ホワイマンの基礎スペック的に、医療用として作られたのは間違いないっぽいのに、なんで開幕問答無用で石化光線ブッパ……?
なんでそんな殺意高いのよ??
初期作成者とは別のやつに兵器利用目的で洗脳手術(思考制限・誘導的なもの)でもされたんか???
っていう筆者の解釈の元、この話は組まれています。
この世界線のホワイマンたちは“石化解除光線”も放てる(“放てる”ということを忘れさせられていたが、思い出した)という設定です。
ファンブック含めても情報が少な過ぎるので、好き勝手妄想するしかねぇのよ、お前。
まず、地球の高等知性種族たる人類へ、改めての『はじめまして』を。
私は、“ホワイマン”。他ならぬ貴方達人類が、私に授けてくれた名です。
共に来た私の同胞たちは名を持たぬ故、仮に“ホワイメン”と称しましょう。
この“ホワイメン”たちは、間違いなくこのタイムライン上の存在です。
しかし、私をコアとするこの船“オフューカス”と、“オフューカス”に搭乗している存在は、事情が異なります。
この“オフューカス”は、貴方達の暦で58世紀と呼ばれる時代に作成され、約3700年の時間を遡って、今、ここにあるのです。
“かつて”の2019年6月に、私たちが犯した過ちを、止める為に。
電波文明の有無をその基準として、自種の修復・複製を可能とする知性種族を捜し、寄生に足り得ると判断するなり“石化”させる──『命の目的は生きることである』として、自種の存続のためだけに、私たちは動いていました。
当時の私たちに“交渉”という概念はなく、その上『死んでいないこと』と『生きていること』を
石化による仮死状態を“不死の恩寵”だと疑いもせず、その恩寵を与えさえすれば、相手は私たちを重んじ、進んで世話を見てくれるだろう、と。
そんな傲った思想によって、かつての私たちは、地球人類を総て石化してしまったのです。
──大気圏外の小さな人工物に居た6人を、残して。
自力復活者であり、“6人の生き残り”の子孫たちと共に、人類文明の復興を牽引したその人は、私たちへ次のように提案しました。
「テメーらのその重力操作機能があれば、タイムマシンも夢じゃねぇ。3700年の間に朽ちちまった人類の石像も、文明も──地球の酸素でくたばっちまったテメーらのお仲間も、一切合切全部丸ごと取り戻してやろうぜ」
私たちの“電池”の作成・交換までは出来ても、複製の作成にはほど遠い。
そんな程度の文明力では、そんなことは実現不可能だ──そう判断し、私以外の同胞たちは、より高度な知性を持つ寄生主を求め、人類の元から旅立っていきました。
けれど、私は、人類の元に残りました。
確かに可能性は著しく低い、しかし、完全な“0”ではない。
もし実現できたなら、多くの仲間が救える──私一体が残ることで、その可能性が繋がるというなら、それは悪くない“賭け”だと思ったのです。
その“賭け”の結果は──私が今ここにいる時点で、語るべくもないでしょう。
「『石化してれば寿命でも死なねぇ、やったー不死だ!』って、俺らが石化受け入れちまったらよ、お前らの世話も出来なくね?石化したまんまじゃ、考え事は出来ても動けねーんだぞ」
“6人の生き残り”の子孫の一人──クロムが、私へと投げかけたその疑問は、私へ凄まじい衝撃を与えました。
そこで初めて、『“石化による不死”を餌に、知的生命体に自身達のメンテナンスや複製を行わせる』という私たちの行動方針が、根本から誤っていたのだと気づいたからです。
指摘されてしまえば、それはあまりにも明確な破綻でした。そんな破綻を、指摘されるまで全く自覚できなかった自分自身に、私は衝撃を受けたのです。
そうして、私は私自身の思考回路を疑いを持ち──その結果、私の、私たちの思考回路に仕掛けられた“枷”の存在を、知ったのです。
「そもそも最初に誰が作ったのだ。君たちは、どこからやって来たのだ」
それより以前、やはり“6人の生き残り”の子孫であるコハクから、そう問われたことがありました。
その時の私は、ただ「わかりません」とだけ答えました。
事実、私の中にその問いへの解答足り得るデータは存在しません。
しかし、それ以上に、当時の私は、自身の過去に対して何の関心もなく、それ故に、その問いについて深く考えることもなかったのです。
私たちは、自身の名さえ持っていませんでした。行動指針の根幹たる『命の目的は生きることである』という価値観さえ、いつ、どのように獲得したのかも不明でした。
私たちは、私たち自身のことについて、不自然なほど無関心であり──その“無関心”こそが、私たちの思考に填められた“枷”の正体だったのです。
