ありふれない錬成師は最高最善の魔王の力で世界最強を超越する   作:天元突破クローズエボルハザード

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お待たせいたしました!
今回は色々と残酷描写が多いのでお気をつけて!
後、ハジメさんが悪乗りしまくってしまいます。

自分たちの身を守れるように、強くなりたいと決意するハウリア達。
その決意を固めるために、ハジメは修行の鬼となる!

波乱の第二章第4話、それではどうぞ!


23.バキバキ!樹海のランボーラビット!

ハジメ「さて、突然だけども特訓だ。」

早速置いた拠点にて、第一声を上げる。皆ポカンとしているが……

シア「え、えっと……ハジメさん。特訓というのは……?」

ハジメ「勿論そのままの意味だよ。どうせまだ時間はたっぷりあるんだし。

時間の有効活用ってやつだよ。

俺が居なくても自分の身は自分で守れる位に、強くなってもらわないと困るからね。」

シア「な、なるほど……。」

まぁ、唐突に言われても……ってやつか。

 

ハジメ「そもそもだ。俺の加護で今生きている以上、俺がいないときの場合も考えておかなきゃいけない。

フェアベルゲンという隠れ蓑もなくなった以上、魔物も人も全てが敵だ。

皆容赦なく襲ってくる。

そんな中で弱いままだと、あっという間に全滅だ。

それでも弱いままでいいのかい?」

「「「「「「……。」」」」」」

黙り込んだってことは、事の重大さを理解できたってことだな。

 

ハジメ「俺の民である以上、簡単に死なれてもらっちゃあ困るんだよ。

俺だってせっかくできた民衆第一号を失っちゃうのは嫌だし。

それに、ただ奪われるっていうのは気に食わない。アンタ達もそう思うでしょ?」

俺が問うと、しばらく黙り込んでいたハウリアであったが、誰かがポツリと漏らした。

「そうだ……ただ奪われて終わるなんて、良いわけが無い。」

 

ハジメ「そうだとも!誰にだって何かを持つ権利はある!

相手がそれを奪うのであれば、逆に奪い尽くせ!

強者となって、あらゆる障害を蹂躙しつくせ!

自らの手で、明日をつかみ取ればいい!」

カム「……ですが、私達は兎人族です。

虎人族や熊人族のような強靭な肉体も翼人族や土人族のように特殊な技能も持っていませ「知るか、そんなこと。」…え?」

ハジメ「俺が生まれた時から、強かったとでも?

否、俺は死に物狂いで鍛えただけにすぎん。

それに、何もなかった俺に比べて、生まれた時からお前達には我が友と同じ、暗殺者の素質がある。

奇襲と連携によるヒット&アウェイ戦法さえ極めれば、他の種族や帝国兵なんてどうってことないね!」

カム「!」

ようやく気がついたか。さて、どうする?

 

シア「やります。私に戦い方を教えてください!もう、弱いままは嫌です!」

シアが名乗りを上げると、他の者達も続々と立ち上がった。

カム「ハジメ殿……宜しく頼みます。」

…どうやら、覚悟は決まったようだな。

 

ハジメ「いいだろう。覚悟しとけよ?

ただし、貧弱な心意気で、そう簡単に強くなれることとは思わないことだ。

この特訓の間、お前たちは修羅の道に入るということを、しっかりとその身に刻んでおけ。

精々足搔いて生き残って見せろよ?

でなくば、骸となって犬死に等という残酷な運命しかないのだから。」

こうして俺は、ハウリア一同を鍛えることにした。

尚、シアはユエに鍛えてもらうことに。イナバは俺の補佐ということで。

 


 

……とまぁ、錬成で試作した武器を渡し、特訓開始してみたはいいものの、だ。

兎人A「ああ、どうか罪深い私を許しくれぇ~」

兎人B「ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!それでも私はやるしかないのぉ!」

カム「ふっ、これが刃を向けた私への罰というわけか……当然の結果だな……」

兎人C「族長!そんなこと言わないで下さい!罪深いのは皆一緒です!」

兎人D「そうです!いつか裁かれるときが来るとしても、それは今じゃない!

