“オフューカス”の波紋   作:ヒョロヒョロ

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今回、台詞形式(?)です
(チラ裏だと、多少雑でもいい気がしてしまうんだ)


“夢”見た人々の連鎖反応

・幼馴染み→親子→ソユーズトリオ+α

 

「聞いてくれ、杠!──俺は、5年間ずっと、あなたのことが好きでした!! 結婚してください!!!」

「わぁお、正夢……!」

「んっ!? ま、まさゆめ?」

「──こんの雑頭がーーーッ!! もだもだ5年も足踏みしてたくせに、一足飛びに段階すっ飛ばしてんじゃねぇ!! っていうかそもそも、テメーも杠も、まだ結婚できる年齢じゃねぇだろうが!!」

「はッ! し、しまったーッ!! つい気持ちが先走ってしまった!!! す、すまない杠ーーーッ!!!」

「う、ううん、気にしないで! ……というか、千空君の言う通り、今すぐは無理だけど……その、将来的に、()()なるのは、こちらとしても、やぶさかではないと言いますか……むしろ、嬉しいと言いますか……」

「…………そ、それは、つまり……」

「……お、おつきあいから、よろしくお願いします……」

「──あ、ありがとう、杠ーーーッ!!! お、俺は世界一の幸せ者だーーーッ!!!」

「それなら、私だって世界一の幸せ者だよ、大樹君」

「ぅおぉ……!──千空ーーーッ!!! 聞いてくれ、千空ーーーッ!!!」

「わざわざ駆け寄ってこなくても、テメーの馬鹿デケェ声は最初っから全部聞こえてるわ! じゃなきゃ、さっきのツッコミも入れらんねぇだろうが! っていうか、抱え上げられた杠が、テメーの大声で目ぇ回してんぞ!」

「はッ! す、すまん杠!!」

「……だ、大丈夫……」

「──ところで、さっき『まさゆめ?』って声上げたのは、杠がそう言ったのか? デカブツ」

「ん? おぉ、そうだぞ! あれはどういう意味だったんだ、杠?」

「えっ──えぇっと……」

「……正夢、って言うくらいだから、大樹に告られる夢でも見たか?──緑の光に邪魔されねぇで、よかったな」

「それは俺が見た夢の話じゃないか、千空ー!」

「──えっ!?」

「んっ?」

「俺も今朝、『大樹が杠に告ってる途中、杠の背後の空から謎の緑の光線が迫ってくる夢』を見た」

「えぇっ!?」

「何ーーー!? 朝、俺が話した時は、そんなこと一言も言わなかったじゃないか、千空!」

「2人までだったらただの偶然、『たまたま夢の内容が被った』ってだけだ。だが、それが()()()()となると、さすがに話が変わる」

「……じゃあ、あの夢は……ただの夢じゃないの……?──“今”って、本当に、あのタイムマシンで石化が防がれた世界!?」

「んんっ!??」

「おいちょっと待て! どっからタイムマシン出てきた!? 杠、テメーの見た夢を詳しく──いや、まず場所変えんぞ!」

 

(“自力復活者”2人は『石化中の記憶』で初日の“夢”が終わってしまった)

(早々に意識を失って3700年後に“復活液”で起こされた杠は、『石の世界(ストーン・ワールド)のラストまで記憶』を初日で見終えた)

(この時点では情報が共有されていないが、実は杠の両親も“夢”を見ている)

(この日の夜、千空と大樹も『石の世界(ストーン・ワールド)のラストまでの記憶』の“夢”を見る)

 

  ↓ ↓ ↓

 

[ヒント:ガラスのレコード、孤島の“宝箱”、“百物語”が繋ぐ仲間]

「──せ、千空~ッ!!!」

『……ッ、声がデケェんだよクソ親父!! 大樹かテメーは! 鼓膜破れたかと思ったわ!』

「わ、わりぃ、感極まりすぎて……千空……ぜんぐうぅ~~~……!」

『……あ゛ぁ、あ゛ぁ、いい年のおっさんが泣くんじゃねぇよ。……その様子だと、送ったメッセージの意味は問題なく()()()んだな? つまり、テメーも()()訳だ』

「見だぁ~……」

『……とりあえず、鼻声ひどすぎて会話に支障きたしそうだから、テメーはいったん洟をかめ』

「……あ゛い゛」

 

