皆さまいつもご覧いただきありがとうございます!
高評価もありがとうございます!本当に励みになります!!
お気に入りもありがとうございます!
今日8月15日の日間ランキングにこの作品がなんとありました!
ほぼ80位くらいでしたが
嬉しい気持ちです!!
皆さまのおかげです。ありがとうございます!
ちなみに何度もスクリーンショットをしました。
目覚めるとベットの中に黒歌と白音が居る。
幸せだな。ずっとこうして生活していきたい。
まだ寝ているようで2人ともやっぱり猫なのか綺麗に丸まってた。愛おしいくて可愛い。
ルーティンで2人を抱きしめ温もりを感じた。
そぉぉと2人を起こさないようにベットから抜け出して美味しい朝ご飯を作り始める。
昨日で気落ちしてる筈だから豪華にデザートも。
美味しいご飯が完成したから2人を起こしに寝室へ向かおうとすると、既に椅子に座ってお行儀よく待っている。
クスクス笑ってしまった。2人は笑われても全く気にすることなく朝ご飯を早く早くと促してくる。
本当に二ヶ月で面の皮が厚くなったな。
今日は両親のお墓に行く予定だ。
生前、2人のご両親が好きだったお酒と長持ちするお酒に合う食べ物を御供物として準備しながらゆっくりと出発する。
お墓は家から少し離れた場所にあるようで、歩ける程度に補装された森の中を昔話をしながら進む。
家族の昔話は興味深かった。
普段はお淑やかだが、料理に手を出すとなかなかぶっ飛んだ人になるようで火を使わうことのない料理で黒い物体(ダークマター)を生成できるお母さん。
家事全般出来るがあえて料理しか出来ないフリをして妻を立てる夫の鑑な筈なのに何故かいつも怒られては尻に敷かれているお父さん。
食べることが大好きで、一度つまみ食いをしたが誤って黒い物体を食べてしまい死にかけてた白音。
仙術の失敗で髪をアフロみたいにして帰ってきて母親、父親、白音に大爆笑われて2日部屋から出てこなくてなった黒歌。
そんな日常のありふれた笑い話。
暗い雰囲気に気を使う所が黒歌の美点だな。
癖のあるお母さん。空回りするお父さん。
甘えん坊でやんちゃな妹。頑張り屋さんな姉。
幸せだったんだろうな。僕には訪れることがなかった話は夢のようで心に沁みてしまう。
ある程度進んだところで黒歌が供える花を持ってくるのを忘れたことに気がつく。取りにいこうとするので宝刀は早く両親に会って伝えたいことを言って欲しいとだけ言い来た道を戻る。
この道を3人で帰れば良かった。
そう願わずにはいられない。
──ただ物語の歯車は回り続ける。
家に戻りお供える花を探すと家の中が昨日とはまるで雰囲気が違うことに気付く。
念の為に息を潜めて家の中を散策すると5人の見知らぬ男達が我が物顔で昨日僕らが買った食材を食べながら会話をしていた。
「なぁ、今回はあの猫魈を捕獲して眷属にするみたいだけどこんなに人数居るのか?ガキだぞ?別働隊も率いてるしこんな大掛かりなのはなんでだ?」
「そりゃ猫魈が希少だからに決まってんだろ。あいつらは今までもコソコソ逃げてたんだ。必ず王様も捕まえたいんだろ?」
「確かになぁ。まぁ殺さずにってことだし少しくらい味見してもいいよなぁ?ありゃどっちも可愛いし俺好みだぜぇ」
耳が腐りそうな会話を聞いた瞬間激昂しそうになったが情報もないまま感情を優先して突っ込むことが如何に愚かな事かを思い出し自分を落ち着かせる。
先ほどの会話を纏めると眷属のワードが出たことから奴らは何処かの王の駒であることは理解した。
そして黒歌と白音に危害を加えることも厭わず、二人の身体も目的としている生きる価値なしである害虫であることもわかった。
スゥー。意識を切り替え思考を深める。
僕に人を殺す躊躇いは既にない。あの日、2人の日常を守ると誓ったから。その為なら物の怪になる事も厭わない。
ならば容赦はない。冷酷に無慈悲に殺す!
宝刀は怒りという無駄な私情を挟まず均等に冷徹に相手を殺すための策略を練は始める。
息を潜めながら刀をそっと呼び出し、獲物の中で一番手強そうな存在を見極める為に気配を掴む。
把握した感じ5人の中では最後に黒歌と白音を味見するとほざいたドブ屑だった。
暫く潜んでいる筈なのに周囲に気を配る事もなく、宝刀にすら全く気付く様子がないので逆に罠かと疑うってしまうが、まだ腐りきった会話を続けゲラゲラ笑っているのでそれはないと判断。
ドブ屑が飲み物を取り出し喉を潤し始めた。
──この瞬間!!
