目が覚めたら宇宙世紀…だよね?〜ジオンが独立に至るまで〜   作:妄想零炎

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 他の方の作品読んで真似して始めてみたけど、上手くは書けませんな。



第2話 Side『オルド・フィンゴ』

 

 UC69年に、大いにびっくりすることがあった。

 

 それは、ジオンきっての大企業であるジオニックと、ツィマッド社が経営統合を発表したことだ。

 

 『機動戦士ガンダム』が好きな人間なら知っている人も多いだろうけど、ジオニックはMS(モビルスーツ)『ザク』を開発した会社で、ツィマッド社は『ドム』を作ったところだ。ジオンきっての大企業である。

 

 自分の前世の知識ではこの二社がひとつになるなんてことはなかったはずなのだが……。

 

 経営統合達成し二社は『ジオ・マッド』と社名を改める。

 

 そしてさらに驚くことは続く。

 

 UC71年。僕が17歳になり、士官学校に入った年だ。政治家として、同時に国防軍のトップとして内外に異様な存在感を与えていたギレン・ザビが突如として、地球圏において連邦を外した共同経済区『サイド共栄圏構想』を発表。

 

 これはジオンと連邦だけでなく、他のサイドも巻き込んでかなりの物議を醸した。

 

 でも、たしか『サイド共栄圏』って、『ガンダムUC』で裸の人(・・・)が考えてたことじゃなかったっけ?

 

 知ってる歴史と違う流れが起きていて、自分が本当にガンダムの世界に転生したのかわからなくなってきたりもした。

 

 実際、ジオン公国は構想の先駆けとして、他のサイドから技術交流として学生を無償で留学させて、けっこうな交流をもつこととなる。

 

 サイド3はもともと技術工業系の人間が集まったところなので、それに関しては地球圏でトップのものを持っている。他のサイドとしても最新鋭の技術は是非とも取り入れたいところなので、あれよあれよと言う間に話は進んだようだ。

 

 連邦としては反抗的なジオンを含め、サイド間での人の流入を防ぎたかったようではあるが、各サイドが連邦より購入している生活資源――つまりは水と空気だ――の関税を引き上げに同意することと、ジオンが木星公社――実質、連邦の国営企業だよね――より購入しているヘリウム3の量を増加することで矛先を収めることにしたようだ。

 

 まあ技術交流といっても、メガ粒子砲のような軍事利用が明確なものは厳禁と連邦に念をおされたようだけど。

 

 UC73年には、僕の父と母が亡くなった。

 

 謀殺とかではなく、開発中のMSへの新型推進エンジン試験の事故だ。とある宙域で試験を行っていた機体が暴走して、管制塔でもある艦に激突して分解爆発。整備員として艦に同乗していた父母はそのまま帰らぬ人になった。

 

 この事故は箝口令が敷かれたために公になることはなかったけれど、父の同僚だった大尉が教えてくれた。

 

 それなりに落ち込みもしたけど、割と冷静でもあった。そもそもあまり家庭にいない二人だったし、僕も子供らしい子供な様子をあまり見せなかったから、親子としてはなんだかドライな間柄だった。

 

 事故を起こしたエンジンが、土星エンジン(サターン)だったのも影響していると思う。

 

 ヅダのあれである。

 

 前世の知識で、あれはだめだとわかっていた。

 

 加速に対して機体の強度が低いという指摘も出ていたし、開発チームであった父母にはそれとなく注意も促したのだが、やはり駄目だった。

 

 この事故の後、自分は上層部より新設される予定の宇宙攻撃軍への配属を内々で命じられる。

 

 ヅダではなく、自分が担当していたMS-05ザクの正式採用が決まり、その整備や運用を熟知した人員が必要なのだ、と上司に告げられたが、前線出たくないのになぁ。

 

 なんて嘆きつつも状況に流されるままでいたら、あれよあれよとムサイに乗せられて、慣熟訓練としてザクの整備をさせられた。

 

 そしてUC79年。前世では一年戦争と呼ばれた、ジオン独立戦争が勃発する。

 

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