(素っ気なく装っているが、千空も実はうるっと来ている)

(百夜が“夢”を見ておらず、送ったメッセージの意味が通じなかった場合、千空は『学校の友達に送ろうとしたゲーム関連のメッセージを誤爆した』ととぼけるつもりだった)

 

  ↓ ↓ ↓

 

「俺、こないだ『俺らが宇宙ステーションにいった後、地球が謎の光に包まれちゃって、人類総石化!』っていう、とんでもねー夢を見ちゃったんだけども、もしかして2人も同じ夢見たりしてない?」

「──えっ」

「…………その、謎の光の、色は?」

「緑っぽかった!」

「……その光に、最初に気づいたのは?」

「俺が押しつけたラーメンを食べてたお前。──千空はちゃんと、また宇宙でラーメン食えるとこまで行ったぜ!」

「……おじさんの息子、本物の“天才”だったんだね……てっきり、おじさんの親馬鹿だとばっかり思ってたのに」

「そんな風に思ってたの!? ヒデェな、シャミール!──あ、リリアン、千空が礼言ってたぜ!『世界の歌姫様のご威光のおかげで、要らねぇ戦を無血で止められた』ってよ!」

「──ま、まって……待って!? つまり、あれ、ただの夢じゃなかったってこと!?」

「おう! 千空とゼノの仮説では『共通認識を持つ複数のタイムトラベラーの存在によって起きた、一種の観測者効果。あるいは因果の反転』らしいぜ。詳しく聞いても、俺にはよくわかんなかったけど!」

「──おじさん今なんて言った!? タイムトラベラー!?」

「……Wow……っていうか、さりげにDr.ゼノも“お仲間”なのね……」

 

(回りくどいことしないで、正面からぶっ込むのが百夜)

(ゼノは百夜と同タイミングで、千空から“復活液”のレシピ(化学式)を送られて事態を把握済み。大興奮で“現状”への仮説を立て、弟子に長文メールを送り返した)

(既にISSにいる3人も“夢”は見ているが、お互いに話すきっかけもないので全員ただの夢だと思っており、後続組が来てから情報共有しておったまげるハメになる)

 

 

・船長と執事→霊長類最強/メンタリスト/記者/漫画家

 

「はっはー! フランソワ! 俺は今日、実に面白い夢を見たぞ!」

「……ペルセウス号という帆船を造り、世界を巡られる夢ですか?」

「──そうだ! そして、石と化した人類を復興した! さては貴様も同じ“夢”を見たな、フランソワ! 違うか!?」

「違いません、龍水様」

「つまり、これはただの“夢”ではない訳だ」

「はい。少なくとも、石神千空様の実在は確認できました。ロケット打ち上げの件を取り上げた地方記事に、ご本人の写真が。──ネットから印刷したものが、こちらになります」

「さすがに用意がいいな、フランソワ!──モノクロでも、この独特の風貌は見間違いようもないな! 間違いなく、“夢”に出てきた千空だ!」

「お役に立てたようで何よりです」

「さっそく千空へコンタクトを──と、言いたいところだが、ヤツはいったん後回しだ! まず会うべきは、獅子王司、あさぎりゲン、北東西南、そして基本徹夜だ! フランソワ、至急アポを取れ!」

「なるほど──了解いたしました、龍水様」

 

(認識のすり合わせが秒で終わる主従)

(獅子王司、あさぎりゲン、北東西南、基本徹夜=世間への発信力があるメンバー)

(個別に訊ねて回るより、窓口を作って「お心当たりのある方はこちらへ連絡を」と広く発信した方が効率的、という判断)

(それはそれとして、千空にはちゃんと後で直接会いに行く)

 

  ↓ ↓ ↓

 

