やっぱ車は便利だと痛感。レンタカー借りといてよかった。
今日貰ったのは勇者部6人揃った缶バッジでした。
明日もまだ香川に滞在してますが、丸亀と宇多津当たりを回るのでスタンプラリーは1回だけです。
また今度、対戦よろしくお願いします。
速報、気付いたら幼女泣かせていた件。
いや言い訳させて欲しいのだが、俺は彼女に何もしていない。2ポンドかけてもいいよ。え、日本通貨しか無理?ならば1万円ベットする。
俺の袖を引っ張ってくる当たり、まるで俺を逃がさないと言わんばかりの抵抗力。俺でなきゃ見逃しちゃうね。うわぁ、周りの目が段々怪しくなってきたぞぉ。
「ちょ、ちょっと待ってねお嬢ちゃん。俺ってばなんかしちゃった?」
「ふぇ……、えっ……と、その……、うぅぅぅ………」
「待って待って泣かないでっ。このままだと俺立場危うくなるからっ。ゆっくりっ、ゆっくり落ち着いて平穏に!!」
ふぇーですって奥様。リアルで口にする子初めて見ました。なんて言ってる場合じゃねぇ。ヤバいヤバいマジよりのヤバい。こんなんポリスメン案件やん。原因分からんけどとりあえず俺なんかしらの幼女誘拐未遂事件として処理される案件だわ。
そもそも少し離れてた子がなんで俺のそばまで来てるん?俺になんか話しかけるなよよく話しかけてきてくれたなありがとう。けど普通はもう少し優しそうな叔母様方に話しかけるだろ。なんで俺みたいな見た目の奴に一目散に来るんだよ。その髪の色と似てるから親近感でも湧いたのか?そうだったら意外と心に余裕あるね君。
てか取り敢えず落ち着かせなきゃ。この歳の子の愚図りを慰めるのってよく分かってないのだけど。元の体の時、だいぶ昔にやった妹の相手と同じような事すればいいのか?うっわでもなんも持ってねぇからなんも出来ねぇ。
あ、飴ちゃんあるわ。
「と、取り敢えずこの飴ちゃん舐める?病院で貰ったやつなんだけど」
飴ちゃん貰ってきてよかった。病院のフロントに何故かあった飴ちゃんを鷲掴みしたのが功を奏した。俺は鷲掴みにおいては地元じゃ有名な人間だった。『
「ほーら、これ舐めて………って、饂飩味?」
手に取った飴ちゃんに書かれた味の表記。白い人型の頭の中がうどんの塊のような脳になっているゆるキャラ?キャラ?が右手を掲げて饂飩味と指している。
いや饂飩味って何?あ、ここ四国?もしかして香川?いや饂飩で判断したわけじゃないよ香川の饂飩美味しいし。でも流石にこんなとち狂……ゲフンゲフンッ、少々度が過ぎたモノを開発しているのはなんだか誠に、誠に遺憾だがかなりしっくり来てしまうので。ええ、本当ですとも。決して香川県は饂飩脳とは言ってませんよええ。
というか甘いのかこれ。饂飩が甘いとか嫌だな。でも素うどんみたいな飴ちゃんを舐めるのも考えられないし。なんで病院はこれしか置いてないんだよ。恨むぞマジ。こんなのこんなちっちゃい子が食べれるわけないじゃん。
「……ごめんな。甘い飴ちゃんじゃないみたいだから。食べれないだろ」
「……あ、饂飩味。私……すき……」
そう言ってヒョイっと手に取って封を開ける幼女。そのままパクリと1粒口の中に頬張った。
えぇ(困惑)?これ食べるの?やっぱり饂飩脳なのか……?
「よ、よく食べれるなこれ」
味が想像つかんよ。やっぱり幼女が好むから甘いのか?
「お、お兄さんも香川出身の人なら普通に食べるんじゃ無いんですか……?」
いや食べませんけど。というか香川県民では無いです。
何その常識でしょみたいな流れ。俺幼女に下に見られてる?
