロのメンバーが泊まるところは、豪華なホテルの隣にある、古い旅館だった。
伊織「ま、こんなことだろうと思ってたけど」
バラン「予算がな…」
あずさ「合宿らしくていいわねぇ」
律子「一応、慰安旅行なんですけど」
亜美「んふふ、まずはお約束…」
真美「女風呂が除けるか!」
「「チェック!!」」
サガ「まて!二人とも」
女将「遠いところへようこそ」
サガ「お世話になります」
女将に案内され、部屋に向かった。
女将「こちらにございます」
響「広いぞ~!」
美希「畳って寝心地いいよね~」
真「全員で寝ても、まだまだ余裕ありそうだよね」
雪歩「はぁ…落ち着くぅ」
伊織「チャンネル少ないわね」
律子「貴重品はここだからね」
あずさ「えっと、ハム蔵ちゃんは貴重品よね」
響「うわぁぁ!!あずささんだめ!?」
亜美と真美は旅館中を探検していた。
亜美「露天風呂!」
真美「混浴!ではない…」
「「っち」」
亜美「兄ちゃん達の部屋」
真美「うわぁ、結構広いね」
カノン「十三人で狭い部屋はいくら何でもきつすぎるからな」
食事は野外でのバーベキューだった。
やよい「っあ!これとってもおいしいです」
真「おかわり、いっぱいあるからね」
貴音はただ黙々と肉を口に運んでいた。その姿を雪歩は見ていたが、雪歩の視線が気になったのか貴音は顔をあげた。
雪歩「あの、おいしいですね」
貴音「えぇ、野外での食事は格別な趣がありますね」
春香「貴音さん何か取りましょうか?」
貴音「では、とうもろこしを」
亜美「にいちゃん、お肉ちょうだい」
真美「真美はソーセージも」
あずさ「野菜も食べなきゃダメよ」
リア「あずささんも先に食べていてください」
あずさ「あら、すみません」
春香「アイオリアさん、わたし代わりましょうか?」
リア「いや、大丈夫だ、男手はいくらでもあるからな…ミロ変わってくれるか?」
ミロ「わかった」
全員の食事が終わった後には花火大会が行われた。
途中、シャカ、カノン、デスマスクの三人が打ち上げ花火を人に向けること意外は問題は無かった。
律子がみんなが遊んでいるところを映像に残しているときに、ケータイが鳴った。
律子「もしもし、小鳥さん?えぇ、おかげさまで…はい、例のプロジェクトが?」
旅館・女風呂
春香「お風呂はすごくいい感じだねぇ」
やよい「気持ちいいです」
伊織「大浴場じゃなくて小浴場に改めたほうがいいわね」
亜美「ドラゴン水流!」
真美「ドラゴンスプラッシュ!」
雪歩「うぅ、染みるよぉ」
真「ちゃんと日焼け止め塗ったのにね」
あずさ「なんだかご機嫌ですね、律子さん」
律子「え?えぇ、まぁ…あれ、コンディショナー忘れた」
あずさ「あら、じゃあこれを」
千早「っく…」
男風呂 第一陣
サガ「それにしてもいい湯だ…だが。お前らがいなければ最高だった」
ムウ「サガ、貴方はいい身分ですよね、十二宮の時だって…」
バラン「言ってやるなムウ」
シャカ「そもそも牛、キミはもう少し後に入ればよかったんじゃないかね?」
童虎「じゃが、そう言ってももう遅いぞシャカ、アルデバランがいなくなれば湯の水量は一気に減ってしまうぞ」
アフロ「…わたしはもう、風呂を出る」
男風呂 第二陣
リア「なあ、風呂の水があまりにも少なすぎやしないか?」
デス「こんなもんじゃねぇか?…おい、こっちに回せ」
ミロ「それにしても、酒を持ち込んで大丈夫なのか?ここ」
カノン「サガにばれなければ大丈夫だろ」
すると突然引き戸が開いた。
カノン「まずい!サガだ!隠せ!!」
シュラ「いや…美希どうしてここにいる?」
美希「あれ?みんなは?」
シュラ「隣だ!だから早く向こうへ行け!」
何とか美希が女湯の方へ行き、何とか一息つける状態になれた。
カミュ「びっくりしたな…まさか、男湯に入ってくるとは…」
ミロ「俺はもう飲む気が失せた…先に上がるぞ」
女風呂・更衣室
春香とやよいは並んでコーヒー牛乳を飲んでいた。
春香「やっぱりこれだよね」
やよい「ですよね~!」
あずさはマッサージ器に座り、亜美と真美は延々と卓球をし千日戦争に陥っていた。
雪歩「っあ!どうしよう浜辺にケータイ忘れてきちゃったかも」
浜辺
伊織「何でわたしまで…」
雪歩「ごめんなさい…」
真「伊織が怖い話ばっかりするからだぞ」
真が雪歩のケータイの番号に連絡をし、案外近くの方にケータイがあると知って、雪歩はすぐに取りに行った。
雪歩「ありがとう、二人とも」
真「んじゃあ、早く戻ろうか…」
雪歩「うん」
伊織「そうそう、そう言えば、夜の海の結末をまだ言ってなかったわね…」
真「待って今は…」
