ありふれない錬成師は最高最善の魔王の力で世界最強を超越する 作:天元突破クローズエボルハザード
「お待たせいたしました。さぁ、今回はやっと登場!原作ヒロインズ最後の一人、Ready GO!」
レミア
「はじめまして、妻のレミアです♡」
ハジメ
「苦節半年以上……漸く来たよここまで。ほんっと待たせてごめん。」
レミア
「確かに待ち侘びていましたが……うp主さんの事情もありますし……。」
ハジメ
「それに関しては、あいつのスケジュール管理ミスだから気にしなくていい。
そんなことより前回のあらすじだッ!」
レミア
「あらあら、容赦ないですね。前回は私が初登場でしたね、あ・な・た?」
ハジメ
「あぁ、今回はレミアとの関係についてだが、うp主の勝手な創作によるオリジナル展開だから、原作派な人はこの辺でブラウザバックを推奨するぞ。
まぁ、俺としてはレミアとの馴れ初めを見てほしいけどね!」
レミア
「あらあら、うふふ。それでは、第5章第10話」
ハジメ・レミア
「「それでは、どうぞ!」」
深夜、ふと目が覚めた俺は夜風を浴びに少し外に出た。
夜空には満天の星と大きく輝く月があった。確か、海底遺跡には月の光がカギになるんだったな。
恐らくは大迷宮が近くにある場所で、月に向けてかざせば反応するはずだ。
取り敢えず、更に西の辺りを探してみるか。そう考えていると、そっと家のドアが開いた。
レミア「あらら?ハジメさん?」
ハジメ「あぁ、ちょっと眼が冴えちゃって。レミアさんは?」
レミア「ウフフ、私も目が覚めちゃいました♪」
ハジメ「……そうですか。」
……ハァ、やっぱり言わなきゃダメかな?
ハジメ「レミアさん、あの時"何でもする"って言ってくれましたよね。
そのお願い、聞いてもらってもいいですか?」
レミア「?は、はぁ……何でしょうか?」
ハジメ「ミュウの父親…いえ、レミアさんの旦那さんについて、教えてくれませんか?」
レミア「!?」
正直、これを切り出すかは迷っていた。でも今しか言えないと思う。
ミュウが寝ている今、レミアさんの本心を聞けるのはこの先ほとんどない筈だ。
もし、ミュウが俺と一緒に日本に行きたいって言いだしても、レミアさんは心から喜べないだろう。
だからといって、内心余り乗り気でないレミアさんも連れていくのは、俺の信条に反する。
レミア「……気づいていたんですね。」
ハジメ「別に咎めるつもりはありませんよ。無理もないに決まってます。
いきなりやってきた見知らぬ男を好きになれだなんて。
ミュウを騙しているようで辛い点は、俺も同じですから。」
そう、レミアさんは別に本心を口にしなかったわけじゃない。出来なかっただけだ。
初対面の男を、いきなり夫などと思うことも、ましてや一目惚れなんてことも。
でもミュウは俺をパパと呼んでいる。だから言えない、ママはあの人と一緒になったりしない、なんて。
かと言って、ユエ達の前で本気だと嘘をつくのも失礼だ。だから雰囲気でごまかしていたのだろう。
レミア「そこまで分かっていらっしゃったなんて……かないませんね。」
ハジメ「一応、これでもミュウのパパですから。それに……。」
俺は一呼吸置くと、レミアさんに向き直り、優しく告げた。
ハジメ「たとえ形だけの夫でも、貴方には心から笑顔でいてほしいから。」
レミア「!」
ハジメ「ここにいるのは、恋愛経験もなければ子育て経験もないただの餓鬼ですが……
貴方がため込んだ思いを、好きなだけ吐き出して楽になれるなら、俺はどんな言葉でも受け止めます。」
レミア「……ハジメさん。」
俺はミュウの父親であると同時に、レミアさんの夫(仮)でもある。
だからこれは、俺が向き合わなきゃいけないことなんだ。
レミアさん「ハジメさん、今から言うことは独り言ですので、聞き流してもらっても構いませんよ。」
ハジメ「はい。」
そこからレミアさんはぽつぽつと語り始めた。
レミアさんの旦那さん、ミュウの本当の父親は自警団の団長を務めていたらしい。
