宇宙暦796年 アスターテ星域 旗艦アトラス
マルコム・ワイドボーン准将
「憂鬱だ。」
そう言って溜め息を吐いてる男がいる。艦隊司令官席に座る自由惑星同盟軍が誇る名将ユーリ・クーロ元帥だ。今回の帝国領遠征軍の前線司令官を務める方だ。
同盟軍の歴史上初めての帝国領侵攻作戦。栄誉な事なのに当の本人は度々溜め息を吐いている。
「4番チェックだ。」
クーロ元帥がそう言って眼前に表示されている3次元チェスを操作し、感想戦に切り替えている。
ハイネセンを9個艦隊全軍が順番に進発し、3週間になる。
我々第一艦隊は旗艦アトラス以外はイゼルローン要塞で留守を預かっている為、第十三艦隊に警護され旗艦ヒューベリオンの隣を進んでいる。
一艦しかない為かクーロ閣下は半舷休息にし、休みの船員に3次元チェスでもしないかと言って毎日昼過ぎから行っている。
同盟1位を何度も取った事のある閣下に勝てば景品として六十年物のウィスキーを出すとしたことが対局に熱を上げる事になった。これが第十三艦隊にも漏れ聞こえ、対局希望者が続出し、非番の者が順番に対局すると云うことで話がつき、あまりの人数の多さから十五面指しで相手をする事になった。
それでも閣下は一度も負けていないが………
「おい、ヤン。弱すぎるぞ。もう少ししっかりとしろ。」
閣下が呆れたような口調でヤン提督に苦言を呈していた。
『無茶言わないでください。教官に勝てるわけないじゃないですか。定跡もそこまで覚えて「おい、どうなっている!緊急戦闘配置は5分以内に完了だ!」いないんですから……』
「ふふ、ムライ参謀長が頑張っているな。」
『教官に言われてから取り組んでます。』
第十三艦隊はイゼルローン要塞攻略の時は半個艦隊だったが3ヶ月程で今回の出征となった。一応、新造艦や第二艦隊の残りを合わせて一万三千隻にしたが訓練不足が顕著な為にイゼルローン要塞へ向かう道すがらで訓練を行うことになった。
第十三艦隊は第四、第六、第二艦隊の生き残りと新兵が多数乗る新造艦で構成されているという事になる。
艦隊の練度不足が深刻だろうと云うことで移動中も陣形再編や緊急戦闘配置の訓練を定期的に行っている。
先ほどムライ参謀長が怒鳴っていたが我が第一艦隊は緊急戦闘配置は3分台で完了するように訓練されている。
第十三艦隊なんて最初の戦闘配置は十分近くかかった。指揮官も来なければ艦橋担当も兵士も来ない。閣下は苦笑していたし、ヤンは頭を掻いていた。ムライ参謀長なんか顔を真っ赤にして怒鳴ったほどだ。
この3次元チェスは道中訓練だらけの第十三艦隊へのレクリエーションとして行われている側面もある。ずっと訓練ばかりでは辟易するだろうと。
『やはり教官は今回の遠征は危険が大きいと?』
「ああ、準備に3ヶ月なんて十分に準備出来たと思えんよ。アレックスなんかハイネセン近郊どころか各地の補給基地や惑星から食料を掻き集めているそうだ。そのせいか食料の値段が高騰していると聞く。三千万人が半年食うに困らない食料だぞ。しかも帝国領を占領すれば大なり小なり食料の供与をせねばなるまい?」
『確かに現地の住民と交流をするとなれば色々とあるでしょうし。』
「とりあえず第1便は我々と出征出来た。問題は第2便、第3便だ。第2便は今、各地から食料を掻き集めている。第3便は輸送船が足りないから編成が出来ないって話もある。」
『つまり補給の宛があるのは2便で終わりということで?』
「そうなるな。それも食料が集められればの話だ。1日九千万食だ。工場を総動員しても集まるまで時間が掛かるだろう。そしてハイネセンに運び、補給艦に積み替えてからハイネセンからイゼルローン回廊を通って帝国領に着く。馬鹿みたいに時間が掛かるだろうな。」
此方もあちらも考え込んでいる。
「帝国軍が焦土作戦をするまでもなく半年で食料難に陥る可能性が大きいと思う。そうなると我々は食料がハイネセンから来るのを待ちながら帝国領を食料を探し求めて彷徨う事にもなりかねない。折を見て撤退を進言し、総撤退に取り掛かるべきだろう。」
『私も教官の意見に賛成です。それなら失うのは食料のみで政府や軍の主戦派も現実を見つめ直す機会になるでしょうし。』
互いにチェスを進めながら今回の出征の話を詰めていく。
その時にプープーと音が鳴った。通信兵が此方に振り向き報告を始めた。
「暗号通信が入りました。ハイドレンジャーが綺麗に咲いたと。」
私はラップと顔を見合わせた。心当たりが無い。誰からだ?
