ありふれない錬成師は最高最善の魔王の力で世界最強を超越する 作:天元突破クローズエボルハザード
「読者の皆様、この度は大変お待たせいたしましたこと、お詫び申し上げます。」
ハジメ
「今回からはこう言ったキャラトークによる語りから始まるから、ちょっと違和感あるかもしれないけど、最後まで温かい目で見てもらえたら嬉しいな。」
うp主
「正直、初の試みで内心ドキドキしているよ。だからハジメ君、あらすじお願い!」
ハジメ「はいはい、前回までの俺達は、ウルの町の異変を解決して、ティオとトシの二人を仲間に加えた、くらいかな?」
うp主
「しかしこの先で、ハジメ達は運命の出会いに直面するのであった!」
ハジメ
「勝手に語らないの。それにそういうのは、あの子が出てきてからにしてよ。」
うp主「ヘイヘイっと。それでは、第四章第1話!」
うp主・ハジメ「「どうぞ!」」
39.つかの間の休息
〈三人称視点〉
【中立商業都市フューレン】
あらゆる物と人と思惑が入り混じる世界最大の商業都市は、相も変わらず盛大な活気で満ち溢れていた。
都市の周囲を丸ごと囲む高く巨大な壁の向こうからは、まだ相当距離を隔てて尚都市内の喧騒が外野まで伝わってくる。
門前に出来た、最早【フューレン】の名物と言っても過言ではない入場検査待ちの長蛇の列──
その列に並ぶ観光客や商人、冒険者達はその喧噪を耳にしながら気怠そうに、或いは苛ついた様に順番が来るのを待っていた。
そんな入場検査待ちの人々の最後尾に、実にチャラい感じの男がこれまた派手な女二人を両脇に侍らせて、気怠そうにしながら順番待ちに対する不満をタラタラと流していた。
取り敢えず、「何か難しい言葉とか使っとけば賢く見えるだろう。」という浅はかさを感じさせる雰囲気で、順番待ちをさせる【フューレン】の行政官達の無能ぶりをペラペラと話す姿に周囲の商人達が鼻をピクピクさせながら笑いを堪えている。
だが、彼自身も女達も気が付いてはいない様だ。
と、そんな無自覚に周囲へ失笑を提供しているチャラ男の耳に突如聞き慣れない、まるで蒸気を噴き出す様なキィイイッ!という甲高い音が微かに聞こえ始めた。
最初は無視して傍らの女二人に気分よく持論を語っていたチャラ男だが、前方の商人達や女二人が目を丸くして自分の背後を見ている事と、次第に大きくなる音に苛ついて「何だよ!」と文句を垂れつつ背後の街道を振り返った。
そして、見た事も無いほど巨大で、赤い魔物の顔の様な物体が、猛烈な勢いで砂埃を巻き上げながら街道を爆走してくる光景を目撃して、「おへぇ!?」と奇妙な声を上げながらギョッと目を剥いた。
俄かに騒がしくなる人々。「すわっ魔物か!」と逃げ出そうとするが、その物体の速度は彼等の予想を遥かに凌駕するものであり、驚愕から我に返った脳が手足に命令を送った時には、既に直ぐそこまで迫っていた。
チャラ男が硬直する。列の人々が「もうダメだ!」とその瞳に絶望を映す。
爆走してくるその物体があわや行列に衝突するかと思われたその時、その物体はキキッー!という音を立て、彼らの目の前で急停止した。
停止した巨大な物体──キングライナーを凝視する人々が「一体何なんだ?」と混乱が広がる中、そのドアが開いた。
ハジメ「ふぅ~。ようやっと着いた。それにしても凄い行列だね。」
ユエ「……ん、仕方ない。」
ビクッとする人々の事など知った事じゃないと気にした風もなく降りてきたのは、当然ハジメとユエだ。
続いてシア、ミレディ、ティオ、トシ、微妙に頬を引き攣らせたウィル・クデタが現れる。
ハジメ達は数日前に、冒険者ギルド・フューレン支部の支部長イルワ・チャングから【北の山脈地帯】の調査依頼に出たウィルを捜索してほしいとの指名依頼を受けた。
そして魔物や操られていた竜化状態のティオからどうにか生き延びていたウィルを保護し、こうして無事に戻ってきたところなのである。
行列の人々の注目に対し、「お騒がせしてすみません!」と貴族らしからぬ腰の低さを見せて謝罪するウィルだったが、人々の視線が自分に向いていない事に直ぐに気が付いた。