エリセン周辺の海域を魔物や密猟者から守り、町の皆からは絶大な信頼を受けていた。
当時、王国から派遣された町長達人間族側の役人たちと、海人族側との調整などを行う部署に所属していたレミアさんと出会い、互いに一目惚れしたそうだ。
まぁ、当時からレミアさんは大人気だったらしく、彼女を狙うライバルは大勢いたらしい。
ここで、解説を一つ。
海産物の効率的な獲得に有用であるが故に、特別に管理された亜人族。
それがこのトータスにおける海人族の立ち位置だ。
当然、その人口も管理されていた。
それも、減りすぎてはいけないし、反乱ないし種族全体での逃亡が可能な数にもしてはいけない、といったふうに。
ここだけ聞くと、あのクズ野郎がどれだけクソッたれなのかが浮き彫りになる。
人口まで管理するなど、まるで動物の様な扱いではないか。
たとえ人種が違おうとも、誰にだって人権は与えられるべきだ。
この制度に関しては、光輝が怒っても咎めないと決めた俺であった。
そして、いくら海の申し子といえど亜人である以上は魔法が使えず、海棲の魔物相手には死亡率も決して低くないという事情もある。
だからこそ、お互いの相手を上層部が決めているそうだ。
……レミアさん、よく上層部に無理やり結婚とかさせられなかったなぁ……。
旦那さんは、決められた相手ではあったものの、幼い頃から兄のように慕っていた人だったそうだ。
当然、レミアさんも家族となるのに抵抗はなかったそうだ。
まぁ、このエリセンの住人は一つの家族のようなものらしく、顔を知らぬ者などほとんどおらず、同世代の者達はずっと一緒に育ってきた兄弟姉妹も同然だそうだ。
立派でカッコいい旦那さんと、おっとりふわふわな癒し系幼妻。
二人はあっという間に、仲睦まじいおしどり夫婦として注目されたらしい。
最も、そのせいで町の男どもがやけ酒するわ、現実逃避するわで色々大変だったらしい。
兎にも角にも二人の新婚生活は始まったばかりだった。あの日までは……。
ある日、旦那さんは仲間たちと共に、海に漁へと向かった。
後から聞いた話では、それ相応の覚悟が必要になることだったらしい。
その話の通りなのか、その日は酷い嵐に見舞われたそうだ。
雨風が吹き付ける上に、小さな渦潮もいくつか発生したと記録されている。
そしてその日、漁に出て帰らぬ人となった人達がいた。
レミアさんの旦那さんもその一人だった。
それを聞いたレミアさんも当初は、旦那さんが亡くなったことで相当辛い思いをしたものの、気にかけてくれる町の人達の応援もあり、何とか持ち直したそうだ。
その後は強く生きることを決心し、「せめてお腹の中にいるこの子だけでも、幸せにしてあげなければ。」という母の気持ちが強くなり、ミュウを出産・二人で強く生きてきたそうだ。
直ぐに立ち直れる辺り、やはり母親は強いのだな、という思いを実感させられたよ。
レミア「ミュウが生まれる前に、あの人が言っていたんです。
もし、子が生まれる前に自分が海から帰らないことがあれば、会えない父親の話なんてしなくていい。
父親の代わりになってくれるやつならたくさんいるんだから、寂しい思いをさせるくらいなら、そいつらに甘えさせてやってくれ、と。」
曰く、それは特別な話ではなく、漁に出る海人族の中での風習的なものらしい。
男女に関係なく、海に出て漁をするということは、それだけ覚悟の必要なことだったようだ。
レミア「あの人と結婚したことを後悔したことはありません。
優しい人でしたし、何よりミュウを与えてくれましたから。」
ハジメ「そうですか……良い旦那さんだったんですね。」
俺の言葉に、レミアさんは「えぇ。」と微笑んで返すが、直ぐにその表情は曇っていき、次第に何かを押しとどめるような表情になっていた。
レミア「でも、時々思うんです。
もし、あの人が生きていてくれたら……
ミュウの成長した姿を見せられたんじゃないかって……!