無防備を晒した隙に闘気を纏い瞬歩もどきでドブ屑の背後へと周る。
宝刀の存在にまだ気付かないようだが躊躇いなく一太刀でドブ屑の首を斬り落とす。
バシャ!飲み物が溢れる音と首が落ちる音が喧騒しているリビングに響きわたった。
残りの4人の悪魔達は知らぬうちに自分の隊の隊長を殺されたことで慌てる。
わざわざ冷静になるまで待つ道理などなく混乱状況を利用して続け様に2人の首を斬り落とす。
白黒世界で自分の身体で学んだことの一つ。
首を斬られない限り結構人とは生き残れるのだと。
──故に一撃必死。
残り2人にもなると状況が出来たのか喚き散らす。
「なんだ!なんだお前は!!
俺たちが何したんだよ。
俺たちが何者かわかってんのか?俺様はっ」
宝刀に聞く耳すら存在せず、喚く悪魔の右腕、左腕、右足、左足と順に斬り落とす。
最後に首を刎ねた。この間僅か4秒の決着。
最後にあえて五人の中で一番ひ弱そうな悪魔を残していた宝刀は淡々と問いか始める。
「あの人のように四肢を斬られ頭を感じながら死にたくないのであれば嘘なく答えて下さい。
何故ここに猫魈が居るとわかったんですか?
そして別働隊の人数、弱点はなんですか?
そしてどこに潜伏してますか?」
あえて笑顔で問いかけることにより自分がいかに化け物であると錯覚させる。
心が折れるように圧を強めながら。
追加でより自分の状況を理解させるために四肢を斬った悪魔の体を拾いひ弱な悪魔へ投げつける。
「あと5秒で答えないとそうなりますよ?」
2人の救出があるのでどんどん追い込む。
「そ、それはここに、だ、誰かが入ったら知らせる魔法を し、仕込んでるからです」
ガチガチ歯を鳴らしながら続ける。
「別働隊のに、人数は10人で じ、弱点ではないですが お、王様み、自ら 指揮をしてます。場所はあ、あの猫魈の両親のは、墓です。」
顔をぐしゃぐしゃにしながら答えた。
「そうですか。分かりました
では素直に答えてくれたので生かします。
でも、逃げ出さないように、、。
う〜ん。そうですね。
何本か骨を折っておきますか!」
ひ弱悪魔に伝えると宝刀は躊躇いなく身体のありとあらゆる骨を次々へし折る。男は痛みで失神した。
「このくらいで失神するんですか。
悪魔は案外貧弱ですね」
そう言い残し森へ全速力で駆ける。
宝刀が死神のように暴れ回っていたちょうどその頃、黒歌たちは両親の墓へ着いた。
お母さんとお父さんには色々と話したいことがある。新しい家族ができたことや、その子がめちゃくちゃ可愛いこと等、長年積もりに積もった話が遂に叶うことが楽しみで墓に近づいた。
ん?何かに囲まれてる?
黒歌は久々の墓参りが出来る事に少し感傷的に浸りすぎてたようで敵が近くにいることを気づかなかった。
クソッと悪態をつきながらどうすべきか考える。
気配を察知すると敵の数は九人。
急いで気を纏い、不意を防ぎながらカウンターとして相手の気流を乱せるように密かに準備をする。
白音を見ると私と同じようにいつでも攻撃またはカウンターを喰らわせることが出来るように武術家のように独特な構えで待ち受けている。
「早く出てくるにゃ!居るはわかってる」
茂みから9人の男たちが出てくる。
「やっと来たましたか猫魈の黒歌さん白音さん。
内容はおわかりだと思いますが我が王の眷属になるチャンスを届けに来ました。」
燕尾服の男が偉そうに喋り始まる。
さも受け取るのことが当然と言わんばかりの表情。
黒歌は悪魔の傲慢さに辟易しながら断る。
「そんなのお断りにゃん!さっさと帰れ!」
「なにがそんなに嫌なのですか?