人々の注目の対象は、視線の先で「う~ん。」と背伸びしている美女・美少女達らしい。
未知の高速移動する巨大な物体も、そこから人が出てきた事も、まるで些事だと言わんばかりに目が釘付けになっている。
ユエ達が動く度に、「ほぅ。」と感心やらうっとりとした溜息がそこかしこから漏れ聞こえた。
が、直ぐにその視線は収められた。何故かというと、ハジメが一睨みしたからだ。
その凍てつく視線は、ユエ達を凝視していた者達を震え上がらせ、まるで「道を開けよ!」とでも言われたかのように、一直線に道を開けていった。
ユエ達に声をかけようとしていたチャラ男に至っては、他より強めにやったからかその場で失神していた。
ハジメ「ごくろーさん。
ちょっとギルド長からの緊急以来の成果を伝えたいから、先に行かせてもらうね。」
そう言うとハジメは、コネクトから取り出した鉱石の床にユエ達を乗せ、自分はそれを担いで歩き出した。
実を言うと、ハジメはかなりイラついていた。
ただでさえ、魔人族やアナザーライダーのことだってあったのに、この視線だ。
ウザったいと言ったらキリがない。特にチャラチャラしていた男の目線が不愉快だった。
こういうタイプは自分に自信があるからか、不用意にナンパをしようとしてくる。
それが嫌だったので敢えて威圧を放ち、道を開けさせた。まぁ、門番達の顔も引きつっていたが。
ウィルは周りにペコペコ頭を下げてはいたが、トシは気にせずに歩いていた。
ハジメに至っては、周りに殺意に近い圧を放ち、道を綺麗に開けさせていた。
と、終始そんな感じではあったものの、自分達を思っての事だと嬉しく思ったユエ達が、ハジメの頭を撫でたりしたことで、段々と収まって入った。
そうして門の前まで来たので、ユエ達を下ろしていると、シアがふと疑問を顔に浮かべてハジメに尋ねた。
シア「あの、ハジメさん。キングライナーで乗り付けて良かったんですか?
出来る限り隠すつもりだったのでは……。」
ハジメ「どうせバレるんだ。ならド派手に宣伝してやればいい。俺の仲間に手を出すなってね。
まぁ、ぶっちゃけ隠すのが面倒になっちゃっただけなんだけどね☆」
ユエ「……ん、本当の意味で自重無し。」
シアの疑問に、ハジメはおちゃめな感じで返した。
今までは、僅かな労力で避けられる面倒なら避けておこうという方針だったが、【ウルの町】での戦いは瞬く間に各方面へ伝わる筈なのでその様な考えはもう無駄だろう。
なのでユエの言う通り、自重無しで行く事にしたのだ。
シア「う~ん、そうですか。
まぁ、教会とかお国からは確実にアクションがありそうですし、確かに今更ですね。愛子さんとか、イルワさんとかが上手く味方してくれればいいですけど……。」
ハジメ「なぁに、いざとなったら王都にカチコミに行けばいいだけさ。
まぁ、そう言った事態が起こらない方がいいんだけどね。無いよりはマシだと思うよ。
所でシア、そろそろ奴隷の振りはやめてもいいよ?首輪もきつかったら外してもいいんだし。」
イルワや愛子という教会や国関係の面倒事への布石は、あくまで効果があればいい程度の考えだったので、ハジメは大して気にした様子を見せない。
ハジメはその話は早々に切り上げ、シアにも奴隷のフリは止めていいと首輪に触れながら言う。
手を出されたらその場で返り討ちにしてやれ、もう面倒事を避ける為に遠慮する必要は無いと暗に伝える。
しかしシアはそっと自分の首輪に手を触れて撫でると、若干頬を染めてイヤイヤと首を振った。
シア「いえ、これはこのままで。一応、ハジメさんから初めて頂いたものですし……
それにハジメさんの"人"という証でもありますし……最近は結構気に入っていて……
だから、このままで。」
ハジメ「……往来で恥ずかしいセリフを言うんじゃあない。こっちまで照れてくるでしょうが。」
そんな事を言うシア。ウサミミが恥ずかしげにそっぽを向きながらピコピコと動いている。
目を伏せて、俯き加減に恥じらうシアの姿はとても可憐だ。
ハジメの視界の端で男の何人かが鼻を抑えた手の隙間からダクダクと血を滴らせている。