あの日、嵐が収まっていたら、あの人は死ななくて済んだんじゃないかって……!
ずっと……ずっと……悔やんでも悔やみきれなくて……!
今でも、これから先、ミュウを守れるのか、不安になって……!
もっと……私が……!」
話している途中で当時を思い出し、思わず涙が込み上げたのか、嗚咽と共に吐き出された。
レミアさんがあの日からずっとため込んでいた、誰にも言えなかった本音を。
思わず膝から崩れ落ちそうになっていたので、ゆっくりと支える。序にそっと涙をハンカチで拭う。
ハジメ「今は辛くてもいいんです。沢山泣いたってかまわないんです。
誰しも後ろを向きたくなる時や、後悔したくなる時は幾らでもあります。
でもその分だけ前に進めるなら。、人ってどんなに弱くたっていいんです。
弱くても立ち直ろうとする、それが人の強さですから。
だから、泣いて、泣いて、それだけ前に進められればいいんです。」
レミア「……ハジメさん。」
ハジメ「それに俺、思うんですよ。レミアさんは弱くない、寧ろ強い女性だって。」
レミア「!」
ハジメ「大事な人失って、それでも前を向いて、ミュウを産んで、育てて、今日まで見守っていたんです。
それを強いって言わないでなんて言うんですか?俺だったらきっと一人じゃ折れています。
まぁ、男の俺がそういってもあんまり実感ないですけどね。」
レミア「フフッ……そうですね。」
想像したのか、思わず噴き出したレミアさん。少しずつ涙も収まっているようだ。
ハジメ「だから大丈夫です。ミュウはどんな苦境に立たされても諦めなかったんですから。
それはきっと、こんなに強い両親から勇気をもらったからだと思います。
もしそれでも前へ進むことが怖くなったら、いつでも頼ってください。
俺が前を歩いて、立ち塞がる壁なんて片っ端からぶっ壊してやりますよ。」
レミア「……ハイ。」
レミアさんの手を取り、そっと立ち上がらせる。
月明かりに照らされたその表情は、先程までの曇りが亡くなっていた。
ハジメ「俺でよければ、貴方とミュウの盾になります。
この先どんな障害も跳ねのけて、二人の道を照らす、太陽の盾に。」
レミア「ウフフ、お日様の盾、ですか……。とても眩しくて、暖かいんでしょうね……。」
涙はもう収まったようだ。ちょっと跡がついているから、後でそっと直しておこうっと。
序に、着ていた上着をそっとかけてあげた。
レミア「!」
ハジメ「夜風に当たりすぎて、体が冷えちゃったでしょう。ちょっと男臭いかもしれませんが……
よかったらどうぞ。気に入らなければ、他の物を出すので。」
レミア「……いえ、このままで、お願いします。」
そう答えるレミアさんの声色は、先程までとは違っていた。
ハジメ「そう、ですか……。それじゃあそろそろ行きましょうか。」
レミア「え、えぇ……。その……。」
ハジメ「うん?どうかしました?」
不思議に思い、レミアさんを見ると、気のせいか顔がほんのり赤みを帯びていた。
レミア「……!」
ハジメ「うぉっ!?れ、レミアさん!?」
なんと、急に抱き着いてきたのだ。流石にこれには驚いた。
レミア「……少しだけ、このままで。このままでいさせてください……。」
ハジメ「……えぇ、気のすむまで、いくらでも構いません。」
そういってそっと、優しく包み込むように抱きしめる。
レミア「……ありがとうございます、ハジメさん。」
ハジメ「当然のことをしたまでですよ。だって俺、王様ですから。」
レミア「王様、ですか……?」
ハジメ「はい。世界をより良くして、皆の明日と笑顔を作る。