上級貴族に仕える方ができますのに」
心底不思議そうな顔をしたが特に残念がることのない燕尾服の男に警戒していると「仕方ありません、捕えなさい」と部下に命令した。
8人の悪魔たちが一斉に襲い掛かる。
黒歌は準備していた仙術を使い、迫る敵へと気流を乱しながら闘気を纏った足で相手の顎を蹴り意識を刈り取る。
一方の白音も素早い行動で相手を翻弄し、溝うちを的確に狙っては相手の意識を刈り取っていく。
ものの数分で8人の悪魔が戦闘不能となった。
「さすがです。」と悪魔はパチパチ手を叩く。
「お前に言われても嬉しくないにゃ」
「お前とは些か品がない。あぁすみません。
私としたことが申してませんでしたね。
72柱が1人 クロス・プラソン様。
ナイト マリエルと申します。」
「そんなの知らない。よろしくしないから帰って」
白音が冷たく言い放つ。
「これはこれは獣畜生の分際でなんとも。
あぁ!クロス様に会う前に調教しないとですね」
白音に向かって剣を振りかぶる。
黒歌はさすが眷属といった所と感じた。
さっきまでの敵と比べるとレベルがちがう。
だが此方も猫魈としての矜持がある。白音に向かう剣を闘気で纏った腕で剣を防ぐ。
「さすが猫魈ですね。だが甘い」
マリエルの蹴りがお腹に入る。鋭い一撃で耐えることが出来ず後方へ飛ばされて後ろにあった木に身体を打ち付ける。
思わず「グッ」口から漏れる。
「これで少しは理解出来ましたか?私との実力を」
近づいてくるマリエルに白音が立ち塞がる。
「ダメ!白音。あなたはだけは逃げて!
お願いよ!宝刀と逃げなさい!!」
白音は引くことなく立ち続ける。
「あなたから調教しましょうか。
まずはその右腕から取りましょうか
大丈夫ですよ。怖がらなくても。
フェニックスの涙で復活出来ます。
安心して斬り落とされなさい。」
マリエルが剣を上段に構え振りかぶる。
白音は咄嗟に目を瞑った。
だがいくら待っても斬られる痛みが来ない。
ゆっくりと目を開けると私の主人公がいた。
「僕の家族になにしてるんですか?」
剣を刀で防ぎながらマリエルを睨む。
突然現れた宝刀に驚くマリエルに隙が生まれる。
「隙がありますよ。白音の右腕を斬るですか。
白音の代わりにあなたの右腕貰っておきます。」
その瞬間に宝刀はマリエルの腕を斬り飛ばす。
「うがぁ」
痛がるマリエルに対して宝刀は冷たく
「また隙生まれてますよ」
何事もないように自然な太刀筋で首を刎ねた。
マリエルは糸を切られたマリオネットのように身体を倒す。
白音は呆然としてしまう。
多分誰も宝刀の姿を見たら顔を顰めるだろう。
行動がただの殺戮者や辻斬りみたいなものらだから。
でもその姿に見惚れてしまった。ただ安心した。
「よかった。生きてた。」と笑う顔。
私にはヒーロー、英雄にしか見えなかった。
あっ!これが私の主人公なんだって。
茂みからまた1人出てくる。
まだ終わらしてくれないのかと宝刀は神を呪った。
「おいおい。俺のナイトを殺すか
お前凄いなまだガキのくせに技術が凄え。
しかもえらい別嬪だな。俺の女に、、
と思ったがお前男か。
それでもお前面白いな。おい!
俺の眷属になれよ!ナイトも空いたしな。」
粗暴な男が偉そうに喋ってくる。
だがその傲慢さを許される強さ持っている。
「あなたはだれですか?」
宝刀は観察しながら質問をする。
「ああ、俺は上級悪魔クロス・プラソンだ。
お前は特別に王様って呼んでいいぜ!」
これが上級悪魔か。確かにやっぱり強いな。
不意をつくことや首を刎ねる隙がない。
「なに、言ってるんですか?
頭おかしいですよ。ぜひとも病院へ」
相手を知る為にわざと不快な言葉を吐く。
「おい、たかが人間の下等種が粋がるなよ。
生きたまま皮を剥いで殺すぞ。」
その一言で圧を感じる。
宝刀は顔を顰めてしまう、これはヤバいな。
どうしようかと考えているとクロスがまた喋る。
「まぁいい、俺は寛大だ!
ゲームをしようぜ
俺の残りの眷属7人のゲームだ」
「ゲームですか?」
「あぁお前は猫魈2匹が大事みたいだしな。
猫魈は逃げるチャンスをやる。
追いかけっこだ。やっことあるだろ?
