ファッ!?俺竿役やんけ!?   作:黒姫凛

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連続投稿やんけ!?




まだ原作キャラ出てないってマ?


ファッ!?ヤバいやんけ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一先ず絶望感に満ち溢れた俺は健康体まで回復して無事退院。ショックだった心も何時しか受け入れたのか軽くなっていた。まあこのあと起こるであろうNTR路線には絶望仕切ったままなのだが。

 

あれだよね。これ、強く生きろってヤツだよね。なんの説明も無しに頑張れって訳の分からない他人に遠目から言われてるアレだよね。

言われなくとも頑張るわボケェ。ぜってぇ抗ってやる。何がNTRだこちとら和姦主義じゃて。

 

 

まあそんなこんなで俺は今車に乗って自宅に帰る途中なのだが、ふと疑問に思ったことがある。

 

この世界ってどういう()()なのだろうかと。

 

生憎俺は憑依前はエニメは兎も角、エロゲギャルゲをやった事は1度もない。ネットスラングとかでそういう展開があるのだなって憶測とか上辺だけの浅い知識しか持っていない。

なので、この世界がどういうものなのか全然分からないのだ。ちょこっとネットで情勢など調べてみたが、神樹様がどうたら、た、たい……?たいしゃって読むの?なんかそういう組織があるだとか。舞台が日本なのはいいが、世界が滅んでて四国の周りに結界がしてあってその中にしか生き残りがいない現状を知った時のなんじゃこれ感は凄かった。

 

え、何?俺こんな状況でNTRすんの?馬鹿なの死ぬの?

死のウイルスが結界の外に蔓延っていて、それに抗う方法はないって結論付けされてるから、ずっと平穏な生活を送っている様だけれども。いやいや流石にヤバいでしょ。

もしNTRして復讐じゃぁ!!なんてされたら逃げる場所ねぇじゃん。背水の陣じゃん。いやNTRもので寝盗られ主人公が復讐したって話聞いたことないんだが。

 

なんか、無性に今の俺の立場が危ういぞ。寝取る気もないし原作に正直関わりたくない。原作知らんけど。

というか原作知らなかったら登場キャラ出てきても分かんないじゃん。突然背後からブスッ!!ってやられるかもしれないしどないしやええっちゅうねん。

 

も、もしかしたら、今俺の両サイドに座ってる和服さん達も俺の命を……?

 

 

「……どうかなさいました?坊っちゃま」

 

「……あ、いえ。なんでもないっす……」

 

 

目が合ってしまった事で何かあったのかと気にさせてしまったらしい。たしか、ええっと……瑞稀さんだったかな。今黒塗りの高級車を運転しているのが美嘉さんで、瑞稀さんの反対に座っているのが遥さん。全員美人で正直直視出来ない。

 

こんな体に憑依したんだから目の前の美女と会話出来るぐらいのポテンシャル付属しとけよこら。完全に憑依前の人見知り発動してんじゃねぇか。

 

俺の返答に何か引っかかるのか、膝の上に置いている俺の右手を両手で握りこんできた。

え、いきなりなんですか?

 

 

「……本来であれば、()()()()は貴方にあります。しかし、今回の入院騒動で坊っちゃまの相続権が剥奪されてしまった。……お気持ちお察し致しますが、どうか……どうか私共を置いていくような真似、今後金輪際お止め下さい。私達には、坊っちゃましか残されていないのです……」

 

 

目尻に涙を浮かべる瑞稀さん。その表情、凄いグッとくる。

というか待って。一体何の話をしているんでしょうか?思わず首を傾げそうになった。

 

家督相続?お坊ちゃまなのは分かってたけど、家督相続の権利は俺が握ってたのか。でも剥奪?俺が入院したから?金持ちの家って何が起こるか分かんないもんだな。

 

 

「……坊っちゃま、御心苦しいのは承知しております。ですが、これから私共もこれからも側に仕えさせて頂きます。ですからどうか、今以上に……私共を信用して頂けませんでしょうか?」

 

 

へ?信用?俺ってそんなに信用してなかったの?こんな美人さん達を?分からんな。やっぱり憑依しても記憶が無いから引き出しようがないぞ。こういう憑依系って()()()()()()ものじゃないのか?

