ありふれない錬成師は最高最善の魔王の力で世界最強を超越する 作:天元突破クローズエボルハザード
「よい子の皆~、今年の節分は東北東だ!笑う門には福来る!悩みなんざぶっ飛ばせ!
そしてこの小説を読んだお前たち!これで皆、縁ができたな!
ハーハッハッハッ!!!」
【やろうか、節分!】
『節分?』
ハジメ「あぁ、豆をまいて邪気を払い、福を引き寄せるイベントだ。
それと恵方巻っていう縁起物の食べ物を食べながら、願い事がかないますようにって願うんだ。」
ハルツィナ樹海に旅立つ前のある日、俺はユエ達に節分という行事について話していた。
とは言っても、本来は新しい季節の節目という意味なのだがな。
香織「豆をまくときは、鬼は外ー!福は内ー!って言うんだよ。」
ユエ「……私、外?」
ハジメ「大丈夫だから!吸血鬼はノーカンだから!」
ここでいう鬼とは、「人間の心にある5つの煩悩の象徴」であり、決して鬼族は関係ない。
ハジメ「そんなわけで、だ。先生、お願いします!」
愛子「任せてください!福豆もお米もたっくさんあります!」
先ずは、福豆と恵方巻用の米の確保は完了した。次は……
ハジメ「レミア、海藻類で乾燥させて何かを巻く奴ってあるかな?」
レミア「そうですね……もしかして、ウミノリのことでしょうか?」
ハジメ「ウミノリ?」
レミアが言うには、この世界には2種類の海苔があるらしく、それも海と山に生えているそうだ。
一つは大陸の北にあったとされるヤマノリ、こちらは大陸の南側――
魔人族領に生えていたらしいが、今はどうなっているのかは不明らしい。
生えていたとしてもどうやって取りに行くかが問題だな、こっちは取りやめてもう一つの方にしよう。
そのもう一つは海の中に生えている海藻を乾燥させた、ウミノリというものだ。
ただ、その海藻は基本海の中には腐るほど生えているらしく、網に引っかかったとしても大体が捨てていくパターンらしい。
なので自前のお金である分をお値打ち価格で買い取り、早速海苔づくり開始だ!
摘んだのりを、全形一枚分の量に分けて御簾の上にのせ、四角いのりの形にすき、形を整える。
次に水分をとって温風にあてて乾燥させ、ちょうどいいサイズにカットしていく。
とここで、生海苔ではお腹を壊す人もいるかもしれないので、表面にしょうゆをベースにした和風タレを塗り込み、更に過熱して安全面にも配慮する。
何でそんなことをするかって?焼き海苔にするからに決まってんだろ!
海鮮丼の刻み海苔としても使いたいしな!後、美味しくて食べやすいし。
それに焼き海苔の方が香りも香ばしいので、初めて食べる皆にとっても良い印象になるだろう。
これも国家権力のおかげだな。これで恵方巻に必要な土台は揃った。
っと、そういえば巻きすも必要だな……しまった、肝心の竹がない。
プラスチックやシリコンでも代用はできるらしいが……初心者には厳しすぎる。というわけで、
ハジメ「すいません、先生。竹をお願いいたします。」
愛子「わ、わかりました!出来るかどうかはわかりませんが……やってみます!」
そんなわけで、作農師としての技能を先生がフルに活用してくれた結果、ある土地の一角で竹の栽培には成功した。
そう、成功はしたのだ……。
愛子「お、大きく育て過ぎました……。」
ハジメ「……まぁ、これからじゃんじゃん使って行けばいいんですよ。」
とにもかくにも、先生のおかげで巻きすの材料は確保できた。今回のMVPは間違いなく先生だろう。
竹を切るのは戦闘系職業の男どもに任せ、他は竹を編んで紐で結び、巻き簾を作っていく。
女性陣には予め用意しておいた余りの紙で、折り紙を披露してもらっている。
鬼の仮面も作ってもらっているので、ちょっとしたお祭りになりそうだ。
よし、次は恵方巻の具材作りだ!
