FAIRYTALE 旅人の軌跡 作:亡者
パレードはすっ飛ばしました。
主人公は多彩な魔法で色々な物を形作り、それをシェリアが見てわー!ってなってた、とだけ。
「ダメですかね、あの子」
「なぶら、儂らのギルドの事情、お主も知っておろう」
「それはそうなんですが……」
うーん、本当にどうしようか。
「なぶら……あの少年もお主も……似た様な事をする、儂らは見守り滅ぶ者じゃ、本来であればあの子も関わるべきでは無かったのだがな……」
「ミス……ジェラールも貴方になら任せられると思ったのでは無いですかね……彼の事情は理解していませんが、何か大きな物を背負っている様だ」
「それはお主もだろう……なぶら、双方、まだ若いのに大変だな」
俺見た目程……ってこの人なら大体の人が若者になるのか、むず痒い。
「それはそうと、お主のギルドではダメなのか?」
「
「なぶら……難儀な物だ……ウェンディも、ユキノも」
「……そうですね」
旅の道中で見つけて、見捨てる事が出来なくて拾ってしまったが、安全性を考えると
その点
「
「……待て、もう少しここに留まれ」
「え?」
手紙の様な物を読んだこの人……マスターローバウルさん、どうしたんですかね。
「事情が変わった……一旦あの子はうちで預かろう」
「……何があったんですか?」
「
「ええ、名前だけですが」
「それを、儂ら
「!!」
中々大胆な事をするね、ほんと。
ていうか……、
「"ニルヴァーナ"を狙っている、という事ですか?」
「この近くで動きがあるという事は、そういう事になるだろう……儂らの一族の罪……その400年にも終わりが来るやもしれん」
それは……ううむ、ままならないな。
「……俺を引き留める、という事は俺もそのメンバーに加えられる、と言う事ですね」
「なぶら、そう言う事だ……うちから出せるのはウェンディのみ……アルン、どうかあの子の事を頼む」
「それは構いませんが……あの子は強いですよ、ローバウルさん」
「ほっほ……集まるのはもうちと先じゃからな……泊まる事をウェンディに伝えて来なされ、あの子も喜ぶじゃろう」
「……わかりました」
400年……この事を理由に留まり続けたニルビット族の残り火……その願いがなされた時、ウェンディは……ううん、この事は一旦置いておこうか。
「ウェンディ、ユキノ」
「アルン様」
「アルンさん……もう行っちゃうんですか?」
「いや、もう少し留まる事になったよ……詳しい理由はマスターさんが教えてくれる筈だよ」
「!本当ですか!」
「こんな事で嘘はつかないよ、本当さ」
パァッ、と言う効果音が付きそうな笑顔になるウェンディ。
そこまでユキノと仲良くなったのかな?
同年代と言うのは偉大だなぁ。
「ユキノ、ごめんね……ギルド探しはもう少し先になりそうだ」
「……はい」
「ユキノちゃん、良いの?」
「言いたい事は言っちゃった方が楽よ」
「……いえ、大丈夫です」
本当に仲良くなってる……同年代ってほんと偉大。
「ビビりねぇ」
「こら、シャルル!……ごめんね、ユキノちゃん」
「大丈夫です……気遣って頂きありがとうございます、シャルル様」
「フン、そんなんじゃ無いわよ」
気が強いねぇ、ハッピーとは大違いだ。
ナツにハッピー、ウェンディにシャルルねぇ……いつ見ても何かしらありそうだなぁと思ってしまう、俺の悪い癖だな。
ガジルには居なかったんだし……まぁ偶然だろう。
と言うかハッピー達みたいな猫自体あんまり見てないからなぁ……不思議な種族だね。
「言いたい事って?」
「あ、いえ……その、些細な事なので」
「……わかった、言える様になったら、いつでも言いに来てね」
「……はい」
ゼレフ関係の教団に拐われた姉を取り戻す力が欲しい……かぁ。
幼い子供を拐うのも、だけど……こんな子に戦う力を求めさせる事、あっちゃいけないんだけど……そんな事させない為にあの「アルン様?」……っとと、いけないいけない。
「どうかしたの?」
「あの……とても険しい顔をされていたので……」
「ちょっと考え事をしてただけだよ……心配してくれてありがとう、本当は俺が心配しなきゃいけない立場なのにね」
ユキノの頭を撫でてみる。
赤の他人である俺が、ユキノの決意を諦めさせる、なんて事はしてはいけないけど、子供らしい事をさせてやる事は出来る……頭を撫でるってのが子供にする事だと彼女が言っていた筈……合ってるかな?
「あ……えっと、ありがとうございます?」
「あはは、ユキノは感謝されてるんだから、どういたしまして、で良いんだよ……混乱させちゃったか」
「い、いや……懐かしい感覚だったので……う、嬉しい、です……」
「……そりゃ良かった」
ギリギリ上手く行った様だ、彼女様々だね。
なんか視線が痛い気もするけど……ん?
「……」
「……ウェンディ、どうした?」
「……あ、な、なんでも「アンタに撫でて欲しいってさ」しゃ、シャルル!?」
「え?そうなの?」
「っ、えと……はぃ……」
そう言えばウェンディも親が居ないんだった。
望まれたなら、そうしてあげないとか。
「……あぅ……ありがとうございます」
「あはは、この程度なら、お安い御用だよ」
ふむ、間違っても父親替わりとは言えないけれど……似た様な気持ちを感じてくれてるなら、こちらとしても嬉しいかな。
何度も言うけど、こんな年齢の少女達に、寂しい思いなんてさせちゃあいけないからね。
旅の途中で拾われちゃった子、ユキノ(幼い)、大体9歳10歳だと仮定してシェリアと同年代……下手したら3歳差か……大丈夫な筈、うん。
主人公に魔法を教えて欲しい、と願った模様。
一方主人公、子供に対して否定する事をあまり知らない。
結果こうなった。
ユキノが