 

まぁ、ふむ。取り敢えず瑞稀さんも遥さんも。なんなら美嘉さんも俺の方をミラー越しに心配そうに見ているし、何か言わなければな。

 

 

「……あー、別に3人を信用してないわけじゃない。俺も今回の件で身に染みた。これからは仲良くしていこう」

 

 

口調がわからん。取り敢えずなんか偉そうに、しかし優しく言葉を選んだつもりなんだが。

 

ちらりと反応を見てみる。

え、3人ともそんな大粒の涙流さなくても。というか遥さん俺の腕を抱き締めないで!!豊満なお胸が刺激強スギィ!!

 

 

「仲良くだなんて……。坊っちゃまになんて恐れ多い。……ですが、坊っちゃまがそう望まれるのであれば、私共も譲歩致します」

 

「お辛いことございましたら何時でもお申し付け下さい。()()()の代わりにはなれませんが、坊っちゃまの心に巣食う寂しさの念。私が何時でも和らげてご覧に見せましょう」

 

「あ、はい。ありがとうございます」

 

 

くぅー、その胸はやばいっちゃ!理性の壁が崩れるって!!

なんですか?手を出してもいいって捉えてもいいんですか?こちとら超弩級戦艦持ちだぞ!!寝取り野郎だぞ!!(多分)テクも凄いんだぞ!!

おおおおおお大人しく犯されたくなかったらはな、はな離れろぉ!!

 

 

なんて、童貞ムーブかましつつ。ごめんなさいノリでやりました。

いやだってこの身体全然反応しないんだけど。いや反応してるんだけど、勃起のオンオフは自分でできるみたいなんだけど。なんだよそれ便利チートがよォ。お手軽スイッチひとつで簡単操作じゃねぇんだよ。電化製品かよ俺の逸物は。

 

まあ何にせよ、3人が俺の言葉に満足してくれたのは有難い。なんか勘繰って聞くのもあれだし一先ずはこの後の流れに任せよう。

というか、遥さんなんでこんなに擦り寄ってくるの?犬じゃん。超可愛いじゃん。

 

遥さんの容姿は恐らく長いであろう黒い髪をポニーテールのように束ね、右目の下あたりに涙ボクロをつけたThe美女。アホ毛がぴょこぴょこ揺れてるのマジ可愛い。でも座高は俺の方が高いから、というか、身長も俺の方が高い分、年下の子がじゃれついてくるような絵面になっているのではないか。

瑞稀さんは多分3人の中で1番身長が高い。この憑依した体の身長は180cmにも少しで届きそうな数値らしいのだが、瑞稀さんはなんと170cmオーバー。いや高い。高身長美女って中々萌えるシチュエーション。ギャップが凄かったら俺は瑞稀さん推しになるね間違いない。こちらも黒髪なのだが、少し癖気が目立つ。特にカールに巻かれた揉み上げの渦巻きは凄まじい。思わず手でいじってしまいたくなるほど。

 

最後に美嘉さん。美嘉も黒髪なのだが、3人よりもなんだが深い黒色をしている。まるで全てを飲み込むような真っ黒けっけ。それが光に反射して煌びやかに輝いているのがとてつもなく美しく感じる。肩あたりに切り揃えられた髪は、いかにも仕事出来ますって感じのキャリアウーマン。しかし和服が3人の中で一番似あっている。

 

 

そしてチャラ男の俺。この圧倒的場違い感。

俺はあれかな。この3人をもしかして旦那さんから寝とったんじゃ無いだろうか?いや全然分からんのだが、可能性的には有り得る話。家族と離縁したという訳ではなさそうだが、住み込みで働いていると言うニュアンスがある。それも俺が寝とったからそうさせているのかもしれない。

