ありふれない錬成師は最高最善の魔王の力で世界最強を超越する   作:天元突破クローズエボルハザード

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お待たせいたしました。
今回は百階層前までのお話です。
ユエさんの食事事情、ハジメさん放火魔事件の二本立てです。

それでは、第一章第10話、どうぞ!


14.食事と過去と荒れる炎

さてと、とりあえず腹ごしらえにするか。腹が減っては戦が出来んからな。

…あっ、ユエの食事、考えてなかった…。

そういえば、ユエの好物聞いてなかったな。そう思って、彼女に聞いた。

 

ハジメ「ユエ、何か嫌いなものとかあるか?食べたいものでもいいんだが…」

ユエ「んっ!」

そう聞くとユエは、勢いよく俺を指さした。

ハジメ「……え?俺?」

ユエ「ん。ハジメの血、欲しい。」

ハジメ「…ああ、そっちか。いいけど、一応気を付けとけよ?」

ユエ「ん?どういうこと?」

 

ハジメ「俺の血には、力を受け継いだ戦士たちの力も入っている。

中には、猛毒を宿した戦士もいる上、即死毒まで持ち合わせている奴もいる。

浄化作用の力で毒は弱めておくから死にはしないけど…結構痛いぞ。それでもいいか?」

ユエ「…頑張る。」

ハジメ「そうか…」

そう言って気合を入れたユエ。まぁ、とりあえず、エボルの即死毒は絶対に外して、と。

その後、案の定激痛でのたうち回るユエに、必死に浄化作用や回復系技能を使う俺であった。

…イナバに呆れられていた…解せぬ。

 

さて、イナバと魔物肉を食いながら、錬成でユエの補助魔導具を作っていると、ふと聞かれた。

ユエ「ハジメ、どうしてここにいる?どうしてイナバと、魔物と仲いいの?どうして、あんなに強い?」

ハジメ「お、落ち着けって。一つずつ、ゆっくり話していくから。」

そう言って、ここまでの経緯を話すと、ユエの方からグズッと洟を啜るような音が聞こえだした。

不思議に思ってみてみると、ユエがハラハラと涙をこぼしている。…イナバ、お前もか。

とりあえず、二人の涙を拭きながら、聞いてみた。

 

ハジメ「どうしたんだ、二人とも?ユエの過去程そんなに辛くは無いと思うんだが…」

ユエ「……ぐす……ハジメ……つらい……私もつらい……。」

イナバ「……きゅぅう……。」

……うん、思いっきり同情されているな。

ハジメ「気にすんな。俺だって単独行動で色々調べたいこともあったし、この程度で辛いなんて言っちゃ、民の悩みなんて解決できないよ。」

ユエ「……ほんと?」

ハジメ「あぁ、もちろん。」

決してやせ我慢じゃないぞ。だからイナバ、擦り寄らなくていい。

 

ハジメ「そう言えば、ユエの両親はどうだったんだ?あまり、話してなかったが…」

ユエ「……傀儡のようだった。」

ハジメ「……宗教関連か。」

ユエ「……ん。」

……ヤベェ、一気に空気が…。

 

ハジメ「そ、そういえば、さっき倒した蠍の魔物なんだが…奴の甲殻がなかなかいい素材でなぁ。」

そうなのだ。シュタル鉱石といって、魔力との親和性も高く、魔力を込めた分硬度を増す鉱石で、より素晴らしい武器が作れそうなのだ。

ハジメ「もしかしたら、ユエの武器は魔法を打ち出す魔導銃に出来るかもしれないからなぁ~。

楽しみにしていてくれ。」

ユエ「……ん!」

ホッ、どうやら話題をそらすことには成功したようだな…。

 

因みに、ユエは食事でも栄養は取れるが、血の方が効率的らしい。

あの後、何度か血を飲んできたが、その度に苦しがっていた。

これも全部、エボルトって奴の仕業なんだ。

とか思っていたら、何回か吸っている内に抗体を獲得したようだ。

何種類もの野菜や肉をじっくりコトコト煮込んだスープのような濃厚で深い味わい、熟成された味、とのことだった。俺はワインか何かか。

 