「席を外しましょうか?」
ラップが閣下に尋ねると不要だと言った。
『教官、私は如何しましょうか?』
「お前も構わない。通信兵、カサブランカの花が庭に咲いたと返信してくれ。」
ヤン提督にも構わないと声を掛けた。通信兵に伝えると了解しましたと言って通信を繋ぎにかかった。
「通信、繋がります。」
通信兵がそう言うと直ぐにモニターに一人の美人な女性が映った。
『ふふふ、不景気そうな顔ね、クーロ元帥閣下。』
「ミリィ、君は大変景気が良いらしいな。同盟にも帝国にも喰い込んでいると聞いている。今回の食料や医薬品、衣料品等と様々な物の手配をしてくれたようだな。」
『ふふふ、同盟がイゼルローン要塞を落としたと聞いた時に直ぐに帝国領出兵があると思ったわ。だから他の所に先んじて喰い込むことが出来ただけよ。』
「先見の明があったという事だろう?謙遜には及ばんよ。さて、その先見の明があるCR商会のトップが何の用かな?暗号通信まで使うとは抜き差しならない用件なのだろう?」
CR商会?フェザーンでも5指に入る企業ではないか!商会を立ち上げてから十年経たずに瞬く間に規模を大きくした企業だ。そんな彼女がクーロ元帥に暗号通信を入れてくるとは。
閣下が表情を改められた。戦闘モードに入ったのだろう。先程迄の緩んだ空気が一変して、張り詰めた空気に早変わりした。
『同盟にとっても貴方にとっても良い報せと悪い報せがあるわ。どちらから聞きたい?』
「良い報せから頼む。」
間髪入れずに答えられた。どっちにしても両方聞くのだから早く教えろと謂わんばかりだ。彼女は苦笑しながら話し始めた。
『良い報せは今回の同盟軍迎撃はローエングラム元帥府が担当すると云う事よ。ミュッケンベルガー元帥はオーディンの守りを、門閥貴族は自領の警護をすることになったそうよ。』
「つまり我々の相手は最初はローエングラム元帥指揮下の9個艦隊のみか。」
『そういうことになるわね。これは皇帝からの勅令が下っているから確定情報よ。』
「悪い報せは何だ?」
『せっかちね。悪い報せはローエングラム元帥は辺境で大規模な焦土作戦を行う事を決定したそうよ。』
艦橋に緊張が走った。閣下が一番恐れていた事態が来た。
「確定情報なのだろうな?」
元帥閣下が剣呑な表情になっている。冷徹な視線を向けている。
『ええ。ローエングラム元帥府の補給担当の佐官からの情報よ。ローエングラム元帥は何処かの宙域で同盟軍の補給が崩壊し、隙が出来るのをのんびり待つ算段よ。』
「その補給担当の佐官を斬られないように気を付けてくれよ。それで辺境の住民の数はどのくらいか分かるか?」
閣下が情報源の安全に注意を促し、補給計画の根幹に位置する母数になる数字を聞かれた。
『さて?帝国は同盟と違って戸籍の管理を厳密にしていないから推測でしか無いけど回廊出口付近、一週間で行ける範囲の有人惑星の人口は大体2億人いるかいないかかしら?』
2億人の物資供与をしないといけない。その事実が艦橋を沈黙の空間に追いやった。我が軍の実戦部隊の10倍の補給計画等不可能だ。第一艦隊の乗組員は150万人で各艦の半年分の物資を積み込んではいる。これが150万人の住民に物資の供与をしたら3ヶ月分になる。それを考えると1000万人の住民を保護したら1ヶ月程で無くなる計算になる。
『代表?社長と呼べばいいですかね?社長は何故その数字を知っているのです?』
