Q.ルギアにまいこはんは似合わないのか?   作:GT(EW版)

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存在しない原作のヒロイン

「エンジュシティの舞妓さんって、ルギアには似合わないと思うんだ」

 

 

 転生オリ主、エンジュシティのタカネは嘆く。憂いを帯びたその顔は、触れればかすれてしまう儚さを映していた。

 しかし、実際のところ中身は残念である。

 

 あれは、そう……前世の頃の話だ。

 今となっては随分昔の話になるが、彼女が初めて「ポケットモンスター ソウルシルバー」をプレイした時から抱えていた率直な意見である。

 

 日本が世界に誇る言わずと知れた名作ゲーム、ポケットモンスターシリーズ。

 その中では「ポケモン2」として位置づけられた古株の作品であり、今も高い人気を誇る不朽の名作「ポケットモンスター金銀」。それをニンテンドーDSソフトとしてリメイクした「ハートゴールド・ソウルシルバー(通称HGSS)」は、ゲーム史でも稀に見る見事なリメイク作であった。

 

 ポケモン金銀で好評を博したマップ、音楽、ポケモン、トレーナー……各々を尊重し、改良しつつ、当時の最新世代である第四世代に合わせたさらなるブラッシュアップに成功した作品である。

 HGSSではポケモンの連れ歩きやマップの拡大、登場ポケモンやシナリオの追加と言ったゲームボーイ時代には容量の都合で実現できなかった新要素が続々と導入され、当時の世代のみならず未プレイの子供たちにとっても魅力的な内容に仕上がっていたものだ。

 100点満点中120点。彼女にとってHGSSとは、発売前から膨れ上がっていた当初の期待をさらに超えた完璧なリメイクだった。

 

 そう、HGSSは間違いなく名作で、大満足な出来だったのだ。

 

 それは原作の金銀をプレイし、ともすれば懐古厨と揶揄されかねないほど原作を愛していたオリ主にとっても共通の認識である。

 リメイク作というものは基本的に、ユーザー側からしてみれば原作の評価が高い作品ほど期待が大きくなるものであり、ともすれば完全新作以上に厳しい目で見られがちなものだ。

 その点HGSSは彼女を含む多くの懐古主義者からも高い評価を受けており、多くの金銀ファンにとって理想的なリメイクだったと言えるだろう。その満足度の高さ足るや、続く第五世代が発売された後でさえ彼女は遊びに遊び続けたほどだ。

 

 ──しかし、そんなエンジョイ勢である彼女にも……いや、エンジョイした彼女だからこそと言うべきか、当作には幾つか物申したいことがあった。

 

 不満点らしい不満点は全て一個人の感想に過ぎず、どれも重箱の隅をつつくような些細な点であったが……彼女はソウルシルバーをプレイし、パッケージポケモンである「ルギア」と対面した時、思ってしまったのである。

 

 

 ホウオウと比べて、舞妓さんたちが似合わないなぁ……と。

 

 

 それが一般論だったのかどうかは、彼女自身もわかっていない。

 前世の彼女はぼっちだったわけではないが、一緒にポケモンを語れる友達はいなかったのである。故に、その意見に共感してくれたのは一つ違いの兄貴だけである。

 

 彼女はルギアとホウオウ──ポケモン金銀及びHGSSのパッケージを飾る伝説のポケモンは、ルギアの方が好きだった。

 

 無論ホウオウも好きなのだが、ルギアに関しては全ポケモンの中でも特別な存在だったと言える。

 それにはやはり、彼女が幼い頃に視た映画「劇場版ポケットモンスター 幻のポケモンルギア爆誕」の影響が大きかったのだろう。

 この夏! 家族と一緒に見に行った映画館で目にした光景は、幼少期の思い出に熱く刻まれることとなった。

 前作「ミュウツーの逆襲」よりもわかりやすく派手な内容は彼女の幼い心に鐘のように響き、「ファイヤーでおち?」「サンダーひどい……」「ルギアつよい! かっこいいー!」「ロケットだんいいやつ!」「フリーザーかわいそう……」とか、大体そんな感じの感想を抱いたものである。

 

