ソードアート・オンライン~The Devil May Cry (リメイク)   作:i-pod男

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ご参考までにTherianthropeとは獣人の意味です。


King of the Therianthropes

トールバーナで行われた最初の攻略会議から一日が経過した。時刻は午前九時四十五分。迷宮区への出立時間まで残り十五分。ダンテはアイテムストレージとそれに表示される装備の数値やアイテムの数を確認し、アニールブレードを装備した。

 

「・・・・・いよいよだナ。」

 

「ああ。」

 

「大丈夫だよナ?」

 

「ああ。」

 

アルゴは十五分前からこの調子でダンテにこの様な質問を幾つもしていた。まるでダンテの口から出る答えをその耳で聞かなければ安心出来ないかの様に。

 

「絶対」

 

「遊里。」

 

痺れを切らしたダンテがアルゴの口を指先で押さえ付け、黙らせた。日本人では珍しい薄い青みがかった瞳の端が吊り上がり、突き刺す様に鋭くなった。

 

「心配なのは分かるが、あんまりしつこいと俺も怒るぞ。俺はベータ版SAOでは誰よりも上の層に到達出来た。お前と一緒にな。腕前は知ってる筈だぞ?」

 

アルゴとてダンテの異常とすら言わしめる実力を知らない訳ではない。ベータ版で常に共に行動していたから分かる。ダンテは一度たりとも倒された事が無いのだ。モンスターにもプレイヤーにも。モンスターを相手にしている時は初見こそダメージは負ったが、攻撃パターンを瞬時に見抜いて短期決着への道を常に開いて来た。同じモンスターが別のフィールドに現れても同じ攻撃は殆ど通用しなかった。対人戦のデュエルすらも、黒星一つ上げる事は無かった。唯一彼が負けそうになった———と言ってもベータ版では引き分け、正規版では勝ったのだが———相手はキリトだけだ。

 

「・・・・それはそうだガ、正規版とベータテストとの差異の度合いが分からないからナ。心配するのは当たり前だロ?」

 

プクッと頬を膨らませたアルゴは鼠と言うよりも餌を頬に溜め込んだリスに見える。

 

「ああ。心配してくれるのはありがたい。俺、一人暮らしだし。けど、相手がどんな武器を使おうが関係無い。全武装のソードスキルの初動モーションと軌道は大体頭の中に入っている。気をつけるべきはシステムアシスト無しの攻撃や状態異常を引き起こす攻撃だが、これはしっかり動きを見てればダメージは食らわない。アインクラッドでのこれは遊びではないが、ゲームだ。つまり逆手に取ればゲームと同じ論理がここでは通用する。」

 

宿屋の窓を覗くと四十人前後のプレイヤーが全員口をキッと引き結び、無言で移動を始めていた。晴れやかで穏やかな天候に似つかわしくなく、とても重々しい空気が辺りを包む。

 

「それに俺もお前もあのキリトも安全マージンを遥かに凌駕するレベルに到達している。俺達がレベル23、あいつも21だ。アスナは・・・・おお、20か。こんだけのレベル上げしてるんだ、よほどちゃらんぽらんな戦い方をしなければ死ぬ事はまず無い。それに、俺のパーティーはあぶれ者だけだから、センチネルの駆除を任されてる。ボスには触れる事も出来ねえよ。」

 

「ダンテ。最後に、もう一回だけ・・・・・良いカ?」

 

「ん?」

 

アルゴは爪先立ちになってふわりと最後にもう一度だけキスをしてやり、名残惜しそうにダンテの手を掴んでいたが、すぐに離した。

 

「じゃあな、アルゴ。ボス戦が終わったらすぐメッセージ飛ばすから。」

 

「待ってるゾ。」

 

それがフロアボス、イルファング・ザ・コボルドロード討伐に向かう前にカルマと情報屋『鼠のアルゴ』が交わした最後の言葉だった。集合場所は事前にディアベルが皆に送った迷宮区の出入り口で、既に攻略プレイヤーの大部分が集合していた。

 