ヤン提督が代表に質問をした。
『あら、ヤン提督。昔会った時は佐官だったのに今は艦隊司令官なんてご出世なされたわね。』
ヤン提督の質問に答えずにヤンと昔会ったことがあると言った。
『失礼ですがあまり物覚えが良くなくて……』
ヤンの言葉に手を口元にやり、クスクスと笑いながら答えた。
『昔祖父に話を聞きに来られた時に初めてお会いしました。その後直ぐの葬儀にも参列してくださいましたね。』
ヤンが彼女の言葉に驚愕の表情を浮かべた。
『まさかアルフレッド・ローザス総参謀長の!!』
『ええ。そういえば自己紹介をしていませんでしたね。私はCR商会の社長を務めています、ミリアム・ローザスです。祖父が730年マフィアの1人、アルフレッド・ローザス総参謀長になります。』
なっ!あの同盟軍が近年で際立った功績を上げた時代の1人の孫娘がフェザーンで指折りの商人になっていたとは。
730年マフィア 同盟軍ではこの言葉が大きな意味を持つ。帝国に多大な損害を与えた軍人が同じ年に士官学校を卒業した。7人の人物を一括りにして、そう名付けられた。
その1人がアルフレッド・ローザス元帥になる。彼は決して優れた艦隊司令官ではなかった。彼自身、晩年に書き記した回想録の中で自らの艦隊司令官としての手腕を「平均よりましという程度」だと評価している。しかし個性派揃いの730年マフィアの中で唯一の調整役としてその資質を発揮しておりアッシュビーからは高い信頼を得ていた。
『教官、いや副司令長官との関係は聞いてもいいのかな?昨日今日の関係でこんな通信を送っては来ないだろうし、かなり親密なやり取りをしているから不思議に思ってね。』
『ふふふ、彼は学生時代に家庭教師をしてくれていたの。たまたまクーロ元帥のお父様が祖父の主治医でその関係で知り合ってね。お陰でフェザーンの商科大学に成績優秀者枠で合格することが出来たわ。入学金や学費の免除もあって悠々自適の学生生活を送ることが出来た、そんな仲ね。』
ヤンとローザスさんのやり取りに只々驚きながら聞いている。
『話が大きく脱線したわね。それで貴方はどうする気なの?このままだと補給で悲惨な目に遭うけど。』
ローザスさんの表情は面白がっているけど目の奥は心配しているのが感じ取れた。閣下の能力に信頼を置きつつも一抹の不安があるのだろう。
「CR商会で同盟軍の補給を担う事は出来ないか?」
『無理ね。同盟領で食料を集めるのは至難の業よ。補給担当者が有能過ぎて粗方集められてる。フェザーンでは量を集めるのは困難ね。帝国領で集める事は可能だけど輸送に半年かかるわよ。帝国領からフェザーンを通って同盟領、イゼルローン回廊、辺境星域となるから。』
「現実的な補給ルートではないな。それにそんなに時間がかかっては戦争が終わっている。」
『でしょうね。そもそも最前線といっても過言ではない宙域に民間企業の当社が輸送業務を行う事はないわ。今回の私の仕事はこれで終わりね。後は貴方達の運次第ね。頑張って。』
「撤退を考えなければならないな。問題はどう撤退に持っていくかだ。」
『総司令官並びに総司令部に意見具申されれば……』
ヤンの当然の意見に閣下は冷徹な視線を向けた。
「ミリィの情報を上に上げても辺境へ行って直接確認しないと本当かどうか分からないなんて言うに決まっている。」
