魔法科高校の劣等生〜零の名の持つエクストラナンバーズ〜 作:暇人R
今回のはあまり話が進まないです。
補足
「零」は
れい、ではなく、ぜろ、と読みます
入学編1
国立魔法大学第一高校入学式の日、無夜は講堂の前に来ていた。
「何故お兄様が補欠なのですか?
入試成績はトップだったじゃありませんか!
本来ならわたしではなくお兄様が新入生総代を努めるべきですのに!」
なにやら大きな声がしたので、そちらの方を見てみたらとても美しい少女がいた。
その少女は100人が100人かわいいと言うだろう美しさを持っている。
だが、何故かその顔が怒りに染まっていた。
その少女の兄と思われる男が隣にいる。
その男は、本当に少女の兄なのかというくらい平凡な顔をしていた
特にピンと伸びた背筋と鋭い目つき以外これといって特徴が無い。
「落ち着け深雪。」
宥めようとして兄が声をかけたが。
「そんな覇気のないことでどうしますか!
勉強も体術もお兄様に勝てるものなど居ませんのに!
魔法だって本当なら」
この言葉をきっかけにさらに深雪はヒートアップした。
「深雪!それ以上は言うな。
それに、そのことは口にしても仕方のないことなんだ。
しかも、勉強だったらわからないが、体術だったら俺より無夜の方が強いと思うぞ。」
激しく怒り狂っていた深雪だったが、それ以上に名前を強く呼ばれたことで深雪は黙りこくってしまった。
このせいで後半は聞き取れていないようだった。
「ですが!」
深雪も負けじと声を上げた。
これを見ていた無夜だったが、知り合いだし喧嘩も収まりそうにないので介入することにした。
「深雪その辺にしておかないか?」
それに気づいた深雪と兄はこちらを見て少し驚いた様子だった。(深雪はだけだったが。)
「修行の時以来だな、無夜。」
実は達也と共に九重師匠の所で体術を学んでいる。
無夜の方が少し門下生になるのが早かったので兄弟子ということになる。
次いでに達也達のことは師匠から聞いていた。
四葉と聞いた時には少々驚いたものだが。
師匠が何故そんな話をしたのかは気になるのだが、今は気にしないでおくとしよう。
閑話休題
「お久しぶりです、無夜様。」
続いて、深雪があいさつをしてきた。
「久しぶり、達也、深雪。
深雪、いいかい、ここは魔法科高校なんだからペーパーテストより実技が優先されるのはわかるだろう?
それとも「力」のことを言ってまで君はあの環境に戻りたいのかい?」
すると深雪は何かに気づいたようにハッ!っと顔を上げた。
「申し訳ありませんお兄様。
「力」のことを言いかけてしまって。
無夜様も申し訳ありません
無夜様のお手を煩わせてしまい。」
無夜は別段気にすることも無かったので軽く返事をしただけだったのだが、達也が、何も知らない人が見ていたらリア充はぜろと言いそうな恋人と思える言葉を妹にかけたのである。
無夜は知っていたのでそうは思わなかったが。
「気にすることはないさ、深雪。
それに深雪は今のは俺を思ってくれているから言いかけてしまったんだろう?
もちろん俺も深雪を思っている。」
すると深雪は頬を達也の胸にこすりつけながら
「お兄様、確かに深雪はお兄様を『想って』おります。
ですが、お兄様まで、『想っている』だなんて」
とかなんとか言って照れていた。
だがしかし、知っていたって思うことがある。
この空間は甘ったるすぎて、自分がいたらいけないと思えるほどやばい。
「達也、深雪俺はもう行くよ
気を付けてな。」
とにかくいずらかったので適当に別れを告げてここから離れることにした。
「無夜様また後日お会いしましょう。」
「無夜、くれぐれも『あのこと』は言うなよ。」
「わかってるさ。」
と言いながら、甘ったれた空気の中足速に去っていった。
読んでいただきありがとうございます
今後も投稿していきたいのでよろしくお願いします。