ありふれない錬成師は最高最善の魔王の力で世界最強を超越する 作:天元突破クローズエボルハザード
王としての威厳を発揮したハジメさんが、DQN母親の身勝手な思想に裁きを下す!
今回も、温かい目で見ていただけると幸いです。
それでは、ごゆっくり。
俺は…強くなりすぎてしまった。
たった三年でここまで強くなれるなんて、正直思ってもいなかった。
確かに、腕立て・腹筋・背筋・スクワットをそれぞれ100回+10kmランニングをワンセットとして、それを一日3セット行っていたからなぁ…
いや、近くの海岸に態々走って行って、不法投棄されていたものを全部公園に運び込んだやつか?
それとも、偶々こっちに来るひったくり犯や強盗を全員打ちのめしたからか?
…まぁ、いずれにしろ、俺はもう人間をやめているのかもしれない。
だがこれは必要なことなのだ。
魔王になるためには仕方がないことだったんだ…そう、自分に言い聞かす。
そう、これはいずれ訪れる危機から、大切な民を守るための…!
雫「南雲くん!あなたも手伝いなさい!」
ハジメ「…ハイ。」
…そう、守るための、教訓だ。
だから今日も俺は、大きな木材を運んでいる。、
なんで俺が怒られながら、大工の真似事をしているかというと、だ。
先日、虎一師範から、「一戦交えてはくれまいか?」と頼まれたので、組手をすることにした。
その時の俺は、とっくの昔に目標の三年を間近に控えていた。
修行の集大成にはちょうどいいかもしれない、そう思った俺は、その申し出を了承した。
その結果がこれだ。
何故かあちこちで倒れこんでいて、ぐるぐる巻きに縛られた忍者集団。
虎一さんを狙おうとしていた集団らしいが、勢い余った俺が、試合の一環と勘違いしてしまい、一緒に倒してしまったのだ。
それを見た鷲三さんから「私とも一戦願えるかね?」と言われたので、「もうどうにでもなれ!」とでも言わんばかりに、試合を開始した。
その結果、鷲三さんごと道場の一部を吹っ飛ばしてしまったのだ。
二人とも、何故今になって勝負を挑んできたのだろうか。
出来ればまだ、一年半辺りで来てもらいたかった。
というか、普通の人なら病院送りなのに、この二人は全治一日で済んでいる。
この二人も、実は人間を辞めているのでは?
そんなこんなで、俺は弁償代わりに、道場の立て直しの手伝いをしているところなのだ。
因みに、俺は師範二人を倒してしまったことから、表の道場(剣道)から裏道場(雑技集団)入りを果たしてしまったのだ。
正直、最近は物足りない相手ばかりで、手加減の調整が低くなっていたのだ。
一番強かった光輝との打ち合いも、相手の動きが遅くて暇だった。
それに裏道場の人たちも、死角からの攻撃は結構危なかった。
こちらは、試合のつもりで来ているのに、あっちはあっちで本気で殺す気だったと思う。
うっかり殺されてはいけないので、本気でやりました。
直ったばかりの道場どころか、母屋(八重樫宅)にまで被害が拡大しました。
正直向こうも子供一人に大人げないと思う。
ただ、ちょっと足に力を入れ過ぎたせいで、塀が一瞬でボロボロになってしまったことは、俺の責任だ。
だからといって、毒針や吹き矢、投げ苦無といった飛び道具は反則だと思います。
そもそも俺は忍者よりも魔王になるつもりなんですが。
そう言ったら、皆複雑そうな表情で頑張れとだけ言ってきた。
…魔王になったら、忍者集団結成は白紙にしてやるぅ。
雫さんとはあまり撃ち合いたくなかったなぁ。
だって彼女、もっと女の子らしいことしたそうだったし。
まぁ、「試合は受けるので、雫さんがもう少し素直になれるように気遣ってあげてください。」と言っておいたので、きっと大丈夫だろう。
そう思いながら、今日も今日とて、壁を塗りなおす俺であった。
そして後日…
ハジメさん「ん~今日もいいランニング日和だ。」
そう言いながら、川が流れる橋の近くにまで、日課のランニングをしていると、
橋の近くに同年代の女の子が、ってオイィィ!?