俺もラップもヤンも渋い顔をしている。ロボス元帥、総司令部の面々はクーロ元帥閣下を嫌っている。自分の立場を奪われる事に戦々恐々としているのだ。
『ではどうしますか?何か手はありますか?』
「奴らの失態を皆が認識し、そこから修正の手立てを伺う。そこで総司令部は現実的ではない策を言い立てるだろうから、その時に指揮権の掌握をするくらいしか思い浮かばないな。」
ヤンもラップも顔を強張らせた。
ローザスさんの情報が確かなら辺境に食料はない。つまり辺境の住民に食料の供与をしなければならない。多くの量が出ていくだろう。追加の食料を総司令部並びに政府に要求する事になる。しかし、輸送量、輸送時間が圧倒的に足りない。現場から後方支援が可怪しくなったことから撤退を望む声が出てくる。それを艦隊司令官の意思として総司令官、総司令部に上申する。だが功を上げたい彼らは撤退を許す事はないだろう。占領地から徴発、進軍して先の宙域から食料の補給をするように命じる。そこで閣下は総司令官、総司令部の指揮能力の喪失と判断し、全軍撤退の命令を出すつもりなのだ。
幸い今回の遠征はシトレ本部長が責任を取る為、周りの艦隊司令官が納得するだけの根拠があれば命令に従うだろう。
「それでミリィ、焦土作戦はローエングラム伯ラインハルトの発案かな?」
『ふふふ、相変わらずの冴えね。貴方の察しの通りよ。ローエングラム伯ではなく新任の参謀長パウル・フォン・オーベルシュタインが発案者だと言われているそうよ。』
「出来る男だな。目的の達成のためには手段を選ばない策を立案、実行する。言うのは簡単だが行うのには余程の覚悟がいる。」
この場にいる全員が暗い顔をした。様々な事を考えて明るく振る舞うことなど出来まい。
『伯の親友キルヒアイス中将は反対したらしいわ。辺境住民に無用な被害を与える策を嫌って意見したそうよ。』
「しかし、ローエングラム元帥は勝つため、同盟軍に圧倒的勝利を得るために実行するか。」
『新任のオーベルシュタイン参謀長は倫理を問わなければ、その手段と目的は常に理に適っている作戦を立てる事が間々あるそうよ。ヤン提督のイゼルローン要塞攻略戦も帝国に出された戦闘詳報ではオーベルシュタイン参謀長は読み切っていたみたい。』
彼女の話しに艦橋が緊張が走り、ざわめいた。
『ゼークト大将が意見を取り上げなかったから成功した側面があるわね。これが本当なら。』
「厄介な奴がまた一人増えたか……」
閣下が頬杖をつきながら溜め息を吐いた。
『私から伝えるのは以上よ。他に何か聞きたいことはある?』
彼女の言葉に閣下が私、ラップ、ヤンに視線を向けた。何かあるかと問うている。私達が何も言わないでいると一つ頷いた。
「いや、此方も何も無い。すまないが今後も情報収集を頼む。正しい道を歩く為には正確な情報がいち早く必要になる。そういう意味では君の働きには感謝の言葉しか出ない。」
『気にしないで、商売のついでだし。じゃあ、頑張ってね。』
「ミリィ、ありがとう。助かった。」
閣下がそう言ってローザスさんに敬礼をした。皆がそれを見て、敬礼を行った。当然私もだ。千金の価値のある情報を持ってきてくれたのだ。当然の行為だ。
彼女が通信を切った。暫く沈黙の時が流れたが閣下が振り払うように言葉を発した。
「とりあえずイゼルローン要塞に着き次第、艦隊司令官で作戦会議を行う。そこで司令官の統一した意見を出す。ヤン、お前にも意見を言ってもらうから覚悟しておけよ。」