ハジメ本人も、これには流石に赤面せざるを得ないようだった。
トシ「モテる男は辛いな、ハジメ。」
ハジメ「黙らっしゃい。人を天然誑しみたいに呼びおってからに。
とはいえだ、シアがそう言うならその意見を尊重するよ。でも、見栄えはよくしておかないと、ね?」
シア「は、ハジメさん?」
ハジメは横を向くシアの顎に手を当てるとそっと上を向かせた。その行為に、益々シアの頬が紅く染まる。ついでに男連中の足元の大地も赤く染まる。
ハジメは宝物庫から幾つか色合いの綺麗な宝石類を取り出しつつ、シアの着けている首輪──正確には取り付けられている水晶に手を触れる。
シアの首輪は、シアがハジメの奴隷である事を対外的に示す為に無骨な作りになっており、デザイン性というものを無視した形で取り付けられている。
元々、町でトラブルホイホイにならない為に一時的な物として作ったので、オシャレ度は度外視なのだ。
しかし、シアが気に入ってずっと付けるというのなら少々無骨に過ぎると言うものだろう。
なので、ハジメはシアに似合う様に仕立て直そうと考えたのだ。
結果、黒の生地に黄金の装飾が幾何学的に入っており、且つ正面には神結晶、魔皇石と自作ダイヤの欠片を加工した僅かに淡青、真紅、透明色に発光する小さなクロスが取り付けられた神秘的な首輪……
というより地球でも売っていそうなファッション的なチョーカーが出来上がった。
もう、唯の拘束用の犬の首輪という様な印象は受けない。
ハジメはその出来栄えに満足していた。
時折首を撫でるハジメの指の感触にうっとりしていたシアは、ハジメから鏡を渡されてハッと我に返った。そして、いそいそと鏡で首元のチョーカーを確かめる。
そこには、神秘的で美しい装飾が施されたチョーカーが確かにあった。
神結晶がシアの蒼穹の瞳と合っていて実に美しい。
更に魔皇石の真紅の輝きが反対色として青を引き立て、ダイヤモンドの光が色白の肌と白みがかった青髪をより輝かせる。
シア「ほぁ~。私、こんなに綺麗な装飾品を身に着けたのは初めてですぅ。」
シアは指先でクロスをツンツンと弄りながら、ニマニマと口元を緩ませた。
樹海から出た事が無いどころか、集落からさえ殆ど出なかったシアにとって、宝飾の類というのは無縁の存在だ。
しかし、シアとて年頃の女の子。
遠くから見た【フェアベルゲン】の同性が樹海で採れる水晶等を加工した装飾品で着飾ったりしているのを見て、羨ましいという想いをした事は一度や二度ではない。
故に、初めて身に着けた煌めく宝飾に自然心が躍る。しかも、その贈り手は自分の懸想する相手なのだ。
ウサミミは既にワッサワッサとピーン!を繰り返して喜びを露わにしている。
シア「ありがとうございますハジメさぁんっ!!」
シアは躍る心のままにハジメの腰に抱きつくと、にへら~と実に幸せそうな笑みを浮かべながら額をぐりぐりと擦りつけた。
序にウサミミもスリスリとハジメに擦り寄り、ウサシッポも高速フリフリしている。
シアの幸せそうな表情に、ハジメは照れ隠しなのか顔を赤くしながらそっぽを向き、ユエも僅かに口元を緩めながら擦り寄るウサミミをなでなでしている。
ミレディ「いいなぁ~、ミレディさんもオーちゃんから貰いたいよ~。」
トシ「ウィル、あぁいうのを天然たらしっていうんだ。」
ウィル「は、はぁ……。」
ティオ「うぅむ、ご主人様の錬成の腕は聞いてはおったが……よもやここまでとはのぅ。」
ミレディは素敵なアクセサリーを送ってもらったシアを羨ましく思い、トシはウィルにハジメの人柄を教え、ティオはハジメの錬成師としての腕に感嘆していた。
因みにこの後、前もって作っておいたユエ達の分も渡したハジメであった。
いきなり出来上がった桃色空間に、未知の物体と超美少女&美女の登場という衝撃から復帰した人々が、今度はハジメ達に様々な感情を織り交ぜて注目し始めた。
女性達はユエ達の美貌に嫉妬すら浮かばないのか、熱い溜息を吐き見蕩れる者が大半だ。
