ありふれない錬成師は最高最善の魔王の力で世界最強を超越する   作:天元突破クローズエボルハザード

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お待たせいたしました。
今回よりウルの町編が始まります。

今回は前半から三人称でお送りいたします。
愛子たちは湖畔の町ウルへ到着するが、そこでまさかの事態に遭遇する。
彼らの運命や如何に!?
一方のハジメ一行は、フューレンへ移動するために、護衛依頼を受けるが果たして?

始まりの第三章第一話、それではどうぞ!


原作第三巻~湖畔の町ウル編:2070/怒りマシマシ龍とお米
31.はたらく王様


畑山愛子、25歳。社会科教師。

彼女にとって教師とは、専門的な知識を生徒達に教え学業成績の向上に努め、生活が模範的になる様指導するだけの存在ではない。

勿論それらは大事な事ではあるのだが、それよりも"味方である"事、それが一番重要だと考えていた。

 

具体的に言えば、家族以外で子供達が頼る事の出来る大人で在りたかったのだ。

それは彼女の学生時代の出来事が多大な影響を及ぼしているのだが、ここでは割愛する。

兎に角、家の外に出た子供達の味方である事が愛子の教師としての信条であり矜持であり、自ら教師を名乗れる柱だった。

 

それ故に、愛子にとって現状は不満の極みだった。

いきなり異世界召喚などというファンタジックで非常識な事態に巻き込まれ呆然としている間に、クラス一カリスマのある生徒に話を代わりに纏められてしまい、気がつけば大切な生徒達が戦争の準備なんてものを始めている。

何度説得しても、既に決まってしまった"流れ"は容易く愛子の意見を押し流し、生徒達の歩みを止める事は叶わなかった。

 

ならば、せめて傍で生徒達を守る!と決意したにもかかわらず、保有する能力の希少さ、有用さから戦闘とは無縁の任務──農地改善及び開拓を言い渡される始末。

必死に抵抗するも生徒達自身にまで説得され、愛子自身適材適所という観点からは反論のしようが無く引き受ける事になってしまった。

 

毎日遠くで戦っているであろう生徒達を思い、気が気でない日々を過ごす。

聖教教会の神殿騎士やハイリヒ王国の近衛騎士達に護衛されながら、各地の農村や未開拓地を回り、漸く一段落済んで王宮に戻れば、待っていたのはとある生徒の訃報だった。

 

この時は愛子は、どうして強引にでもついて行かなかったのかと自分を責めに責めた。

結局、自身の思う理想の教師たらんと口では言っておきながら自分は流されただけではないか!と。

勿論、愛子が居たからといって何か変わったかと言われれば答えに窮するだろう。

だが、この出来事が教師たる畑山愛子の頭をガツンと殴りつけ、ある意味目を覚ますきっかけとなった。

 

"死"という圧倒的な恐怖を身近に感じ立ち上がれなくなった生徒達と、そんな彼等に戦闘の続行を望む教会・王国関係者。

愛子は、もう二度と流されるもんか!と教会幹部、王国貴族達に真正面から立ち向かった。

自分の立場や能力を盾に、私の生徒に近寄るなとこれ以上追い詰めるなと声高に叫んだ。

 

結果、何とか勝利を捥ぎ取る事に成功する。

戦闘行為を拒否する生徒への働きかけは無くなった。

だが、そんな愛子の頑張りに心震わせ、唯でさえ高かった人気が更に高まり、戦争なんてものは出来そうにないが、せめて任務であちこち走り回る愛子の護衛をしたいと奮い立つ生徒達が少なからず現れた事は皮肉な結果だ。

 

「戦う必要は無い。」

「派遣された騎士達が護衛をしてくれているから大丈夫。」

そんな風に説得し思い止まらせようとするも、そうすればそうする程一部の生徒達はいきり立ち、「愛ちゃんは私達/俺達が守る!」と、どんどんやる気を漲らせていく。

そして結局押し切られ、その後の農地巡りに同行させることになり、「また流されました。私はダメな教師です……。」と四つん這い状態になってしまった事は記憶に新しい。

 

因みにこの時、愛子の護衛役を任命された専属騎士達が生徒達の説得を手伝うのだが、何故か生徒達を却って頑なにさせたという面白事情がある。

何故、生徒達が彼等護衛達に反発したのか。それは生徒達の総意たるこの台詞に全てが詰まっている。

「愛ちゃんをどこの馬の骨とも知れない奴に渡せるか!」

 

生徒達の危機意識は、道中の賊や魔物よりも寧ろ愛子の専属騎士達に向いていた。

その理由は、全員が全員凄まじいイケメンだったからだ。これは、愛子という人材を王国や教会に繋ぎ止める為の上層部の作戦である。

要はハニートラップみたいなものだ。

それに気がついた生徒の一人が生徒同士で情報を共有し「愛ちゃんをイケメン軍団から守る会」を結成した。

 