こりゃ食べて見なくては。やはり冒険は大事だ。百聞は一見にしかずとは言うが、経験はやはり見る聞くよりも役に立つ。
というわけで実食。
「………おおぅ」
……な、なんというか、独特な味だね。この飴ちゃんは二重構造になってる様だ。外はうどん生地の味が。そして中心には顎だしの飴ちゃんが入っている。つまり口の中で冷かけうどんを味わえるという事だ。……いや飴ちゃんでする必要ないやん
「ね?美味しいでしょ?」
「……ま、まぁね」
俺の返答に満足したのか、さっきまでの涙とは大違いで可愛らしい笑顔を見せている。あ、そんなの見たら尊死します。
幼女に嘘ついてしまった。やっぱり汚い大人だなぁ。竿役だからそういう傾向なのかも。
「……あー、それで、泣き止んでくれた君にちょっと聞きたいんだけど、なんで俺に話しかけた?」
「……えっと、私に近付いてきたと思ったら、いきなり腕を組んで何か考えてる様に見えて。最初はなんの用かなって思ったんですけど、突然立ち止まってウンウン唸り出すんですから、びっくりしました」
あ、そういう理由。なんか心配させてごめんなさいね。ちっちゃいのに偉いぞ少女よ。髪色だけは許さんが。
「あー、それは君が何か困ってるんじゃないかって思ってさ。誰か探してるんだろ?」
「……はい、お姉ちゃんを」
おっとやはり迷子。流石にここまで来たらほっとけないよな。さらに周りの目が鋭くなるだろうし。
こういう時って迷子センターがあれば1番手っ取り早いだろうけど、スーパーだと定員さんに館内放送で呼びかけてもらえばいいのだろうか。スーパーに迷子センターなんて無いし。
「一先ず店員さんに話そう。お姉ちゃんの特徴とか、ちゃんと言えるかな?」
なるべく威圧感を消して話してあげる。やはり怖がられる見た目だと、言葉遣いを一番気を付けなければ。
頷いた幼女は、少し考えた素振りをすると思い出したかのように口を開く。
「お、お姉ちゃんは金髪です!!」
いやヤンキーやないかい!!(偏見)
✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿
店員さんを捕まえて(引き止めて)館内放送をしてもらった後、スーパーのテナントの一つであるお団子屋さんの近くにあるベンチに座る俺と幼女、名を
みたらし団子はやっぱうめぇわ。焦がした餅に甘辛い蜜が堪らなく好きだ。粉もんはなんでも美味いなぁ。
小さな口でパクパク美味しそうに食べる幼女を眺めつつ、食べ終わった所で口を拭いてあげる。口いっぱいに蜜つけちゃって、可愛いんだから。
樹ちゃんは小学5年生らしい。お姉ちゃんは中一だとか。危ういな、ボタン一つかけ違えたら間違いなく事案だ。
香川の治安って可もなく不可もなくってイメージなんだけど。でも竿役が速攻捕まるなんてオチあるわけないよな。いや起こす前提で話してるわけじゃないんだけども。
「樹ちゃんは何が好きなの?」
「わ、私はう、歌を歌うのが……」
「へぇー、いいじゃん。じゃあ将来は歌手さんにでもなりたいのかな?」
「ま、まだそこまでは……」
少しずつ話題を振って仲良くしていく作戦。原作キャラだろうと、寂しそうにしてる子を放って置くなんて無慈悲な事俺には出来ない。
多分今日限りの関係だから、好感度は別にして待ち時間の暇つぶし感覚で楽しんでくれたらそれでいいのだ。
「お姉ちゃんと二人で買い物に来たの?偉いね。俺には真似出来ないよ」
「……そう、ですか……」
ん?なんか間違えた?
「あ、どうかした?」
「い、いえ……ぐずっ、なんでも………」
え?え?なななななななんで??ちょっとちょっとちょっと!!楽しんでくれたらって思った矢先いきなり泣かせちゃったぞ!!
なんか禁句だったのか?2人で買い物を褒めたのがマズった?つまりその言葉全てにNGワード該当?そりゃ無理ゲーよ、分かるんないじゃん。
ってそんなこと言ってる場合じゃねぇ。何とかしなければ!!