そんな最高最善の魔王、それが俺のあるべき道です。
俺が、旦那さんの分まで、貴方もミュウも、そして二人の笑顔も、しっかり守ります。」
レミア「…ウフフ、そうですね。」
夜も更けていく月明かりの下、いつのまにか俺達は談笑していた。
レミア「そうなんですか、それは大変でしたね……。」
ハジメ「えぇ、あの時ばかりは"酒は飲んでも飲まれるな"を思い出しましたよ……。
ホントやばかったわ、マジで……。」
レミア「あらあら、まぁまぁ。」
花見の時、ミュウと俺以外が酒に酔ってしまった時の話、
ハジメ「まさか、ユエがあそこまでの劇物を入れようとしていたとは思っていませんでしたよ……。」
レミア「"悪魔の実"でしたっけ?そんなに危険なんですか?」
ハジメ「寧ろ怒った時のシアの機嫌直しが大変でしたよ……。
実を言えば、ちょっと怖かったんです……。」
ユエが料理の件でシアに説教された時の話、
レミア「えぇ~と、ユエさんの話が結構多いですね……。」
ハジメ「イナバに次ぐ古参メンツですからねぇ……。何故にこう、不器用なのか……。
まぁ、それ抜きでも可愛いからいいんです。」
レミア「あらあら、お熱いんですね。」
ハジメ「ミレディの説明は分かりやすかったのに……何ででしょうかね?」
ユエの魔法教室で、シア達のメンタル破壊の時の話、
尚、何故かそれで香織は魔法を習得した。喧嘩するほど息ピッタリじゃないか、君等。
レミア「ミュウったら……余程興味津々だったんですね。」
ハジメ「良かったら、見てみますか?ちょうど写真とかもあるんで、どうぞ。」
レミア「あらあら、ミュウったら、もう可愛いんだから♪」
女性陣の衣装交換の時の話、
レミア「サンタクロース、ですか……?」
ハジメ「まぁ、元居た世界の常識なので、あまり深く考えなくてもいいですよ?」
レミア「そうですか……ハジメさんが喜びそうなら私も……。」
ハジメ「取り敢えずデザインについては要相談でお願いします!」
何故かサンタコスをした女性陣の話、
因みに俺等はトナカイの服を着てみた。ミュウは可愛かった。
レミア「ハジメさん……?」
ハジメ「俺は基本肉弾戦でいっているんですけどね……。
何故かミュウが興味を持ってしまったみたいで……。すみません、止められませんでした……。」
レミア「……ハァ、仕方ありません。
取り敢えず、安全な使い方を心掛けるように言わないといけませんね、あなた?」
ハジメ「……ハイ。」
ミュウがスナイプに興味を持ってしまった時の話、
後でレミアさんと試射会をやってみたら、彼女はガトリングを気に入っていた。
やっぱり、銃火器好きは血筋じゃないだろうか……。
因みに、旦那さんは基本的に肉弾戦と槍術で戦っていたそうだ。どうなってんだ……?
とまぁ、これまでミュウと辿った旅の行き先々での出来事を、レミアさんに話していたわけなんだが……
何だろう、この別に険悪な状態ってわけでもないのに、寒気を感じるのは……。
そう思って横目にドアの方を見ると……。
ユエ・シア・ミレディ・ティオ・香織・トシ・イナバ・オスカー・ナイズ「「「「「「『『『ジィー……。』』』」」」」」」
……後で構ってやるから!あっち行ってなさい!ムードぶち壊しやろがい!
レミア「あらあら、皆さん起きていらっしゃいましたか。」
ハジメ「……ハァ、全く……いつから聞いていたんだ?」
ユエ「……ん、ハジメがレミアを抱きしめていた辺りから。」
うぉい、別に深い意味はないぞ?何でそう、疑わしい視線を向けるんじゃい!?
