FAIRYTALE 旅人の軌跡 作:亡者
「……久しぶりだなぁ、マグノリア……と、言っていられる状況じゃあないねこれは」
眼前に映るのは、静止し、その殆どが崩れ去った幽鬼の巨人に、それを彩る影と
「あの子は……」
「おいおい、無理すんなってレビィ!」
「そうだぜ!怪我が酷いんだから大人しく休んでろよ!」
「こんな時に、大人しくなんて……してられないよ!私、だって……「危ねぇ!避けろ!」……あ」
避けられない、直感的にそう思った。
私を心配してくれてる皆を無視した罰なのかな……ごめんね、皆、アルン……。
「……ふむ、お別れにはまだ早いみたいだ、レビィ」
「……え?」
数年前に聞いたっきりの、懐かしくて、優しい……この声、は……。
「アル……ン?」
「ああ、そうだよ」
「「アルン!?」」
「皆も久しぶり……なのは置いといて、状況を教えてくれるかい?ミラにはギルドが危ない、としか聞いてないからさ」
「遅ぇよ!」
「遅くなってごめん、これでも精一杯早く帰って来たんだよね……で、どんな感じ?」
「ナツ達が中に入って、
ルーシィ?新しい仲間だろうか……拐われるなんて不幸だな。
と言うか物騒な……いくら憎いからって、市民達巻き込む魔法をポンポン使おうとするのは止めて欲しいかなぁ、人の妬みとは怖いねぇ。
「これが、マスタージョゼの
S級の、ミラは除いて……ギルダーツやラクサス、は居ないことが多くても、エルザは……中か、と言うかS級なら対応出来る程度の雑魚だ、何を思ってこの配置にしたんだろうか。
だが……、
「……少し、おいたが過ぎると思うかな……
相手が闇なら光が効くよね、って事で光線の魔法で一掃する。
いやはや、S級が居ない前提で動くのは、策士として二流以下じゃないかなぁ、それとも、範囲魔法で丸ごと潰すつもりだったから想定してない、とかか。
まあ最悪を想定しない時点でどっちもどっちだね。
「……ん?」
「「……」」
「あんたは相変わらずやばいって事を再認識しただけだよ、アルン」
「おや、俺はエルザ達よりマシな覚えがあるけれど」
「そっちじゃなくて実力って意味よ」
「まあ……これでもギルドのS級だから、これくらい出来なきゃでしょ……皆の手当てとかしといて、第二波あるか「アルン……」どうしたの?レビィ」
「……行く、の?」
「……まあ、エルザが居るから出番無いと思うけど……聖十大魔道が動いたらやばい筈だし……マスターやばいんだし、一応ね」
流石にエルザでも聖十大魔道はやばい筈……やばいよね?
「幽霊達が消えた……!?」
「今の魔力は……アルンか」
「チィッ……S級魔道士、アルン・レストリッツですか……忌々しいッ!元は弱小であったギルドに、何故こうも優秀な人材が集まるのか……ッ!」
「んー、そりゃマスターの人徳の差でしょうよ」
「ッ……おやおや、お早いご到着ですねぇ、
「盛大な皮肉をどうもありがとうございます、マスタージョゼ……ところで、そちらは殆ど壊滅している様ですが……
本当に沸点低いなこの人、余裕が無い、の間違いかもしれんが。
「S級如きが……調子に乗ってんじゃねぇぞ……!!」
「……ほらさっさと行ってエルザ、怪我人は帰りなよ」
「……すまない」
こういう時のエルザの判断力は有難いね、ナツはそれが強みとは言えもう少し諦めを……「デットウェイブ!!」っとと?
「……おやおや、私相手に余所見をする余裕がお有りで?」
「貴方程隙のある聖十大魔道は居ないでしょうね……
「ふん……貴方程度の技など当たりませんよ」
「そりゃ結構、俺の狙いは倒す事では無いからね」
「……?それは「アルン、下がれい……そっから先は儂がやる」……なるほど、そういう事ですか……!」
ふむ、倒そうとしても面倒な事になるからね……エルザを身代わりにする理由も無かったし、後ちょっとの時間稼ぎを引き受けただけだ。
「……穏便に済ますには、子供らの血が流れ過ぎた……そろそろ、幕引きをせねばならん」
「はっ……その為に、天変地異を望むというのか」
「それが
とても短いけど、マスター同士の最後のやりとりめっちゃ好き→けどオリ主絡ませたい→じゃあ前座にしよかってなった。
一応オリ主が倒すルートも考えたけど……今は一応ただのS級なオリ主が大陸の頂点倒すのも……ねぇって感じでこうなった。