「アワアワごごごごめん泣かせるつもりじゃなかったんだっ。どうか泣き止んでおくれよっ」
「ぐずっ……、お父さんっ、お母さん………っ」
「……っ」
「……あいたい……っ、あいたいよ………っ」
そう口にする樹ちゃんは、ポロポロと涙を流している。その姿は、まるでボロボロに汚れ支えを失ったカカシのようだ。
……だいたい分かった。樹ちゃんのあいたいと口にした真相。多分ご両親には何かしらご不幸があったのだろう。入院中か、それとも……。理由はいくつも思いつくが、それを深く詮索するのは野暮というもの。樹ちゃんがこうまで泣きじゃくる姿は、とてもじゃないが痛々しくて聞く意欲すら失われる。これで聞こうと思えるやつはキチガイか人間の感情を捨てた何かだろう。
つまり2人で買い物は必然だったってことか。なのに俺はそれを褒めてしまった。
そりゃ悲しいよな。ご両親と仲良く住んでいたのに突然お姉ちゃんと2人っきりの生活。寂しいし不安だし怖いだろうな。俺にもよくわかる。
俺はまだ精神年齢的には40超えてる自信あるから憑依前の精神状態で何とかやっけ行けてるけど、やっぱりいざ放り出されると怖くて仕方ないだろうな。
ならば、俺が樹ちゃんにしてあげられることは一つ。
ギュッと、樹ちゃんの小さな身体を抱き締めてあげる。
「……ふぇっ、お、お兄さん……?」
「ごめんね樹ちゃん。辛い思いをさせてしまった。樹ちゃんの悲しい気持ち、何となくだけど俺にも分かる。だからどうか気持ちの分かる俺に受け止めさせて欲しい。悲しいのに我慢するのは良くないし、きっとずっと引きずってこれから生活してかなきゃならないけど。今だけは、どうか今だけは……俺に樹ちゃんの悲しみを一緒に背負わせて欲しい」
落ち着かせるように、俺の心臓の辺りに耳を合わせて鼓動を聞かせる。心臓の鼓動音は安心感を得られるらしい。セラピーってやつだと。
ゆっくりと樹ちゃんの頭を撫でて上げ、心が落ち着くのを待つ。樹ちゃんは愚図り出すような感じだったが、いつしか啜り泣く声に変わり俺の背中に腕を回して抱き着いてくる。
よしよしよーし。だいぶ落ちちゅきまちたねぇー。もうさびちくないでちゅよー。
……きっしょ。
啜り泣く声も聞こえなくなった樹ちゃんは、いつしか頭をグリグリと俺の胸に押し付けて来る。なんだなんだ?可愛いヤツめ。よしよしよーし。もっと撫でてあげよう。
「大丈夫だぞ樹ちゃん。俺がついてるからなー」
「……うんっ、お兄ちゃん……」
おや?呼び方が変わった?まぁ気にしませぇーん。
だいぶ落ち着いてきたな。よしよし愛いやつめ。
「だいぶ落ち着いたな。ごめんな、本当に申し訳なかった」
「……ううん、私の……方こそ、急に泣いたりして、ごめんなさい……」
「子供は大人に迷惑かけてもいいの。俺が全部受け止めてやる。だから安心しろ」
「うんっ、ありがとうお兄ちゃん!!」
おぉ、さっきよりも華やかに笑うようになったぞ。なんか心境の変化があったのか?
まあ何はともあれ、無事終了。お疲れ様でしたー。俺は帰りましょうかね。
「━━━━━━━━うちの妹に」
しかしそれは突然来た。
「━━━━━━━━━━━何してんのよこの変態ぃぃいい!!!!!」
怒涛の声と共に俺の背中に衝撃が走る。
受身を取れていなかった俺は樹ちゃんと距離を取り後ろに飛んでいく。
吹っ飛ばされる瞬間ちらりと見えたのは、樹ちゃんの髪色より色を濃くした黄色の髪をした少女だった。
ビニール袋片手にドロップキックをしてきた様だ。そりゃ何も対策してなかったら吹っ飛ぶわな。
冷静な判断をしながらも、俺は後ろの壁に無慈悲に叩きつけれるのだった。
樹ちゃんはやっぱこう、保護欲をそそるよな。
作中での成長っぷりもそうだけど、いつまでも優しい兄貴ポジとして風の隣に立っていたい。
あ、風は嫁として隣にいるって意味なので。
いやみんな嫁がいいな。全員娶りたい。娶ってあげたい。特にちーちゃん。