目が覚めたら宇宙世紀…だよね?〜ジオンが独立に至るまで〜 作:妄想零炎
手に入れたR型は僕らの部隊で改装していく。
必要なのはソールとの通信システム構築だが、これはゲルググに搭載されているものを強引にコピーして装備させた。ただ、作戦開始時間までに全機分は無理だ。
「で、オレに
呆れた顔のトラヴィスおじさん。
「オレぁ元連邦だぜ? 裏切るとか考えない? フツーはさ」
「そんときゃそんとき。大佐からもオッケーでてるからね」
通信プログラムも装置も期日までに必要数作れない。なら、
だめなら整備班の人たちから見繕うことになる。
「ドリスさんにも声かけといてね。あの人も操縦いけるでしょ」
「……オッケー。お前さんには勝てる気しねぇよ」
降参、とばかりにおっさんは諸手を上げた。
これでソールのパイロットは確保。
後の問題は――。
「――1番機のみ?」
僕の問いに、ケイ・ニムロッドが頷く。
「そう。大佐にあてがわれたソール。これだけジェネレーター部に余分な装置がついてる」
受領したソールは5機。
「資料だと、1番機は大佐が貰った
ふむ。
ケイが端末でみせてくる。
制御プログラムにも改竄の後あるね。
「大佐のMSはJ型のだっけ?」
「そう。S2の完成版」
大佐が受領したMSはゲルググJ。アニメ『ポケットの中の戦争』に出てきた機体だけど、この世界ではだいぶ仕様が異なる。インフレーム機構――要はムーバブル・フレーム――の試作型であったザクS2の試験データを元に開発されたもので、新規設計機体だ。
「これ、ジェネレーターの出力上げるってなってるけど、たぶん――」
ケイが渋い顔。
うん。僕も同じ意見だ。
偽装されているが、これ、最終的にジェネレーター暴走させて爆発させるものだな。
「どうする?」
「うーん。大佐のJ型は問題ないの?」
「ああ。そっちはなんの細工もされてなかった。仕様通り」
「じゃあこれ、僕の乗る3番機と交換しといて」
「はぁ!? お前、これそのまま使うつもりか?」
「うん。手は加えなくていい」
「欠陥持ちだぞ? しかもかなりやばめだ」
だからだよ。
なぜわざわざ大佐が使うMSではなく、こちらなのか。
なんとなく、これを仕込んだやつが誰なのかわかった。
「ケイは他のやつもよく見といて。たぶんMSは大丈夫だと思う。ただ念は入れといてくれ」
「ああ、そりゃあまあしっかりやるけどよ。本当にこのままで出撃すんのか?」
「
ケイは意味がわからんて顔をしたけど、まあ上手くやるつもりだ。
というわけで、ソールの1番機は僕が扱うことになった。
拝借したマッシュ中尉のザクRとのマッチングも済ませ、後は4時間後に作戦宙域に移動するだけ。
自室に戻って少し休むかな、と通路を移動してるところで、背後から銃を突きつけられた。
「ゲヒャヒャヒャッ!! 久しぶりだなぁ