もしかしたら旦那さんの、家族の元に帰りたいと思っているかもしれない。

 

ここは一先ず話題を切り出してみよう。

 

 

 

「……なぁ、3人とも。これからの話をしないか?」

 

「あ、大変申し訳ございません。1番重要なお話をしておりませんでした」

 

 

 

実家に帰りたいです、とか言うのだろうか。これだけ信頼を寄せてくれてる3人を俺の元から離すのはちょっと心苦しいな。憑依してからちょっとの間とはいえいつもそばに居た3人。居なくなると考えると寂しくなる。

 

 

「いやいいよ。俺も聞かなかったから。それで、これからどうする?」

 

 

 

「はい。……口にするのもはばかれますが、坊っちゃまは本家と離縁され、もう二度と敷居を跨ぐことを禁止されました。しかし、新しい戸籍の用意がありますので、我ら3人とともにこれから新天地で生活していくことになります」

 

「そうかそうか……、寂しく………え?」

 

 

え?なんて?

 

 

「誠に勝手ではございますが、私の自宅の傍に家を御用意させて頂きました。私用で誠に申し訳ないのですが、坊っちゃまが入院される数週間前から私の()も病棟生活を送っておりまして、坊っちゃまとの生活をしつつ娘の容態を安心出来る場所で確認出来るという両立した条件下を考慮した結果、私の自宅の傍に家を用意するという決断をしてしまいました。勝手な事だとは承知しております。ですが、娘は()()があって()()()()に陥り、歩行が不可能になってしまいました。娘を一人残すのは母親としてはばかられるもの。坊っちゃまには一つ、私の我儘を許して頂くことは出来ませんでしょうか」

 

 

あ、住居決まってるのね。というか、やっぱり美嘉さん人妻だったのか。なんか瑞稀さんと遥さんよりも色香があるとは思ったが、まさかほんとに子持ちだったとは。

雄の本能って何気に感がいいな。

 

というか、なんか今の話すごい嫌な予感がしてきたぞ。

両足不全?なんかえらいことになってるが、これあれか?原作に直進してんのか?そんな不幸な少女を主人公が助けて恋仲〜みたいな。

 

え?ヤバい?断わらなきゃヤバい?N的なT的なR的な事始まる?始まらない?

いや業が深いな。そんな少女に取り入って寝とったとかヤバすぎやろこの竿役ポジ。すげ〜やべぇ。この原作寝盗られ作品界隈じゃ結構有名なものなんじゃない?全然知らんけど。

 

でもなぁ、断るにしても美嘉さんが可哀想だよな。怪我を負った娘を一人にしておくなんて出来ないだろうし。

というか、もし仮に住み込みで俺の家に働きに来てたなら、()()()()()()()()()()()なんじゃないのか?うわぁー、こんなん断れないじゃん。原作の流れとか考えてる暇ないじゃん。

というか、俺と同居するのは確定事項なのかな話的に。

 

うん、原作は一先ず自分で何とかしよう。取り敢えずここは美嘉さんが安心出来るように配慮しなければ。雇ってる身……俺が雇ってるの?俺金ないんだが。

え、問題山積み?まじピエんヤバスぎぃ!!

 

 

「そんなに謝るな。俺の事を考え、怪我を負った娘の心配は母親として当然。俺が相談に乗れる状況じゃなかったし、美嘉さんの提案は正しいと思う。ありがとう、美嘉さんは本当に優しい人だ」

 

 

取り敢えず褒めとこう。まあぶっちゃけそれが無難だよね。俺を一緒に住ませるとかあんまり娘さん的には悪影響だし。これから淫らな生活が行われるんだと思うと、美嘉さんの考えはとてつもなく正解に近いだろう。

でもその家建てたお金はどうしたんだ?本家が出してくれた?せめてもの餞別?なんか上から目線でやだな。

 

?美嘉さんの顔が凄い赤いが何かあったのか?なんかボソボソ言ってるけど聞こえないし。

ちらりと横の2人が目に入ったが、瑞稀さんも顔が赤い。遥さんは俺の腕に顔を疼くめているので分からないが、耳が赤くなっている。熱か?お熱なのか?

