ありふれない錬成師は最高最善の魔王の力で世界最強を超越する 作:天元突破クローズエボルハザード
「ハロウィン……それは、子供たちにとってはお菓子を貰える楽しみな日。
ハロウィン……それは、パリピな者達による仮装の大披露宴でもある日。
ハロウィン……それは、恋人たちが悪戯に交わり、お菓子より甘いものを食らう日。
ハロウィン……それは、幽霊・亡者達が現世に入り混じり、常世に現身を降ろす日。
ハロウィン……それは、人ならざる者がこの世界に降り立ち、夢幻を見せてはその反応を楽しむ日。
ハロウィン……それは、とある男にとっての、恐怖の一日でもあった……。
今回は、そんなハロウィンに俺がかつて体験した、とある出来事を並べていく。
こっちでもあっちでも、ハロウィンの魔力は恐ろしいものだ……。
それでは、ハロウィン特別編、どうぞ!」
-学校のハロウィン~嗚呼、逃走中~-
香織「えっと、その……どうかな?ハジメ君。」
ハジメ「そうだねぇ、似合っているよ……出来れば露出は抑えて欲しかったけど。」
騒がしい放課後の教室の隅っこにて。
話しかけてきた香織に俺がそう言うと、当の本人はぽわっと頬を赤らめた。
今の香織がどんな格好かって?そんなん決まってるだろ。
ミニスカ浴衣に猫耳尻尾、擬人化猫又のお色気verだよ。
しかも太ももまで出して……風邪ひいちゃうでしょうが。え?問題はそこじゃない?
いや、だって今秋で涼しくなっている季節の変わり目だぜ?体調を崩しやすいじゃん。
低レベルポンコツボディのうp主も、この時期は警戒しているし。
そして、雫と並んで学校の二大女神と呼ばれていた美少女が、そんな恰好で頬を染めて嬉しそうにもじもじすれば、男子共は誰だって恋に落ちるであろう。
しかも、今はケモミミ尻尾で相乗効果もある。最早凶器レベルだ。
現に半数の男子が幸福の水たまりに沈められては、女性陣から極寒の視線を向けられていた。
さて、何故こうなったかと言えば……原因は言わずもがな、この二人にある。
ハロウィンと言えば仮装だ。であれば、美少女の仮装は二人のファンにとっては眼福であろう。
その結果、
そして、学校でハロウィンパーティーが開催された。
少し離れたところでは、雫がドラキュラの恰好で
因みに、光輝は狼男、龍太郎はフランケン、鈴はキョンシー、トシはジャック・オー・ランタン、恵理は死神コスだ。
浩介は……どこかにいるはずだ。お化けに仲間だと思われて連れ攫われてはいない筈だ。
うん、きっとそうだ。そうだと信じたい。
そして俺はというと、某天才外科医の仮装をしている。
最初はド○○ドかカ○○ルにしようとしたら、父さんと母さんに止められた。
なので、次はマ○オやミ○○ーといったキャラクターにしようとしたら、即座に止められた。
本当なら段ボールでオーマジオウの鎧を作成するつもりだったが、子供たちの仮装用お面に段ボールを全部使用してしまったので、断念したという訳だ。
そんな中、怪物の仮装をした大半の男子共が正に怪物の様な形相でこちらを睨んできた。
やれやれ、面倒なことこの上ない。
香織「あのね、ハジメ君。
パーティーのあと雫ちゃんの家で二次会をしようって話になっているんだけど……。」
ハジメ「途中参加でもいい?孤児院の子供達にお菓子配ってこなきゃいけないからさ。」
まぁ、俺も幼馴染だし、パーティー参加は当然だから文句は無いだろ。
だからきっと、怪物共の視線が更に濃くなったのは気のせいだろう。気のせいでなければ、凄い面倒だ。
香織「そっか……わかった。それじゃあ、パーティーの間は一緒に行動しようよ。折角だし、ね?」
ハジメ「ただでさえ怪物共が鬱陶しいんだが……まぁ、いいよ。
そんな中に別嬪さん一人放り出すわけにもいかんからな。」
香織「別嬪さんだなんて……そんな……。///」
全く、両手を合わせて小首をかしげながらおねだりとは……狙っているのかと思うほどのあざと可愛さだ。
香織「あ!じゃあ序に写真も撮ろうよ!ほら、一緒に!」
ハジメ「わかった、わかったから。そんなに急がないの。俺は逃げも隠れもしないから。」
香織「うん!そ、それじゃあ、失礼します……。」
……何故自分から誘っておいて、そんな風に恥ずかしがっているんだ。そして何故腕を組む。
さっきから腕になにか当たっているんだが!?柔っこい何かが!?いい香りもするけども!?