ハジメ「あのねぇ、全員で来たらミュウが心配になるでしょうが。というか、ミュウはどうしているんだ?」
トシ「パパがママといちゃついているって言ったら、"分かったの!"って言ってすぐ寝たぞ。」
ハジメ「言い方ァ!後何でミュウはそれを理解して寝ちゃうのさ!?」
ティオ「大方察しておったんじゃろ、ご主人様は行く先々で女性にモテるしのぅ。」
ハジメ「……好きでモテているわけじゃあない。俺にだって選ぶ権利はある。」
イナバ『にしても、シアの嬢ちゃんがそこまで怖かったとは……姉御と呼ばせてもらっても?』
シア「不本意すぎる経緯ですぅ!後ユエさんの料理はマネしちゃダメですよ、絶対!」
ユエ「……そっちの方が不本意。後ハジメ、ユエさんは不器用じゃない。皆が理解できていないだけ。」
香織「そうだよ!私もそこまで仲良しじゃないからね!?」
ハジメ「香織、それを世間ではツンデレというんだ。ユエも香織に対してはそうだし。」
ユエ・香織「「全然違う(からね)!?」」
ミレディ「ミレディさんはレミちゃんにSの片鱗を見た気がするんだけど……。」
ハジメ「そんなことはない……多分。」
オスカー『確信が持てていなさそうな返事だね。』
ナイズ『お前も女難のそうだったか……。』
ハジメ「失礼だけど、少なくともナイズさんには言われたくない!」
レミア「フフフッ。」
ハジメ「レミアさん?」
何とかユエ達を落ち着かせようとしていると、レミアさんがどこか嬉しそうに笑っていた。
レミア「ありがとうございます、ハジメさん。こんなにも笑ったのは、久しぶりかもしれません。」
ハジメ「これからですよ、まだまだ心の底から笑えることが待っています。
だから楽しみにしていて下さい、きっと驚きますよ。」
レミア「えぇ、勿論。楽しみにしています。」
取り敢えず、レミアさんのメンタルケアは何とかなったか……。よし、それじゃあもう寝るか……。
レミア「あの……一つだけ、我儘を言ってもいいでしょうか?」
ハジメ「うん?なんですか?」
レミア「その……敬語だと他人っぽく聞こえるので、普通にしていただけると嬉しいのですが……。」
……あぁ、まぁ初対面だったからつい……。
ハジメ「分かりました、えぇっと……これでいい、レミアさん?」
レミア「レミア。」
ハジメ「……これでいい、レミア?」
レミア「えぇ、あ・な・た♪」
何というか、吹っ切れたら吹っ切れたで大胆だなぁ……これが大人の魅力ってやつか……!
そんなレミアの一面に驚きつつも、俺はその手を優しく包み、家の中に戻っていった。
後ろのユエ達の視線が辛いが……また後で構うから勘弁してくれぃ。
部屋に戻ると、ミュウは既にぐっすりしていた。やれやれ、明日はミュウのために時間を割くか。
ハジメ「お休み、レミア。」
レミア「えぇ、お休みなさい。あなた。」
何というか、本当に夫婦になったみたいで思わずドキドキしてしまう俺であった。
それから2日後。
妙にレミアとの距離が近い俺のことが気に食わないのか、海人族の男連中が嫉妬で目を血走らせては、しょうもない悪戯を仕掛けようとすることも多々あった。
別に俺にだけ被害が及ぶならいいが、運悪くミュウが引っ掛かってしまいそうになったこともあったので、全員を並ばせては強制尻叩き100回を一人ずつ行って、その後お空にぶん投げた。尚、着地面は海面だ。
全く……いい年した大人が揃いも揃って横恋慕って……恥ずかしいとは思わないのかね?
大体、橋に細工をした時も、ミュウが落ちてけがしたらどう責任取ってくれんのじゃワレェ!?
水着に穴開けられても直せば問題ないしどうってことないが……
もしユエ達女性陣(特にレミアとミュウ)の水着に細胞一片でも触れてみろ……
後、食べ物を粗末にしちゃいけません!
せっかくの新鮮で美味しい魚を、態々嫌がらせのために腐らせてしまうこと自体、俺ァ怒ってんだゴルァ!
……はぁ、敗北者共のことはもういい。
どうせ懲りないだろうし、今度またやったら次の刑罰実験に付き合ってもらおうっと。
流石にミュウとレミアの故郷で金的は避けようと思ったのだが、意外にも尻叩きは精神的にくるものがあったらしく、暫くは静かだった。
ご近所達の奥様方が「馬鹿共にはいい薬になった。」って顔しているけど……一応あいつ等、あんた等の知り合いや身内なんですけどォ!?
