目が覚めたら宇宙世紀…だよね?〜ジオンが独立に至るまで〜   作:妄想零炎

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 作中に出てきた機体の設定。

 読まずとも本編ストーリーに支障はありません。


第8.1話 ゾッド解説

 

 ZZFS-5 ゾッド。

 

 ジオンが開発した航宙航空汎用型戦闘機。

 

 戦前にアナハイム・エレクトロニクスとの密約により手に入れたセイバーフィッシュの設計、運用データ、旧世紀の航空機資料を元に製造された。アナハイムにはメガ粒子砲とチベ級の設計データを渡している。

 

 IQ200を超えるギレンの慧眼により、地球侵攻を行わなくてはならなくなった場合の次善策として、大気圏内でも運用可能な設計がなされた。

 

 元々連邦最新鋭のマルチロールファイターであるセイバーフィッシュが母体であるため、各場面における性能は優秀であった。各部はユニットブロック化されており、その部分を交換するだけで整備、仕様の変更が可能である。

 

 本機は、ジオニック社とツィマッド社の経営統合計画によって製造された機体であり、左右に搭載されたツィマッドお得意の新型ジェットエンジン「マーキュリーエンジン(当初は土星の衛星タイタンの名がつけられていたが、多数の者に忌避された)」は、高い出力と推力を発揮。さらにジオニックからは流体パルスシステムと、ザクⅠのフレームを流用し開発した左右上下に伸縮稼働するモビリティバインダーによって、MSほどではないものの戦闘機としては驚異的な運動性を誇る。そしてその際AMBACにより宙空間での推進剤の消費を大きく抑えることにも成功した。

 

 このモビリティバインダーは大気圏でもある程度有効で、連邦のTINコッドを圧倒する運動性を見せつけ、連邦側がまともに対応するにはゾッド1機に対して3機のセイバーフィッシュが必要なほどであった。

 

 モビリティバインダーの採用により、VTOLのような垂直離着陸が可能。それだけではなく、本体下部に装備されたAMBAC肢兼用のフレキシブルアームによって、MSが携行する武装を懸架可能である。

 

 主武装はコクピット下部に設置された、2門の30mm機関砲と、モビリティバインダーの主翼下部に装備可能な空対空ミサイル、対艦用大型ミサイルなどであるが、アームによって作戦目標に合わせた柔軟かつ迅速な武装選択が可能となった。ルウム戦役では、ザクのヒートホークを装備し、あろうことかマゼラン級へ切りつけたバk……猛者もいたらしい。

 

 コクピットはMSに載せるものを簡略化しておりMS用を簡素にしたOSサポートもあって操縦性は良好。

 

 これにより、パイロットのMS転換が容易となった。この仕様はマゼラアタックなど後発の地球攻撃用兵器軍にも採用されている。

 

 特に人材の薄いジオン宇宙軍では、練度の低い新兵でも飛ばすことが可能な本機にて、ザクの編隊を戦場まで牽引し、その後離脱するという運用がされた。これはMSの推進剤の消耗を抑えるためである。

 

 地上では、大戦初期MSの天敵となり得た連邦の爆撃機を迎撃、敵地拠点の爆撃制圧、先行偵察など数多の任務に飛び回った。

 

 地球においては、ザクのモノアイを流用して僅かな光量でもパイロットに昼間と同じような視界を与える『ナイト・オウル』が増設され、夜戦において高い成果を叩き出す。

 

 こうした戦果から連邦からは「略奪者(ラプター)」と恐れられ、「陸にMS、空にゾッド」とまで言わしめた。

 

 連邦がメガ粒子砲を搭載したコア・ブースターを戦線に導入するまで、本機はまさしく空宙の王者であった。





 模型作ってるときは、大抵こんな妄想でニヤニヤしてます。
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