立って下さい!族長!」

兎人E「僕達は、もう戻れぬ道に踏み込んでしまったんだ。

族長、行けるところまで一緒に逝きましょうよ」

カム「お、お前達……そうだな。こんな所で立ち止まっている訳にはいかない。

死んでしまった彼(小さなネズミっぽい魔物)のためにも、この死を乗り越えて私達は進もう!」

「「「「「「「「族長!」」」」」」」」

 

ハジメ「……」

イナバ「(#^ω^)」

訓練2日目でこれだもの。という訳で全員一回ずつ拳骨ね?

 

ハジメ「あのさぁ……マジでふざけんなよ?

お前等、何特訓ほっぽり出してミュージカルやってんだ?おん?俺言ったよな?

修羅の道に入るって。マジで生きるってこと舐めんなよ?」

「そうは言っても……」とか「だっていくら魔物でも可哀想で……」とか聞こえてくるが、無視する。

イナバ「(王様、こいつら一回半殺しにした方がいいんじゃないですかい?)」

ハジメ「それは良さそうだけど……治すのがめんどいから却下で。」

そう言って前に出ると、ハウリア一同に向き直り、ちょっとした荒治療を始める。

 

ハジメ「それなら、これも見ても同じことが言えるのかい?」

そう言って俺は、未来予知を発動した。

最も、シアの持つものとは違い、IFの世界を映し出したものだが。

そして、そこに映っていたものとは…

 

――周りには多くの兎人族の死体。そして今も尚その身を蹂躙されつくされている兎人族が幾人か。それを見て下卑た笑いを浮かべる帝国兵共がいた。

 

「なッ!?」

「これは…」

「なんてひどい…」

「こんなの、嘘だろ…?」

「なんで…なんで帝国兵が来ているのだ!?」

そう、これは帝国兵がハウリア一同を奇襲し、兎人族の者達が惨い扱いを受けている映像であった。

男共は労働力として働かされるか、殺されるかの二択。

女共は娼婦として一生慰み者になるか、あまりの惨さにこと切れるかの二択。

少々残酷ではあるが、もしもの未来をこいつ等に叩きつけた。

 

ハジメ「これはもしもの未来だ。お前らが弱いままで取り残された場合の、な。」

『『『『!?』』』』

驚く一同に構わず、俺は続けた。

ハジメ「この未来は絶対ではないが、絶対にないとも言い切れない。

魔物に食い千切られるか、帝国兵に好きなようにされるか。

このままだとその二択だけになるぞ?

お前らはそれでいいのか?

自分たちの生きたいように生きるという、第三の選択肢が欲しくはないのか?」

俺がそういうと、それに反応したのか次々と立ち上がった。

 

「そんなの、いい訳がない!」

「このままでなんて、終われない!」

「せっかく生き残ったんだ!こんなところで死んでたまるか!」

「人間はもちろん、魔物にだって、これ以上怯えてたまるものか!」

「私達の道は、私達が決める!あんな奴らに好きにされてたまるものですか!」

どうやら、作戦は成功したようだ。が、ついでにダメ押しで追加だ。

 

ハジメ「いや、無理だろ。

お前等、最初っからシアに助けてもらえば、って思っているようだし。」

カム「……ハジメ殿。今、なんと?」

おっ、効いてきたようだな。

イナバ「(王様、悪趣味すぎへんですかい?)」

いいや、むしろここからが本番さ。

どうせなら、デカい目標を狙ってもらおうじゃあないか。

 

――俺という、遥か彼方に聳え立つ氷山を。

 

ハジメ「お前たちは他の命を奪うことを躊躇している。

そんな奴らがこの先、どうやって何かを守るなどとデカい口を叩けるというのだ?

それにシアだって自分のことをこう思っているはずだ。

『自分は家族に迷惑をかけているようなものだから、見捨てられてもかまわない』とな。

分かるか?

今の弱っちいお前等如きに、化け物のアイツの故郷を守る力などあるわけないだろう?」

俺は捲し立てるようにハウリアを挑発した。すると、拳を固く握り始めた。

あと少しか。

 

カム「……口が過ぎますぞ、ハジメ殿。

私達がシアと共に樹海を出たことをお忘れか?」

ハジメ「よく言うよ、アイツの心に傷を作っただけの癖に。

力ある者に怯えて、怒ることすら忘れた奴らに、文句を言われる筋合いはないね。」

カム「……黙れ。」

ハジメ「あぁ、別に罵倒しているわけではない。

今の時点がお前たちの限界だっただけに過ぎないだけさ!