ハジメ「ちょっと待ったぁ!」
???「!?」
橋から飛び降りようとしていた彼女を、急いで引きはがした。
マジか!このタイミングでか!
ここで彼女と会うなんて!
???「ちょっと!お願いだから離して!」
ハジメさん「イヤだ!離してほしいなら、橋から飛び降りる訳を教えてもらう!」
???「あなたには関係のないことでしょ!ほっといてよ!」
ハジメ「なら何で泣いてんだよ!」
???「!」
ハジメ「なんか辛いことでもあったんだろ?誰にも言えない位、嫌な思い出もしたんだろ?」
???「ッ…」
ハジメ「だったら今ここで、全部吐き出しちまいなよ。どうせ死のうとするなら、最後だと思って色々言いたいこと言いきっちまえばいい。そうすりゃ、いくらかここ(胸を叩きながら)が晴れてくるだろ。」
???「…」
ハジメ「だからな?まずは色々教えてくれよ。俺は南雲ハジメ、いずれ王様になる男だ!」
???「…中村、恵里。」
そう、彼女は原作において、勇者(笑)との出会いのせいで、性格が豹変するほどのヤンデレになり、自爆という終わりを迎えてしまった少女、中村恵里である。
そもそも彼女を助ける時に、勇者(笑)がとった行動は、根本的解決にすら至っていない。
こういう時は、大人の手も借りて、恵里自身がもう一度明るくなれるように手助けする、というのが、本来差し伸べるべき手だったのだ。
それを勝手に自己満足なやり方だけで済まして、アフターフォローの一つもしていない。
その上、出会いについてもさっぱり忘れてモブ扱いとか、ホントどうかしているんじゃねぇのか。
全く、こうなったら変えてやるか。
勇者とは違うやり方、魔王のターンだ!
まずは、彼女から事情を包み隠さず聞き出す。
原作では、勇者(笑)は簡単に説明されただけで納得したが、俺は違う。
指摘する部分は指摘し、おかしいと思ったところはとことん問い詰める。
そうして、彼女の家の事情を聴きだした俺は、早速行動を開始した。
まず、道場で師範に事情を話し、彼女を匿ってもらうことにする。
このことについて、光輝には黙ってもらうことにした。
だって絶対やらかしそうだもん。
直接母親に文句とか言い出しに行きかねない。
彼への説明は、雫さんが請け負ってくれるそうだ。
いつもほんとお世話になってます。
次に、彼女の母親の虐待の証拠をつかむために、隠しカメラ、録音機等も用意してもらった。
これを仕込むために、一度彼女には家に戻ってもらう必要がある。
正直危険な賭けだったが、彼女にも変わるための覚悟を決めてもらった。
後、雫さんの友達の白崎さんが、隠しカメラの取り付け方を教えてくれた。
何で知っていたかはこの際置いておこう。取り付ける手際の良さも置いておこう。
最後にしかるべきところに連絡。
学校には、家庭内暴力による一時的避難についての事情説明を。
警察には、道場に通っている人に警察官がいるのでお任せする。
児童相談所にも一応声をかけておく。立派な証人になるはずだ。
物的証拠も揃ったら、後は仕上げだ。
恵里「…ッ」
ハジメ「心配すんな。いざとなったら、俺が盾になってやる。だからお前は、しっかり前だけ見て進め。」
恵里「!…うん。」
時刻は夜の七時。
直接ケリをつけるために、俺は恵里と共に、中村家へ向かった。
既に、児童相談所や警察官、師範たちも周りにスタンバイしている。
いざとなったら、彼らも協力して取り押さえてくれるだろう。
後は、現場さえ取り押さえちまえば、こっちのもんだ。
ここで終わらせてやるよ、コイツにまとわりつく悪夢ってやつを!
ピンポーン!
