目が覚めたら宇宙世紀…だよね?〜ジオンが独立に至るまで〜   作:妄想零炎

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第224話 Side『もうひとつの明日へ』

 

 

 シーマ・ガラハウ

 

 海兵隊再編にあたり、戦死した人物とされたが、実際はキシリア・ザビの右腕として偽名を使って活動しているのは公然の秘密であった。

 

 表向きはエフェメラ・ハントを名乗り、火星圏を行き来するハント資源開拓輸送船団の代表だが、実際の活動は他コロニーや連邦、その他武装組織に対する直接的手段を用いた妨害行為を厭わない、海賊であった。

 

 キシリアより『真ジオン』の調査を任されており、懐刀として活躍した。

 

 *

 

 アナベル・ガトー

 

 戦後は正式に連邦から委譲されたルナツー駐屯部隊に配属される。その後昇進し、ソロモン要塞駐屯守備大隊指揮官となる。

 

 任務も立場も違うが、シーマとはお互いの軍人のあり方を認める友人。

 

 *

 

  エギーユ・デラーズ

 

 ギレン・ザビの命を受けて、サイド8建設部隊の指揮を取ることになる。地球圏からは遠く離れてしまったが、ジオン、とりわけギレン・ザビへの忠誠心は衰えることはなかった。

 

 シーマ、ガトーらとは交友を続けた。

 

 

 *

 

 ニムバス・シュターゼン

 

 軍人を続けていたが、フラナガン機関解体の後、マリオン・ウェルチとともにプラントコロニーへ。果樹園を営みつつ、とある企業のセキュリティ部門教官として辣腕を振るった。

 

 *

 

  マリオン・ウェルチ

 

 フラナガン機関解体とともに軍籍を返上。プラントコロニーに移住し、そこで果樹園を営む。その頃にはいくぶんか表情が戻り、柔らかい笑みができるようになっていた。

 

 *

 

 キリー・ギャレット

 

 戦後は軍人から、政界へ進出する。

 

 弱者――特に女性と子供――救済をスローガンとして長く活動した。戦後にジオンで制定された『戦災孤児保護育成法案』も、彼女が発案し、キシリアを通じて通したものである。

 

  *

 

 ヴィンセント・グライスナー

 

 史実とは異なり、宇宙軍に所属。ガトー大尉の部隊に配属され、ルナツー攻略戦に参加した。そこでとてつもない戦闘力を誇る青白い特機と遭遇。ガトーとともに無力化に成功。その際、パイロットであった幼子を極秘裏に保護している。

 

 戦後は軍人を続けたが、母が亡くなった際に食堂を引き継ぐ。交友のあったオルドの薦めもあって、以前より興味のあった洋菓子店に改装。独学ながら繁盛した。

 

 その頃には、保護していた子も成人しており、改めてジオン籍をとった彼女と結婚。子を設けている。

 

 *

 

 トラヴィス・カークランド

 

 ジオンに亡命。妻子との再会を果たす。

 

 その後はスレイブ・レイス隊の隊員たちとともにカークランド・ジャンクヤード社を経営。同社がある企業に買収されたのち、そのセキュリティ部門の教官兼最高責任者に就任する。

 

 裏ではオルドの|(彼を窓口にしたジオンの)私設部隊を指揮し、非合法な情報収集や暗殺、実力行使に携わった。

 

 連邦のときのように上官による懲罰編成ではなく、特殊ではあるが互いの利益を重視した契約|(トラヴィスの場合は、病弱な妻と、引き取った養子の保護)であるため、人使いの荒さに文句は告げれど任務は真っ当にこなしていた。

 

 *

 

 ドリス・ブランド

 

 ジオンに亡命。当初は新生されたスレイブレイスに誘われるものの、それを断る。

 

 しかしながら新サイド7に移住し、秘かに連邦の動きを彼らに伝える役を担った。

 

 晩年は、投資で得た金を使い、建造途中ながらも発展し続けるサイド8の高級リゾートホテルを住まいとして滞在し、カジノや観光など悠々自適に過ごす。

 

 

 *

 

 ランバ・ラル

 

 ジャブロー攻略戦にて重要な役を担ったということで、戦後に佐官へ昇進するとともに、新設された『ジオン特別功労徽章』を授与される。

 

 ハモンとの間に子供ができず、戦後に制定された『戦災孤児保護法』にて、孤児を養子として迎え入れることにする。

 

 施設でも持て余し気味だった孤児三人を気に入り、全員引き取った。

 

 ラル家の威信も回復し、晩年はたくさんの孫に囲まれ、にぎやかな老後を送る。

 

 *

 

 カスミ・キサラギ

 

 ジオンの捕虜として技術協力者の立場だったが、全ての黒歴史にアクセスできるオルドを利用するため、ジオンへ正式に亡命。

 

 彼女の目的は『プロジェクト・ファンタズマ』を完成させることであり、それ以外には興味がなかった。

 

 先天的に痛みというものを理解できない彼女は、自身の代わりにAIに生物的な痛みというものを理解させ、新たな生命体――自律思考、情報集積、自己増殖――を生み出すつもりでいた。

 

 生み出したAI生命体に自身の文化的自己複製子(ミーム)を移植し、生き物全てが持つ、ありとあらゆる痛みを理解、分析し続けることが、『プロジェクト・幻肢痛(ファンタズマ)』の目的であった。

 

 戦後はジオ・マッドが手に入れたヤシマ重工本社と月支社を併合して『KISARAGI・インダストリー』を建てる。

 

 社はジオ・マッド参加のグループ企業であるが、それは表向きであって、実際はザビ家の私設研究開発部署であった。

 

 そこで彼女は己の研究に没頭していく。

 

 

 *

 

 

 シロウ・イツアキ

 

 戦後は軍に戻らなかった。理由は、宇宙軍の秘密兵器であるA.N.U.B.I.Sに関わったため。そのまま軍に戻ったとしても、懲罰があるとモーガンに諭された。

 

 その後、モーガン曹長が設立した傭兵部隊『レッドGUN's』に所属し、パイロットとして活躍する。

 

 カスミより試作AI『AM(オールマインド)』を貸与されており、自身の行動パターンをAIに解析されることを嫌がりながらも、戦場では相棒として内心頼りにしていた。

 

 

 *

 

 

 モーガン曹長

 

 A.N.U.B.I.Sに関わってしまったが故に、軍に戻ればろくな目に合わないと判断。仲間を募って傭兵組織『レッドGUN's』を立ち上げる。

 

 主に地球圏の紛争地帯で活躍。

 傭兵部隊は『KISARAGI・インダストリー』より旧式に見せかけたMSの貸与を受けており、同社の試作機実戦試験部隊としての側面もあった。

 

 なお、『レッドGUN's』はその実力に応じてナンバーが振られるが、ナンバー『GUN's13』は不吉という理由で永久欠番となっている。

 

 *

 

 ユウ・カジマ

 

 大戦前のジオン廃コロニー廃棄ポイントで戦死したと思われていたが、生存。

 

 捕虜となり、航宙機の挙動OSの開発アドバイザー、試作機のテスト、パイロットの養成カリキュラム作成などに従事させられていた。

 

 戦後、ジオンに慰留されたが、それを断り連邦に戻る。

 

 新サイド7防衛部隊を経て、サイド8駐屯軍に配属される。

 

 

 

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