香織だけにってかって?喧しいわ!その時、周りから殺気を感じ取った俺は即座に判断した。
ハジメ「よし、逃げるか。」
香織「へ?ひゃあっ!?」
言うと同時に香織を姫抱っこし、俺は化け物共の群れから脱出した。
教室を飛び出し、片手で香織を抱えては、もう片方の手で脱出ルートを切り開いていく。
その後ろから、ドドドドッ!と音を立てて怪物共が追ってきてはいるが、絶対に振り返らない。
「もう我慢ならねぇっ!何でアイツだけぇ!」
「がるるっ!」
「南雲ォ!今、絶対、当たってただろうっ!柔らかったのかクソがッ死ねぇっ!」
「アオーンッ!」
……たとえカオスに塗れた咆哮が轟いていたとしても、だ。
てか嫉妬に塗れすぎだろ、テメェ等。何人か人間辞めかけている奴もいるし。
香織「え!?み、皆一体どうしちゃったの!?」
ハジメ「原因香織なんだけどねぇ……自覚のないエロスって恐ろしいね。」
香織「エロッ!?ひっ、酷いよ、ハジメ君~!」
ハジメ「事実でしょうが。現に後ろ、見て見なよ。もうあれ、人がしていい表情じゃないぜ?」
俺がそう言って後ろを向くよう香織に促せば、香織はそれに振り向く。
そして何かを見たのか、「ヒッ!?」と悲鳴を上げてサッと俺の首元に顔を埋めて来た。
香織「来るぅ!なんか来てるぅ!四つん這いで走っている人もいるよぉ!」
ハジメ「……そういや香織、この手のホラー系は苦手だったな。」
アイツ等、次の日からは怖がられ続けるんだろうな。あんな思いさせたんだし……当然の報いだろう。
そんなことを思いながら、俺は香織を連れて非難したのであった。
てか香織、顔が近い。前が見えないし、胸が余計に押し付けられて、感触がダイレクトにくるから。
-不思議な10/31~何故、俺にだけ普通のハロウィンはこないのだろうか~-
これは、さっき話した出来事の続き、俺が出張代行をしていた時のことであった。
いつもの如く、俺は孤児院や代行事業で会った子供たちにお菓子を配っていた。
そして全員分に漸く行き渡ったものの、今回は多く作り過ぎてしまったようだ。
仕方がないので、パーティーで香織達に配ろうか。そう考えていたその時であった。
ハジメ「……?」
ふと、何か気配を察知したので、後ろを振り返る。しかし、そこには誰もいない。
今はまだ日が落ちる前なので、お化けが出る訳でもない。
かといって、ストーカーだとかそう言った類でもなさそうだ。何故わかるのかって?
普段から学校で襲撃を嫌というほど受け続けていれば、そりゃあ幾らか耐性つくさ。
ハジメ(……気のせいか?)