それにしてはよく頑張ったと褒めてやっているんだ!素直に喜んだらどうだ?

シアのことなんか忘れてさぁ!

それに厄介者が自分から出て行ってくれるんだ!さっさと喜んだら――」

カム「黙れと言ったぞぉおおおおおおっ!!

 

カムが血走った目で俺に突進し、初めて自ら攻撃した。

よたよたした動きの無様な突撃だったが、俺は避けることも反撃することもしなかった。

胸ぐらを掴んでくるカムを、冷徹な目でただただ見下ろしていた。

カム「馬鹿にするな!シアは私の子だ!私達の家族だ!大切な大切な家族だ!忘れることなどできるものか!一人になどするものかぁああああっ!

 

弱々しい拳が俺の頬に当たる。

だが、その弱い拳に反してカムの瞳は気炎に満ち満ちていて、何かが変わったのがよく分かった。

そしてそれは、俺という理不尽に対する怒りへと変わり、他の奴らを奮い立たせる要因となった。

カム「立て、お前達!このガキに教えてやれ!兎人族は絶対に家族を見捨てないのだと!こんな訓練くらいなんでもないと!

他のハウリアも老若男女関係なく、瞳に気概と怒りを宿して立ち上がっていく。

カム「シアに、私達の家族にっ、縁を切らせるなぁっ!!

『『『『『オォオオーーーーッ!!』』』』』

樹海に、初めて兎人族の雄叫びが響き渡った瞬間だった。

 

ハジメ「それで?結局どうするんだい?このまま訓練続行ということでいいのかな?」

カム『そうだ!地獄でもなんでも持ってこい!

全て乗り越えて、二度とふざけたことが言えないようにしてやるっ』

ハジメ「いいぜ、上等だ。ならまずは、俺が用意した魔物を、一匹残らず駆逐して見せろ!」

『『『『『望むところだ!!』』』』』

一斉に散っていくハウリア達。その後ろ姿を見ながら、一拍。

 

ハジメ「(――計画どぉり!)」

イナバ「(王様!?マジで悪党みたいな顔してまっせ!?)」

ハジメ「魔王だからね☆」

イナバ「(そういうことじゃありやせん!)」

こうして、ハウリア達は自ら修羅道に飛び込み、打倒魔王を胸に掲げ特訓に臨むのであった。

そんな彼等の姿を観察しながら、今後の計画について確認する俺であった。

あ、あと特訓内容はダイジェストで。

 

3日目

「オラァッ!死ねッ!死ねッ!」

「さっさと死にやがりなさい!この「プログライズ!」が!」

「オイオイ、何とか言ったらどうなんだ、あぁ!?」

……死に体の魔物にオーバーキルな攻撃を仕掛けまくるハウリア達。

見違えるように強くなったなぁ、っとぉ!

俺が身を翻すと、さっきまでいた場所に投擲武器が投げられていた。

フッ、そう来なくては特訓にならないからなぁ。

そう思いながら、特訓レベルの引き上げを行う俺であった。

 

4日目

ハジメ(分身体)『『『『オラオラァ!昨日までの威勢はどうしたァ!?この<カモンザチェンジ!>共がァ!』』』』

ハウリア達『『『『うっせぇぞ、この<セイザチェンジ!>野郎!』』』』

非常にエキサイトな鬼ごっこをして楽しんでいた。

向こうは殺す気満々、それに対して俺は攻撃を避け続け、相手を打ちのめすだけ。

時には間合いの調整をし、様々な助言をした。

 

『俺の動きを分析しろ!癖を見極めろ!』

『知恵を絞れ!毒花の知識はあるんだろう!なぜ使わない!』

『手段を選ぶな!罠を張れ!係して誘導しろ!』

『ここはどこだ!お前達のテリトリーじゃないのか!』

とまぁ、こんな助言をしたおかげか、半日でその技能を磨いてみせていた。

 