今回はシア・クラスの料理好きに加えて、王都の料理人たちも集合している。人手は十分だ。
先ずは定番のかんぴょう、しいたけ、卵焼き、ウナギやアナゴ、エビ、きゅうり、桜でんぶ……
かんぴょう、こっちの世界にあったっけ?しいたけは北の山脈に生えていたもので代用するとして……
ウナギはこっちでは食わないらしいし、エビも基本は取れる。卵にキュウリは大丈夫だろう。
となると、残り二つ……アナゴはともかく、桜でんぷは無理だろ……。
食紅、こっちでもあるかわかんないし……あ、錬金術で色素だけ取り出して付着させればいいか。
最悪、出来なくてもお刺身で代用すればいいし。
とはいえ、穴子はマスオさんがいないし、ここはかまぼこで代用しよう。
というわけで、エリセン産のタラやカニに似た海洋生物を使い、かまぼこづくりを進める。
先ず、頭と内臓だけを取り除き、残った部分を水で丁寧に洗う。
この時、泳がせるように洗うのがポイントだ。洗ったら、身と皮と骨を分け、身は適切な時間でさらす。
さらし終わったら、魚の身をミンチして練っていく。身がぬくらないよう、ゲームエリア「雪原」で。
序に氷系技能も併用して極限まで温度管理を徹底、どれも身が真白くて美味しそうだ。
後は形を整えて蒸して冷やすだけだ。おっと、かにかまには食紅で使った色素で色付けしてっと。
さて、お残しは厳禁だ。先ずは、先程余った頭と骨は叩き潰し、内臓と皮は擂り砕く。
丁度残っていたいくつかの野菜と共に練り上げ、油で揚げる。尚、この時の余った部分も活用する。
野菜の皮には豊富な栄養素が詰まっているって聞いているしな、有効活用しなくちゃ。
あ、そういえばカツも欲しいって言ってた奴もいたから肉も使ってたっけ。
脂身が残っていたから、貝殻でだしをとったスープと絡めよっと。
後はブロッコリーの芯をドレッシングにすれば、和洋折衷で行けるか。
さて、これで料理の準備は整いそうだ。この量なら一人一本でも大人は大丈夫そうだ。
まさか元の世界で呼んでた漫画の料理を披露する機会がここで出てくるとは、誰が予想できただろうか。
……流石におはだけは勘弁願いたいが。さて、子供たちの為にも更にひと手間加えますか!
流石に食べるだけでは喉が渇くし、冬を越すにはちと栄養が足りない。そこで今回はけんちん汁も作る。
主な具材は、大根、にんじん、ごぼう、里芋、こんにゃく、豆腐だ。
けんちん汁自体精進料理だから、肉や魚といった動物性食品は使わないんだよなぁ。
肉とかダメな宗派の人にとっちゃ旨い汁ものだろう。こっちじゃ宗教一度崩壊したけどな!俺のせいで!
ブラックジョークはさておき、先ずは豆腐の水気をきる。
大根、にんじんは3~4mm幅のいちょう切りにして、ごぼうはささがきに、5分ほど水にさらしてから水気をきる。
こんにゃくは塩少々でもみ、水洗いする。水からゆで、沸騰したら5分ほど中火でゆでて水気をきる。
次に、鍋にごま油を中火で熱し、豆腐以外の材料を入れて油がまわるまで炒める。
そこに昆布やキノコでだしをとったものを加え、煮込む。煮立ったら灰汁をとってふたをする。
10分ほど煮込んだら、一口大に切った豆腐をしょうゆ・塩と共に入れる。
後は味を調えて、小ねぎを散らせば……!