「おーい、ダンテ!こっちだ!」

 

相変わらずフード付きのマントで顔をすっぽりと覆ったアスナの隣に手を振るキリトの姿があった。心無しか、少し表情が明るそうだ。

 

「よお。わりいな、ちと遅くなった。少しは喋れる様になったか?それとも、アスナが会話を弾ませてたか?」

 

だがキリトが答える前に、ディアベルが手を叩いて皆の注目を集めた。

 

「さて、一昨日も言った様にパーティーを束ねたレイドでボスに挑む。皆ありがとう。四十七人全員が一人も欠ける事無く再び集まってくれた!行くぞ。」

 

パーティーを組んだプレイヤー達はそれぞれ固まったまま先行するディアベルの後に続いた。

 

「あーあ。取り巻き潰しか。こりゃ退屈するな。せめてクレド達がいれば数合わせは出来たんだがなあ」

 

余裕たっぷりのダンテはアニールブレードを腰に差さず、鞘ごと肩に担ぎながらキリトとアスナの間で歩いていた。もう何度目かの欠伸を噛み殺している。その言動と言い佇まいと言い、緊張感と言う物が全く感じられない。それこそ、今からピクニックにでも向かうかの様に振る舞っている。

 

「だ・か・ら、もう少し厳しい顔してくれないか?これから戦いに行くって言う感じが全くしない。」

 

「ほお、じゃあ真面目な顔付きをすれば勝率が上がるのか?」

 

「それはまあ・・・・上がらないけど。」

 

「なら別に言いだろ?変に緊張し過ぎたら、余計に疲れるだけだ。腹式呼吸でもしながらストレスを解消しろ。プラシーボ効果で死ぬ死ぬって考えてたら本当に死ぬから。」

 

「いい加減黙って。全く・・・・こんな人ならパーティーなんて組むんじゃなかった・・・・・・」

 

憤慨してそう呟くアスナの言葉にダンテはにやにやしながらフンと鼻を鳴らすと、それからは静かにしていた。

 

当然と言えば当然だが、迷宮区のマップデータはボス攻略の参加者全員に行き渡っていた為、部屋に辿り着く事自体は難しくなかった。何より大人数で移動している為に現れるモンスター達は簡単に倒されてしまう。ボスの部屋と思しき高さ二メートル以上はある分厚い鉄製の二枚の扉の前で止まった。そこでディアベルが振り向く。

 

「皆、俺が言う事は一つだ。勝とうぜ!」

 

そう言いながら、ディアベルは扉を押し開く。何年も油を注さずに放置されたかの様な凄まじく耳障りな鉄が擦り合わさる音が響き、ダンテやキリトは思わず顔を顰めた。

 

「ククッ・・・・さて、何がどう違って来るかな?」

 

肩に担いでいたアニールブレードを鞘から抜き取り、左手の鞘を逆手に持ち、右手のアニールブレードを手首を返す動きでひゅんひゅんと風切り音を上げながら回した。

 

「行くぞ。」

 

ディアベルを筆頭にダンテを除く全プレイヤーが慎重に歩を進め、ボスの部屋に入って行った。プレイヤー達の装備が動いたりぶつかり合ったりする度にがちゃがちゃと言う音や足音がやけに響き、ダンテ以外は思わず生唾を飲み込んだ。

 

ボスの部屋は部屋と言うよりも謁見の間と形容する方が相応しかった。高さは五メートル、幅は三十メートル、奥行きは百メートル近くはある。奥に足を運ぶにつれ、獣の唸り声が聞こえ始めた。十メートル以上進んだ所で並木の様に両端に立つ幾つもの柱にかけてある松明に火が灯り、床や壁の紋様がハッキリと見える様になった。

 