 特にルギアの圧倒的な姿に彼女は魅了され、心を奪われた。

 そんな彼女は新作の「ポケモン金銀」では映画に登場した幻のポケモン「ルギア」が登場すると知ったその瞬間から、銀バージョンが欲しいと父におねだりし誕生日プレゼントで買ってもらったものだ。

 

 彼女はそんなリアルタイム世代の、筋金入りのルギア派だった。

 

 だからこそ、思い入れ深い「ポケモン銀」のリメイク作である「ソウルシルバー」をプレイした時に引っかかりを覚えたのである。

 

 第四世代風にブラッシュアップした結果、原作よりもルギア関係のシナリオが追加された!(最高!)

 ルギアとの遭遇に、専用の戦闘BGMが追加された!(最高!)

 うずまきじまの最深部でまいこはんたちが踊ったら、滝からルギアが召喚された!(……)

 

 

「踊りより笛鳴らした方がそれっぽかった気がする……」

 

 

 ゲームで散々ポケモンに触れてきた自分が、何の因果かこの素晴らしいポケモン世界に生まれ変わった。

 その時点で彼女は勝ち組であり、もっと言えば生まれたその地がジョウト地方のエンジュシティだったのも最上の幸運と言えるだろう。

 そしてエンジュシティと言えば現実で言うところの京都をモデルにした町であり、ポケモンシリーズでも随一の和風テイストが施された美しい町である。

 

 西にそびえる「やけたとう」には伝説のポケモン、エンテイ、ライコウ、スイクンが眠っており、東にそびえる「スズのとう」には金バージョン及びハートゴールドのパッケージポケモンである、伝説のポケモン「ホウオウ」が舞い降りる場所として有名だ。

 

 ホウオウのモチーフはその名の通り鳳凰に沿ったものである為か、ゲームでも色鮮やかな着物を纏った舞妓たちの踊りを儀式に塔の最上階へと降臨するシーンは実に神聖な演出となっており、ホウオウらしさをこれでもかと言うほど引き出した美しい改変だと──当時ハートゴールドを買った兄のプレイを覗き込みながら、「ほえー……」と声を漏らしながらいたく感心したものだ。

 

 そんなハートゴールドのホウオウ降臨イベントと見比べると、ソウルシルバーのルギア爆誕シーンはどうしてもアンバランスと言うか、ミスマッチ感が拭えなかったという記憶が彼女にはあった。

 

 ……いや、もちろん滝の中から映画さながらの演出で飛び出してくるルギアの姿は迫力のある素晴らしいものだったのだが、呼び出す過程がハートゴールドと同じ舞妓たちの踊りであったことが引っ掛かってしまったのである。

 

 それこそが「ソウルシルバーのまいこはん、うずまきじまのルギアには似合わない問題」である。

 なまじ片割れのハートゴールドでは、スズのとうのホウオウに似合いすぎたからこそ感じた違和感だった。設定上ルギアも元々エンジュシティに住んでいたのだから、縁もゆかりもあるのは理解していたが、それでもである。

 

 

 

 ──なら、どうする?

 

 

 ……と、ここまで語るとまるで舞妓たちに対するネガティブキャンペーンのように聞こえるが、オリ主には決して彼女らの存在を疎むような意図は無い。

 

 何故ならタカネは、件のまいこはんたちに誰よりも甘やかしてもらっている末妹の身分だからである。

 彼女は優しくて面白い姉たちのことが大好きだった。

 

 

 エンジュシティのタカネ。

 

 ポケモンの世界に生まれて狂喜乱舞した彼女は、十歳の誕生日を迎えた途端ジムバッジ集めの旅に出て、多くのポケモントレーナーたちとのポケモンバトルに熱中しながら日常を謳歌していた。

 それはもう、何も知らない周りの人間から見れば「この子ちょっと生き急ぎすぎじゃない……?」と引きつくほどに、転生者であるタカネは刹那の時を全力でエンジョイした。

 

 そんな生粋のエンジョイ勢であるタカネだが、今世では血筋の良さかポケモンバトルの才能に恵まれ、旅を始めて僅か一年でセキエイリーグに挑む実力者へと成長していった。

 

 その勢いのまま、彼女は勝ち進んだ。

 