一方男達は、ユエ達に見蕩れる者、ハジメに嫉妬と殺意を向ける者、そしてハジメのアーティファクトやシア達に商品的価値を見出して舌舐りする者に分かれている。
だが、直接ハジメ達に向かってくる者は未だいない様だ。
まぁ、あれ程の圧を向けられれば当然ではあるが。
とその時、門番の一人がハジメ達を見て首をかしげると、「あっ。」と声を上げて思い出した様に隣の門番に小声で確認する。
何かを言われた相手の門番が同じ様に「そう言えば確かに。」と呟きながらハジメ達をマジマジと見つめる。
門番1「……君達、君達はもしかしてハジメ、ユエ、シア、ミレディという名前だったりするか?」
ハジメ「うん、ギルド長の依頼の帰りだよ。イルワさんから何か連絡が?」
ハジメの予想通りだった様で、門番の男が頷く。
門番は直ぐに通せと言われている様で、順番待ちを飛ばして入場させてくれるらしい。
尤も、先程の圧のせいで順番待ちもへったくれもないが。
ハジメはユエ達を連れて門番の後を着いて行く。
列に並ぶ人々の何事かという好奇の視線を尻目に悠々と進み、ハジメ達は再び【フューレン】へと足を踏み入れた。
〈ハジメさん視点〉
【フューレン】に入ってすぐ、俺達は冒険者ギルドにある応接室に通されていた。
差し出された如何にも高級そうなお茶と茶菓子を皆に与えながら、地球の本棚で調べ物をする事五分。
部屋の扉を蹴破らん勢いで開け放ち飛び込んできたのは、俺達にウィル救出の依頼をしたイルワさんだった。
イルワ「ウィル!無事かい!?怪我は無いかい!?」
以前の落ち着いた雰囲気でないせいか、視界にウィルを収めると挨拶も無く安否を確認するイルワさん。
それだけ心配だったのだろう。
ウィル「イルワさん……すみません。私が無理を言ったせいで、色々迷惑を……。」
イルワ「何を言うんだ……私の方こそ、危険な依頼を紹介してしまった……本当によく無事で……
ウィルに何かあったらグレイルやサリアに合わせる顔がなくなるところだよ……
二人も随分心配していた。早く顔を見せて安心させてあげるといい。君の無事は既に連絡してある。
数日前からフューレンに来ているんだ。」
ウィル「父上とママが……わかりました。直ぐに会いに行きます。」
イルワさんが、ウィルに両親が滞在している場所を伝えると会いに行く様に促す。
ウィルはイルワさんに改めて捜索に骨を折ってもらった事を感謝し、次いで俺達に改めて挨拶に行くと約束して部屋を出て行った。
俺としては依頼を守っただけなんだが……まぁいいか。あぁいう律儀な奴は嫌いじゃあない。
ウィルが出て行った後、改めてイルワさんはこちらを向き、穏やかな表情で微笑むと、深々と頭を下げた。
イルワ「ハジメ君、今回は本当にありがとう。
まさか、本当にウィルを生きて連れ戻してくれるとは思わなかった。感謝してもしきれないよ。」
ハジメ「まぁ、生き残っていたのはウィルの運が良かったからだよ。俺はただ見つけただけだし……。」
イルワ「ふふ、そうかな?確かに、それもあるだろうが……
何万もの魔物の群れから守りきってくれたのは事実だろう?"魔王陛下"殿?」
ハジメ「ウゴォッ!?」
にこやかに笑いながら、俺が【ウルの町】で呼ばれていた二つ名を呼ぶイルワさん。
またもや痛い所を突かれた俺が机に突っ伏すと、トシが追い打ちをかけるように言った。
トシ「八重樫さん辺りが広めそうだな、その二つ名。」
ハジメ「止めろぉ、止めてくれぇ!」
正直恥ずかしすぎて生きていけねぇよ、そんなの。もうこれ以上、二つ名は要らないって。
女性陣に生暖かい目で見られながらも、慰められる俺であった。
ハジメ「そ、それにしても、情報の伝達が中々に早いね。」
イルワ「ギルドの最上級幹部専用だけどね。長距離連絡用のアーティファクトがあるんだ。
ウル支部の支部長は持っていないから、私の部下が君達に付いていたんだよ。
……彼の泣き言なんて初めて聞いたよ。
フューレンを出て、数分で君達を見失ったって涙声で通信してきたんだから。」
そう言って苦笑いするイルワさん。
もしかしたら俺達を尾行して、序に秘密の一つでも知ろうと思ったのかもしれない。