そして目を凝らしておくの方を見ると、玉座に腰を下ろして傍らに楯と巨大な斧を置いた巨大な二足歩行の怪物が見えた。一度だけ吠えると得物を引っ掴み、玉座の上からプレイヤー達の前に飛び降りて来た。防具の類いは下半身を覆う物以外は一切付けておらず巨大な赤い体と奇怪な紋様が描かれた太鼓腹が露わになっている。ボスの名称が英文字で表記され、四本のHPバーが表示された。同時に頭と上半身を鎧で固め、手には岩を鉄棒の先端に差し込んだかの様な無骨な長物の武器を持ったルインコボルド・センチネルが三体現れた。

 

「攻撃、開始!!!」

 

「キリト、アスナ、各自一匹ずつ撃破しろ。取り巻きだろうが何だろうが、頂けるモンは頂いとこうぜ。」

 

全員が飛び出す直前にコート・オブ・ブラッディームーンを装備して行動を開始した。無茶なレベリングが功を奏して、今この場の誰よりも高いレベルへ到達したダンテが飛び出てルインコボルド・センチネルに向かって行った。少し遅れてキリトと外套を身に着けたままのアスナがレイピア片手に二、三匹目のセンチネルと斬り結ぶ。

 

「鎧なんて隙間が余計に目立つぜぇ、おい!?Gimme some(掛かって来い)!」

 

センチネルのソードスキルで放たれる攻撃をスウェーで躱し、前に踏み込みながら『レイジスパイク』を鎧の隙間であり人体の急所の一つでもある喉を貫いた。 威力が低いソードスキルではあるが急所を穿たれたのは流石に効果覿面だったらしく、一気に三分の一近くのHPを削る事に成功した。

 

「Yeah!!キリト、スイッチだ!」

 

硬直が解けると即座にピックで兜のスリットを狙って投剣ソードスキル『ツインシュート』を発動した。再び怯んだ所でキリトの擦れ違い様のホリゾンタルがノーガードの腹を穿つ。

 

「ダンテ、スイッチ!」

 

「へいよ!」

 

システムアシスト無しで太腿を切り落とす逆袈裟の斬撃を繰り出し、

 

「Begone(失せな)!!」

 

最後に鎧で隠れていない腹の部分に『スネークバイト』の左右一往復する切り払いの二連撃で早くも一匹目を倒した。

 

「アスナ、調子は良さそうだな。しかも動きが速ぇ!良いねえ、良いねえ!ゲームの中とは言え戦える女ってのは何かこう・・・・良いんだよなあ!」

 

ダンテは当初アスナを初心者と見縊っていた。戦闘に関する基本の専門用語でもある『スイッチ』すら知らなかったのだから無理も無い。だがアスナもダンテと同じ様にレイピアのスピードを利用して弱点だけを狙う正確な刺突、『リニアー』でセンチネルを葬った。

 

「剣先が見えなかった・・・・」

 

キリトもダンテと同じく初心者だと思っていたらしくアスナの正確無比にして高速で繰り出される刺突を見て驚いていた。

 

「クハハハハッ、良いね良いねえ!!取り巻き潰しとは言え、最っ高だぜ!」

 

「三匹目、撃破っ!」

 

だが三匹目が倒された瞬間、再び三匹のルインコボルド・センチネルが現れた。

 

「まだくるぞ。キリト、前に試したアレやるぞ。レインボウ。アスナ、キリトと一緒にセンチネル二体を一カ所に固めてHPをぎりぎりレッドゾーンまで削ったら俺の方に向かわせろ。一網打尽にしてやる。」

 

「成功するの?」

 

淡々と訪ねながら戦闘を器用に続けるアスナ。

 

「いや、一か八かの賭けだ。そもそも成功するかどうかも分からない。ていうか、実戦使用初。まあ、仮に失敗したとしても最初みたいにやってりゃあ大丈夫さ。」

 

底抜けのマイペースさに、アスナは思わず大きく溜息を漏らした。

 

「・・・・・ほんと、適当でいい加減な人ね。」

 

「アスナ、俺からも頼む。ダンテは一度言い出したら聞かないし、こう言う事に関しちゃ彼は俺より上だ。それに、ボスを倒すまでの辛抱だろ?」

 

「分かった。」

 