5日目

今回も鬼ごっこだが、昨日以上に気配操作が洗練されている。

あぁ、これだから誰かを指南するのはやめられないのだ。

が、ただ罵倒だけでは気が滅入るので、方針転換を行った。

 

ハジメ「カム!今のは良い指示だ!惑わされたぞ!」

カム「えっ、あ、ありがとうございます?」

ハジメ「パル!ちびっ子のくせに良い根性だ!お前は漢だな!」

パル「エッ、は、はい!僕は、いえ、俺は漢です!」

ハジメ「ネア、いいぞ!お前は視野が広い!対応力はお前が一番だ!」

ネア「ふぇ!?わ、私が一番?あ、ありがとうございましゅっ!」

 

と、このように飴と鞭を置くことで、互いの競争力と戦闘意欲、そしてなによりモチベーションを高めることが出来る。

これにより、この日は捕まったものは一人もおらず、全員合格となった。

そのご褒美として、俺特製の逢魔鉱石使用の武具を授けてやった。

 

6日目

『『『『オラオラァ!さっさとくたばったらどうなんだァ⁉この<レッカバットウ!>共ぉ!』』』』』

『『『『それはこっちのセリフだ!<バディアップ!>のくせに、生意気なんだよクソがァ!』』』』』

 

この日から二陣営に分かれて、暗殺合戦を始めることにした。

因みに、武器はゴムナイフのようなものの先端に、良く見える塗料を塗り付けた物だ。

暗殺教室みたく、実際にどこにナイフを突きつけたのかが良く分かり、どこが敵の急所かがはっきりする。

それを確認した俺は、早速それを記録し数を知らせ、その者自身が何に向いているかを示す。

同時に、脳内でシミュレーションを行いながら、その者に合った戦略をさり気なく伝える。

さて、そろそろ俺自らが出てやっても良いか。流石に指南役ばかりでは体が鈍るからなぁ。

と、こっそり奇襲を仕掛けてきたハウリアの攻撃を躱しながら、彼らの成長にほくそ笑む俺であった。

 

7日目

今日も暗殺合戦だ。

それにしても、たったこれだけの日にちでここまで進化するとは……

こいつ等に明日、ハウリア全員VS俺の仕上げに入ることを伝えると、全員待ってましたと言わんばかりに雄叫びを上げた。

そんなに嬉しいのか、それとも俺が憎いのか、はたまた楽しみなのか。

彼らの良く分からない行動が理解できずにいたが、やる気になってくれていることには変わりないので、早速明日に向けての準備を互いに進めるのであった。

 

8日目

午前0時、早速奇襲を開始した俺。誰が朝からやるなんて言った?俺は昨日、明日と確かに言った。

今ちょうど、その明日に変わったのさ!だからセーフ!

と、子供じみた屁理屈だったが、ハウリア達は文句を言わず迎え撃ってきた。

敵がわざわざ自分から乗り込んできた。それだけで彼等にはチャンスだったのだろう。正直、驚いたぜ。

以前までなら、ただその場で動けなかったものを、少し驚いたものの、直ぐに迎撃態勢に移っていた。

あらかじめ罠を張って待ち構えている者や、毒花を使用してデバフをかけようとしていた者たちまでいた。

 

卑怯?戦場では勝った者こそが正義であり、そこに立場も能力も関係ない。

そう教えてきた甲斐があったものだと、感慨じみた感想を抱きながら、次々と向かってくるハウリア共を迎え撃つ俺であった。

 

9日目

今度は向こうから攻めさせてやった。ただし、俺の寝床には大量にトラップを仕掛けておいてあるが。

案の定、何人かが引っかかるも、直ぐに解除して俺の方へ向かってくる。

時には打撃、時には切り付け、時には銃撃で傷を負わせようとするハウリア。

だがそれでも、結局俺には一撃も当てられなかった。だがまぁ、正直よく頑張ったと言ってやりたい。

訓練が終わる頃でも、俺には傷一つついていなかった。が、彼らの顔は晴れやかであった。

 

ハジメ「お疲れ様、皆よくやった。明日は最終試験をやるから、今日はゆっくり休め。」

ハウリア達『『『『『Sir,Yes,My lord!!魔王陛下、自主練の許可を願いますッ!!』』』』』

ハジメ『あ、うん、好きにしていいよ。』

ハウリア達『『『『『ありがとうございますッ、魔王陛下ッッ!!!』』』』』

……なんか、やり過ぎてしまった感が……。きっと気のせいだな、うん。

 