閣下がからかうような口調で言われたからヤンも苦笑している。
『部下を一人でも多く連れ帰る為と言われたら致し方ありません。教官に協力します。』
そうして急遽の話し合いが終わった。私にもこの遠征の終局図の形が幾つか鮮明に見え始めた。少しでもマシな結末になってほしいと切に願った。
宇宙暦796年 イゼルローン要塞 会議室
ヤン・ウェンリー中将
「副司令長官閣下、その情報は確かなのですかな?」
ビュコック提督が深い皺を更に深くしながら問うた。
「残念ながら事実だろう。私の御用聞きのフェザーン商人からの情報になります。」
皆が顔を見合わせている。
「それが確かなら補給は保たないな。」
ボロディン提督の呟きに皆が頷いた。
「副司令長官閣下は如何するおつもりです?」
アップルトン提督が教官に訊ねた。
「補給が途絶えた時点で艦隊司令官の総意での撤退を進言します。恐らくは総司令官、総司令部は拒否し、進軍をさせ先の宙域での徴発を命令するはずです。その時に指揮能力の喪失と判断し、私が指揮権を掌握。総撤退を命じることにします。ハイネセンに帰還次第、軍法会議にて私並びに総司令官、総司令部の責任の是非を問うつもりです。」
艦隊司令官の身体が硬直している。皆、教官の意見に賛成だが積極的に加担するのは憚りがあるようだ。
此処は私が口火を切るしかないのか。
「私は教官が、いえ副司令長官が仰っしゃる状況になった時は従います。副司令長官は遠征終了後、ハイネセンに帰還次第軍法会議で今回の指揮権掌握の是非を問うと明言なされました。一人の教え子としてではなく一人の多くの乗組員を預かる艦隊司令官として、その状況下ではそれが正しい選択であると自分は判断します。」
艦隊司令官全員が私を驚愕の表情で見ている。私の性格を知っているからか率先して教官の一種のクーデターじみた行為に賛成するとは思わなかったのだろう。だが多くの人命が掛かっているのだ。戸惑うている場合ではない。
「儂はお前さんが尉官の頃からの知り合いだ。それからずっと見てきた。人柄も能力も軍人として信じるに値する人間だと儂は思っておる。第五艦隊もその時は命令に従おう。」
ビュコック提督が賛同の意を示すとウランフ提督、ボロディン提督と後に続き、全員が賛同した。
「感謝する。ここで今一度宣言する。ハイネセン帰還後に今回の指揮権掌握の正当性の是非を問う為の軍法会議を行う事を。」
閣下の言葉に艦隊司令官皆が頷いた。
「ヤン、例の物を。」
私にそう言って準備するように命じた。
席を立ち、近くのテーブルに置いてあるカバーを掛けられた盆を持って席に戻る。
「補給が限界に近くなってから撤退を進言する為、実際に撤退する時にはかなり危険な状況になっているだろう。恐らくローエングラム元帥はその時を見計らって此方に総攻撃を仕掛けてくるはずだ。この中の9人の内1人2人か半分か全滅か分からないがこれが今生の別れとなる者もいるだろう。別れの盃をいこう。」
教官はそう言って私を見て頷いたのでカバーを取った。そこにある酒を見て艦隊司令官から歓声が上がる。それはそうだろう。同盟で一番有名で高額なウィスキーだ。
それをきっちり9等分し、各提督に配った。
教官がグラスを掲げ、皆がそれに合わせて掲げた。
「諸君の幸運を祈る。」
皆がウィスキーを様々な事を噛み締めながら味わい、会議を終えた。