そう思って前を向いたその時、周りの景色がどこかおかしいことに気づいた。
何故って?影がどこにも映っていないからさ。普段ならまだ日は傾きかけてはいるが、影は出ている筈だ。
しかし、今はどこにもそれが無い。動物の影は勿論、建物や電柱などの影すらも。
まるで別世界だな、なんて思いつつも警戒して、一歩を踏み出そうとしたその時だった。
???「もし、そこの色男なあんさん。」
ハジメ「!?」
突然、声を掛けられたので振り返れば、そこには豪華そうな着物を着た女性がいた。
しかも花魁が持つような傘を日傘代わりにしていて、何故か婚礼衣装でもないのに角隠しまでしている。
それでも伸びる黒髪や済んだ瞳はどこか神秘的で、つい見入ってしまいそうだ。
真白い肌に京都弁なのもあって、その姿は一輪の花のようだ。
女性?「少し、道を教えとぉくれやす。」
ハジメ「は、はぁ……道、ですか?」
先程まで気配を感じなかったとはいえ、敵意や悪意は感じられなかった。
なんか、浩介みたく影が薄いわけでもなければ、こう、霞のように傍にいたって感じだったな。
しかし、道かぁ……一体この人はどちらに行こうとしているんだ?
女性?「このねきにある、古い祠を知らしまへんか?」
ハジメ「祠?う~ん、ここらで言ったら……山奥にあったあれかな?」
そう、俺の住んでいる町には、昔からポツンと立っている祠がある。
それも鳥居とお地蔵さんがセットになっていて、まるでミニ神社の様なのだ。
しかし、その存在を知っている人を、俺は聞いたことが無い。
何故かって?俺はその神社を見たことがあるからだ。それも一人で。
以前からやっていたランニングで、ある日山の頂上に昇ってみようと思ったのだ。
しかし当日、山に上る途中で濃い霧に包まれて迷ってしまったのだ。
電波もつながらなければ、天気で方位を図ることも出来ない。
かと言って無暗に進むことも出来ず、八方ふさがりだったその時、それは現れたのだ。
???「おやおや、これは若い方が来ましたのぅ。」
ハジメ「えっと……お坊さん?」
そう、何故か濃い霧の中からお坊さんが現れたのだ。
一瞬、怪異の類かと疑ったが、それにしては気配が澄んでいた。
お坊さん「ここまで来たのも難です。どうぞこちらへ。」
そう言って案内されていくと、その先にはお寺があった。
山奥にお寺があるなんて話、聞いたことが無いのに、だ。
益々怪しく感じたが、お坊さんの親切を無碍に断る訳にも行かないので、俺はお寺に入ることにした。
中はいたって普通のお寺に見えた。ただ、どこか落ち着かなかった。
何というか、お寺の放つ何かが体中を包んでいるような気がして、どうにもくすぐったい。
そんな俺を微笑ましそうに見ながら、お坊さんはお茶を淹れてくれた。見た感じ、抹茶っぽかった。
早速、俺はお礼を言ってお茶を飲んだ。すると、自然と心が落ち着いてきた。
まるで、今まで溜まっていた疲れが全部削ぎ落されていくような感覚だった。
そのせいか、自然と瞼が下りていき、気が付いて目を凝らした。すると、
ハジメ「!?」
次に目を覚ませば、そこは元の山の中だった。だが、何かが違った。
何故なら、目の前にあったのは先程言った祠だったのだ。
とりあえず、鳥居の前で一礼してから端っこから入って、祠にあった祭壇にはポケットに入れていた昼食の鮭おにぎりを供えておいた。
ありきたりっちゃあありきたりだけど、何もないよかマシだろうと思った。
後、お地蔵さんにはいつの間にか持っていた編み笠を被せておいた。
多分、さっきのお坊さんが持たせてくれたんだろうけど……名前聞いておけばよかったかな?
