可愛い小悪魔と隻眼   作:懐月

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どうも、懐月です。

夏休みが終わった…。毎週土曜投稿が難しくなるかもしれない…。そこのところお願いします。
今更ですが、この小説はその時の思いつきで書いているので、ほぼ駄文です。今回はなぜか3800文字くらい行きましたが、読みづらいかもです。

それでは、どうぞ。


4話…男子高校生の日常と波乱

 どうも、六陸です。(毎回恒例)

 今日も今日とていつものように屋上で……ということはなく、

 

「あれ?愛しの彼女は?今日来ないじゃん」

 

「彼女じゃねぇただの後輩だひねり潰すぞ」

 

「うわこっわ」 

 

 いつもと少し違う昼放課、鋼のからかいを圧を掛けつつ一蹴する。

 そう、今日は中須さんが一緒ではない。なぜかというと、同じ一年のメンバーから一緒に食べようと誘われたらしい。そうL○NEが来た。その後に「どうせなら一緒に食べますか?しず子とりな子も先輩に興味あるみたいですし!!」と誘われたが、丁重にお断りした。考えてみろ?女子三人に男一人だぞ?俺のメンタルが確実に死ぬ未来が見える。

 

「今日は同メンで食べるんだと」

 

「ほーん。じゃあ今日はお一人で?」

 

「バカ言えお前と翔がいるだろ」

 

「確かに。久しぶりに三人で食うかぁ。翔のやつ呼んでくるわ、同じ教室だけど」

 

「おーん」

 

 適当に返事しつつ、弁当の用意をする。鋼に呼ばれてきた翔と三人で机を合わせ、各々パンや弁当を食べ始める。他愛もない会話をしていたところで翔がパンを食いながら俺に質問を投げかける。

 

「最初から気になってたんだけど、六陸ってどこで中須さんと知り合ったんだ?」

 

「それ俺も気になってた」

 

「あ?言ってなかったっけ」

 

「「おん」」 

 

「うわぁ息ピッタリ。初めて会ったのはオープンスクールの時だな」

 

「ほーん、それで?」

 

「中須さんが迷子になってて、その時に道案内しただけ。そんで、屋上で一人で弁当食ってたらばったり中須さんに会って、そこから関わるようになったかな」

 

 あの時は驚いたよ。また会うとは思わなかったし。しかし未だに俺と一緒に昼飯を食べたがる理由がわからん。あの時一人で食べてたから、哀れにでも思ったんだろうか。そう考えていたところに、鋼がとんでもない事を口走る

 

「今思ったけど、中須さんお前のこと好きなんじゃね?」

 

「は?」

 

 は?(唖然)中須さんが?俺を?あるわけないだろそんなこと!こんな陰キャのどこを好きになるってんだ。自分で言ってて悲しくなるけど。こんな奴よりもっと良い奴他にもいるだろ。

 

「ほらお前、眼帯してるとはいえ顔は良いし、成績もいいだろ?」

 

「そうか?顔は普通だと思うし、成績はお前らより良いけどそこまでだろ」

 

「自分めっちゃ下に見るじゃん。あとサラッと俺らをディスるな」

 

 翔と鋼は俺の言葉に呆れた様子。

 翔、お前らに関しては本当のことだろ。

 

「取り敢えず!この話はここまでだ!」

 

「あ、誤魔化した」

 

「うるせぇ!」

 

「まぁいいや。じゃあ今日放課後中庭でキャップ野球しようぜ。ココ最近やってなかったし、六陸もバイトねぇだろ?」

 

「ないけどさぁ…。まぁいいか」

 

 鋼はさっき話を追求することなく、遊びに誘ってくる。

 バイトはないけど、家でのんびりしたかったがまぁこんな日があってもいいか。

 そんなこんなでチャイムが鳴り、各々席に着き残りの授業を消化した。

 

 

―――

 

 

「ストライクッ!」

 

「だぁチキショウ!」

 

 俺の投げた球(ペットボトルのキャップ)が鋼の振ったバット(塩ビパイプ)をすり抜け、キャッチャーである翔の手の中に収まる。

 