ハジメ「完成だ。」
取り敢えず一通りの見本は完成した。
やり方もシアや園部さんを中心に広がっていったので、問題はないだろう。あるとすれば……
ハジメ「ユエ、どうしてここにいるのかな?」
ユエ「……ハジメの、お手伝い。」
ハジメ「ユエには折り紙をお願いしたはずなんだけど……料理には手を加えていないよね?」
ユエ「……シアに、阻まれた。」
まぁ、そりゃそうなるわな。そう思いつつ、後ろ手でシアにサムズアップを送る。
ハジメ「待たせたな、皆!今日は準備、お疲れ様!頑張った自分に、盛大にご褒美を!
それじゃ、かんぱーい!」
『かんぱーい!!!』
時刻は既にもう夜8時だ、なので全員集合して節分の開始だ。
『鬼は外ー!』
『福は内―!』
『悪い子はいねがー!』
『悪い子はとってくっちまうぞー!』
うむ、鬼役も投げる子供たちも楽しそうだ。とはいえ……ちょっと投げる豆、多くね?
鈴「そういえば、年の数だけ豆を食べるんだよね?」
あっ……
ユエ「年の……。」←323
ティオ「数だけ……。」←563
ミレディ「豆を……。」←数千年前?
メイル「食べる……。」←上に同じく
ハジメ「み、見た目の年齢で行こうか……。」
流石に今回ばかりは香織もユエにイジりはかけな「ユエは323個だよね!」おい……。
この後、めっちゃ止めるのを頑張った。
優花「えっと、巻き簾はツルツルした方が上で、糸の結び目が奥になるようにおいてください!
焼きのりはザラザラした方を上にして、縦長においてね!ご飯も縦長に伸ばして、具をのせて巻いてね!」
皆への説明は、いつの間にか大人気になっていた園部さんに任せることにした。
優花「あ、後願っている間は一言もしゃべっちゃだめだよ!食べ終わってからなら話していいからね!
二本目用の具材や米も今作っているから、焦らずじっくり願って、ゆっくり味わって食べてね!」
おっと、なら俺もすぐに食べて手伝いに向かわねば。さて、東北東東北東……
こうして、異世界初の節分は大成功を収めたのであった。今度はカムやフリード達ともやりたいな。
全員の願い(一部抜粋)
ハジメ『皆の願いが叶いますように、全種族が手を取り合えますように、
そして最高最善の魔王になれますように』
ユエ『ハジメとの間に赤ちゃんができますように』
シア『ハジメさんに私の処女をもらってもらえますように』
ティオ『ご主人様に抱いてもらえますように』
香織『ハジメ君から襲ってもらえますように』
ミュウ『ぱぱやまま、おねえちゃんたちのおねがいがかないますように、なの!』
レミア『またあの人に会って、ハジメさんのお話ができますように』
トシ『ハジメが無茶しすぎませんように』
恵理『無事に皆で帰れますように』
浩介『存在感と彼女が欲しい』
光輝『ハジメが最低最悪の魔王になるのを止められるくらい強くなれますように』
雫『ハj……んんっ///元の世界に帰れますように』
龍太郎『ユエさんに振り向いてもらえますように』
鈴『ユエお姉様に膝枕してもらえますように』
愛子『皆さんと無事に元の世界に帰れますように。それと……///』
リリアーナ『ハジメさん達がこの世界を救えますように、それと、普通の女の子のような恋がしたいです』
妙子『素敵なペット……もとい、彼氏が見つかりますように』
昇『運命の出会いがありますように』
健太郎『綾子と堂々と付き合えますように』
綾子『健太郎と堂々とイチャイチャできますように』
信治、良樹、礼一『彼女ができますように』
優也・加奈『友人達がもう少しマシになりますように』
利香・某女騎士『お姉様が私と恋仲になりますように』
ヘリーナ『我が魔王に幸運を』
ランデル『打倒魔王』
デビッド、チェイス、クリス、ジェイド『女神がこれからも微笑んでいられますように』
オスカー『マフラー撲滅』
ミレディ『クソ野郎を今度こそ倒して、皆で笑えますように』
ナイズ『スーシャとユンファに、また会いたい』
メイル『世界中の妹たちとくんずほぐれつできますように』
ラウス『今度こそ、エヒトを打ち倒す』
【桃の仙人?】
ハジメ「……ここは、桃園か?」
はて、おかしいな……?