 

 

「……か、寛大な心、感謝致します。それで、その。御無礼かと思いますが、私は自宅で生活をさせていただけませんか?勿論坊っちゃまの私生活のサポートを疎かにするつもりは毛頭御座いません」

 

「いやそれは全然構わないよ。というか、本家?から出た俺に3人が付いてくる必要なんてないと思うんだが」

 

 

ぶっちゃけ俺に金は無いから3人を雇う金なんてない。まあ最低限生活出来るようにしてもらったのだから、恩を返しつつバイトなりなんなりして生活費を作ってくしかないのだが。

身体が満足出来ないなんて言われたらどうしようもないんだが。俺に責任があるからそこは心身に向き合っていきたい。

 

ふとグイッと腕が引っ張られた。俺の腕を胸に抱いてる遥さんだ。何故か泣きそうな顔をしている彼女は、不安げな瞳で俺を見てくる。

 

 

「そんな事仰らないで下さい!!坊っちゃまは私達の恩人。一生返しきれない恩を頂いたのに、それを返しきれぬまま離れるなんて事出来るはずがありません!!」

 

「遥の言う通りです。それに私は、また坊っちゃまが遠くに行ってしまわれるんじゃないかと思うと、胸が締め付けられる思い。せめて坊っちゃまが心から安心してくださるまで、私達を傍において下さいませんか?」

 

「坊っちゃまは私にとって家族とも同義。たとえなんと言われようと、私は坊っちゃまの傍にお仕えさせて頂きます」

 

 

中身違うから恩を返すとか言われても分からんのだか。ほんとに何したんだ俺。せめて記憶が解ればばばば……。

てか近い近い!!マジ近いあなんかいい香りが……。

 

 

「わ、分かったっ。分かったから!!……俺なんかの傍に居てくれるって言ってくれるのなら、俺からはもう何も言わない」

 

 

なんか重たいな。まあそういう原作なんだろ。出演キャラは皆所々重いとかあるんじゃないのか。

離れたくないってしっかり言われるのは予想外だったので、俺は少し呆気に取られてしまった。

 

 

「……けどまあ、なんだ。これからもよろしく」

 

 

改めて言うとなんか恥ずかしいな。

俺にはこの3人との記憶はあまり無い。けど、この体の持ち主にはしっかりと刻まれているはずだ。記憶がなくとも、それは何となくわかる。こう、胸の中にモヤモヤした気持ちがあるのは、多分俺の気持ちじゃないんじゃないかな。憑依していても、俺の意識の表面下には持ち主の意識がある様に思える。

確信は出来ないけど、多分そうなんじゃないかな。というか、憑依ってそうもんなんじゃ。

 

 

「……ありがとうございます。こちらこそ、()()()

 

「あ、はい」

 

 

なんかどっと疲れた。癒されたい。猫でも買おうかな。一先ず遥さんで戯れておこうかな。

 

 

「……それで坊っちゃま。新居に移動する前に、買い出しに向かってもよろしいでしょうか?」

 

 

美嘉さんがそう言ってきた。

まあ新居には何も無いだろうし、急いでる訳でもないからいいかな。

 

 

「いいよ、どこに向かう?」

 

「新居に近い()()()のスーパーです。私もよく利用しているスーパーです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや()()()って何処やねん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして俺はついにエンカウントする事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なに?もしかしてナンパってやつ?」

 

「お、お姉ちゃん………」

 

 

 

 

 

 

「ファッ!?」(これ絶対()()()()()やんけ!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

物語は加速する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






ついにあの二人が登場。
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