後、イナバがまたレベルアップしたらしい。

神水飲んだせいか、何故か魔物肉を食うたびに進化していってる。

もうコイツ、一人で爪熊の巣に特攻出来るんじゃねぇのかなぁ。

そう思いながら、今日の飯を喰らう俺であった。

 


 

翌日…

ハジメ「野郎、ぶっ殺してやるぅー!!」ゴォォォォォ!(右手にヒーハックガン、左手にタジャスピナーエタニティを装備し、周りの木々を焼き払っている。)

ユエ「はっ、ハジメェ!落ち着いてぇ!?」(水魔法で消火に専念)

イナバ「(王様ァ!お気を確かにぃ!)」

さて、何でこんなことになっているのかというと…

 

 

俺たちは睡眠をとった後、次の場所へ進むことにした。

すると、そこはなんとお花畑だった。

もちろん、比喩だ。こんな奈落の底に花畑なんてあるわけない。

代わりに、花を頭につけた魔物が大量にいた。

 

まず、見えたのは樹海だった。10m以上の木々が鬱蒼と茂っており、空気はどこか湿っぽい。

まぁ、前の熱帯林よりかは熱くない。

でも、雑草まで160㎝以上も生い茂っているのは、正直ウザったい。

 

そして出てきた魔物も同じようなもんばっかり。

もう飽きるな…

ユエがまた魔法で一掃しているが…

作った武器、全然使ってくれない…

やっぱり、最初から足技用ブーツはダメか。

 

…ユエ、別に魔法がダメってわけじゃない。

むしろユエの魔法は強力だから、それだけに頼りすぎるのはどうか、って思っただけだ。

だからまぁ、そんな悲しそうな顔をすんな。

十分役に立っているんだし、存分に胸張っていいから。

それに、魔法に関しては、俺やイナバよりも扱いにたけている、適材適所って奴だな。

せっかくだからお手本見せてくれよ、ユエ先生。

 

…先生付けただけでこんなに威力上がるんか。

さっきより倒した敵が多い…

ユエって、実は褒めれば伸びるタイプなんだな。

 

とまぁ、次から次へとやってくる奴らを、ある時は魔法で、ある時は物理で、そしてある時はブラックホールで殲滅したりしていた。

そうして、花を媒介として他の魔物に寄生している本体へ、早速奇襲を仕掛けることに。

 

縦割れの洞窟を進んでいると、大広間に出た。

さて、中央まで進もうとすると、未来予知で次の攻撃を察知した。

ハジメ「全員、全方向注意!乗っ取られるなよ!」

ユエ「ん!」

イナバ「きゅ!」

 

全方位から、緑のピンポン玉らしきものが飛んできた。

俺はオーロラカーテン、ユエは魔法、そしてイナバはベヒモスの素材で作った得物で、それぞれ防いでいる。

さて、そろそろ攻撃が止んできた、と思った矢先だった。

 

ハジメ「!」

攻撃の気配を察知した俺は、その場から飛びのいた。

すると、その先には…

ユエ「に、逃げて、ハジメ!」

イナバ「き、きゅ、きゅぅう!」

二人まとめてか!やってくれるじゃねぇか!

 

俺は二人を傷つけないよう、攻撃を避けつつ受け流し、防いでいると、アルラウネっぽい奴が現れた。

二人を盾にしようと、前に突き出してきた。

そっちが卑怯でいくなら、こっちはチートでやってやるァ!

(ザ·ワールドッ!)

 

ユエ「…え?」

イナバ「…きゅ?」

二人とエセアルラウネは驚いたようだな。

そりゃそうだ。

時間停止という技なんて持っている奴、俺か黒幕ぐらいだろうに。

時を止めて、二人の頭上に有った花を枯らし、そのまま二人に被害が及ばぬよう焼き切った。

そして、奴の目の前で武器を用意し、時を動かした。ただそれだけだがな。

 

さてと、よくも好き勝手やってくれたなぁ、この草人間もどきが。

そう思って俺は、ヒーハックガンとタジャスピナーエタニティを奴の体に押し付け、

ハジメ「フタエノキワミァァァアアアーーー!!!」ボォォォォォォ!!!