俺は確か、近くに住んでいる爺さんから桃の木の手入れをしてほしいって頼まれて、桃がたくさんなっている木々の中にいたはずなんだが……
この先に会ったのは原っぱと大きな山だけだったはず、なのだが……。
ハジメ「ありゃあ……滝か?山の中に滝なんてなかったはずだが……
ハロウィンの時とおんなじパターンか?」
それになんだか空や雲の色がカラフルで、どうみても異常なしとは言い難い。間違いなく、神隠しだろう。
とは言っても、自分から迷い込んでしまった場合、どんな扱いになるかは知らないが。
ハジメ「取り敢えず一旦引き返せば……。」
と思って振り返れば、後ろにあったはずの桃の木々がいつの間にか巨大になっており、知らない間に急成長を遂げてしまったようだ。
これはまずい、本格的に迷子になってしまったと焦り始めた俺は、一先ず滝の方へと向かうことにするのだった。
ハジメ「!あれは……。」
少し近づいてみると、滝の方から何やら煙が上がっていた。もしかしたら人が住んでいるのかもしれない。
しかし、こんな不思議な場所に住んでいる以上、人ではないかもしれないので用心しておく。
そうして用心しながら進んで行き、ついに滝壺の見えるところまでたどり着いた。それにしても……
ハジメ「これ、温泉か……?」
凄い煙と共に熱気が漂ってきていた。それに何やら桃の香りがする。まるで山奥に佇む秘湯だ。
ロマンと風情があって、中々いい。今すぐにも入ってみたいが……着替えがないからなぁ。
なんてことを思いながら、手で煙を払いのけていると、何やら人影が……。
???「……。」
ハジメ「……。」
……凄く気まずい場面だった。目の前にいるのは全裸の美女、それも豊満な肉体の、だ。
傍から見れば、女湯をうっかり覗いてしまった哀れな男、という図だろう。
???「……、……!~~~!」///
あっ、やべ。咄嗟に目を逸らし、身をかがめる。そして更に嫌な予感を感じ、岩場を転がり落ちる。
すると次の瞬間。
ドッゴーン!!!
ハジメ「……あっぶねぇ……!」
ものすっごい勢いで桶が飛んでいったかと思えば、俺が先程まで立っていたであろう岩を粉々に粉砕していた。
マジでやばいぞ、これは……。上手く女性を宥めなければ最悪の場合……死ぬ!
……いや、よくよく考えれば、帰った後香織に感づかれたらどっちにしろ殺されるし、今更か。
???「どこ行きやがった、変態ヤロー!さっさと出てきやがれー!」
っと、女性が怒鳴り声をあげだした。仕方がない、こうなったらあれしかない……!
決心した俺は立ち上がり、その声の方へと向かう。そして女性の影をとらえた瞬間……
ハジメ「まっことにぃ!申し訳ぇ、ございませんでしたぁーーーー!!!」
そんな物凄い声量の謝罪の言葉が、芸術的とすら言える土下座を添えて響き渡った。
これぞ、かつて父さんが披露したと言われている、南雲家に伝わる最終奥義"DOGEZA"だ。
???「んなっ!?」
いきなり土下座されたことに思わず驚いた女性。だがまだだ、ここから更に畳みかける。
ハジメ「まぁこぉとにぃ!まっことにぃ!申し訳ぇございませんでした!偶然にもぉ!
迷い込んだだけだとしてもぉ!貴女様の入浴の場を目にしてしまったことはぁ!