 鍛えた技で勝ちまくり、仲間を増やして次の町へ。

 それはもう、立派にチートオリ主を名乗れるほどの堂々たる戦績であった。

 セキエイリーグではイツキ、キョウ、シバ、カリンの四天王を初見で打ち破った彼女は、最強のポケモントレーナーの座まであと一歩のところまで上り詰めたのである。

 

 そして迎えたチャンピオン戦──準備は、万端の筈だった。

 

 最後の扉を潜る前に、彼女は四天王がこの四人ならチャンピオンはワタルの筈だと前作の原作知識を参考にメタを張り、事前に手持ちポケモンたちに対ドラゴン用の氷技やドラゴン技などを覚えさせておき、万全な態勢で決戦に臨んだのである。

 しかしそこに待ち構えていた少年(・・)の姿を一目見た瞬間、彼女はその準備が無意味であることを悟った。

 

 セキエイリーグ最後の部屋で待ち構えていたのはポケモン金銀及びHGSSのチャンピオンでお馴染みのドラゴン使いワタルではなく、無言でモンスターボールを突きつけてくる赤帽子の少年だったのだ。

 

 

「………………」

 

 

 デンwwwwwデンwwwwwwwwwデンwwwwwデンデンwwwww

 デデンwwwwデデンwwwwwデデンwwwwデデデーンwwwwwww

 

 ピカチュウLv.81「ちゅぁぁああっ!」

 

 

 思わずそんな怪文書が脳内に過ぎってしまうほど、その時の彼女は気が動転した。レッドサンナンデ!? と。

 

 しかし、彼女は逆に考えた。逆に。

 

 チャンピオンはレッド。自分がポケモンリーグに挑んだのは、ゲームで言えば丁度赤緑と金銀の間の時期だったのだと、タカネはその時になってようやく気づいたのである。彼女はニュースを見ない、世間知らずなお嬢様系オリ主だった。

 

 故に、対ワタル戦を想定したドラゴン対策は完全に無駄になったわけだが……彼女は逆に考えた結果、「これはこれで面白いね!」と、目の前のサプライズ展開を全力で楽しむことにしたのである。

 

 ──だってさ……レッドさんだよ?

 

 シロガネ山のポケモントレーナーではなく、現役チャンピオンのレッドと戦う。そんなことは、ゲームの中ですら誰も成し遂げたことの無い体験である。

 それをゲームではないリアルの世界で実現できるのだから、こんなに嬉しいことはないと。彼女は笑顔で勝負を仕掛けたのである。

 

 

 

 

 その結果……彼女はレッドとの勝負に負けた!

 

 

 6対6のフルバトルで相手の手持ちを残り2匹まで削ることができたものの、5匹目のポケモンを突破することができず、チャレンジャータカネの挑戦はチャンピオンの前に敗れ去ったのである。

 

 しかし、負けたタカネの目に涙は無かった。

 

 それは負けた悔しさ以上に、最高のチャンピオンと戦えた喜びの方が大きいからかな……と、ゲームでワタルが言っていたような台詞を吐きながら晴れやかな顔で彼と握手を交わしたタカネは、負けたと言うのにジムバッジを集めた時よりも大きな達成感を抱きながら、セキエイリーグを立ち去ったのである。

 

 

 

 旅を終え、実家に帰ったタカネはそれからのこと……姉たちのような立派な舞妓になる為の稽古に励んだ。

 

 旅に出る前まではポケモンバトルやポケモンと戯れることばかり考え、家業の踊りや歌には何の興味も見せなかった末妹の急な心変わりを見て周囲は訝しんでいたものだが、実際のところタカネはそちらに関しては既に、セキエイリーグに挑んでチャンピオンと戦ったことでやり切ったつもりだったのだ。

 或いは燃え尽き症候群に近い精神状態だったのかもしれないが……チャンピオンと満足の行くバトルができたことで、彼女の気持ちには一区切りが付いていた。

 

 そんな彼女が家業に励み始めたのも、前向きと言えば前向きな話だったのかもしれない。

 