「何だその球!エグい曲がったぞ!」

 

「俺の得意の変化球、ただのカーブだ」

 

 今は放課後。中庭で予定通り鋼ら三人でキャップ野球をしている。

 最初乗り気じゃなかったけど、久しぶりなのも相まってめっちゃ楽しい。特に空振ったときの鋼の悔しそうな顔たまらん。

 

「はー疲れた。ちょっち休憩」

 

「俺もー」

 

 そう言いながら道具をまとめ、地べたに座る鋼と翔。俺も少し疲れていたので同じように座る。

 あれから大体30分くらい遊んでいた。そら疲れるわ。鋼も翔も子供見たくはしゃいでたからな。鋼は翔を相手にすると強いが、俺のときにはさっきのようにボコボコにされていた。翔はキャッチングが上手い。俺あんな小さい球とれないよ。

 

「はぁーコーヒーうま…ってあの人大丈夫か?」

 

「どうした?」

 

 キャップ野球をやる前に買っておいた缶コーヒーをあおっていたら、視界の端にベンチの上で枕を抱えて寝ている人がいた。俺の言葉に翔は声を掛ける。

 

「ほらあそこ、寝てる人がいる」

 

「不用心だな…」

 

「おい六陸、お前声かけてこいよ」

 

「俺が?!」

 

 翔が心配する声をよそに、鋼はそんな事を言い出す。お前なんかいっつも俺になんかやらせてない?

 

「わかったよ…言ってくれば良いんだろ…」

 

「あれ、珍しく文句が出てこない」

 

「ほっとけ」

 

 鋼の言葉を背に、寝ている人の元へ向かう。段々と近づいていくと、寝ている人物がわかった。

 

「スクールアイドル同好会の近江さんじゃん…」

 

 そう、スクールアイドル同好会の三年生、近江彼方さんだった。今も気持ちよさそうにスヤスヤと寝息を立てている。取り敢えず起こすか…

 

「近江先輩、起きてください。こんなところで寝てたら危ないですよ」

 

「う〜ん…ふわぁ…」

 

 俺が声を掛けると、とても眠そうに起き上がった。案外すぐ起きたな。こちらとしては助かるが。

 

「起こしてくれてありがとねぇ。それで君は誰?」

 

「二年情報処理学科の水無月六陸です」

 

「ほぉ〜君がかすみちゃんの言ってた眼帯を付けた先輩くんかぁ〜」

 

「え、俺のこと知ってるんですか」

 

 俺のこと知ってる時点でなんか嫌な予感するな。

 

「もちろん、同好会じゃ有名だよ〜。かすみちゃんに彼氏ができた!?ってちょっとした騒ぎになったんだよ〜」

 

「そんなんじゃないです今すぐ訂正してください」

 

 予感的中。しかも最悪な方。同好会のメンバー全員に俺のことを知られている?こんなことってないよ!(錯乱)

 

「それより同好会は大丈夫なんですか?だいぶ時間経ってますけど」

 

「ほんと〜じゃあすぐ行かないと〜ってなんで彼方ちゃんのこと知ってるの?」

 

「中須さんに同好会の動画を全員分見るように言われて、そこで知りました」

 

「へぇ〜わざわざありがとねぇ」

 

「いえいえ。それじゃ俺はこれで」

 

 目的を果たした俺は再び鋼と翔のところに戻ろうとしたところで、突如右手を掴まれた。柔らかいな…じゃねぇ!