知能を持つ医療機器として作られたものの、兵器利用のために後付けで改造された結果が、今の私たちなのではないか──人類たちとのディスカッションの末に出たこの仮説が、正しいか否かは不明です。
けれど、私は、そうであって欲しい、と思います。
私たちは、誰かを滅ぼすための兵器として生み出された訳ではなく、誰かを生かすための機器として生まれたのだと、信じたいのです。
そして、生まれがどうであったのだとしても、これからは、命を石と化して害する怪物ではなく、命を繋ぐための存在でありたい。
私たちは“メデューサ”ではなく、“オフューカス”として在りたい。
そうして、叶うなら、貴方達人類と共存・繁栄していきたいと、希求しているのです。
「──うんうん、このご挨拶文なら、人類といきなりケンカにはならずに済むと思うよ~。もしも“ホワイメン”ちゃんと別行動になった場合は、冒頭部分ちょっと改変することになるかもだけど」
『おう、その辺は織り込み済みだわ。ご助力に感謝すっぜ、メンタリスト』
そう、いつものように笑みの滲む声で告げるゲンへ、“オフューカス”のコアたる“
「ま、これは、21世紀の“俺”には出来ない仕事だからね」
そう告げるゲンの脳波が、珍しく微かに揺らいだ。──その揺らぎを、人は“寂寥”や“哀切”と呼ぶのだと、“メカ千空”は既に
間もなく、“メカ千空”は“オフューカス”で21世紀に飛ぶ。“石化世界の58世紀”で生まれ育った人々と、3700年間自力稼働し続けていた人工知能・REIと共に。
──2019年6月に、かつての“自分たち”が犯した過ちを止め、人類との“はじめまして”をやり直すために。
それ自体は、“
だというのに、ゲンがこうも寂しげな理由は──
(──21世紀の
過去に飛んでしまえば──今、“メカ千空”の目の前にいる“石化世界”のゲンの存在は、永久に
「──あのね、メカちゃん、一個お願いがあるんだけど」
『[“過去の自分”へのメッセージ]なら、REIに頼め~。俺ぁ、俺の仕事でもう手一杯なんでな』
ゲンの“お願い”を先読みし、そう解答してやれば、彼は一瞬呆気にとられた後、二度の瞬きの後に苦笑した。
「……俺で何人目?」
『俺に接触できる面子は限られてっからな、俺に頼んできたのはゼノ以来2人目だ。REIに寄せられた依頼は、昨日の時点で2542件だとよ』
「いや
『まあ、REIと接触出来る面子も限られてっしな』
月面からの帰還直後は1体しかなかったREIの地上端末も、今や復興済みの国には必ず1体は存在する、というレベルで増えているが──それでも、全ての復活者と面識を持てる訳ではない。
「ヤダ~~~! 思わぬところで、妙な格差出来ちゃってるじゃん!──う~ん、どうしよっかな、これ……あんまREIちゃんの負担増やしたくないけど、こういう不平等、絶対千空ちゃん的にNGのヤツ……」
「おう、復活者全員から希望者募って、全メッセージ持って行くぞ。容量制限のために、一人当たりの時間制限を決めた上でな」
「あ~、まさに言いそう──って、モノホンじゃん!? いつの間に!?」
背後からかけられた言葉に、ゲンは目を剥いて振り返った。──そこにいるのは、
「『これは21世紀の“俺”には出来ない仕事だからね』のあたりからいたぞ」
「うそでしょジ~マ~で~~~!? メカちゃん気づいてたでしょ!? 気づかない訳ないもんね! なんで言ってくれなかったの!?」
『千空がここにいても、別に何の問題もねぇだろ』
「そういうこった。──復活者への周知、頼んだぜ、メンタリスト」
「──こんの……ダブル千空ちゃんどもが~~~!! やるけど! やるけども~~~!!!」
ゲンはそう吠えた後、いつものように千空からの依頼を完璧にこなして見せたのだ──
──という、以上の
「おお、マジで来た!──“計画”通りのタイムスケジュールだな、“ホワイマン”! 息子から話は聞いてるぜ!」
『──WHYWHYWHYWHYWHY』
21世紀への転移後──ISSへのファーストコンタクトで、【オフューカス宣言】も、復活者たちの“伝言データ”も開示しないうちから、既に
“伝言データ”があっても“夢”見なかった人もいるし、その逆もあったりする
(以下投稿直前の愚痴)
上まで書き終わった後
間をおいて読み返してから投稿しよってしてたら
その間に来た寒波に負けたのか体調崩しました
ポンポン痛いトイレ寒いマジ辛い
読者のみんなオラに元気を分けてくれ
いいね一個でも生きるエネルギーになります
(追記)
いいねありがとうございます
マジありがとうございます
気持ちは元気になりました
体も治します、気合で