だがここで、生徒側に一つ誤算が生じていた。

それは、"ミイラ取りがミイラになっていた"という事を知らなかった事だ。

その証左に、生徒達を説得した神殿騎士のデビッド、チェイス、クリス、ジェイドの言葉を紹介しよう。

 

デビッド「心配するな、愛子は俺が守る。傷一つ付けさせはしない。

愛子は…俺の全てだ。」

チェイス「彼女の為なら、信仰すら捨てる所存です。

愛子さんに全てを捧げる覚悟がある。これでも安心できませんか?」

クリス「愛子ちゃんと出会えたのは運命だよ。運命の相手を死なせると思うかい?」

ジェイド「……身命を賭すと誓う。近衛騎士としてではない。一人の男として。」

 

この時、生徒達は思った。

「一体何があった!?こいつら全員逆に堕とされてやがる!」と。

つまり、最初こそ危機意識の内容は愛子がハニートラップに引っかかるのでは?だったのだが、このセリフを聞いた後では「馬の骨に愛ちゃんは渡さん!」という親的精神で、生徒達は愛子の傍を離れようとしなかったのである。

 

尚、彼等と愛子の間に何があったのかというと……

話が長くなるので割愛するが、持ち前の一生懸命さと空回りぶりが、愛子の誠実さとギャップ的な可愛らしさを周囲に浸透させ、"気がつけば"愛子の信者になっていたという、そんな感じの話だ。

語り出せば新たな物語が出来てしまうくらい……色々あったのだ、色々。

 

そんなこんなで現在では、【オルクス大迷宮】で実戦訓練を積む光輝達勇者組、居残り組、愛子の護衛組に生徒達は分かれていた。

「愛ちゃんをイケメン軍団から守る会」改め「愛ちゃん護衛隊」には、前々から愛子の予定を整理・調整していた清水幸利こと我らがトシを筆頭に、先陣を切った園辺優花を実質的な副リーダーとして、友人の宮崎奈々、菅原妙子。そして玉井淳史、相川昇、仁村明人の男子陣を加えた総勢七名が各々トラウマを抱えたまま参加している。

ハイリヒ王国に帝国の使者──という名の皇帝一行が来訪して二ヶ月と少し。

王都を出発した彼等は現在、新たな農耕改善の地──【湖畔の町ウル】への途上にあった。

 

ガタガタゴットンズッタンズタンとサスペンションなど搭載されていない馬車が、中々の衝撃で現代地球っ子達の尻を襲っている。

デビッド「愛子、疲れてないか?辛くなったら遠慮せずに言うんだぞ?直ぐに休憩にするからな?」

愛子「いえ、平気ですよデビッドさん。というかついさっき休憩したばかりじゃないですか。

流石にそこまで貧弱じゃありません。」

広々とした大型馬車の中、愛子専属護衛隊隊長のデビッドが心配そうに愛子に話しかける。

それに対する愛子の返答は苦笑いが混じっていた。

チェイス「ふふ、隊長は愛子さんが心配で堪らないんですよ。

ほんの少し前までは一日の移動だけでグッタリしていたのですから。

……かくいう私も貴方が心配です。本当に遠慮をしてはいけませんよ?」

愛子「その節はご迷惑をお掛けしました。馬車での旅なんて初めてで……

でも、もう大分慣れましたから本当に大丈夫です。心配して下さり有難うございます。チェイスさん。」

当初、馬車での移動という未知の体験に色々醜態を見せた愛子は、過去の自分を思い出し僅かに頬を染めながら護衛隊副隊長チェイスにお礼を言う。

頬を染める愛子に、悶える様に手で口元を隠したチェイスは、さり気なく愛子の手を取ろうとして……

「ゴホンッ!」という咳払いと鋭い眼光にその手を止められる。

 

止めたのは愛子の斜め前に座っている女子生徒の一人園部優花である。"愛ちゃんをイケメン軍団から守る会"の会長だ。他にも数名のメンバーが乗り込んでいる。

一応、優花達も勇者と共に異世界から召喚された"神の使徒"という事になっているので、生徒達専用の馬車も用意されているのだが、馬車の中という密室にイケメン軍団と愛子だけにしていては何があるか分からないと半ば無理矢理乗り込んだのだ。

優花はセミロングの髪を染めて淡い栗色にしており、美人系の顔立ちなので目つきもやや鋭い。

別に日本にいた時も不良という訳では無く、どちらかと言えば真面目な方なのだが、ファッション等の好みがその系統に近い事や、性格が割とサバサバしている事から誤解されがちな女子生徒だ。

そんな彼女が眉間に皺寄せてギンッと目を吊り上げていれば……中々に迫力があった。

少なくとも、同乗していた淳史が思わずスッと視線を逸らす程度には。

因みに、この馬車は八人乗りである。外には一個小隊規模の騎士達が控えているが、隊長と副隊長が揃って馬車の中にいていいのかというツッコミは既に為された後だ。なんだかんだと理由を付けてイケメン達も乗り込んでいる。余程愛子から離れたくないらしい。