伊織「こんな夜遅くなのに、防波堤の下で泳いでいる女がいる…泳いでるっていうか、ただ浮かんでる感じね、目が合うと女が浜に上がってきた、青白い肌…真っ白な長い髪…その女の顔を見ると…」
すると突然海辺の方から、何かが上がって来た音が聞こえた。それを見た途端、三人はすぐさま旅館へ走って逃げた。
「神よわたしは夜でも美しい」
響「ねぇ、ちょっと貴音、月ばっか見てないで…」
貴音「響、風情が足りませんよ。ほら、この月、都会ではなかなか見られません」
響「ホントだきれい」
旅館
春香「風、気持ちいいね」
千早「そうね」
春香「ねぇ、千早ちゃんはこうやってみんなと旅行したりするのは苦手?」
千早「わからない…歌の仕事がもらえないのは、私の実力の無いせいだと思う。今は遊ぶより、レッスンのほうが大事だと思うから…でも、こうやって波の音を聞くのは嫌いじゃないと思う」
春香「そっか」
すると、伊織達が部屋に飛び込むように帰ってきた。
やよい「どうしたんでしょうか?」
春香「さぁ?」
あずさ「はい、かんぱーい」
「「「「かんぱーい」」」」
ロス「あずさ、何度やるんだ…」
あずさ「何度だっていいじゃないですか、はい律子さんも」
律子「わたしは未成年ですから」
あずさ「あらぁ、いけない、じゃあわたしだけでも」
サガ「それにしても、成り行きとはいえ親睦を深められてよかったのかもしれんな…」
律子「そうですね…でも、わたしこれからガンガン行きますよ見ててください!」
あずさ「りつこさーん!がんばって~!」
ロス「早く寝かせたほうがいいかも知れんな」
旅館内は静まり返り、波の音と、みんなの寝息しか聞こえなくなっていた
雪歩「…おばけ…こわい…」
やよい「…おにぎりのぐは…」
美希「…いちごばばろわ…」
春香「ふふっ、会話してる」
千早「…っくく」
春香「千早ちゃん、起きてる?」
千早「えぇ」
春香「今日楽しかったね、修学旅行みたいで」
真「来年も来れたらいいよね」
春香「ねぇ、来年の私達ってどうなっているのかな?」
真「うーん…やっぱり仕事もだんだん増えてきてて…そんな感じかな」
春香「うんうん、レギュラー番組とか持ててるとうれしいよね」
真「ちゃんとライブやったり、CDもっと出せたり」
春香「ひょっとしたら、トップアイドルとかになれてるかも」
真「おぉ~、それでレースやフリルの入ったステージ衣装着たりして」
伊織「あんた達はお気楽ね、もっと現実を見なさいよ。律子はともかく、あの情けない連中よ、期待どころか会社の存続の心配だわ」
春香「そうかな?一生懸命頑張ってると思うけど」
真「っあ、そういえばこの前、僕のマネージャーなんか、寝癖付いたままで会議出ていたよ」
伊織「だからこそ、私達みんなでフォローしていかないとね」
真「そうだね、きっとそうすればさっき春香が行ってたみたいなことも…」
春香「あるかも…でも、もしそうなったら、みんなそろってこんな旅行とか、出来なくなっちゃうのかな?」
伊織「馬鹿ね、そんなことはなってから考えなさいよ」
春香「そうだね…おやすみなさい」
「「おやすみ」」
そうして静かに夜は更けていく。
765プロ
美希「ただいまなの~!」
「「おぉ~、涼しい!」」
亜美「エアコンが!」
真美「直ってる!」
小鳥「さっき修理が終わったのよ」
やよい「涼しいです~」
伊織「やっとましになったわね」
春香「充電完了!っさがんばるぞ!」
千早「そうね、すぐにでもレッスンを始めたいわ」
春香「っえ?今すぐに」
ミロ「やっぱり涼しい事務所はいいな」
カミュ「壊れているなら、わたしに言えばよかったのに」
デス「さーて、これからはガンガンサボれるぜ」
シュラ「貴様はちゃんと働け」
アフロ「わたしは事務仕事だがな」
真「響、焼けたね」
響「ハム蔵もな!」
雪歩「四条さん全然焼けてないですね」
貴音「何事も鍛錬です」
リア「シャカ、お前焼けすぎではないか」
シャカ「何を言う、このぐらい三日あればすぐ直る」
ロス「では、みんな、今日のスケジュールを確認しておくように」
高木「わたしがいろいろ走り回っている間に随分リフレッシュできたようだね」
サガ「申し訳ございません」
あずさ「社長、みんなからお土産です」
高木「っお!こりゃすまない。っとその前に…律子君!」
律子「はいっ!」
高木「キミが進めていてくれた新ユニット企画『竜宮小町』が正式に決定したよ、おめでとう!」
全員「竜宮小町?」
今回も早く投稿できてよかったです。
今回はいろいろ雑なところがあるかもしれませんorz
感想、ご指摘などがありましたらよろしくお願いします。