とりあえず「この山に会ったお寺の住職がくれました」と言っておいた。
きっとお地蔵さんもお坊さんに感謝してお礼を持って行ってくれるだろう。
そう思って鳥居の前で再び一礼してその下を潜ると、なんといつの間にか山の麓に転移していたのだ。
この出来事について、先生や父さんたちに聞いてみたものの、誰一人としてその祠については知らなかった。
それどころか、山奥にあったお寺のことすら文献にもなかった。
まるで狐にでも化かされたような気分だった。
そんな祠のことを聞いてくるあたり、この女性はあの場所の関係者か何かだろう。
ハジメ「向こうの山奥にあると思います。そこのお寺の住職が、そこから先は知っていると思います。」
女性?「そうどすか。教えてくれておおきに。」
ハジメ「あぁ、でもそろそろ遅いし、今から行くなら、良かったらついていきましょうか?
お嬢さん綺麗だし、夜道に一人だと襲われるかもしれないし。こう見えて腕は立つ方なんで。」
そう言って力こぶを見せる俺。すると、そんな俺が可笑しかったのか、女性は微笑みを浮かべた。
女性?「心配してくれはるなんて、お優しいんどすなぁ。
そやけど、心配はいらしまへんよ。」
そう言うと、女性は懐からお札の様なものを取り出し、空に掲げた。すると突然、一陣の風が吹き出した。
その一瞬の間だけだったが、女性の下半身から、狐の尻尾の様なものが見えた。
それと同時に、大量の紅葉が風に乗って飛んできたので、思わず顔を腕で覆った。
女性?「素敵なあんさん、あんさんに素敵なご縁巡ってくるように。」
その声が響いた直後、眼を開けて腕を解けば、女性は既にいなくなっていた。
その直後、日が沈んでいった。全く、何とも不思議な体験であったものだ。
角隠しならぬ耳隠しだったとは……いや、この際それは良いか。
そう割り切って、俺は香織達の下へと向かったのであった。
後日、孤児院の前に大量の作物や魚が備えてあったらしい。
また、二次会会場だった八重樫道場の前に、高級抹茶の茶葉が箱に詰められて贈られてきたらしい。
そして俺の所には、机の上に一枚のお札が置かれていた。あの女性からだろうか?
作物はお地蔵さんだとして……何故あの住職まで?俺はただお茶をご馳走になっただけなのに。
そう思いながらも、女性がくれたであろうこのお札は、きっと何かの役に立つだろうと思い、異世界にいる今でも持ち歩いている。
-異世界の覇狼院~お前もか、レッドピーク~-
シア「へぇ~、ハジメさんの故郷には面白いお祭りがあるんですねぇ。
自分から怪物の仮装をするなんて、こっちでは考えられませんよ。
聖教教会から異端認定されちゃいます。」
ミレディ「でも面白そうだよね!お菓子くれなきゃ悪戯しちゃうぞ~、って言って回るの楽しいかも!」
オスカー『ミレディ……君、悪戯がしたいだけだろ?それもお菓子貰ったうえで。』
さて、何故シア達がハロウィンを知っているのかというと、原因は俺の目の前にある料理だ。
そう、宿の食堂で出されたのは、カボチャに似た食材を使った料理、それもジャック・オー・ランタンそっくりに加工されていたからだ。
店長曰く、"遊び心"とのことらしい。因みに、今日はトータスの祭日ではない。
とまぁ、その料理を見て、ふと俺はハロウィンを思い出し、それをみんなに話した、という訳だ。
ユエ「……ん。ある意味、自由なところ。でも、そんなことより重要なのは……
ハジメが他の女にハァハァしていたという事実。」
シア「ハッ!?そうでした!ネコミミやキツネミミに言いようにやられるなんて情けないですよ、ハジメさん!
