目が覚めたら宇宙世紀…だよね?〜ジオンが独立に至るまで〜   作:妄想零炎

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 相変わらずの造ったプラモの妄想です。


第207.1話 『兵器解説』

 

『MS-10C3 グフIII』

 

 グフ・ドライと読む。

 

 正史と異なり、ジオニックとツィマッドが経営統合を果たしており、ジオン軍は地球侵攻作戦当初からドムを投入、グフは地上での格闘戦戦術実証機である、グフⅠ(アイン)と、飛行試験型であるグフⅡ(ツヴァイ)が開発された。

 

 ドムの戦果はめざましく、評判は非常に高かったものの、一部のエースパイロットからは格闘戦時の運動性と瞬発性能の低さを指摘されており、格闘戦を好むパイロットは地上での立体的な機動を――ドムよりかはマシ、であるが――行えるMS-06JBの配備を望んだ。

 

 そのため、異例ではあるが現場の声を受けて白兵戦用のMSの開発が行われることが決定する。

 

 だが、すでにドムの生産が軌道に乗り始め、ジオマッド本社では次期汎用MSゲルググがロールアウト間近であり、早くも旧式となりつつあるザクを再設計しただけでは、現場の要望を汲み取ることはできないと考えた北米方面軍司令ガルマ・ザビの発案により、軍の開発部は、ドムやゲルググとの連携を考えたMSの開発へとシフトする。

 

 そうして最初期に開発されたものはザクS2として完成。これはゲルググ採用予定のインフレームを試験的に導入した試作機体であり、この機体の運用結果を見てMS-10C3は設計をブラッシュアップさせた。

 

 グフが開発母体として選ばれたのは、ドムとの連携を視野に入れ、パーツの共有化率が最初から高かったためである。

 

 グフⅢはゲルググで採用が決定していたインフレームを取り入れつつも、地上でもっとも多く配備されたドムとのパーツ共有化が成された。

 

 白兵戦時に距離を詰めるために必要な瞬間加速は、ドムやゲルググを大きく上回り、瞬間推力はゲルググの2倍に迫る。特に跳躍力は高く、ドムやゲルググに比べて縦の動きに強い。

 

 ドムと連携するためにホバークラフトを導入しているが、最大速度はドムに及ばず、航続距離もプロペラントの容量からドムに届かない。

 

 しかしながら各部のトルクはドムを超えており、大型の兵装を軽々と扱うことができる。

 

 ジェネレーター出力もゲルググと同じ新型を搭載しているためにビーム兵器のドライブが可能であり、武装へのエネルギー供給システムも搭載しているが、地上部隊でのビーム兵器の配備は遅れており、生産も遅滞状態であったため、敢えて製造と整備がしやすく、運用実績の高い実兵装を標準としている。また、ジェネレーターの出力をスラスターの推力に回すために敢えてビーム兵器を運用しないという判断も少なからず存在した。

 

 ベテランパイロット専用として当初より設計されており、推進剤の容積を確保するためにオート機器の制御装置をオミットしている。結果、操作性は大きく低下したものの、インフレーム採用型であることもあって、マニュアル操作の幅が広がり、完全にエースパイロット向けの特性を持つに至った。

 

 運用した一部の部隊では、敢えてオミットした機器を搭載し、練度の浅い者でも容易に扱えるように改造したものもある。

 

 これまで暗黙のルールとして現地部隊内での機体改修が黙認されていたが、本機は正式に専属パイロット用にカスタムを行うことが許可されており、様々な武装仕様が存在する。ゆえにグフ・カスタムなどと呼ばれた。

 

 

 武装

(本機受領者で、アフリカ戦線で有名となった、ノーラン・ミリガン少尉の武装仕様を紹介。MS-10C3群の中で、もっともオーソドックスな機体の仕様である。彼女はこの紅蓮の機体を駆り、クリムゾン・メイデンと呼ばれることになる)

 

 

 ヒート・サーベル

 ザクS2に試験装備された、ヒートクレイモアの量産型。

 刀身長を縮め、より扱いやすい仕様となっている。

 刀身のプラズマ化を行わずとも、その重量と刃厚によって敵機を殴打するように斬ることも可能。

 ビームサーベルと切り結ぶことができる持続性をもつが、実体剣である以上耐久性能は高くはなく、折れてしまうことも多々あった。

 柄頭にヒートロッドの先端を取り付け振り回すことも可能だが、戦術的には大きな疑問が残る。

 

 

 3連装35ミリガトリング砲

 左前腕部甲に火器を外付けで装備する方式がとられている。給弾はマガジン式。ゲルググやドムにも装備でき、近距離において、その連射能力で圧倒的な攻撃力を誇った。

 ドムやゲルググにも採用されている汎用装備。

 

 

 ガトリング・シールド

 シールドと中・長距離で威力を発揮する75ミリガトリング砲を組み合わせた装備。

 ジオン製のMSは、シールドを武装懸架兼保護装置として使用しており、純粋な防御目的の兵装ではない。

 

 

 ヒート・ロッド

 従来のヒート・ロッドから材質を強化することにより、ロッド径の縮小と射程の延長を両立している。先端には開閉式の鉤爪とマグネット付きの重りが付いており、「アンカー・タイプ」とも呼ばれる。グフⅢのものは右腕内蔵式であり、ドムが扱う外付け式の兵装よりもやや射程が短い。しかし機体を懸架できるほどに強度は高められている。

 

 

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