 

チェイス「おやおや、睨まれてしまいましたね。

そんなに眉間に皺を寄せていては、折角の可愛い顔が台無しですよ?」

そう言ってイケメンスマイルで微笑むチェイス。何故か無駄にキラキラしている。普通の女性なら思わず頬を染めるだろう魅力的な笑みだ。

だがそれに対する優花の反応は、今にも「ペッ!」と唾を吐きそうな表情である。

優花「愛ちゃん先生の傍で、他の女に“可愛い”ですか?愛ちゃん先生、この人きっと女癖悪いですよ。

気を付けて下さいね?」

優花は細やかな反撃の言葉を吐き出した。惚れた女の前で他の女に"可愛い"なんて言葉を使う奴は碌でもない、というのが優花の持論だ。

ましてや、己のハニートラップ的役割を十分に理解しているらしい彼等が敢えて自分の容姿を活かした言動を取れば、優花的にはもう質の悪いただのナンパ野郎にしか見えないのである。

 

愛子「そ、園部さん。そんなに喧嘩腰にならないで。

それと、折角“先生”と呼んでくれる様になったのに"愛ちゃん"は止めないんですね。

……普通に愛子先生で良くないですか?」

優花「ダメです。愛ちゃん先生は"愛ちゃん"なので、愛ちゃん先生でなければダメです。

生徒の総意です」

愛子「ど、どうしよう、意味がわからない。しかも生徒達の共通認識?これが、ゆとり世代の思考なの?

頑張れ私ぃ、威厳と頼りがいのある教師になる為の試練よ!何としても生徒達の考えを理解するのよ!」

トシ「落ち着くんだポルナレフ。」

愛子「誰ですかポルナレフって!?」

一人で「ふぁいとー!」する愛ちゃん先生に、優花とチェイスのやり取りでギスギスしていた空気がほんわかする。

それこそ愛子が“愛ちゃん”たる所以なのだが、愛子は気がつかない。威厳のある教師の道は遠そうである。

そんな彼女を落ち着かせようとするトシにとっては、異世界における日常茶飯事であったが。

 

それから更に馬車に揺られる事四日。

イケメン軍団が愛子にアプローチをかけ、愛子自身やけに彼等が積極的なのは上層部から何か言われているのだろうなぁと流石に察していたので普通にスルーし、実は本気で惚れられているという事に気がついていない愛子に、これ以上口説かせるかと優花達が睨みを効かせ、度々重い空気が降りるなか、やはり愛子の言動にほんわかさせられ……という事を繰り返して、遂に一行は【湖畔の町ウル】に到着した。

町の宿で旅の疲れを癒しつつ、ウル近郊の農地の調査と改善案を練る作業に取り掛かる。その間も愛子を中心としたラブコメ的騒動が多々あるのだが……それはまた別の話。

 

そうしていざ農地改革に取り掛かり始め、最近巷で囁かれている"豊穣の女神"という二つ名がウルの町にも広がり始めた頃、再び愛子の精神を圧迫する事件が起きた。──なんとトシが行方不明になってしまったのだ。

愛子は奔走する。大切な生徒の為に。

その果てに、衝撃の再会が待っているとも知らずに。

 


 

???「ふふっ、あなた達の痴態、今日こそじっくりねっとり見せてもらうわ!」

上弦の月が時折雲に隠れながらも、健気に夜の闇を照らす。

今もまた、風にさらわれた雲の上から顔を覗かせその輝きを魅せていた。

その光は、地上のとある建物を照らし出す。

もっと具体的に言えば、その建物の屋根からロープを垂らし、それにしがみつきながら何処かの特殊部隊員の様に華麗な下降を見せる一人の少女を照らし出していた。

 

スルスルと三階にある角部屋の窓まで降りると、そこで反転し、逆さまになりながら窓の上部よりそっと顔を覗かせる。

???「この日のためにクリスタベルさんに教わったクライミング技術その他!

まさかこんな場所にいるとは思うまい、ククク。

さぁ、どんなアブノーマルなプレイをしているのか、ばっちり確認してあげる!」

 

ハァハァと興奮した様な気持ちの悪い荒い呼吸をしながら室内に目を凝らすこの少女、何を隠そうブルックの町『マサカの宿』の看板娘ソーナちゃんである。

明るく元気で、ハキハキした喋りに、くるくると動き回る働き者。美人という訳ではないが野に咲く一輪の花の様に素朴な可愛さがある看板娘だ。

町の中にも彼女を狙っている独身男は結構いる。

そんな彼女は現在、持てる技術の全てを駆使してとある客室の"覗き"に全力を費やしていた。

その表情は、彼女に惚れている男連中が見れば一瞬で幻滅するであろう……エロオヤジのそれだった。

 

ソーナ「くっ、やはり暗い。よく見えないわ。もう少し角度をずらして……。」

???「……こうかい?」

ソーナ「そうそう、この角度なら……それにしても静かね?もう少し嬌声が聞こえるかと思ったのに……。」

???「遮音や遮光の手段なら結構あるよ?」

ソーナ「はっ!?その手があったか!くぅう小賢しい、でも私は諦めない!