 ……しかしふとした瞬間、踊りの稽古を行っていた時のことである。姉たちから「来るべき時」の為に備えて海の神、ルギアに捧げる舞いを教わっていた時──タカネの頭に冒頭の感情が過ぎったのである。

 

 

 「ルギアにまいこはん、似合わなすぎだろ!」と。

 

 

 そしてその瞬間、彼女の中で熱く燃え盛るような強烈な衝動が湧き上がってきた。

 それは十歳の頃、周囲の反対を押し切って実家を飛び出し、ジムバッジ集めの旅に繰り出した際に抱いたのと同じぐらい強い感情だった。

 

 

 すなわち──二度目の思春期の来訪によってぶり返した、厨二病の再発である。

 

 

 

 

 ──ルギアにまいこはんが似合わないなら……どうする?

 

 

 

 

 ──なればいいじゃん、ルギアに似合う巫女に。

 

 

 

 

 ──そうだ……私がフルーラだ!

 

 

 

 

 セキエイリーグのチャンピオンにはなれなかった。

 だが、今の自分ならなれる気がした。「劇場版ポケットモンスター 幻のポケモンルギア爆誕」に登場した劇場版ヒロイン──フルーラのようなルギアに似合う巫女的な存在に。

 そう、かつてあの映画に影響されて、リコーダーでフルーラの笛の曲が吹けるようになった前世の経験を生かす時がやってきたのだと──彼女は自分が生まれ変わった意味にたどり着いたのである。

 

 

「タマ姉! 私、うずまきじまに篭もるね!」

「はえ?」

 

 

 そういうわけで厨二病オリ主ことタカネが再び実家を出たのが、十二歳の頃のことだった。

 累計年齢は割といい年齢になっている筈の今も、彼女は特に精神年齢が高いわけではない。その頭はまるで、あどけない肉体に引っ張られているかのようにシンプルだった。元々の性格である。

 

 ルギアに舞妓はんが似合わないなら、自分が似合うようにすればいい。タカネは戸惑う長女の前でドヤ顔を浮かべながら、新たな人生目標を設定したのだった。

 

 

「カモーン! みんなー!」

 

 

 彼女が勢い良く襖を開けるなり外に向かって呼びかけると、縁側でゴロゴロと寝そびりながら毛繕いをしていた相棒のニンフィアが起き上がり、奥にある庭の池からはぬおっとした顔でヌオーが立ち上がった。

 屋根の上で鎮座していたエアームドが颯爽とタカネの前に降り立つと、その身を屈めていつでも乗ってくれとスタンバった。その間、僅か十秒。まるで彼女の呼び掛けをずっと待ち続けていたかのような素早い反応だった。

 

 幼い頃から一緒にいるパートナーポケモンのニンフィア。旅に出て初めて捕まえたヌオー。メイン盾のエアームド。三匹は皆、タカネと共にセキエイリーグに挑んだ頼もしき仲間たちであった。残りの三匹は外に出る気分ではなかったようで、今は皆モンスターボールの中に待機している。

 

 エアームドの背に乗り込んだタカネはニンフィアとヌオーをそれぞれモンスターボールに戻すと、呆気に取られた様子の姉──舞妓はんのタマオに軽いノリで別れを告げるなり、「そらをとぶ」を命じ高々と上昇していった。

 

 

「いざ出発っ! 待っていろルギアー!」

「気をつけてな~」

「はーい!」

 

 

 長女は、割と放任主義だった。

 そんな彼女に見送られながら、タカネが向かう先はタンバシティ。着陸後はそこからヌオーの波乗りと渦潮を駆使してルギアの眠る「うずまきじま」へと向かう所存である。

 こういう時に役立つのはジムバッジ集めの旅で培ったバイタリティーと、伝説のポケモンの生息地がインプットされた原作知識である。

 

 ゲームでも何度となく訪れた場所だ。エンジュの民が海の神と崇める伝説のポケモンの居場所は既に、オリ主の残念な頭に染み付いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ポケットモンスター ライジングハートゴールド・ディープソウルシルバー」はポケットモンスターシリーズにおいて●●作目のタイトルである。

 

 

 ●●年前に発売された「ポケットモンスター金銀」を原点とする本作は、その後にリメイクされたニンテンドーDS用ソフト「ハートゴールド・ソウルシルバー(HGSS)」の更なるリメイク作として位置付けられる。