それが彼の指示か、それともその部下の独断かは知らないけど、追随しようとした直後に置いて行かれたその人の焦燥を思うと、なぁ……。
そして、恐らく何とか【ウルの町】に到着した直後、数万の魔物VS一人という非常識極まりない戦場に遭遇し、更にその後も夕方までは残ってはいたものの、それを無かったかのようにするほどの速さで帰られてしまい、今も必死に馬を駆って戻って来ているだろう事を思うと……ちょっとやり過ぎたかなぁ。
監視についてはそこまで咎めるつもりはない。それよりも、イルワさんの腕に感心したくらいだ。
イルワさんが「こほんっ!」と咳払いして、部下の焦燥と困惑と精神的疲労を脇にポイして話を進めた。
イルワ「それにしても、大変だったね。まさか、北の山脈地帯の異変が大惨事の予兆だったとは……
二重の意味で君達に依頼して本当によかった。数万の大群を殲滅した力にも興味はあるのだけど……
聞かせてくれるかい?一体、何があったのか。」
ハジメ「いいよ。でもその前に、ユエ達のステータスプレートだ。ティオとトシのもお願い。」
イルワ「確かに、ステータスプレートを見た方が大群を退けたという話の信憑性も高まるか……
分かったよ。」
イルワさんはユエ達の他に、新しく俺達一行に加わっているティオとトシについても"何か"あるのだと察して、若干表情を変えつつ職員を呼んで新しいステータスプレートを5枚持ってこさせた。
結果、ユエ達のステータスは以下の通りだった。
ユエ 323歳 女 レベル:???
天職:神子
筋力:350
体力:1000
耐性:300
敏捷:350
魔力:53000
魔耐:45000
技能:
自動再生[+痛覚操作]・全属性適性・複合魔法・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作][+効率上昇][+魔素吸収]・想像構成[+イメージ補強力上昇][+複数同時構成][+遅延発動]・血力変換[+身体強化][+魔力変換][+体力変換][+魔力強化][+血盟契約]・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・毒耐性・危機察知・胃酸強化・生成魔法・重力魔法
シア・ハウリア 16歳 女 レベル:???
天職:占術師
筋力:6000[+最大35000]
体力:7500[+最大35000]
耐性:6500[+最大35000]
敏捷:8000[+最大35000]
魔力:16000
魔耐:18000
技能:
未来視[+自動発動][+仮定未来]・魔力操作[+身体強化][+部分強化][+変換効率上昇Ⅱ][+集中強化]・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・毒耐性・危機察知・胃酸強化・纏雷[+雷耐性]・天歩[+空力][+縮地][+豪脚][+瞬光]・風爪・夜目・遠見・気配感知[+特定感知]・魔力感知[+特定感知]・気配遮断[+幻踏]・麻痺耐性・石化耐性・恐慌耐性・全属性耐性・先読・金剛[+部分強化][+集中強化][+付与強化]・豪腕・念話・魔力変換[+体力変換][+治癒力変換][+衝撃変換]・重力魔法
ミレディ・ライセン 19歳 女 レベル:???
天職:大魔導師
筋力:5200
体力:5500
耐性:5300
敏捷:5000
魔力:38000
魔耐:28000
技能:
重力魔法[+発動速度上昇][+効果上昇]・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作][+効率上昇]・想像構成[+イメージ補強力上昇][+複数同時構成][+遅延発動]・分解能力・全属性適性・複合魔法・毒耐性・危機察知・胃酸強化・限界突破・天歩[+空力]・夜目・遠見・気配感知[+特定感知]・魔力感知[+特定感知]・気配遮断・恐慌耐性・全属性耐性・高速魔力回復[+魔素集束]・魔力変換[+体力変換][+治癒力変換]
ティオ・クラルス 563歳 女 レベル:???