その痴態だけでもこの眼に焼き付け………………。」

繰り返すが、ここは三階の窓の外。

ソーナの様に馬鹿な事でもしない限り、間近に声が聞こえる事など有り得ない。

ソーナは一瞬で滝の様な汗を流すと、ギギギという油を差し忘れた機械の様にぎこちない動きで振り返った。

そこには……

空中に仁王立ちする、薄ら寒い笑みを浮かべたハジメがいた。

 

ソーナ「ち、ちなうんですよ?お客様。これは、その、あの、そう!宿の定期点検です!」

ハジメ「へぇ~、こんな夜中に?」

ソーナ「そ、そうなんですよ~。

ほら、夜中にちゃちゃっとやってしまえば、昼に補修しているところ見られずに済むじゃないですか。

宿屋だからガタが来てると思われるのは、ね?」

ハジメ「成程、確かに評判は大事だよね?」

ソーナ「そ、そうそう!評判は大事です!」

ハジメ「ところで、この宿で最近覗き魔が出る様だけど……そこについてどう思う?」

ソーナ「そ、それは由々しき事態ですね!の、覗きだなんて、ゆ、許せません、よ?」

ハジメ「うん、その通りだね。覗きは許せないよねぇ?」

ソーナ「え、ええ、許せませんとも……」

 

ソーナはハジメと顔を見合わせると「ははは」と笑い始めた。

但し、小刻みに震えながら汗をポタポタ垂らしているという何とも追い詰められた様な笑いだったが。

ハジメ「お仕置きだべぇ~!」

ソーナ「ひぃーー、ごめんなざぁ~い!

ハジメがソーナの顔面にアイアンクローを決め込む。メリメリと音を立ててめり込むハジメの指。

空中でジタバタともがきながらソーナは悲鳴を上げ、必死に許しを請う。

 

ソーナは一般人の女の子だ。

それに対するお仕置きにしては、少々やりすぎなのではと思うレベルで力を入れるハジメ。

これが初犯なら、まだもう少し手加減くらいしただろう。

しかし、【ライセン大迷宮】から帰還した次の日に再び宿に泊まった夜から毎晩、あの手この手で覗きをされればいい加減配慮も薄くなるというものだ。

因みに、それでもこの宿を利用しているのは飯が美味いからである。

 

既にビクンビクンしているソーナをぶん回し、内蔵と脳をシェイクさせてから脇に抱え直すハジメ。

ソーナは脳震盪で目を回しつつ、漸く解放されたとホッと安堵の息を吐く。

しかし、ふと見た下には……鬼がいた。満面の笑みだが、眼が笑っていない母親という鬼が。

ソーナ「ひぃ!!」

ソーナが気がついた事に気がついたのだろう。ゆっくり手を掲げると、おいでおいでをする母親。

まるで地獄への誘いだった。

 

ハジメ「……今回は、尻叩き百発じゃすまないかも。まぁ、頑張れ。」

ソーナ「いやぁああーーー!」

ハジメがポツリとこぼした言葉に、今までのお仕置きを思い出して悲鳴を上げるソーナ。

きっと、翌日の朝食時には、お尻をパンパンに腫らした涙目のソーナを見る事ができるだろう。

毎晩毎朝の出来事に溜息を吐くハジメであった。

 


 

<ハジメさん視点>

 

そんな宿屋の娘、ソーナを彼女の母親に引渡し、宿の部屋に戻った俺は、そのまま両手を広げて仰向けになり、ベッドにドサッと寝転んだ。

ユエ「……お疲れ様。」

シア「おかえりなさいですぅ。」

ミレディ「やっぱり……血筋なのかなぁ?」

 

そんな俺に声を掛けたのは、勿論ユエとシア、ミレディだ。

窓から差し込む月明かりだけが部屋の中を照らし、三人の姿を淡く浮かび上がらせる。

対面のベッドの上で女の子座りしているユエとミレディ、浅く腰掛けたシア。

三人共ネグリジェだけという何とも扇情的な姿だ。

三人の美貌と相まって、一枚の絵画として描かれたのなら、それが二流の書き手でも名作と謳われそうだ。

ハジメ「かもしれないね。……それにしても一体何があの子を駆り立てるんだか。

屋根から降りてくるなんてどこのBIG BOSSだよ。

流石に、いくら飯が美味くても別の宿を探すべきかもね。」

呆れた様な口調でそう話す俺に、シアはクスリと笑って立ち上がり、俺のベッドに腰掛ける。

ユエとミレディもいそいそと立ち上がるとハジメのベッドに移動し、横たわる俺の腕を自らの頭の下に入れた。

所謂腕枕である。

 

