目が覚めたら宇宙世紀…だよね?〜ジオンが独立に至るまで〜 作:妄想零炎
CVは新井○美。
降下前に、自分が所属する小隊の面々と会ったら、とんでもない人間がいた。
「この第一機動小隊を預かる『エイブラム・M・ラムザット』だ」
名前を聞いただけだとぴんともこなかったのだが、彼の顔をよく見て覚えがあることを思い出す。
褐色の肌に赤茶けた髪と顎髭。そして顔の左半分に縦に走る切り傷。
この人Gジェネのキャラだ!!
Gジェネレーションという、ガンダムファンなら多数が知っているゲームに登場するオリジナルキャラだ。
ゲームでは特にシナリオに絡む背景があるわけではなく、自軍で扱えるユニットとして登場のみの存在だが、こちらの世界で彼は大尉で、国防隊の頃からのベテランだった。
安元○貴に似たやたら低く渋い声の大尉はまあ、いい。問題は、むしろもう片方の同僚である。
「フローレンス・キリシマ曹長です。よろしくお願いいたしますわ」
なんで……なんでなんだ?
青黒く艶めいた輝きを放つ前髪をお姫様カットした長髪、キツめの印象与える切れ長の目をした美女。
100人の男がいたら、100人とも振り返るほどの美貌を持った人物。
でも、この人物もGジェネのキャラクターだ。しかも、かなりのネタキャラである。
「あら中尉、どうかされましたかしら?」
「あ、いえ何でもないです」
すでに口調に片鱗が見えている。間違いなく性格はゲームのものを踏襲しているようだ。
彼女もGジェネのオリジナルキャラで、プレイヤーが自由に扱える存在だった。ゲームで全身を見ることは叶わなかったが、かなりスタイルがいい。
特にかなりの巨乳だ。Hカップってやつか? 軍服のサイズがあっていないのか、はたまた胸部が大きすぎるせいかピチピチに張って体のラインをより際立たせている。
男の性でついまじまじと見てしまい、失敗したと思った時には遅かった。
「あ? テメェどこみてやがんだ……ですわ?」
オクターブ低い声、そして狩りをする猫のような鋭い目がこちらを睨んでくる。
殺られる!
金縛りにあったように体が動かない。白くなりかける頭の中で必死に言い訳を考えた。
「あ、いや、とても上品なお嬢様だったので驚いてしまって。軍には似つかわしくないものだから」
「あら?」
詰め寄ろうとしていた彼女は、ころっと雰囲気を変える。
「とーぜんですわ! 私はキリシマ家の人間ですもの。おーほっほほほほほほ!」
機嫌よく高笑いするキリシマ嬢に、内心で冷や汗をかく。
彼女はゲームでも乱暴な口調と好戦的な性格をしており、シリーズを重ねるごとにそれが増して行ったキャラである。本人はお嬢様のつもりだが、言葉と態度が本性を隠しきれていない。
黙って立っていれば美人なんだがな。
「ん? テメェ今失礼なこと考えなかったか」
「滅相もない!」
そういや、ゲームじゃ
「チッ……これから、よろしくお願いいたしますわね」
こんなのが同僚とかー。
ついに巨乳ヒロインを出したぞ!