天職:守護者
筋力:1800[+竜化状態18000]
体力:3000[+竜化状態30000]
耐性:2800[+竜化状態28000]
敏捷:1500[+竜化状態15000]
魔力:35000
魔耐:32000
技能:
竜化[+竜鱗硬化][+魔力効率上昇][+身体能力上昇][+咆哮][+風纏][+痛覚変換]・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮]・火属性適性[+魔力消費減少][+効果上昇][+持続時間上昇]・風属性適性[+魔力消費減少][+効果上昇][+持続時間上昇]・複合魔法・毒耐性・危機察知・胃酸強化・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破
清水幸利 17歳 男 レベル:???
天職:闇術師、魔王の忠臣
筋力:9500
体力:10000
耐性:9500
敏捷:8000
魔力:15000
魔耐:12000
技能:
全属性適正・全属性耐性・複合魔法・縮地・先読・剛力・金剛・物理耐性・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解・剛腕・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作]・毒耐性・危機察知・胃酸強化・恐慌耐性・天歩[+空力][+豪脚]・夜目
俺には遠く及ばないものの、他のクラスメイトなら少人数では相手にならないレベルのステータスだった。
光輝が"限界突破"を使っても及ばないだろう。この世界の通常の戦闘系天職と比べれば、正に異常な値だ。
何より、ユエ達の本質を示す固有魔術や技能を見た、冒険者ギルド最上級幹部であるイルワさんですらその口をあんぐりと開けさせ絶句しているからだ。
まぁ、無理もないと思う。
何せ"血力変換"と"竜化"はとある種族しか持たない筈の特異な固有魔術であり、既にその種族は何百年も前に滅んだ筈なのだから。
何百年経とうとも聖教教会を通して伝説の一つとして伝えられる、神敵にされてしまった種族の証なのだから。
正直、ステータスも異常だが……これは俺の責任だ。
ユエは血を吸ってパワーアップし、シアたちは魔物肉や俺の特訓でさらに強くなった。
もう神の使徒が来ても全員で無双できる位だと思う。
そして俺のステータスは言わずもがな。その本来のステータス値は、ユエ達の10倍はいっている。
彼女たちの強さを山と例えるなら、俺は正に月レベルだろう。
子供のころから続けていたトレーニングが、まさかここまで来るとは俺自身思ってもいなかった。
イルワ「いやはや……何かあるとは思っていたけれど、これ程とは……。」
冷や汗を流しながらいつもの微笑みが引き攣っているイルワさん。
まぁ、信じてはもらえないかもしれないが、一応事の顛末は話しておいた。
普通に聞いただけなら、そんな馬鹿なと一笑に付しそうな内容でも、先にステータスプレートで裏付ける様な数値や技能を見てしまっているので信じざるを得ないだろう。
イルワさんは全ての話を聞き終えると、一気に10歳くらい年をとった様な疲れた表情でソファに深く座り直した。
イルワ「……道理でキャサリン先生の目に留まるわけだ。ハジメ君と清水君が召喚された者の一人だという事は予想していたが……実際は、遥か斜め上をいったね……。」
ハジメ「そう?ところで、アンタはどうするの?危険分子だと教会にでも突き出す?」
そんな冗談を言うと、イルワさんは非難する様な眼差しを俺に向けると居住まいを正した。
イルワ「冗談がキツいよ。出来る訳が無いだろう?
君達を敵に回す様な事、個人的にもギルド幹部としても有り得ない選択肢だよ。
……大体、見くびらないで欲しい。君達は私の恩人なんだ、その事を私が忘れる事は生涯無いよ。」
ハジメ「そう、それならいいや。ちょっと心配したから試しちゃったよ、ごめん。今後ともよろしく!」
そう言って、右手を差し出した。イルワさんも右手でその手を握った。いわゆる握手というやつだ。
イルワ「私としては、約束通り可能な限り君達の後ろ盾になろうと思う。
ギルド幹部としても、個人としてもね。
まぁあれだけの力を見せたんだ、当分は上の方も議論が紛糾して君達に下手な事はしないと思うよ。
一応後ろ盾になりやすい様に、君達の冒険者ランクを全員"金"にしておく。
普通は"金"を付けるには色々面倒な手続きがいるのだけど……事後承諾でも何とかなるよ。
キャサリン先生と僕の推薦、それに"魔王陛下"という名声があるからね。」
ハジメ「……アンタはいちいち俺を仇名でいじらないと気が済まないのか?正直、泣くよ?」
と、そんなコントを繰り広げたものの、イルワさんの大盤振る舞いにより、他にも【フューレン】にいる間はギルド直営の宿のVIPルームを使わせてくれたり、イルワさんの家紋入り手紙を用意してくれたりした。
何でも、今回のお礼もあるがそれ以上に俺達とは友好関係を作っておきたいという事らしい。
ハジメ「ありがたく受け取っておくよ。手札は多ければ多い程、戦略が立てやすいし。
態々ウルの町まで行って良かったよ。」
イルワ「そう言ってもらえると、私も嬉しいね。
……しかしステータスプレートを見せずとも、彼女達の正体が露見するのは時間の問題だよ?
