目が覚めたら宇宙世紀…だよね?〜ジオンが独立に至るまで〜 作:妄想零炎
MSの設定です。読まずとも本編に影響はありません。
『WEMS――05 ゲーツ』
他サイドの自衛用MSとしてジオン公国が開発し、売り出した機体。
EMS-04ヅダが開発ベースとなっており、スタッフの大半がヅダを制作したチームが担当している。
輸出用にヅダをデチューンしたモンキーモデルであり、性能は機動性と運動性でザクⅡに勝るものの、耐弾性では大きく溝をあけられている。
エンジンの強度に問題のあった土星エンジンではなく、ゾッドでも採用された双発型の水星エンジンを背面に装備。
ゾッドよりも重量のあるMSであり、航空機用の水星エンジン単発では十分な機動性を確保できなかったため、ゾッドと同じく双発とした。ノズルがある程度変更可能であり、AMBACと合わせて軽快な旋回性能を有するが、その分機動計算は複雑になってしまっている。
機体は基礎骨格となるフレームに最低限度の装甲を被せる方式であり、これは後のインフレーム(ジオン版ムーバブルフレーム)技術へと繋がり、モンキーモデルといえどけっして粗悪な技術品というわけではなかった。
ヅダのフレームに設計変更を施し、より軽く簡易に製造、整備運用ができるようになっている。
しかしそのため機体強度は犠牲となっており、当時の航宙戦闘機の30mm機関砲ですら、装甲のない部位に当たれば危ういというほど。
カタログ上の各部トルクはザクⅠと同程度であり、ザクが扱える武装であるなら問題なく使用が可能とされたが、実際は大口径砲の反動を殺しきれなかったりと問題もあった。
肩部に火砲を装備するためのハードポイントが設けられたが、大火力の武装では反動を殺しきれずに吹き飛んでしまうため、グレネードやスモーク、予備弾倉などを装備した。
フレームが容積を取ってしまっているため、機体内部にあるプロペラントタンクの量は少なく、宇宙空間における作戦可能時間はザクⅠよりも20%近くも短い。
頭部はドム系で得られた技術を採用しているため、視界は良好である。センサー半径はザクと同程度であった。
戦中であるため、連邦への横流し防止のためにモーションデータとFCSをブラックボックス化(かつ旧式のデータ)されている。
人体を模したフレームは強度こそ低いものの、追従性は非常に高く評価された。また、各部のユニット化が徹底されており、部位ごとの交換などが容易なため、整備面でも優秀であった。
ジオ・マッド社からのOEMでMIP社が製造を行っている。
『ゲーツG型』
払底している地球攻撃軍のMSの数を揃えるために重力仕様に改造した機体。
義勇兵で構成される、第2混成機動部隊に予備を含めて4機配備された。
水星エンジンは取り外され、アフリカ大陸の砂漠気候に対応するために防塵用のシーリングがなされている。
重力下で扱うに当たって、自重を支えるために脚部の装甲強度が増加しているが、耐弾性が低いことには変わりがない。
しかしザクⅡよりも機体重量が軽く、運動性は高かった。ザクやドムの数が揃ってくると、補給・整備班に回され、作業用MSとして活動した。防塵処理をより簡便にするため、機体むき出しのフレーム部分にはシーリング用布がかぶせてある。
G型武装
155mm速射榴弾砲
マゼラアタックにも使用される155mm榴弾砲を速射対応に改造した武装。ターゲットサイトなどは装備されていないことと、機体トルクの関係から反動を完全に殺しきれていないため、命中精度に難があった。
機体本体の防御面が薄いのを補うためもあり、銃身にシールドが施されている。フォアグリップを構えることで、肩部と左腕に装備されたシールドを合わせて機体前面が保護される姿勢となる。
シールドアックス
左の下腕に取り付けられた増加装甲。
取り外して装甲板を畳むことで、手斧として使用することが可能。
ザクのヒート・ホークのような赤熱化機能はなく、あくまで自重と振り回した慣性で打撃を与えるための予備兵装。
ぶっちゃけ、武装と機体のイメージはゲイレール。