ウサミミに勝るケモミミなど存在しないんですから!」
ハジメ「二人とも、謂れのない風評被害は止めたまえ。どっちもそんな雰囲気じゃなかったでしょうに。」
過去の想い出という藪から蛇が飛び出した。それとハァハァは決してしていない。
なので他の野獣共と一緒にはしないでほしい。そんな念も込めてハロウィンの補足をした。
ハジメ「まぁ、仮装も大事だが、メインとしてはハロウィンでは子供達が小さな怪物に扮して、"お菓子をくれなきゃいたずらするぞ~!"って言いながら近所の家を回るんだ。
子供にとっては、お菓子を山ほど手に入れられる嬉しいイベントなんだよ。
まぁ、年齢に関係なくお菓子を強請ったり、悪戯をしに行く人もいるけど。」
それを聞いて、ユエが「ほぅ。」と呟いた。そして、シアとミレディに何やらゴニョゴニョと耳打ちする。
十中八九ユエとシアは性的な悪戯を仕掛けに来るだろう、そう思った俺はトラップの用意を予定に入れた。ユエ達は密談を終えると、俺に地球の怪物や妖怪について怒濤の質問をしてきた。
言ってくれれば作ってあげるのにと思ったが、それを言う前にあっという間に何処かに行ってしまった。
あんまり遠くに行って欲しくないんだけどなぁ……。クズ野郎やタイムジャッカーへの警戒もあるし。
取り敢えず、先に宿を取った俺は、オスカーと一緒に3人を迎え撃つ準備を進めていった。
そして遂に、3人が戻ってきた。部屋の外に気配を感じる。一拍おいて開かれた扉の向こうからは、
ユエ「……ん。ハジメ、お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ~。」
シア「あぅ~、この格好凄く恥ずかしかったですぅ。それはそうと、いたずらするぞぉ。ですぅ!」
ミレディ「お菓子くれてもくれなくても、悪戯してやるぞ~!」
ハジメ「そう来ると思っていたよ。それにしても……なんてこった。」
オスカー『ホントに、なんてこっただねぇ……。』
本当に、いろんな意味で"なんてこった"だった。3人とも衣装はあまりに凶悪だった。
ユエは、再現度の高い白いミニスカ浴衣を着用しており、細く白い生足が惜しげもなく晒されている。
紅い帯に合わせた紅い下駄が白い足に艶やかさを与えていた。
煽情的な足元に反して長めの振袖からはちょこんと小さな指先だけが覗いており、それをお化けのように前に垂らす姿は愛らしさの極致だ。
周囲に冷気と氷の結晶を浮かべていることから、おそらく雪女に扮しているのだろう。
その右隣で、両手を上げながら「がおぉ~!」なんて言っているシアは、全身が包帯のみに覆われていた。
ウサシッポの場所は巻き方が甘いのか、お尻の割れ目が少し見えてしまっており、まるで誰かの恨みでも込められたはじようにきつ~く締め上げられた胸元は、今にも弾け飛んでしまいそうになっている。
細身でありながらむっちりしたシアの体が、真っ白な包帯によって殊更強調されていて、エロ可愛さが尋常ではない。
そして反対側のミレディは、とんがり帽子の魔女っ娘スタイルだ。
ただ、どこか衣装が違うような気がする。何というか、服だけメイドっぽいような……そういうことか。
道理でオスカーが感嘆の笑みを見せている訳だ。しかもロングスカートとは……目の付け所がいいな。
何故って?端っこ持ってくるっと回った時が、なんかいいじゃないか。
言っておくが俺はオスカーの様なメイドスキーではない。くるっと回るアレが好きなだけだ。
まぁ、それはさておいて。ここで上手い感想を返せない程、俺達は鈍感ではない。
なので、俺とオスカーは困ったように笑って言った。
ハジメ「また凶悪な怪物がいたもんだね。でも残念なことに、お菓子の準備は既に万全さ。」
オスカー『貰った上で悪戯してもいいのは、悪戯される覚悟のある奴だけだよ?さぁ、どうする?』
その言葉に、3人は顔を見合わせると、嬉しそうに頰を染めてハイタッチ、直後には一転してニヤリと笑みを浮かべ合う。
その何とも妖しい笑みに、こちらもどうやって迎え撃とうかと、思案していたその時。
ユエがペロリと舌舐めずりしながら、妖艶さ全開で宣言。
