(週末は悪魔退治で)忙しい!   作:ほろろぎ

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筋肉マンコのメッセンジャー

 今日も会社帰りの若いリーマンから生まれたギフテリアンのお相手。

 拓也ゎ他のフェニックスの部隊メンバーと協力して悪魔を撃退した。

 でもギフテリアンはフェーズ1、2のデッドマンと違って、宿主の人間は悪魔を生み出した時点で死んじゃうんだょね。

 リーマンはゲイだったみたいで、結婚してないから家族がいないことだけがせめてもの救いだけど、悲しんでくれる人がいないのって寂しいよな……なんてセンチメンタルに暮れる。

 あとで花でも添えてやるか……って思ってたら、同僚の田淵竜彦が大慌てでオレのもとに駆け込んできた。

 

「拓也! ヒロミが……ヒロミが生きてたぞ!!」

「ウッソだろお前!?」

 

 渡された携帯用通信機ガンデフォンの画面には、はにかむような笑顔で「ただいま」と告げるヒロミの元気な姿が。

 二人してあれだけ涙流して吠えまくってたのに笑っちゃうぜ!

 でも良かった。これでまたオレとヒロミと竜彦で、無敵のフェニックストリオの再結成だ。

 まずは今すぐ帰ってヒロミに抱かれたい。

 ヒロミはマッチョが大好物だから、きっとすげーすげーと連呼しながら拓也の胸の突起を摘みまくり、背中と腰を愛撫しまくるんだぜ。

 久しぶりの3Pはきっと淫乱に盛りあえるんだろう……と妄想ゲームを始めようとしていたら、ヒロミは神妙な顔でとんでもないことを言い出した。

 

「聞いてくれ、拓也。フェニックスには……オレたちの知らない裏の顔がある」

「裏の顔?」

「赤石長官は、裏で悪魔と通じていたんだ」

 

 マジかよぉ! 赤石長官っていえばフェニックスの代表じゃねえか。

 話を聞けば、すでにデッドマンズのオルテカを脱走させて、スカイベースを沈めたらしい。

 

 ちなみにスカイベースに収容中の容疑者たちは、ヒロミの連絡を受けた竜彦が別の施設に移動させたとのこと。

 拓也にだけ秘密にしてたとかチョーSだよな!

 

「フェニックスの頭が人間を裏切ってるなら、オレたちこれからどうなるんだ?」

「もうフェニックスにはいられないだろう。だから拓也、お前に頼みたいことがあるんだ」

 

 ヒロミの頼みというのは、フェニックスとは別の、もう一つの対悪魔組織と連絡を取って欲しいというもの。

 その組織に名前は、反政府地下組織『ウィークエンド』。

 すでに五十嵐家とは接触済み。

 五十嵐家っていうのは、拓也たちと一緒に悪魔と戦ってる仮面ライダーなんだょ。詳しいことゎまたあとで話すけど。

 

 とにかくヒロミの頼みを受けてオレは、筋肉マンコのパイプ役としてウィークエンドと接触を図り、果てしないメッセンジャーボーイとして奔走(ほんそう)することになる。

 苦労のかいあって、ウィークエンドとはスムーズに協力関係が計れた。

 向こうの代表が物わかりのいいおじ↑さん↓ばかりで助かったぜ。

 

 拓也の頑張りのおかげで、ヒロミと同じくフェニックスに不信感を覚えた隊員たちが、続々とウィークエンドに移動してきた。

 その中には、仮面ライダーに変身できるドライバーを開発した、ジョージ狩崎の姿もあった。

 人員がそろって戦いの準備も終わり、ついにウィークエンドは地下組織から浮上した。

 でも、テレビで人々にフェニックスの不審を訴える演説ゎ、かなり怪しかったょね。

 

 それからはオレたち元フェニックスの隊員たちは、ウィークエンドのメンバーとして相も変わらず悪魔との戦いを続けている。

 奴らは毎度決まって週末(ウィークエンド)に攻めてくる。

 決して絶対に休日は休ませてくれない。だから土日はいつも忙しい!

 ヒロミは仮面ライダーに変身した影響で体がおじいちゃんになって、もう戦えないのでもっぱら市民の避難誘導にあたるだけだ。

 

 そしてオレはというと、ジョージ狩崎から渡された量産型ライダーベルトで、ついに変身しちゃったんだょ。

 拓也の変身したデモンズトルーパーの超エロエロの筋肉ボディを見て、筋肉フェチの隊員たちが「すげーすげー」を連発。

 拓也もそんな声援に気持ち良くなっちゃって、エロガタイをこれでもかと見せつける。

 ギフテリアンたちもすげーすげーと連呼しながら拓也の胸の突起を摘みまくり、背中と腰を愛撫しまくる。モテモテじゃねーかよぉ。

 嬉しいけど、悪魔ゎきちんと駆除しないとね。

 

 ある時、一度はライダーに倒されたはずの赤石長官が復活して、街を襲った。

 

「うわー、この平穏を自ら破壊することになったよ! まさに断腸の想いだよ! 断腸!」

 

 とかなんとか訳分んねーこと叫びながらこいつ目がイッちゃってる。

 昔は、人間から悪魔を取り除いて人類を正しい進化に導くとか言ってたくせに、もうマトモじゃねーよ。

 

 オレはクール系を自称してるからこの爺さんに情けなんてかけようとは思わねーけど、横にいるヒロミを見ると、確かに同じ職場で働いていた昔の上司が裏切った事実に涙流してる姿が瞳に映っている。

 ふーん、オレって冷酷なのか、と他人事のように感じながら、オレは熱血系のライダーが好きだから、何だか今やっている現実とイメージの中の客観とがアタマの中で整合しない。

 でも今、確かに感じるのはこの爺さんにこれいじょう人の命を手にかけさせちゃいけないって使命感だけだ。

 オレは部下のデモンズトルーパー部隊を率いて、赤石長官が変身した悪魔──ギガデモスに向かって行く。

 

 一瞬で蹴散らされちゃったけどね。

 

 やっぱり、量産型ライダーは上級怪人にゎ、敵わないょね。

 ギガデモスはオレたちにとどめを刺そうと、エネルギーの塊を練りだした。

 すげーデカイ! マジかよ?ってくらいデカイ! こんな凶器がオレらを貫くのかよ?

 

「拓也! 逃げろー!!」

 

 ヒロミの叫びが聞こえたけど、もぅ動けなぃ。

 だから目を閉じて、あの世に行く覚悟をした。

 違うって。

 拓也は仮面ライダーだから死なないはずだろ!?

 ……そっかぁ。

 量産型のデモンズトルーパーね。

 たくやを正義の味方に見立てたかったみたい。

 まさかね(笑)

 それで仮面ライダーが縛られて犯されちゃうんだ。

 下手な改造手術されて

 マヂ絶叫したぜ。

 脳改造で

 ショッカーの手先にするんだ。

 

 

 

 

 

 ……マヂ死んだ。

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