シア「きっと、私達の関係がソーナちゃんの女の子な部分に火を付けちゃったんですね。

気になってしょうがないんですよ。可愛いじゃないですか」

ユエ「……でも、手口がどんどん巧妙になってるのは……心配」

ハジメ「全くだ。昨日なんて、シュノーケルを自作して湯船の底に張り込んでたからね……

水中から爛々と輝く眼を見つけた時は、危うく凍らせかけちゃったよ。」

シア「う~ん、確かに宿の娘としてはマズイですよね…一応、私達以外にはしてない様ですが……」

ミレディ「アハハ、ミレディさん達も昔はキーちゃんによく部屋をのぞかれたなぁ……。」

オスカー『そうだね。ミレディも無類の男好きとして見られていたからねぇ……。』

ミレディ「おいオスカー、誰のせいでそうなったかお忘れか?

まだ初夜すら迎えていない清純なミレディさんを、とんだビッチみたいに吹聴しやがってからに。」

オスカー『……清純?』

ミレディ「O.K.よろしいならば戦争だッ!オーちゃんなんかこんな風にしてやるぅ!」

オスカー『こら、やめるんだミレディ!あっ!ちょっ、目の部分は繊細なんだよ!』

ソーナの奇行について雑談しながら、じゃれあう二人の解放者を見る俺達。

 

シア「……なんていうか、楽しそうですよね。お二人とも、久しぶりの町に大興奮していましたし。」

ユエ「……ん。町巡りの時も、とても楽しそうだった。」

ハジメ「まぁ、鬱陶しい視線は増えたけど、この笑顔のためなら安い代償か。

それにしても、まさかクリスタベルにも縁があったなんてなぁ……。」

そう、【ライセン大峡谷】を後にした俺達は、次の町へ行くための補給と休養のために、一旦ブルックに戻っていた。

凡そ数千年ぶりとなる街に二人は大はしゃぎしていた。

ただ、オスカーは眼魂状態なので、他の人からは見えない。

なので、男共から嫉妬の視線を向けられることになったが、この前の脅しですっかり大人しくなったのか、至って平和だった。

尤も、俺は大丈夫じゃなかったが。その理由はまた明日説明しよう。

因みに、二人の痴話喧嘩でソーナちゃんの誤解とか好奇心とか妄想とかが更に深まり、やたらと高い潜入スキルを持つ宿屋の看板娘が爆誕するらしいが……これはまた別の話。

 


 

カランカラン……と、そんな音を立てて冒険者ギルド【ブルック支部】の扉は開いた。

入ってきたのは、ここ数日ですっかり有名人となった俺、ユエ、シア、ミレディの四人だ。

ギルド内のカフェには、いつもの如く何組かの冒険者達が思い思いの時を過ごしており、俺達の姿に気がつくと片手を上げて挨拶してくる者もいる。

男は相変わらずユエ、シア、ミレディに見蕩れ、ついで俺に羨望と嫉妬の視線を向けるが、そこに陰湿なものはない。

ブルックに滞在して一週間、その間にユエ達を手に入れようと画策した者は今や一人もいない。

何故かって?それは俺に原因があるからだ。

 

以前、情報収集がてらギルドに寄ると、冒険者たちのヒソヒソ声が聞こえてきた。

気になったので、聴覚強化を行って聞いてみると、とんでもないことを聞いてしまった。

冒険者A「おい、またアイツが来たぞ。」

冒険者B「!例の"無双覇王"か。」

冒険者C「あぁ。なんでも、ブルック中の男達の心をへし折って来た、歩く天災とのことだ。」

冒険者D「アイツの周りにいる女の子たちに手を出した奴は、軒並引きこもっているようだぞ。」

冒険者E「しかも、キャサリンさんの情報だと、【ライセン大峡谷】でも大暴れしたそうだぞ。」

冒険者F「何ィ!?あの死の谷でもだとぉ!?ヤツは不死身か!?」

冒険者G「触らぬ神に祟りなし、とは聞くが……

彼はもしかしたら、中に鬼神でも飼っているのかもしれない……。」

 

……………………………………え?何その異名。てかなんでライセンに行ったことがバレているんだ!?

情報のことが気になった俺は、慌ててキャサリンさんに聞きに行くと……

キャサリン「なんだい、知らなかったのかい?アンタ、町の男共を軒並み気絶させたそうじゃないか?