決して許されない所業ぉですぅうう!まさにぃ、神をも恐れぬ悪行ですぅううう!」
恥も外聞も捨てて、世界に響けと叫び出した。もう俺の頭にはこれしか策はなかった。
???「お、落ち着けって……何もそんな大げさに思わなくてもいいだろ?」
本当なら今すぐ顔を上げてこの場を収められないか思案するが、生憎相手はバスタオル1枚。
何かの拍子にずり落ちてしまったら……考えたくもない。間違いなく1回ずつ殺される。
ならばここは、ひたすら謝って有耶無耶にして、さっさと逃げるしかねぇ!
ハジメ「本来ならぁ!あの時避けたりなどせずにぃ!この場で命を以て償わなければならないところぉ!」
???「ちょっ、誰がそこまでやれって言ったんだよ!?バカなのか!?」
俺のとんでもない発言で女性が慌てている。よし、場のペースはこっちが優勢だ!ここで更に追い謝罪!
ハジメ「どうか、寛容をもってお許しいただきたく!どうか、どうか、ご慈悲をぉおおおおっ」
絶叫が響き渡る中……正気になって思った。何やってんだろ、俺。
???「だーもう!わぁーったよ!あたしの負けだ!だから、もうやめろー!」
よし、言質はとった!……ここからどうやって顔を上げればいいかが問題だが。
ハジメ「あ、あの……お、お話がしたいのですが、どちらで待っていればよろしいでしょうか?」
???「あん?……そこで待ってろ、ぜってぇ顔上げんなよ?いいな?」
ハジメ「アイアイマム!」
そして土下座状態で固まること数分、女性から顔を上げていいとのお達しがあったので顔を上げる。
ハジメ「……桃の、精霊さん?」
???「んなっ……おまっ、いきなり何言ってんだ!」///
そう言って頬を赤く染める女性。ふと、彼女の髪の色を見て言ったのが不味かったのだろうか。
とてもきれいな桃色の長髪で、三つ編みのおさげが感情を表すかのように激しく揺れている。
ハジメ「気に障ったようならすいません、あまりにも綺麗な方だったのでつい……。」
???「き、綺麗っ!?アタシが綺麗だなんて、お前変わってんな……。」
そういう女性の服装は白のオフショルダーシャツと、だぼっとしたもんぺのようなズボンといった服装だが、神聖な空気を纏っているのがわかる。
???「まぁ、どっちかというと……仙人みたいなもんさ。」
ハジメ「仙人、ですか……?」
???「あぁ、つってもそんなアタシも柄じゃねぇからな。それにこんな女が仙人気取りなんて……
笑いもんだろ?」
そう言って自虐するかのように聞いてくる女性。俺にはそうは思えないんだけどなぁ。
???「お前も幻滅したろ?アタシも自分ではわかってんだ。」
ハジメ「何がですか?」
???「何がって、そりゃあ「別に仙人が美人の女性でもいいじゃないですか。」びっ、びじっ!?」
女性が何やら動揺しているが、俺はさらに続ける。
ハジメ「だって、貴女からは暖かいくて綺麗な何かを感じます。
それはきっと、貴女がいい人だって証ですよ。もし悪い人なら、暖かさなんて微塵もないでしょうから。」
???「そ、そうか?」
俺がそう言うと、女性の口元が少し緩んできたのでここでもう一押し。
ハジメ「それに、さっきの慌てている様子も、可愛らしかったですし。」
???「かっ、かわッ!?」///
?女性の顔が急に真っ赤に染まってしまった。流石に早まったか?
