目が覚めたら宇宙世紀…だよね?〜ジオンが独立に至るまで〜   作:妄想零炎

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 登場兵器の解説です。

 読まずとも本編に影響はありません。


第43.1話 ヒルドルブⅡ解説

 

『MT-06D ヒルドルブⅡ』

 

 再評価の後、現場にて使い捨てるはずだったヒルドルブを一から再設計した機体。

 

 正式にMT(モビルタンク)の呼称がギレンより与えられた。

 

 基本設計を地方方面軍の中尉(しかも整備士ですらないパイロット)が設計し、その仕様が通ったということで、プライドをいたく刺激された開発チームが、徹底した計算の元、新設計を行った。

 

 技術的には既存のものを寄せ集めただけであるが、最初から量産を視点に入れているため、実に堅実な作りとなっている。

 

 試作機にあったモビル形態への可変機構は廃止。これにより機体積載量と装甲厚が増大。生産性と整備性も向上、試作機よりもサイズが一回り小さくなった分、重量は15%近く軽量化された。

 

 だがそれでも開発陣はモビル形態に拘りを持っており、苦心した結果、ゲーツに採用されたフレームを利用して、シールドクローアームという武装を生み出す。

 

 シールドクローアームは、通常時は砲身を中心として、背面から砲塔全体を抱きしめるように固定されており、増加装甲として機能する。

 

 展開することで、作業用クローつきの巨大な一対の腕となり、その際の姿は砲塔を上半身として、タンクの足を持つMSにも見え、試作機のモビル形態に近い姿となる。

 

 主砲は42.7センチ電磁投射砲へと改められた。

 

 これは連邦設備を襲撃した際に手に入れた、海上艦艇用のものを独自に再現したもので、弾体に火薬を使用しない。

 

 膨大な電力を必要とするものだが、後のゲルググに搭載予定の新型ジェネレーターが完成していたため、それを流用することで実装に至った。

 

 機体構造が簡略化されたことで消費電力に余裕がでたため、メガ粒子砲を搭載するという案もでたが、想定される戦術にメガ粒子砲は合わないと判断された。

 

 状況に応じて様々な弾種を選べるだけでなく、弾速や射程も調整可能。曲射にも対応した。

 

 補助駆動方式にホバークラフトを採用しており、無限軌道である足回りの摩耗を防ぐとともに、橋のない河川を渡ることも容易となった。

 

 操縦は一人でもほぼすべてをカバーできるが、砲手用の複座も存在する。

 

 遮蔽物の少ない砂漠地帯に配備され、局地型MSと共に戦場を駆け巡った。

 

 

 武装 

 

「42.7センチ電磁投射砲」

 電磁誘導により弾体を射出する、ヒルドルブⅡの主砲。

 条件さえあえばガラクタでも(理論上は)撃ち出すことができる。

 

「33mm対空ガトリング砲」

 マゼラアタックに装備されていたものの流用。対空防御用だが、主砲では火力過大になってしまう目標にも使用される。

 砲塔背面、MSでいうなら肩に装備。4砲身。

 

「155mm榴弾砲」

 こちらもマゼラアタックに装備されていたもの。装備箇所は33mm対空機関砲と同じ。戦況に応じて弾種を切り替えて撃つことができる。

 42話にてガンタンクを61式戦車ごと貫いたのは、弾芯にルナチタニウムを使用した散弾。

 

「シールドクローアーム」

 文字通り分厚い装甲と強靭な爪を持つ腕。通常は背面から砲塔を覆うようにして固定されているが、展開することで試作機のシルエットに近くなる。

 敵に組み付かれた時の格闘兵装としてだけではなく、作業用のアームとしても有用。装備せずとも機体本体の装甲は堅牢であり、軽量化のためにあえて装備せずに戦場に出るものもいた。

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