先程とやる事はあまり変わらない。ただセンチネル一体を残りの二体と分断し、HPを削って行くだけ。そしてキリトからの合図で、二体のセンチネルが一直線にダンテの元に走って来る。

 

「Hey hey hey, come on. Come on babies!! (ヘイヘイヘイ、来いよ。来いよベイビー!)」

 

自分が戦っていたセンチネルをその二体に向かって力一杯飛び蹴りを浴びせた。吹き飛ばされたセンチネルは衝突し、ポリゴンとなって消え失せる。

 

「凄い・・・・・本当に一網打尽になった。」

 

「Yes! Fantastic!この調子だ!」

 

 

 

 

 

 

 

「A隊、C隊、スイッチ!来るぞ、B隊ブロック!」

 

その間ディアベルはレイド部隊に的確な指示を飛ばし、今の所誰も大ダメージを受けたり死んだりはしていない。寧ろ、三人の活躍を見て士気は右肩上がりだった。

 

「アスナ、俺はレイピアは専門外なんだが、お前実にスタイリッシュな動きだ。アマチュアだと見縊ってて悪かった。

 

だがアスナはダンテの謝罪と賛辞の言葉には目もくれず、次の敵を迎え撃つ準備をしていた。あれからどれだけ時間が経過したか誰も分からない。全員が極限に神経を研ぎ澄ましている。その為、時間感覚の延長が引き起こされ、ほんの三十分が二時間にも感じられた。

 

「Get lost (消えろ)!」

 

もう何体倒したかすらもう数えていない。最後のルインコボルド・センチネルが光の破片となって虚空へと消え去り、イルファング・ザ・コボルドロードのHPも三本を完全に削り切り、とうとうレッドゾーンへ突入させた。

 

イルファングの咆哮がまるで衝撃波の様に胸を打った。そして背中に差した剣に手をかける。

 

「ここからが正念場やでえ!!!」

 

「下がれ、俺が出る!!」

 

他のプレイヤー達の間を縫う様に駆け抜けたディアベルは止めの一撃を食らわせようと肉薄した。だが、勝利が目前にあると言う事実に酔いしれていた所為で、ディアベルは気付かなかった。イルファングが新たに取り出した武器が『タルワール』ではなく、艶のある独特の波紋と僅かな反りがある巨大な段平の様な『野太刀』である事に・・・・・

 

キリトもそれに気付き、警告の声を上げようとしたがダンテに口を塞がれた。

 

「お前がベータテスターだってバレたら、事がやり難くなるぞ。あいつの事は俺に任せろ。ッたく見てられねえぜ、人の忠告聞きやがらねえから・・・・エギル!キバオウ!合図したらその阿呆をカバーして、」

 

イルファングがコンボの繋ぎに使うカタナのソードスキル『辻風』を発動しようとした瞬間だ。素早くメニューを開いて新たな武器をオブジェクト化した。店売りの鉄で出来た簡素な槍、『メタル・スピア』だ。

 

「下がらせろっ!!」

 

それを見様見真似の槍投げの構えを取り、振り被ると全力で投げつけた。勢いはそれなりにある。それに加え高レベルのステータスで筋力値もキリトを除く他のプレイヤーよりも群を抜いて高いので、クリーンヒットすればそれなりのダメージは通る筈だ。そして穂先が脇腹を見事に抉り、『辻風』が僅かにズレた。そのお陰でディアベルは楯を持った左腕を失うと言うあの状況に於いて最小限のダメージを負っただけで済んだ。

 

「Bullseye(大当たり)!」

 

額をトントンと二度叩いてイルファングをしたり顔で指差した。

 

「ディアベルゥ、だから言っただろ?お前は英雄にはなれないって。その理由も。なのに・・・・はあ。まあ良いや。馬鹿は死んだ所で治りゃしないんだからな。そこで見てろ。キリト、アスナ、ぶちかますぞ!手順はセンチネルと同じだ!」

 

「分かった。」

 

装備をアニールブレードをブラッディー・ウルフブレードに変更した。血よりも赤いその刃は松明の光を反射し、より一層凶悪さを引き出した。そしてダンテの好戦的な笑みを見て、ディアベルは思わずこう零した。