???「そ、そこまで言うんなら……信じてやるよ。お前、名前は?」
ハジメ「南雲ハジメです。」
???「そうか。ところでハジメ……その……。」///
ハジメ「?」
何やら女性が急にもじもじしだしたので、何事かと聞こうとしたその時。
パアァァァ……
ハジメ「!体が……。」
???「あ~……もうお別れっぽいな。多分、元の場所に戻んだろ。」
ハジメ「そうですか……また会えたらいいですね。」
???「……取り敢えず、これ食ってけ。」
そう言って女性は、服のポケットから取り出した何かを、こちらに投げつけてきた。
ハジメ「へ?うわっ!?……って、桃?」
慌ててそれをキャッチすれば、それは何やら神々しい何かが入っているような桃だった。
???「……まー、だいじょぶだろ。それを食ったっつーことはよぉ、"縁ができた"ってことになるだろ。」
ハジメ「!……そうですね、またどこかで!」
そう言って俺は桃をひと齧り「一気に食え!また会いたきゃな!」
……囃し立てられたので慌てて食い切った。
ハジメ「ごっくん……ごちそうさまでし、た……?」
そして再び顔を上げれば、そこは元の桃園だった。またしても何とも不思議な体験だった。
取り敢えず収穫した桃が入ったかごを背負い、手伝い完了の報告に向かうのであった。
しかし、この時の俺は気づいてはいなかった。
その桃を食べた時から、異様に体がカッチカチになったことを。
【おむすびむすび縁結び】
???「何しに来たん、飛鳥?」
???「お前こそ何でこの世界にいんだよ、雲雀。」
それは、正しく「無」を体現した場所。そこで二人の女性が話していた。
一人は桃色の髪に翡翠の瞳、もう一人は金髪に青い瞳、そして狐耳が生えていた。
雲雀「うちは気になる方の様子を見てるだけどす。そっちは?」
飛鳥「アタシはただの暇つぶしだよ。しっかし、お前あいつのことが好きだったんじゃねぇのか?」
雲雀「フフフ、ほんまになんも知らへんのどすなぁ?」
飛鳥「あん?どういう意味だよ?」
訝しげに聞く飛鳥に、雲雀はある場面を映したディスプレイを見せつける。
飛鳥「なんだこれ……ってハジメ!?」
そう、そこに映っていたのはまたしても、我等がハジメさんであった。
哀れにもまた一人、未来の魔王の虜になってしまっていた。
……いや、
雲雀「なんや、あんたも既に会うとったんどすか。」
飛鳥「アンタもって……お前もか!?何時から!?」
雲雀「はろうぃん?っちゅうお祭りの日に縁ができたみたいで……あんたも会うたのやろう?」
飛鳥「あ!そういやあの日は節分だったか……よりにもよって鬼関連かよぉ~!」
そう言って頭を抱えだす飛鳥。
雲雀「あと、あの二人も既に向こうにおるらしいわ。」
飛鳥「?あぁ、あいつ等か……でも一体何でお前がハジメと……。」
雲雀「あんたも既に分かってるんちゃうん?逢魔のあんさんに似たなんか、感じひんかった?」
飛鳥「!……やっぱりそれか。」
そう言って飛鳥は、ポケットから一枚の写真を取り出した。
雲雀「それ、まだ持っとったんや。」
飛鳥「……まぁな、あの頃が懐かしいな……。」
そう言って二人は、視線をハジメたちへと戻した。
二人の女性の目に映るのは、過去への恋慕か、未来への期待か。それは、恋する乙女のみぞ知る。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回は急ピッチで仕上げたため、仕上がりが稚拙な部分が見られますが、暖かい目で見ていただけると幸いです!
今回出てきたオリキャラの服装は、とある東のプロジェクトのキャラをモチーフにしてみました。
性格としては、ハジメハーレムに無かった、男勝り系女子です!名前は(仮)です。
最初は俺っ娘にしてみようかと思いましたが、時間がなかったので一人称はアタシです。
次は僕っ娘にでも挑戦してみましょうかねぇ……?後、桃だけにグンバツボディです。
ドンブラ要素も盛り込んでみました、文字通り「縁ができたな!」です。
因みに、2/14のヴァレンタインにも投稿いたしますので、お楽しみに!
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