その余波がこの町全体に響いていたことから、"無双覇王"っていう仇名がついたんだよ。」

ハジメ「Oh,Jesus………。」

何ということでしょう。

あの時はただ、マナーのなっていない男共を懲らしめただけなのに、まさかここまで事態が大きくなるなんて……。

 

キャサリン「後、あんたにお近づきになりたいっていう女の子も沢山いるようだね。

そんなに若くて、美人三人を連れているっていうのに、まだ足りないのかい?」

ハジメ「そんなことはない!てか、その話初耳なんだけどぉ!?」

キャサリン「そうかい?何でも、「お兄様の妹になりたい!」っていう娘が多くてねぇ……

本家ソウルシスターズなんてものが生まれたくらいだよ。」

ハジメ「Oh,My God!

なんてことだ。とうとう雫と同じ立場に立ってしまうとは……。

しかも俺にはとっくの昔に義理の妹がいるというのに、ここで大量増殖してしまうなんて……。

 

キャサリン「後アンタ、樹海や峡谷でも派手に暴れたそうじゃないか。

おかげで魔物たちが大量に出現したからとても大変だったんだよ?」

ハジメ「い、いやぁ~、これにはどうしても引けない理由がありまして……。」

まさか樹海の実質的支配体制の確立に加え、信仰されている神様の家に風穴開けて来たなんて、誰が言えるというのだ……。

キャサリン「ま、大方仲間の嬢ちゃん達のためだろうが……あまり無理はするんじゃないよ?

アンタは若いんだから、まだまだこれからなんだよ?」

ハジメ「ハハハ……肝に銘じておくよ。」

 

後から聞いたが、俺が樹海や峡谷で色々やらかしていた時に、【樹海事変】と【峡谷事変】なる魔物の大量発生事件が起こったらしい。

やらかしたと思っていたが、まさかこんなことになるとはなぁ……。

あんまり怒りやすいのもどうかと思った俺であった。

ユエ達にソウルシスターズ共が何か仕掛けていないかが心配だったが、杞憂だったようで何も起こってはいなかったようだ。

後日、全裸の女性が亀甲縛りで吊るされていたと聞いたが、一体誰の仕業なのだろうか?

 

とまぁ色々あったが、俺だけ二つ名持ちはちょっと目立つので、ギルドでパーティー名の申請・登録をした。この名前を決める時には相当悩んだ。

他の皆は俺が決めていいと言ってくれたので、胸の奥にあった厨二心をちょこっとだけ解放した。

そんな訳で、俺達のパーティー名は「マッハ・ワイターズ」となった。

進み続ける者、という意味のドイツ語から取った名だ。我ながら少し恥ずかしいが、皆には好評だった。

正直「デウス・マールス・スレイヤーズ」(邪神を討ち果たす者)とか、「フラッグ・デア・フライハイト」(自由の御旗)とかも良かったけど、長すぎて言いにくそうなので止めておいた。

因みに、皆からは何故か「ワイターズ」呼びされている。

 

キャサリン「おや、今日は四人一緒かい?」

俺達がカウンターに近づくといつも通りキャサリンさんがいて、先に声をかけてきた。

キャサリンさんの声音に意外さが含まれているのは、この一週間でギルドにやって来たのは大抵、俺一人かユエ達女性陣だからだ。

 

ハジメ「うん。明日にはもう町を出るから、貴方には色々お世話になったし、挨拶していこうかなって。

序に、目的地関連で依頼があれば受けておこうって思ったんだ。」

因みに、世話になったっていうのは、俺がギルドの一室を無償で借りていたことだ。

せっかくの重力魔法なので生成魔法と組み合わせを試行錯誤するのに、それなりに広い部屋が欲しかったから、キャサリンに心当たりを聞いたところ、それならギルドの部屋を使っていいと無償で提供してくれたのだ。

後、ユエとシアはミレディというエキスパートの教師を交えて、郊外で重力魔法の鍛錬をしていた。

たまに俺も混じったけど、ちょっとやり過ぎちゃうことがほとんどだった。

 

キャサリン「そうかい、行っちまうのかい。

そりゃあ寂しくなるねぇ、あんた達が戻ってから賑やかで良かったんだけどねぇ~。」

ハジメ「……アレのどこを賑やかと言えるのさ。

どう見たって、変態共の集会に放り込まれた感じだったよ。

宿屋のむっつりさんに、ユエに踏まれたい・シアの奴隷になりたい・ミレディに罵られたいとか言って町中で突然土下座してくる変態共、"お兄様ぁ"とか連呼しながら俺をストーキングしてくるソウルシスターズ……完全にカオスしかないよ。

まぁ、悪くはなかったけどね。」

そう苦笑いを浮かべる俺の表情に嘘は無い。

どこもかしこもおかしな奴ばかりではあったが、吐き気を催す邪悪が感じられなかっただけでもマシである。

 

また、ブルックの町には四大派閥が出来ており、日々鎬を削っているらしい。

一つは「ユエちゃんに踏まれ隊」、一つは「シアちゃんの奴隷になり隊」、一つが「ミレディちゃんに罵られ隊」、そして最後が「お兄さまの妹になり隊」である。

其々文字通りの願望を抱え、実現を果たした隊員数で優劣を競っているらしい。

 