正直私程度の援護では、最上級魔法を紙切れで防御しようとする様なものだと思うのだけど……。」
カリカリと頬を掻きながら苦笑いを見せるイルワさんに、横からトシが口をはさむ。
トシ「イルワさん、コイツの辞書に自重という言葉はありませんよ。
気に入らない者はぶっ飛ばし、助けたいものは必ず助ける、そんなトンデモ大魔王ですから。」
ハジメ「ハハハ、まぁ、紙切れも使いようによっちゃあ武器にもなる。
アンタの厚意と後ろ盾は、存分に活用させてもらうよ。」
イルワ「そうかい?」
ハジメ「あぁ。それに、捜索依頼をした時に自分で言っていたでしょ?」
イルワ「?」
ハジメ「『最初から、全て覚悟の上だ』ってね。」
イルワ「……成程、そうだったね。」
イルワさんの後ろ盾に関係なく、あればあったで適当に役立たせよう位のものだから、無くても俺達の歩みを止める事なんて不可能だ。
ただあるがままに往き、進み続け、目の前に立ちふさがる物全部ぶっ飛ばしていくだけだ。
俺の在り方と、それに寄り添う不安も心配も欠片も抱いていない様子のユエ達を見て、イルワさんは口元に浮かび上がる笑みを堪える事が出来なかったようだ。
訳も無く気分が高揚しているみたい。
それはまるで、幹部職員を目指して我武者羅に頑張っていた若い頃の気持ちを取り戻したかの様だった。
きっと、感じているんだろう。
目の前にいる聖教教会の敵とも言える一行が、世界を変えるかもしれないという予感を。
勿論、現状に不満がある訳ではないと思う。
イルワさんは間違いなく成功者であり、この世界で正しく生きている人間だ。
変わらない事が、寧ろイルワさんにとっては正しい事であり、望むべき事だろう。
だがしかし、それでも期待と少しの恐怖と、湧き上がる高揚感を否定出来ないのは、
──イルワ・チャングという人間が、冒険者・・・ギルドの幹部だからなのだろう。
イルワ「君達の旅路が、最高に厄介で素敵な冒険となる事を祈っているよ。」
ハジメ「ハッハッハッ!まぁ、愉快な旅になることは間違いなしだよ!」
イルワさんの最上級の送り言葉に、俺もそうなってほしいと思い大笑で返した。
そんな俺を見て、イルワさんもここ数年多忙に呑まれて見せる事の無かった、心からの快活な笑い声を上げたのだった。
その後イルワさんと別れた俺達は、【フューレン】の中央区にあるギルド直営の宿のVIPルームへとやってきた。
20階建ての建物で、俺達の部屋は最上階。窓からは観光区の様子を一望出来る。
部屋も立派な造りであり、広いリビングの他に個室が4部屋あって、その全てに天蓋付きベッドが備え付けられている。
ソファも絨毯もフカフカで、触れた瞬間一級品である事が分かった。
俺はソファに腰掛けながら、窓から景色を見ていた。
その隣にはユエが寄り添い、シア達は「ほぉほぉ。」と物珍し気に部屋を探検している。
すると、ウィルの両親であるグレイル・グレタ伯爵とサリア・グレタ夫人がウィルを伴って挨拶に来た。
かつて、この国の王宮で見た貴族とは異なり随分と筋の通った人の様だ。
ウィルの人の良さというものが納得できる両親だった。
グレイル伯爵は、頻りに礼をしたいと家への招待や金品の支払いを提案したきたが、俺はこう返した。
ハジメ「俺達はただ、依頼を達成したにすぎません。報酬なら既にギルドから貰っているので十分です。
それよりも、ウィルに色々何かを学ぶ機会をあげた方がいいと思います。
なんか彼、大きくなりそうな気がしますから、ね?」
そう言うとクデタ伯爵は、今後困った事があればどんな事でも力になると宣言した。
正直、手札が増えるのはありがたいので、ありがたく受け取っておいた。