一気に放火した。ついでに口からも鬼火を吐いて、一気に消し炭にしてやった。

が、まだどこかに同個体がいるかもしれないので入念に周りも焼く。

うぉー!汚物は消毒じゃァー!

 

 

そして、現在に至る。

俺達の周りはほとんどが火の海になっており、魔物どもに至っては焼死している。

ユエ「ハジメ、ストップゥ!」

ハジメ「え?もっとやってくれ?」

ユエ「全然違ぁう!?」

イナバ「(王様ァ!このままだと俺らも焼け死んじまいます!)」

ハジメ「…しょうがねぇなぁ、分かったよ。チッ、命拾いしたなぁ、草人間共。」

イナバ「(どんだけ怒っていたんですか…?)」

 

ユエ「それよりもハジメ、さっき何をしたの?」

ハジメ「うん?あぁ、二人には言ってなかったが、俺、時間操れるんだ。」

ユエ「んん!?」

イナバ「きゅう!?」

その後説明して分かってもらったが、すっごい驚いていたなぁ。

大丈夫、悪戯とかには使わないって。

精々敵のど真ん中にグレネードをこっそり置くだけだから。

 

その後、焦げた魔物は俺が処理し、魔石や素材、食料を回収しながら進んでいった。

さて、とうとう百階層近くまで来た俺達。

いよいよ奈落を抜ける時が来たというわけだ!

…あれ?なんか忘れているような?




ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

ユエさんにとって、ハジメさんの血は某美食アドベンチャーの一世紀スープに匹敵する模様。
それに加えて、イナバさんの強化が凄まじい…

ハジメさんエセアルラウネに激おこ。
放火武器は、個人的に印象深かったものから選びました。

さて、次回はとうとう百階層のボスと対決!
そして遂に、ハジメさんが本気を出す!?
次回もお楽しみに!

宜しければ、高評価・コメント宜しくお願い致します。
それでは、次回予告をどうぞ!
追記:リースティアさん、晶彦さん、毎度の誤字報告、ありがとうございます!



次回予告

イナバ「(王様ッ、姐さんッ、こいつはヤバいッ!)」
遂に百階層入り、迷宮ボスと対面!

ハジメ「それじゃ早速、迷宮攻略といきますか!」
ハジメ達に、最後の試練が牙をむく!

ユエ「……ハジメ……私……」
涙を流すユエ、彼女の身に一体何が!?

ハジメ「貴様だけは、私が葬る。」
怒れるハジメ、遂に変身!

ハジメ「変身ッ!!!」
絶対なる最強王者、仮面ライダーオーマジオウ!

次回「変身」デデンデンデデン!
目覚めろ、その魂!!!

もしこの小説以外で、この中で読んでみたいと思う展開の作品は?

  • オリジナル狩崎、ISで大暴れ。
  • ONEPIECEでオリ海賊無双
  • FGO世界でクリプター、兎に角頑張る。
  • 終わりのセラフでバイスと優の最強コンビ。
  • アズールレーン、転生指揮官スローライフ。
  • 鬼滅の刃、ヤバい剣士に転生、無残は死ぬ。
  • コードギアス、ルルの兄、原作崩壊を起こす
  • このすば、クロスセイバー冒険譚
  • ゲイムギョウカイで仮面ライダーに
  • 呪術廻戦、ヤヴァイ呪術師になっちゃった。
  • ジョジョ、もしもジョナサンが強かったら。
  • エヴァ、とにかくヤバいものになる。
  • Blazblue、ラグナが傷なしだったら
  • 銀さん、蒼の世界で死神代行。
  • オーマジオウ陛下の幻想郷巡り旅
  • ドラゴンボール、もしブロmad
  • ハイスクールD×D、クローズ&エボル
  • FGO、妖精國の結末は俺が決める!
  • Fate、アーサーが剣の道に向かったら
  • アカメが斬る!、病弱魔王の立て直し
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