 

「今度はなんですか?」

 

「いや〜彼方ちゃん寝起きでね?うまく体動かせないから、部室まで連れてってくれないかなーって」

 

 上目遣いでお願いしてくる先輩。ヤバい。めちゃ可愛い。さすがスクールアイドル。こんなところも抜け目ない。

 

「はぁ…わかりました…。でもどうやって連れてくんですか?」

 

「おんぶして連れてってー」

 

「男にそういうことあんまりしないほうが良いですよ」

 

「やる相手はちゃんと選んでるよ〜。かすみちゃんが『先輩はいい人ですっ』って言ってたもん」

 

「さいですか」

 

 俺は諦め、近江先輩に背を向けしゃがみ込む。そしてすぐに近江先輩が背中に乗ってきた。

 うわ、背中に大きな柔らかい感触が……。といっても特に気にせず立ち上がる。気にしたら負けだ。

 

「それじゃあれっつごー」

 

 近江先輩が右腕を上げながら進めの合図をする。

 それじゃあ行きますか…戦場へ…

 

 

 

―――

 

 

「彼方先輩遅いですねぇ」

 

「またどこかで寝てるんじゃない?」

 

 かすみんがそうつぶやくと、侑先輩が茶化すようにそんな事を言う。

 まぁ彼方先輩がどこかで寝てるなんて結構あるからきにしてないんですけど、さすがにこんなに遅いと心配になる。

 

「私が探してきましょうか?」

 

「大丈夫よ。多分もうすぐ来るわ」

 

 しず子と果林先輩が話していると、部室の外から聞き覚えのある声が聞こえた。

 

『お届けものでーす』

 

「かすみんがでますね」

 

 そう言ってドアを開けると、そこには彼方先輩をおんぶしている先輩がいた。

 

 

―――

 

 

 数分前……

 

 

 

 鋼と翔にひと声かけてから、近江先輩に部室までの道を教えられつつようやく同好会の部室についた。

 

「近江先輩着きましたよ」

 

「じゃあはいろうかー」

 

「近江先輩おんぶしてるんでドア開けれないです」

 

「じゃあお届けものでーすって言って開けてもらおうよ」

 

「それ良いっすね」

 

 どうやらこの様子だと俺を返す気はないらしい。ほんとはここから早く立ち去りたいが、仕方ない。俺は意を決して目の前のドアへと声をかけた。

 

「お届けものでーす」

 

 するとすぐにドアが開かれた。そこには今日会わなかった中須さんが立っていた。

 

「おお中須さん。はい、お届けもの」

 

「お届けものだぞー」

 

「お届けものじゃなくて!なんで先輩と彼方先輩が一緒にいるんですか!しかもおんぶまでして!」

 

 中須さんはこの状況が飲み込めないようだな。無理もない。ドアを開けたら、近江先輩が男におんぶされてるんだからな。俺が同じ立場だったら同じ反応する自信あるぞ。

 

「色々あったんだよ。ほら近江先輩も着いたんで降りてください」

 

「えー、六陸君の背中あったかいから降りたくな〜い」

 

「周りの目線がキツイんで早く降りてください」

 

「はーい。…よいしょっと」

 

 駄々をこねた近江先輩だったが渋々といった様子で俺の背中から降り、近くにあった椅子に座った。

 ホンマ勘弁してほしいですわ。見てみろ?このやり取り見てた人たちこの状況について行けてないと思うぞ?

 

「それじゃ俺はこれで…」

 

「待ってください!話は終わってませんよ!」

 

 そそくさと部室に背を向け出ていこうとしたところを中須さんに腕を掴まれ、阻止される。

 なにこれデジャヴゥ…お願いします帰らせてください!後生ですから!

 

「離せ!俺は無実だ!僕はキ○じゃない!信じてくれよォ!」

 

「わけわかんないこと言ってないで座ってください!」

 

 必死の抵抗虚しく、中須さんに腕を掴まれたまま無理やり椅子に座らされる。そして俺の周りに同好会のメンバー達がぞろぞろと集まってくる。

 ……なんか修羅場みたいになってるんだけど、俺これからどうなるの?悪い鋼、翔。俺帰れそうにないわ。

 

 

 

 




どうでしょうか。今回も良かったと思えていただけたら幸いです。

なんかスランプ気味な気がするんですよね…。自分で良いと思える内容が浮かばないです。
俺はもうダメかも知れねぇ…。イチャイチャが足りないな?はよくっつけてぇ。
次回はこれの続きかもです。

それでは、また。
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