 

 かつて多くのプレイヤーたちが熱望していた金銀リメイクことHGSSが世に出たのも、今や●●年前のことである。最新のゲームハードが続々と登場してきた昨今、多くのポケモンファンが不朽の名作の「再リメイク」を求め始めたのも、既に「ダイパリメイク」や「BWリメイク」、「BW2リメイク」が販売された今となっては必然の流れと言えるだろう。

 

 最新のハードに対応し、VRモードにも対応したポケモンやトレーナーたちの美麗な3Dグラフィック。

 シームレス化され、さらに没入感が増した広大なジョウト、カントーマップ。

 作中のイベントやキャラデザイン、登場ポケモンなどは基本的にHGSSのものが踏襲されているが、かつては登場しなかった第五世代以降のポケモンや技なども、もちろん対応している。その為、ジムリーダーや四天王、チャンピオン戦の難易度もかつてのダイパリメイク並みに引き上がっており、ストーリーをクリアするだけでもかなりのボリュームがある仕上がりとなっていた。

 

 中でも原作より大幅に強化されたライバルやラスボスの強さは、年季の入ったプレイヤーほどその超強化ぶりに驚かされたものである。

 

 

 ──そしてシナリオ面の変化を語る上で外せないのが、新キャラクターの存在である。

 

 

 まいこはん6()姉妹の末妹、タカネ。

 

 「うずまきじま」の最深部に通じる道に追加された新マップ、「ぎんのほこら」にて清らかな心を持つトレーナーの来訪を健気に待ち続けている少女は、ルギアをイメージした銀色の巫女装束が印象的な一見すると儚げに見える大和撫子系美少女であった。

 年齢は姉たちとは少し離れており、主人公と同じぐらいである。イベント発生前時点では主人公が話しかけても反応を返さず、ただ一人祠の中で目を閉じながら祈りを捧げている姿は姉たちとはまた違うベクトルの神聖な雰囲気を醸し出していた。

 

 ソウルシルバーのリメイク「ディープソウルシルバー」では、プレイヤーが八つのジムバッジを集めた後、エンジュシティにて特殊なイベントが発生することとなる。

 エンジュシティの稽古場でまいこはんたちとのバトルに勝利し「うみなりのスズ」を手に入れた後、長女のタマオから彼女の存在を聞かされるのだ。

 

 それから「うずまきじま」へ赴き、ぎんのほこらにたどり着いた主人公が、そこに何も言わずに滝に対して祈りを捧げていた銀色の少女に「ぎんいろのはね」と「うみなりのスズ」を彼女に見せることでパッケージポケモンであるルギアの登場イベントが発生する。

 

 最初の会話時点では「……どうかしましたか?」「……わたしに なにかごようですか?」と儚げな淑女然とした顔で応対してくる彼女だが──主人公がルギアに由来する二つのアイテムを持っていることを知ると、途端にその場で飛び跳ねて喜びを表すのだ。

 それがまた、一部のユーザーの間で評判だった。

 

「じゃあキミが すぐれたるあやつりびと ってコト!? すごい! すごーい!」

 

「○○くんっていうんだ! わたしはタカネ! ぎんのみこ ってよばれてるよ!」

 

「わたし キミがくるのをずっとまってたんだ! さっ きてきてっ!」

 

 ──と、そんな感じにいきなりフルスロットルでテンションを上げてくる彼女の姿は、儚げなビジュアルに対してギャップの激しいものだった。

 

 そしてそれからの重大イベントを経て、主人公は彼女と交流を深めることになる──という点が、ポケモン銀の新リメイク「ディープソウルシルバー」にのみ発生する特殊イベントだった。

 

 

 

 これは、そんな彼女の愉快な巫女ライフを書き綴ったおこがましい物語である。

 

 

 




 evolutionを見たらルギアと言うよりうずまきじまが似合わなかっただけだったように感じました。カネのとうのルギアならまいこはんも似合ってましたね

 金銀の再リメイクはそろそろやるのではないかと密かに待っています
 BWリメイクの次の次ぐらいのタイミングで来ないかな……
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