魔法科高校の劣等生〜零の名の持つエクストラナンバーズ〜 作:暇人R
今回も短めで駄文ですがよろしくです。
オリジナル作品を書きましたので、読んで見たい方は読んでください。
お願いします。
今、無夜は一高前の駅から出て一高への一本道を歩いていた。
特にこれといって断る理由はなかったのだが、あの兄弟の甘さに晒されると思うと流石に逃げたくなる。
「お〜い。無夜く〜ん」
と。後ろから声が聞こえてきた。
この声は間違いなく真由美だ。そして『零神』ではなく『無夜』と呼ばれている。無夜としてはそんなに仲良くなったつもりではないのだが…
無夜が思考を巡らせていると、当の本人が歩いている隣にきた。
「おはようございます。七草会長」
「うん。おはよう無夜君」
その本人は特に気にすることもなく話しかけてくるのだが、無夜もお年ごろなので妙に気になってしまう。そんなことより周りからの視線がいたい。明らかに殺気を込められた目で睨まれている。見世物にされた気分だ。
流石の無夜もこれには応えたので、質問して見た。
「あの、会長。何故自分を、無夜と呼ぶのですか?」
「えっと。なんとなく、かな?」
真由美が指に顎を置いて可愛らしく小首を傾げている。
「なんとなく、ですか。出来ればやめていただきたいのですが」
「ん〜。イヤ」
言葉とは裏腹に考えるそぶりもせず、速攻で返された。無夜何も言えない。それに加え「一緒に行こ」とか言われた。これも無夜は何も言えないので、大人しく従う。
「ねえ。無夜くんは、術式解体が使えるの?」
この質問には、無夜もギクっとなった。無夜も当たり障りのない答えを返して置く。
「それはですね。サイオン操作の練習をしていたら、いつの間にか使えていたんです」
こう言い返していれば、変に勘ぐられることもないだろう。
「へ〜。無夜くん、私にも教えて!」
探りを入れられることは無かったが、更に無理難題を言ってきた。
しかも、顔をグイと出されたので、顔が近い。変に勘違いをされそうだし、しそうだ。
「先輩はサイオン量が足りないでしょう。無理です」
「え〜、そんな〜」
これまた可愛らしく肩を落とす。ここで学校が見えてきた。学年も違うから、昇降口も違う。無夜は救われた。
「それでは、先輩失礼します」
「ええ。またね、無夜くん」
と言いながら、別れた。無夜がホッとしていたのも束の間。雫とほのかがいたのだ。無夜がどうしようかと悩んでいたら、二人に話しかけられた。
「おはよう。無夜くん」
「おはよう」
「ああ、おはよう。雫、ほのか」
ほのかは眠そうに。雫はいつもどうり淡々としている。
「俺は行くけど、一緒にいく?」
「あ、はい。一緒にいきます」
無夜が聞くと、二人とも一緒に来た。
1-Aに三人で上がり、教室内を見ると、幾つかのグループが出来ていた。多分、昨日のホームルームで仲良くなったのだろう。
無夜が二人と別れ席に着いて、しばらく経つと深雪が教室に入って来た。必然的に深雪の周りには人だかりが出来て来る。そして、深雪がこっちに歩いて来た。
「おはようございます。無夜様」
深雪の周りにいる女子も男子も嫉妬の視線と、虫でも見るような目で見てくる。
「ああ、おはよう。深雪」
これまた視線の強さが強くなった。無夜もこの視線はきつい。深雪に向こうに行ってくれと目配せをしたら、深雪もわかったみたいで、直ぐに向こうに言ってくれた。
それでも、男子の連中は睨んでくる。名前は知らんが、後のホームルームで自己紹介するからわかるだろう。
この後、この中の森崎という男がとてつもなくめんどくさくなり、いろいろと深雪にも無夜にも迷惑をかけてくることになるのだが…
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