そして、運命の10日目……

ハジメ「……。」

俺は目の前に聳え立つ、魔物の死体の山に唖然としていた。

…うん、やり過ぎてしまったな。明らかに指定した量をオーバーして、…いや、倍以上かもしれない。

その理由は、その山を作り上げた張本人たちが横にいるからだ。

尤も、理由としては彼らの状態や言動なのだが。

 

カム「魔王陛下、お題の魔物共、きっちりと狩って来やしたぜ?」

ハジメ「……俺、一匹で良いって言ったんだけど……これは流石に多すぎない?」

カム「ええ、そうなんですがね?殺っている途中でお仲間がわらわら出てきやして……

生意気にも殺意を向けてきやがったので丁重にお出迎えしてやったんですよ。なぁ?皆?」

ハウリア1「そうなんですよ、陛下。こいつら魔物の分際で生意気な奴らでした。」

ハウリア2「きっちり落とし前はつけましたよ。一体たりとも逃してませんぜ?」

ハウリア3「ウザイ奴らだったけど……いい声で鳴いたわね、ふふ。」

ハウリア4「見せしめに晒しとけばよかったか……。」

ハウリア5「まぁ、バラバラに刻んでやったんだ、それで良しとしとこうぜ?」

……もうこれ、シルバニアというよりも死弄刃仁唖だなぁ……。

 

カム「イナバ将軍閣下!目標の魔物100体、確かに狩って来やした!」

イナバ「(うむ、ご苦労!これでお前たちも、晴れて我らが王の配下である!)」

ハジメ「ちょっ、イナバ!?」

コイツ、勝手になんてこと言ってくれているんだ!?てか、魔物の数が多いのお前の仕業かぁ!

……後輩ができてうれしいのか、ちょっと調子に乗っている部分が見受けられる。

後で一回お説教だな。そう思っていると……

 

パル「魔王陛下!手ぶらで失礼します!報告と上申したいことがあります!発言の許可を!」

ハジメ「えっ?あ、あぁ、構わないけど……。」

パル「はっ!課題の魔物を追跡中、完全武装した熊人族と虎人族の集団を発見しました。

場所は、大樹へのルート。おそらく我々に対する待ち伏せかと愚考します!」

ハジメ「……そう。あくまでそう来るのか。ならやるべきことは一つだな。」

そう言って、俺はハウリア一同に命じた。

 

ハジメ「俺に歯向かう愚か者共を、全員無力化して連れてこい。あぁ、死なない程度でな。

死んでいては、族長共に貸しを作れん。敢えて生かして帰せば、実力差を見せつけられるからな。」

カム「おぉ!流石は陛下!我々とは考え方が一味も二味も違う!」

……ただ単に、お前等の暴走が心配なだけなんだが。

だがまぁ、予行演習にはちょうどいい。俺は壇上に立つと、高らかに発言した。

 

ハジメ「聞け!ハウリア族諸君!勇猛果敢な戦士諸君!今日を以て、お前達は糞蛆虫を卒業する!

お前達はもう淘汰されるだけの無価値な存在ではない!

力を以て理不尽を粉砕し、知恵を以て敵意を捩じ伏せる!最高の戦士だ!

私怨に駆られ状況判断も出来ない<カモーン!>な熊共にそれを教えてやれ!

奴等はもはや唯の踏み台に過ぎん!唯の<エンゲージ>野郎どもだ!

奴等の屍山血河を築き、その上に証を立ててやれ!生誕の証だ!