クデタ家の面々が帰った後、俺は再びリビングのソファに体重を預け、リラックスした様子で深く息を吐いた。
ユエがいつもの様に俺の膝に頭を預け、シアは隣に腰掛けた。トシは早速瞑想鍛錬を始めている。
ティオとミレディは部屋の探検を続行する様だ。
一々家具や調度品を見たり触ったりしては、感心したり首を捻ったりしている。
昔と今の様式の違いでも考察しているのかもしれない。
そんなものかと思いつつ、俺はゆっくりしていた。
ハジメ「そう言えば、皆は明日どうする?俺は散策がてら、食糧の買い出しにでも行くけど……。」
俺がそう聞くと、シアがウサミミをピンと立てて、勢いよく言った。
シア「あ!それなら私、ハジメさんと一緒に水族館に行きたいです!」
ミレディ「あぁ~、観光区のとこだよね?ミレディさんもちょっと見てみたいなぁ~?」
ハジメ「それは構わないけど……食糧の買い出しもあるから、時間はそこまで……。」
正直、俺自身も異世界の水族館にはちょっと興味がある。
だが、流石に準備もなしに、というのは危険すぎる。ここは石橋をたたいて渡らねば。
ユエ「……買い物は私達がしておく。だからハジメは、二人と、ね?」
おっとここで援護射撃か。まぁ、時間が増えるに越したことはないからいいが。
ハジメ「分かった。トシ、悪いけど二人と食糧を頼むよ。」
トシ「おう。にしても、お前が先に男の夢を実現するとはな……流石魔王になる男だ。」
ハジメ「嫌味か!?学生のハーレムは理性と本能の大戦争時代なんだぞ!?それに夜は……。」
トシ「……そうか、まぁ頑張れ。お前なら、なんかいける気がするし。」
ハジメ「そのセリフは今聞きたくはなかった!なんかこう、最終決戦みたいなとこで行ってほしかった!」
ティオ「ご主人様よ、それはまるで妾達が子種を求める獣の様に聞こえるのじゃが?」
ハジメ「……俺がどんなに戦闘で強くとも、そっち方面は未だ経験なしのチェリーボーイなのさ。」
トシ「それは誇っていいことじゃあないだろ。」
と、そんなコントをしつつも、俺達は今後のことについて話し合い、和やかな空気のまま眠りについた。
うp主
「ここまで読んでいただき、ありがとうございます!」
オーマジオウ
「ふむ、第一回のゲストは私か。」
うp主
「そうでございます、ン我が魔王!」
オーマジオウ
「……まぁ、良い。ところで、何故ネタ切れになってしまったのだ?
もう少し探せば、幾らでもあったはずだろうに。」
うp主
「……いちいち検索して動画見つけるまでに、結構な時間と労力持っていかれるんで。」
オーマジオウ
「死ぬ気でやれ。」
うp主
「/(^o^)\ナンテコッタイ」
オーマジオウ「さて、次回予告と行こうか。」
うp主「あ、はい。」
次回予告
うp主
「さぁ、次回は観光区で両手に花ですよ!クゥ―、羨ましい!」
オーマジオウ
「貴様の私情など知らん。そんなことよりも、私はシーメン擬きが気になるな。」
うp主
「えぇ……よりにもよってそこですか?もうちょっと他にあったのでは?」
オーマジオウ
「そうさな、海の呼び声が聞こえてくるだろう。」
うp主
「そこは助けを求める声の方がいいんじゃ……。」
オーマジオウ
「私自身、あの子の潜在能力を測りかねておるのでな。」
うp主
「つまり、次回も気になるってことですね!それじゃあこの辺で!」
もし今作品のハジメさんが、少しの間だけ別世界に飛ばされてしまったとしたら、どの世界に行くと思いますか?
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