恵里が自らインターホンを鳴らした。
そして今、決戦を告げるチャイムが鳴らされた。
中村母「恵里!アンタまたッ…そちらの子は誰?」
ハジメ「彼女の友達の、南雲ハジメです。」
中村母「あら、そうなの。でも悪いけどもう遅いから、帰ってもらえるかしら?」
恵里「待って、お母さん!彼は…」
中村母「何?」ギロッ
恵里「ッ!」
ハジメ「そうですね。もう遅いですね。
あなたが母親としてやり直すには。」
中村母「は?」
ハジメ「これを聞いても、同じことが言えるんですか?」
そう言って俺は、ポケットから取り出した再生機で、恵里に対する母親の罵詈雑言を流した。
中村母〚全く、どうしてアンタはいつも私の邪魔になるようなことばかりするの!あのひとのことだってそう!アンタが代わりにいなくなって入れさえすれば良かったのよ!この疫病神!(家具が倒れる音がする)〛
中村母「!?ちょ、ちょっと!どういうことよ、これ!?」
ハジメ「どうもこうも、アンタが今まで彼女にしてきたことだろ。自覚しなよ、アンタは子供に暴力を奮う、母親失格な女だって。」
中村母「な!?ふざけるんじゃないわよ!恵里!アンタも何か言って…!」
恵里「…うるさい。」
中村母「…なんですって?」
恵里「うるさいって言ってんの!私はお母さんの道具じゃない!お父さんのことが好きだって言ったのに、別の男の人を連れてきておいて、その人に私が襲われそうになった時だって、助けてくれなかったくせに!」
中村母「な!?あれはアンタがあの人を…」
恵里「お父さんが死んだら、別の人に依存するわけ!?勝手にお父さんの人生引っ掻き回しておいて、自分は悪くない、生まれてきた娘の私が、お父さんを死に追いやったなんて言って!」
中村母「そうよ!アンタのせいで…」
恵里「私だって、お父さんを死なせたいなんて思ったことはないのに!それなのに、「アンタのせいよ」「アンタが代わりに死ねばよかった」なんて言って!お父さんが死んだときも、お母さんに悪く言われた時も、とても悲しかった!そんなことも知らなかったくせに、考えたこともなかったくせに、勝手に決めつけないでよ!」
中村母「な、なんて生意気なの!この!」
そういって腕を振り上げるDQNババァ。でもそうはさせない。
パァン!
恵里「!」
中村母「!?」
ハジメ「…」
恵里とアバズレの間に立ち、身を挺して恵里を庇った。
正直、この程度じゃ痛くもかゆくもないが、気に入らないので、少し脅す。
ハジメ「おい。」
中村母「ヒィッ!?」
ハジメ
「これ以上コイツに手を出してみろ、アンタを地の果てまで追い詰めてでも謝罪させてやる。」
中村母「あ…あぁ…」ガクブル
DQNが怯えているうちに、スタンバっていた皆さんに出てきてもらい、証拠提示を行った。
後は、大人の人たちに任せておけば大丈夫だな。
さて、恵理の今後についてどうするか…
菫「というわけで、今日からこの子は家で養うわ!」
恵理「よろしくね、兄さん♪」
愁「まさか妹キャラを早速ゲットするとは、流石は俺の息子!」
…まぁ、いいか。
後は知識を身に着けるだけだからなぁ。
そしてさらに3年後…
チンピラ「グッ…ウゥ…」
ハジメ「ハァッ…ハァッ…ハァッ…!」
息を切らしながら、立っているのもやっとな状態。
周りには、ぶちのめしたチンピラ共が大勢。
俺は、強くなり過ぎた。
そして同時に、周りを危険にさらす愚かさを思い知った。
今回、なぜハジメさんがチンピラ共と戦うことになったかについては、次回解説いたします。
そして、何故ハジメさんが某一撃ヒーローのようになったかについても、次回の出来事が深く関わってきます。
勇者君は、この時は寝坊していたので、幸いにも気づかれずに、計画実行できました。
宜しければ、コメントをよろしくお願いいたします!
追記:晶彦さん、誤字報告ありがとうございました!
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