あまりにぶっ飛んだネーミングと思考の集団にドン引きの俺達。

町中でいきなり土下座すると、ユエに向かって「踏んで下さい!」とか絶叫するのだ。もはやギャグである。シアに至ってはどういう思考過程を経てそんな結論に至ったのか理解不能だ。亜人族は被差別種族じゃなかったのかとか、お前らが奴隷になってどうするとかツッコミどころは満載だが、深く考えるのが面倒だったので出会えば即刻排除している。

その上、ミレディに至っては、オスカーが物に取り付いて、不慮の事故でも起こしそうな様である。

最後は言わずもがな、女性のみで結成された妹を名乗る秘密結社ソウルシスターズ。

最近は鳴りを潜めているようだが……正直心配だ。

 

キャサリン「まぁ、楽しかったならなによりだよ。で、何処に行くんだい?」

ハジメ「取り敢えずはフューレンに行くつもりだよ。」

そんな風に雑談しながらも、仕事はきっちりこなすキャサリンさん。

早速、フューレン関連の依頼がないかを探し始める。

【フューレン】とは、中立商業都市の事だ。

俺達の次の目的地は【グリューエン大砂漠】にある七大迷宮の一つ、【グリューエン大火山】である。

その為大陸の西に向かわなければならないのだが、その途中に【中立商業都市フューレン】があるので、大陸一の商業都市に一度は寄ってみようという話になったのである。

尚、【グリューエン大火山】の次は大砂漠を超えた更に西にある海底に沈む大迷宮【メルジーネ海底遺跡】が目的地だ。

 

キャサリン「う~ん……おや、いいのがあるよ。商隊の護衛依頼だね。

丁度空きが後一人分あるよ、どうだい?受けるかい?」

キャサリンにより差し出された依頼書を受け取り内容を確認する俺。

確かに、依頼内容は商隊の護衛依頼の様だ。中規模な商隊の様で、十五人程の護衛を求めているらしい。

ユエ達は冒険者登録をしていないので、俺の分で丁度だ。

 

ハジメ「連れの同伴は大丈夫かな?」

キャサリン「ああ、問題ないよ。

あんまり大人数だと苦情も出るだろうけど、荷物持ちを個人で雇ったり、奴隷を連れている冒険者もいるからね。

まして、ユエちゃん達も結構な実力者だ。一人分の料金でもう三人優秀な冒険者を雇える様なもんだ。

断る理由も無いさね。」

ハジメ「そっか、まぁ決めるのは三人の返答次第だけど……。」

俺は問いかける様に皆の方を振り返った。

正直、飛んで行った方が早いけど、いきなり襲撃されることもあるしなぁ……。

 

ユエ「……急ぐ旅じゃない。」

シア「そうですねぇ~、偶には他の冒険者方と一緒というのも良いかもしれません。

ベテラン冒険者のノウハウというのもあるかもしれませんよ?」

ミレディ「私も、今の外の世界を知るのにちょうどいい機会だからいいと思う。」

オスカー『同感だ。急がば回れ、とも言うだろうからね。』

ハジメ「……それもそっか。よし、その依頼を受けるよ!」

 

俺は皆の意見に頷くとキャサリンさんに依頼を受ける事を伝える。

ユエの言う通り、七大迷宮の攻略には確固たる目的は無い。『急いては事を仕損じる』とも言うし、シアの言う様に冒険者独自のノウハウがあれば今後の旅でも何か役に立つ事があるかもしれない。

それにミレディとオスカーにとっては久々の外なのだ。十分満喫してもらいたい。

何より、世間の情勢を知ることも重要だ。あのクズのことだ。俺達を早速異端認定してくるに違いない。

そういった情報は早めに収集しておくに限るというものだ。

 

キャサリン「あいよ。先方には伝えとくから、明日の朝一で正面門に行っとくれ。」

ハジメ「分かった。」

俺が依頼書を受け取るのを確認すると、キャサリンがハジメの後ろのユエ達に目を向けた。

キャサリン「あんた達も体に気をつけて元気でおやりよ?この子に泣かされたら何時でも家においで。

あたしがぶん殴ってやるからね。」

ユエ「……ん、お世話になった。ありがとう。」

シア「はい、キャサリンさん。良くしてくれて有難うございました!」

ミレディ「ホントにありがとね!最初に来た町がここでよかったよ!」

 

キャサリンさんの人情味あふれる言葉に皆の頬も緩む。特にシアとミレディは嬉しそうだ。

この町に来てからとうもの自分が亜人族であるという事を忘れそうになる。勿論、全員が全員シアに対して友好的という訳では無いが、それでもキャサリンを筆頭にソーナやクリスタベル、ちょっと引いてしまうがファンだという人達はシアを亜人族という点で差別的扱いをしない。