ハウリア族が生まれ変わった事をこの樹海の全てに証明してやれ!」

ハウリア達「「「「「「「「「「Sir,Yes,My Lord!!」」」」」」」」」」

 

ハジメ「答えろ!諸君!最強最高の戦士諸君!お前達の望みはなんだ!」

ハウリア達「「「「「「「「「「殺せ!!殺せ!!殺せ!!」」」」」」」」」」

ハジメ「お前達の特技は何だ!?」

ハウリア達「「「「「「「「「「殺せ!!殺せ!!殺せ!!」」」」」」」」」」

ハジメ「敵はどうする!?」

ハウリア達「「「「「「「「「「殺せ!!殺せ!!殺せ!!」」」」」」」」」」

 

ハジメ「そうだ!殺せ!お前達にはそれが出来る!自らの手で生存の権利を獲得しろ!」

ハウリア達「「「「「「「「「「Aye,Aye,Sir!!」」」」」」」」」

ハジメ「いい気迫だ!では、ハウリア族諸君!俺からの最初の命令だ!

敵に屈辱というものを、身の程を持って刻み込んでやれ!!征くぞ!!」

ハウリア達「「「「「「「「「「YAHAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」」」」」」」」」」

……うん。もうこの際、悪ノリで乗り切っちゃおう!

すまない、シア。後でちゃんとケアするから。修行の成果次第ではちゃんと連れて行くから。

 


 

そして様子を見に行った結果、これである。

ハウリア1「ほらほらほら!気合入れろや!刻んじまうぞぉ!」

ハウリア2「アハハハハハ、豚のように悲鳴を上げなさい!」

ハウリア3「汚物は消毒だぁ!ヒャハハハハッハ!」

ハウリア4「どうした<トライアル!>野郎共!この程度か!この根性なしが!」

ハウリア5「最強種が聞いて呆れるぞ!この<バーニングディバイド>共が!それでも<スキャニングチャージ!>付いてるのか!」

ハウリア6「さっさと武器を構えろ!貴様ら足腰の弱った<ν-Ω>か!」

……お前等、俺は生け捕りにしろって言ったんだが?完全に殺す気満々じゃねぇか。

 

熊人族A「ちくしょう! 何なんだよ! 誰だよ、お前等!!」

熊人族B「こんなの兎人族じゃないだろっ!」

熊人族C「うわぁああ! 来るなっ! 来るなぁあ!」

って、ん?よく見ると、熊人族しかいない。…まさか!

 

ハジメ「本命はユエ達か!いいだろう、もはや話し合いは(ドガァン!!)ふよ…う…?」

……ん?何故、虎人族が飛んできた?イナバかと思ったが、どうやら違ったみたいだ。

だってその先にいたのは……

 

シア「やりましたぁ!ユエさん!私、やりましたよ!」

ユエ「ん。シア、グッジョブ!」

何故か互いにガッツポーズしている、ユエとシアの二人だった。

……大量に気絶している、虎人族を引きずって来た。ホント何してんの!?




ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

まさかの10日間でバーサーク化。
ハジメさんの指導に熱が入り過ぎて、
原作並みのスピードで強くなってしまうハウリア達。
そして、原作以上に煽られたことから、報復に出た虎人族。
しかし、今作のシアは一味違っていた!?

次回は三人称でシアの修行風景から始まります。
それでは、次回をお楽しみに!

宜しければ、高評価・コメント宜しくお願い致します。

追記:晶彦さん、誤字報告ありがとうございました!

次回予告

ユエ「ハジメは、誰よりも凄い人。」
特訓中に、秘密の女子会!?

シア「ハジメさんの傍に居たいからですぅ!」
シア、決意の告白!

ハジメ「お前にそれが、出来るか?」
ハジメの問答とは一体!?

Epic24「恋するウサギは止まらない」
シア「未来は絶対じゃあないんですよ?」

エヒトの処刑法は?

  • 勿論、終焉の時! 逢魔時王必殺撃!
  • GER(無駄無駄ラッシュで死に続き)
  • 汚物は消毒だァ!
  • 闇遊戯「闇の扉が開かれた」
  • 毛根絶滅
  • G地獄
  • 身体を引きちぎっては治すの繰り返し
  • やらないか♂
  • 金的ブレイク
  • バックトラックでひき殺す
  • ブロリーMAD名物による血祭り
  • これまでの被害者たちによる私刑執行
  • モノクマによるお仕置き執行
  • ダーウィン賞を片っ端から執行
  • ヤバいものを色々体内にぶち込む
  • 汚泥、糞尿まみれ
  • 世界の拷問一気にやる
  • 鬼灯様による理不尽のフルコース
  • 存在ごとエネルギー変換
  • 激辛地獄
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