「フゥン、俺が誰かわかるか?“霊長類最強”──否、“Dr.STONEの騎士(The knight of Dr.STONE)”、獅子王司!」

「──うん、わかるよ。君は、ペルセウス号の船長、七海龍水だ」

「はっはー! それは何よりだ! ならば、また共にペルセウスを作るぞ! 今度は帆船ではなく、会社だがな!」

「……今、所属を移るとなると、相当の違約金が発生してしまうんだけど」

「『貴様ほどの男を金だけで得られるというならば、それこそ額に糸目はつけん』──前にも言ったはずだぞ?」

「──ありがとう、龍水。この分は必ず、相応しい働きで返すよ」

 

(龍水が来るまで、司は“夢”を『未来に目覚めて欲しいという自身の願望の現れ』だと解釈していた)

(下手に期待して空打った場合、本気で“絶望”しかねなかったので、端から“ただの夢”として切り捨てていた、とも言う)

(この後、自身の所属を“ペルセウス”へ移し、“オフューカス”が来たらすぐに“治療”できるよう、龍水のコネが利く病院へ未来を転院させる)

 

  * * *

 

「フゥン、俺が誰かわかるか?“インチキマジシャン”、あさぎりゲン」

「──龍水ちゃん、俺の肩書きのチョイスがドイヒー過ぎない!? もっと他にいいのあったでしょ!? “五知将が一人”とか“科学王国の切り札(ジョーカー)”とかさ~~~!!」

「はっはー! 認識が共有できているようで何よりだ! 情報を発信して“仲間”を集めるぞ、ゲン!」

「俺の文句ガン無視~~~? いや、やるけども~~~!」

 

(龍水が来るまで、ゲンは“夢”について『現実に疲れすぎてバイヤーな夢見ちゃったな』くらいにしか思ってなかった)

(千空のエピソードがぶっ飛びすぎていたため、『あんなゴイスーな子が現実にいる訳ないない』とも思っていた)

(下手に期待して空打った場合、本気で“絶望”しかねなかったので、端から“ただの夢”として切り捨てていた、とも言う)

(龍水に変に借りを作りたくないし、無駄に貯金もあった(稼いでも使う暇がなかった)ので、自分で事務所に違約金払って“ペルセウス”へ移る)

 

  * * *

 

「龍水、あんたねぇ! (ツカ)さんから根回しするのは、卑怯が過ぎるでしょう!」

「はっはー! 何を言う、南! 断れない筋から話を通すのは基本だろう!!」

 

(こんな物言いをしているが、南は内心、龍水へかなり感謝している)

(“夢”を見た後、即座に『宇宙飛行士・石神百夜の息子、千空』の実在までは調べたが、それ以上どうすべきか迷って動けずにいた)

(司から電話がもらえたことも、純粋に嬉しい)

(この後、ペルセウスと各メディアのパイプ役を担う)

 

  * * *

 

「おわー! ちゃんと描いてます!!」

『開口一番それって、一周回ってサボってるように聞こえますよ、基本(きのもと)先生』

「いや、サボってない! サボってないからー!」

『はいはい、先生は作画コスト高すぎて、いつも締め切りギリギリなだけですもんね。っていうかですね、今回の電話は、そもそも原稿催促じゃないです』

「えっ!? じゃあ何!?」

『七海龍水って方から、アポ取りたいって話が来てるんですけど……七海って、()()七海ですよね? 先生、何やったんです?』

「──えっ、ウソだろ……リアルSF来ちゃったコレ……?」

『は?』

 

(連絡が来るまで、基本は『締め切りに追いつめられすぎて変な夢見ちゃったな』くらいにしか思ってなかった)

(締め切りに追われすぎていて“夢”にかまけている余裕もなかった、とも言う)

(このあと龍水が出版社に根回しして、“Dr.Stone”の執筆準備に入る)

 

 

・合流

 

「はっはー! 俺が誰かわかるか! 石神千空、大木大樹、小川杠!」

「──世の中広しと言えど、公立高校の正門前でリムジン待機すんのはテメーだけだろうなぁ、七海龍水……」

「はっはー! 認識が共有できているようで何よりだ!──積もる話は車内でするとしよう!」

 

(「貴様を主人公にしたマンガを世に広める!!」と龍水に言われて、千空が凄まじく顔を歪めるまで、あと5分)

(なお、初日の“夢”からこの合流まで、5日間の出来事である)