土地柄か、それともそう言う人達が自然と流れ着く町なのか。

それはわからないが、いずれにしろシアにとっては故郷の樹海に近いくらい温かい場所であった。

ミレディとオスカーも、かつては"反逆者"として迫害されていたこともあって、こんなにも気分がいい旅は久しぶりなのだろう。

まぁ、異端認定されようとも、神山諸共教会を消し飛ばせばいいだけだ。

……この時の俺はそう思っていたが、まさかあんな事態が起こっていたなんてこと、俺には知る由もなかった。

 

キャサリン「あんたも、こんないい子達泣かせんじゃないよ?精一杯大事にしないと罰が当たるからね?」

ハジメ「勿論さ。俺にとって、仲間は大事な家族みたいなものだからね。

どんなことが起ころうとも、必ず大事にするさ。」

キャサリンさんの言葉に真摯で返した。

すると、キャサリンが一通の手紙を差し出す。片眉を上げてそれを受け取った。

ハジメ「これは?」

キャサリン「あんた達、色々厄介なもの抱えてそうだからね。町の連中が迷惑かけた詫びの様なものだよ。他の町でギルドと揉めた時は、その手紙をお偉いさんに見せな。少しは役に立つかもしれないからね。」

 

バッチリとウインクするキャサリンさんに、思わず苦笑する。

手紙一つでお偉いさんに影響を及ぼせるアンタは一体何者だ?という疑問がありありと表情に浮かんでいる。

キャサリン「おや、詮索は無しだよ?いい女に秘密はつきものさね。」

ハジメ「ハハハ、それもそうか。それじゃ、ありがたく受け取っておきます。」

キャサリン「素直でよろしい!色々あるだろうけど、死なない様にね。」

ハジメ「そう簡単に死ぬほど軟じゃないよ。それに、夢を叶えるまでは死にきれないさ。」

 

謎多き片田舎の町のギルド職員・キャサリンさん。

俺達はそんな彼女の愛嬌のある魅力的な笑みと共に送り出された。

その後、ハジメ達はクリスタベルさんの場所にも寄った。

ミレディにも素敵な服装を見繕ってもらったことも含めて、改めてお礼を言いに行った。

……若干オスカーが震えていたが、恐らく気のせいだろうな。

クリスタベルさんの俺を見つめる目が情熱に満ちているのもきっと気のせいだ。

だからそんな目で、俺の傍に近寄るなァ――!!!

 

そして最後の晩と聞き、三人そろって堂々と風呂場に乱入。

そして部屋に突撃を敢行したソーナちゃんがブチギレた母親に、亀甲縛りをされて一晩中宿の正面に吊るされるという事件の話も割愛だ。

何故母親が亀甲縛りを知っていたのかという話も割愛だ。




ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
本来であれば、ホルアドリターンズまで第三章は描きたかったのですが、
どうせなら10章分のお話にしてみようと思い、変更致しました。

さて、何故トシが特訓に参加できなかったかというと、愛ちゃん先生の身の回りの管理が色々大変だったからです。
だって愛ちゃん先生は、食糧問題を一気に解決できる貴重な人材なんですよ?
そんな人が応対や身の回りのことでストレスを抱えていたら大変でしょう。
そこで我らがトシ君の出番なんです。
まぁ、ちょっとフェードアウトしますが、後からしっかり出てきますのでこうご期待!

そしてハジメさん、ここでも異名を持ってしまう。
きっとフューレンかウルでも、己につけられた二つ名を知って悶絶すること間違いなしでしょう。
それに加えて、ソウルシスターズの出現という………ハジメさんにとってのダブルパンチが来てしまいました。

後、ハジメさん達のパーティー名ですが、変な名前を付けられる前につけておこうと思いました。
ただ、これ考えるのには結構苦労しました。
何せ、ハジメさんにちなんでドイツ語にするか、オーマジオウにちなんでラテン語にするか、それとも無難に英語や日本語、大穴でイタリア語訳をそれぞれ考えるのには、流石に骨が折れました。
もし、こっちの名前がいいという方がいましたら、候補を上げて戴けると幸いです。

さて次回は、ハジメさん達初のお仕事!
果たして、何事も問題なくフューレンまでたどり着けるのか!?

宜しければ、高評価・コメント宜しくお願い致します。

追記:リースティアさん、晶彦さん、誤字報告ありがとうございました!

次回予告

中立商業都市【フューレン】へ向かうため、護衛依頼を受けることにしたハジメ達。
その道中、彼らは様々な出来事に巻き込まれることになるのであった。

ハジメ「次回、ありふれない錬成師は最高最善の魔王の力で世界最強を超越する。
「護衛任務 ハジメ一行は容赦しない」
最高最善の魔王に、俺はなる!」

もし今作品のハジメさんが、少しの間だけ別世界に飛ばされてしまったとしたら、どの世界に行くと思いますか?

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  • アカメが斬る!
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