 

「・・・・・・ 魔剣士(ダークナイト)・・・・!!」

 

「せーのぉー、Blast off (吹っ飛べ)!!」

 

飛んで来る野太刀の一撃を片足を軸にした僅かな回転で回避し、その勢いを殺さず『レイジスパイク』を叩き込んだ。

 

「キリト、スイッチ。」

 

「了解!」

 

振り下ろされる野太刀を受け止めようとしたが、突如キリトが吹っ飛ばされ、援護の為に後ろに付いていたアスナに激突した。振り下ろしだった筈の攻撃が、いつの間にか切り上げに変わっていたのだ。地面を転げ回った所為でアスナの外套の耐久値が無くなる。外套の中から現れたのは、見目麗しい美女だった。腰まで届く茶髪は後ろで一部が三つ編みにされており、白いシャツの上に赤いベスト、その下は同じく赤いスカートと臑を覆う赤いブーツを身に付けていた。

 

「へえ、意外とキュートな女なんだな。にしても、フェイント系のソードスキルとはふざけた真似してくれるな。キリト、さっさと回復しろ、カバーしてやっから。」

 

ピックで顔を狙い、一瞬動きを止めた所でエギル率いるパワーファイターのC隊が飛び出した。エギルの手に握られた両刃の斧、『ビッグアックス』が緑色の光に包まれ、遠心力を利用したソードスキル『ワールウィンド』が発動された。

 

「ウォオオラアアアアアアア!!!!!」

 

イルファングには劣るが十分に響く鬨の声を上げてイルファングの腹に斧を叩き付けた。

 

「俺達も回復するまでお前らを支えてやるぜ!」

 

「子供にばっか良いカッコさせてられねえからな!!」

 

「オイオイ、俺も子供扱いかよ。」

 

ダンテはそう零したがそれ以上追求する事はしなかった。エギル達の猛攻も長くは続かない。イルファングが三百六十度全方位に水平に野太刀を振るい、囲んだ全員が後ろに吹き飛ばされた。

 

「よぅし、キリト、アスナ、フィナーレは全員お気に入りのテクで行くぞ!」

 

キリトが回復してアスナと並んで走りだした。まず最初にアスナが敏捷寄りのステータスに物を言わせ、二連撃の『パラレル・スティング』。

 

「スイッチ!」

 

次にキリトが『ソニックリープ』で追い討ちをかけ、上向きに胸を突き刺した。

 

「そのまま押し上げろ!もういっちょ蹴り飛ばしてやるぜ!」

 

キリトの片を踏み台に飛び上がり、サッカーボールをの様にブーツの爪先でイルファングの顎を蹴り上げた。その一撃はなんと最後の蹴りでイルファングの巨体を吹き飛ばし、浮かせたのだ。

 

「な・・・・!?あのどデカいボスの体を、」

 

「う、浮かせよった!?」

 

イルファングの残存HPは僅か。

 

「Oh Yeah!!」

 

そしてダンテはソードスキルのクールダウンが終わった所で『スネークバイト』で首筋を深く抉る。

 

「キリト、ラストだ。しっかり決めろ。」

 

「うぉおおぉおぉおおおおおおおおおお!!!届けぇええええええええーーーーー!!」

 

空中の敵にも対応出来る『バーチカルアーク』でV字型に切り裂いた。イルファング・ザ・コボルドロードは最後に一度だけ吠えると、弾けて消えた。

 

「や、やった・・・・・やったぞおおおおおおおおおーーーーーーー!!!!」

 

「ボスを倒したああああああアアーーーーーー!!」

 

一瞬の静寂の後に、プレイヤー全員が目の前に現れた大文字で描かれたボス討伐成功の通知を見て歓声を上げた。

 

「お疲れ様。」

 

「ああ、三人共見事な剣技だ。Congratulations。この勝利はアンタ達の物だ。」




さあてと、次話でディアベルをどうするか・・・・
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