 

  * * *

 

「──せ、千空ちゃんが実在してるぅ~~~……!」

「……メンタリストが情緒バグらせてギャン泣きたぁ、笑うに笑えねぇな、おい」

「いや、無理もないよ、千空。正直、俺も泣きそうだ」

「マジかよ霊長類最強」

「はっはー! 俺と再会した時とは露骨に態度が違うな、貴様等!」

 

(杠と大樹も後ろで泣いてるけど、幼馴染みに甘い千空はそこには触れない)

(南は司につられて泣きそうになってる)

(基本は龍水のコメントに乾いた笑みをこぼしている)

 

 

・鉛師匠著“Dr.Stone”制作秘話→読んだNASA組の反応

 

「現状一般人として生きてる21世紀メンバーについては、名前とキャラデザ変えろ。俺も含めて」

「君を一般人にくくるのスゴい違和感あるけど、まあ、言いたいことはわかったよ。……一からキャラデザしなきゃなのか……いや、その髪型そのまま描くの難しいし、むしろ助かったと思うべきか……」

「俺や司ちゃんみたいな業界人は、リアルのまんまのキャラデザにして、『このキャラのモデルは俺です!』って公言した方が、世間の注目寄せられると思うけど~……」

「──俺の世間体を気にしてくれているのなら、構わないでいいよ」

「何言ってんだバカ。最悪、テメーの妹にも飛び火すんだぞ」

「!」

「……司帝国関連のエピ自体、大幅にカットしちゃえばよくない? 正直、ツバメの石化から人類石化までの流れと、石神村関連のエピだけで、十分“目的”は達成できるんだし」

「──ウソでしょ? プロットも一から組まなきゃダメなの???」

「話組むのは俺も手伝うから~! 先生頑張って~~~!」

「……いや、俺と千空の対立をカットしたら、“石化復活による快復効果”について話に組み込めなくないかい?」

「あわや対立って時に、すぐに千空ちゃんが“快復効果”の仮説を告げて“セルフ人体実験”持ちかけた、って流れにすればイケるイケる~~~」

「いや、結局俺の首は折られんのかよ」

 

(プロットはほとんどゲンが組んだ)

(基本はキャラデザだけでいっぱいいっぱいだった)

(名前については、他の面々みんなで考えた)

 

  ↓ ↓ ↓

 

(6話まで読んだNASA組)

「──へぇ、司氏のやらかしは、ほぼ丸ごとカットされてるんだね」

「んっ!? 今なんか聞き捨てならねーこと言ったなゼノ!?」

「司って、玲央のモデルになった獅子王司かい?……このマンガの中でも、十分()()()()ているように見えるけど」

「千空……がモデルになったキャラの首、折っちゃってるもんね……」

「いや、かなりマイルドに改変されているよ。僕も後から、人伝にきいただけだけれど──」

 

(かつて南から聞いた“科学王国 対 司帝国”の話を、そのまま語るゼノ)

(司の所業にドン引くシャミール)

(自分の歌で戦争が止まったとは聞いていたが、予想外の方法過ぎて顔をひきつらせるリリアン)

(とんでもねぇ修羅場話に、思わず泣きながら息子へ電話をかける百夜)

(「いや、司もゼノにだけは言われたくねぇと思うわ」と思わずこぼしてしまう千空)

(ゼノの()()()()を知り、思わずゼノへ掴みかかる百夜)

(今このタイミングで傷害事件を起こすのはマズイと止めるシャミール)

(百夜が宇宙から帰ってきた後、殴られることが確定したゼノ)

 

 

・ISSクルーと“オフューカス”

 

『宇宙ステーション・ISSへ。こちら、多機能宇宙航行船“オフューカス”。応答を求む、応答を求む』

「おお、マジで来た!──“計画”通りのタイムスケジュールだな、“ホワイマン”! 息子から話は聞いてるぜ!」

『──WHYWHYWHYWHYWHY』

 

(のっけから想定外の歓迎を受けて、久しぶりにWHY連呼しちゃう“ホワイマン”)

 

 




ネタの断片だけが脳内で暴れまわって、お話としてまとまってくれない(白目)
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