ユエ「……お菓子をくれてもくれなくても、絶対にいたずらするぞ~性的に。」
ハジメ「だと思ったよ!」
思わず頰が引き攣った。
咄嗟にオスカーをミレディへと投げつけ、身体強化全開のシアを部屋の隅にぶん投げ、その隙に忍び寄ってきたユエを弱めのチョップで止める。
この後、用意しておいたお菓子でミニパーティーをすることで、何とか手打ちになった。
しかし翌朝、顔に落書きされて鏡を見るまで気づかなかったのは、言うまでもない。
異世界でもハロウィンに、俺の安寧の場所はどこにもなかったのであった。
-???~それは、遥か未来に手紡がれる縁となるだろうか?~-
???「……ふぅ、これで異世界にあのお方がおっても、うちとの縁は途切れなおすなぁ。
それにしても、まさかあの二人まであっちに来とったなんて……
ほんまに運命とはわからへんものどすなぁ。」
何もない虚空に、京都弁の女性の声が響く。
その場所は、世界のどこにもない場所にあった。そこには時間の流れも無ければ、重力や空気も無かった。
更には、光も無ければ色も無く、正に「無」を現したような空間だった。
いや、そもそもこの場所を空間と呼んでいいのかすらも怪しい。
そんな生物が存在しているのかすらも怪しいこの場所に、その女性はいた。
艶やかで流れるような金色の髪を簪で結い、頭部にある狐耳をぴょこぴょこと忙しなく動かし、SF作品に出てくるようなサングラスをかけ、眼前の空中ディスプレイのようなものに映し出される情報を、驚くほどの速度でテキパキと捌いている。
その様はさながら出来るキャリアウーマン、いや、叩き上げのワンマン女性社長と言った方が正しいだろう。
尤も、白銀の着物を
既に巻かれているさらしが意味を成しておらず、本当に隠す気あんのかゴルァ!?と、持たざる者から厳しい視線が向けられるであろう大きさだ。
しかも下半身は何故か褌という、意中の殿方を堕とすどころか逆に押し倒しそうな雰囲気だ。
そんな色々と危ない格好の女性は、目的の物を見つけると蕩けさせた。
???「あぁ、逢魔のあんさん。あんさんの復活を今か今かと心待ちにしてます。
幾星霜もの次元を超えて、漸くあんさんに出会えた……!
あの時の感動言うたら、もう……!
一瞬でもええ、早う会いとおす!愛おしおしてたまらしまへん!
そやさかい、逢魔のあんさん!その御身の帰還の際にどうか、うちを……!」
その女性は身を悶えさせつつも、どこか寂しげな表情で空中ディスプレイの一点を見つめた。
そこに映っていたのは、フェアベルゲンへと逢魔号を進めているハジメ達であった。
そして、女性が熱の籠った視線で見つめていたのは……当然、ハジメさんであった。
さて、このスケコマシ、一体何人女性を娶るつもりなのだろうか?
いや、もしかしたら本人の知らない内に、既に外堀だけ埋まっている状態なのかもしれない。
ヒカリ・ミライ『!?』
ヒカリ『……この気配って、まさか……。』
ミライ『あの人も来ていたようね……ハジメが干からびないか心配になって来たわ。』
同時刻、女性の気配を感じたのか、ヒカリとミライがため息をつきながら、頭を抱えていた。
!ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
さて、今回のハロウィン特別編いかがだったでしょうか?
1つ目と3つ目のお話は原作書籍にもあった"HALLOWEEN?"が元になっております。
2つ目と4つ目のオリキャラについては、まだまだ登場は先になります。是非お楽しみに!
因みに、ハジメさんがブラックジャックの仮装なのは、黒コート繋がりです。
本家と区別できるように、原作ありふれ宜しく眼帯もつけています。
知らないうちに次々と外堀が埋まっていく、我等がハジメさんの運命や如何に!?
まぁ、トータス編が終わればアフターや他作品とのクロスも進めるつもりなので、どう足掻いてもハーレムからは逃げられませんけどね。
次回の特別編はクリスマスと年末年始ですので、そちらもお楽しみに!
それでは、また次回!
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