これから兵士2人が猫魈を追いかける。
残り5人がお前を瀕死になるまで痛ぶる。
ガキおまえはひたすら戦え。
で、負けたら眷属にする。どうだ?寛大だろ?」
あぁ。やっぱりヤバいな。こうなると思ったんだ。
クロスはなんでも許されると思ってるタイプだ。
そして今までその我儘を叶えきたヤツだ。
「何故2人をそこまでして狙うんです?」
純粋に気になったことを聞く。
拷問で話させたことを聞く限り些か執拗すぎる。
「あ?そんなの決まってるだろ
猫魈は一種のステータスになるからな
見せびらかすには丁度いいんだよ。
まぁ2匹は見た目もいいしな。
俺の物だから性処理に使ってやるよ
お前は特別におこぼれくれてやる」
あ〜これダメだ。コイツは殺さなくちゃ。
黒歌と白音の日常にコイツは居てはならない。
これ以上2人の記憶に蔓延る必要はない。
どんどん思考が冷酷に、過激に狂ってしまう。
一方的な残虐すら厭わないよ。
でも2人を守りながら7人は無理だな。
「黒歌、白音逃げて。
絶対に振り向いちゃダメだよ」
取り敢えず2人が生きてくれる可能性がある。
森へ逃す選択肢を取る。黒歌なら認識阻害を使ったら見つかることはないだろう。
「宝刀はどうするにゃ!!
一緒に逃げるにゃ」
「それは無理だよ。
7人からただ逃げることは難しい
でも2人くらいなら逃げ切れるよ
そうだな暮らした場所で合流しよう」
あ〜昨日のことなのにあの廃屋が懐かしい。
「宝刀 絶対だよ
死んだら嫌だよ 絶対生きて
いくらでも猫耳触っていいから
絶対に生きて」
もう死ねないよそんなこと言われたら。
2人は最後まで躊躇ったが森へ駆けて行った。
「別れは済んだか?
まぁ眷属として会えるから問題ないけどな」
クロスの傍から大きな魔法陣が表れ、そこから7人の悪魔が召喚されようとしている。
宝刀はこの瞬間が1番の隙と見極めた。
眷属達もまさか召喚中に攻撃してくるとは思ってないだろう。だが不意打ちしてでも勝てばいい。まだ僕には真正面から打ち壊すことは出来ない。
なら知っている全ての技術を使え!
相手を騙せ!常識に囚われず裏をかけ!
眷属が現れた瞬間に少し力を緩めた瞬歩まがいで1番離れた場所に召喚された悪魔の首を狙い刎ねる。
ザンッ!
よし!作戦成功。これで相手を動揺させれる。
ポイントは今の瞬歩まがいの速度が最高速度であると相手に誤認させ騙すこと。
瞬歩まがいは僕にとってのジョーカー。
ジョーカーは強力だがタイミングを間違うと結末はバッドエンド。上手く使わなくては。
「アルっ!!」
首を刎ねた奴の兄弟だろう男が死体に近づいく。
その不用心さを狙うがさすが上級悪魔の眷属だけあって厳戒態勢には流石の僕でも近づけさせてくれなかった。
「お前なにしてんだ!!」
アルと呼ばる者の兄らしき男が死体を抱えながらこちらを呪い殺すかのように睨んでいる。
「いやいや、そちらだって人を殺すでしょ。
現にこれから僕殺されるみたいですし。
なのになんで其方は怒るんですか?
僕を殺すのに殺されのはダメなんですか?
それは通りじゃない。悪魔が驕るなよ。」
ただただ煽る。僕も出来るならしたくはない。
だけどそうでもしないと守れない。
なら僕は躊躇いなく無様に煽るよ!!
兄(仮)が顔を真っ赤にしてる。
これで正常な思考は出来なくなったな。
作戦は成功とみた。よし!!
「おい!レル落ち着け。
化け物じみたガキの思う壺だ。」
と思ったがクソっ、ここでクロスが動くか。
他の眷属だったらそいつ含めて煽り散らかす特別策など考えていたけど、下手にクロスを突いて戦いに加わったら勝率は皆無になる。
ふぅ〜。一度離れて呼吸を落ち着かせる。
「おいガキ。お前やりやがったな。
なんで兵士のアルを殺したんだよ。
もう1人の兵士レルが今猫魈に会ったら殺すぞ?
多分殺すなって言っても逆らうだろうな。
あ〜仕方ねえ。ナイトのキャロットお前が行け」
キャロットと呼ばれた女は駆けて森へ消えた。
現状が最適だと自分を騙して次の行動へ宝刀は思考する。正解が見えない未来へ手を伸ばしながら。
次回は8月17日の投稿予定にしています。
少し盛り上がるように色々調整させてください。
毎日ご覧いただいている方申し訳ないです。
今話もご覧いただきありがとうございます。
面白いと思っていただけた方。これからに期待と思っていただけた方。
よろしかったら高評価いただけたら嬉しいです。どうぞよしなに。
作者のやる気スイッチが起動します。