FAIRYTALE 旅人の軌跡   作:亡者

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主人公の一人旅を長々書いても、だから程々に、でも内容が伝わる様に、を意識します……できるとは言ってない。
後これは楽園の塔編からバトル・オブ・フェアリーテイル……まあラクサス編の間辺りになります。


第参話 小さな旅の、小さな出会い

「うぅむ……」

「愛は強いんだよ、お兄ちゃん」

 

 このちっちゃい子どうしようか……なんか見覚えあるけど。

 と言うか力強く無いかな……え、愛の力?愛こわ……ってのはさておき。

 案外この子、蛇姫(ラミア)の秘蔵っ子だったりしないかな……蛇姫の鱗(ラミアスケイル)、確かここら辺だった筈だし……。

 

「シェリア……そろそろ離してくれないかな……?」

「嫌です、離さないし離れません……これも愛です!」

 

 君本当に7歳なのかな?

 足元にしがみついている女の子……シェリア・ブレンディ……と言うらしいのをさっき聞いた時から、何故か俺の足にしがみついて離れないのである。

 

「……収穫祭を見に行く予定だったんだけどな」

「……収穫祭?」

「あーっと……お祭りみたいなものだよ、シェリア」

「!お祭り……!」

「ちょっとシェリアったら……もう、シェリアがごめんなさい、アルンさん」

「いやまあ……びっくりはしましたけど……大丈夫ですよ……えと、ブレンディさん?」

「あ……えっと、その子の両親は……」

「……すみません、失礼な事を聞きました」

 

 両親が居ないのか……なんか悪い事を聞いたな。

 

「シェリア、以前貴方に助けられた事があったんですよ」

「……え?」

「もう一年位前になるんですけど……その子、ギルドに入る為に色々頑張ってた時……無茶して、森の方まで行ってしまって……覚えてないですか?」

 

 一年前……森……朱色の髪の女の子……あれ?

 

「……君、あの時の……?」

「!はい!あの時は助けてくれてありがとう!お兄ちゃん!」

 

 なるほどあの子か。

 あの時、森の中で小さいながら魔力が荒ぶってる感じがして、何事かと見に行ったの覚えている。

 その時にこの子……シェリアを獣達から助けたんだったか。

 

「あの時は本当にありがとうございました……あの後、オババにも回されちゃって大変だったんですけど……シェリアが無事で本当に良かったです」

 

 オババ?……マスターオーバの事か、あの人ギルドの人を回すの?どう言うこっちゃ……?

 まあ無事で何より、今も元気みたいだし。

 

「で、シェリアはその事をずっと覚えてたんですよ、それで貴方の事を探してて……」

「で、今の状況に至ると……」

「そう言う事です」

 

 あの時は先を急いでたからなぁ……シェリア近くの人に預けてさっさと行った覚えがある……あれ、俺の所為か?

 

「もう離しません……!」

「どうしたものか……あ、そうだ」

「すみません、この子、少しの間だけ借りても良いですかね?」

「……え?」

「?」

 

 お祭り、と言う言葉に反応してたし……うちの祭りは盛大だし、丁度良いかもしれない。

 

「この子をお祭りに連れて行ってあげようかと」




シェリアの髪の色は原作の方の……朱色っぽい色が個人的に好きなので採用しました、アニメの方が良いって人はすみません。
さて、幼少期シェリアちゃん……ウェンディと同い年か1つ2つ誤差だと考えて、最終話で16歳程度……で、逆算間違ってなければ8、9年前だとすると7歳程度になった……が、ラクサス編に……?
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