まぁ、俺とレミアの仲を盛り上げてくれるのは嬉しい。ただ、まだ俺とレミアはそんなに進んでいない。
二人目って……気が早いっちゅーに。後レミア、お前もその気にならなくていいから!
そしてユエ、シア、ティオ、香織!お前等も対抗しなくていいから!ミュウが真似したらどないするねん!
トシ、ミレディ、笑っていないで少しは止めてくれよ!?イナバは……無理そうだな。
オスカーとナイズも戦力外……孤立無援か。
とまぁ、道中騒がしかったものの、準備を万全にした俺達は遂に【メルジーネ海底遺跡】の探索に乗り出すことにした。
因みに、俺は朝と夜の9時にはアンカジに向かい、そこからフューレンを行き来しては商人たちを運ぶという依頼もあったので、今回は色々大変だった。
家にお風呂や便利家具の設置、マッサージグッズに俺の知っている魚の調理方法等の実演・それをレミアを始めとした主婦の皆様にレクチャー、そして安値で販売したり、ミュウのお友達にせっかくなので自作玩具(安全仕様)を配布したり、ミュウにも特注品の玩具(何故か俺やユエ達のお人形、勿論ミュウとレミアのも作った。)をあげたりと、色々あったなぁ……。
まぁ、一番のことはメルドさんが襲撃されたことか。
商人達をフューレンとアンカジの行き来させた際に、序で代わりにオルクスの整備や王宮の様子を見に行ったりしていたのだ。
ただその日は、何か嫌な予感を感じて深夜を少し回った時間にオルクスに行った。すると……。
メルド「……。」
ボロボロの状態のメルドさんが倒れていた。しかも出血がひどい状態で。
ハジメ「ッ!メルドさん!」
俺は咄嗟に因果律操作とエナジーアイテムで回復を図る。
万が一死んでしまった場合でも、眼魂を使えば何とかなりそうだが……使わないことを祈ろう。
精神面は強そうな人だし、肉体さえ何とかできれば大丈夫かもしれない。
そう思い、夜明けまで治療を行った。そのおかげか……
メルド「グッ……ウゥ……。」
ハジメ「メルドさん!」
どうやら、何とか持ち直したようだ。
メルド「ハァ……ハァ……は、ハジメか……?」
ハジメ「はい、俺です。嫌な予感が当たったみたいなんですが……一体何があったんですか!?」
メルド「それがな……どうやら、してやられてしまったようだ。」
メルドさんの話を要約するとこうだった。
メルドさんは引き続き"虚ろ"の調査に当たっていたが、国王からはあまりいい返事は貰えなかったみたいだ。
なので、独自に仲間たちと調査をしていたある日、部屋に裏切り者が入ってきた。そう、あの
奴の発言から、どうやらこの件に恵理が関わっているようだ。
死んでも止まらないってことは既に死んでいるからなぁ。正直、信じたくはなかったが……。
ただ、これで確信に変わった。俺が落とされたもう一人の犯人、それがタイムジャッカーだということに。
そう考えると、恵理の死霊術が使われていることにも納得だ。
適当な奴にウォッチを渡し、アナザーライダーにすればいいだけなのだから。
正直、恵理の様子も見に行きたかったが、何か嫌な予感を感じてそれを避けていたのだ。
まさかそれがこんな形で功を成すとは……もし会っていたらどうなっていたことやら。
そして何とか窓に逃げたメルドさんだったが、そこにも敵はいた。そう、木偶人形共だ。
奴らの内の一体がメルドさんを警戒、襲撃時の逃亡封じとして送り込まれていたようだ。
が、そこでも俺の直観による策が功を成したようだ。
逃走用の魔法に使おうとした魔力を、咄嗟に俺が渡したアーティファクトに流したメルドさんは、間一髪逃げ延びることに成功したようだ。
そうして逃げ延び、オルクスの隠れ家についたことに安堵したのか、そのままぶっ倒れていたらしい。
もし来るのが少しでも遅れていたら、どうなっていたことやら。
まぁ、取り敢えず無事でよかったよ。さてと、メルドさんをどこに避難させようか。
アンカジは教会の手が伸びている可能性あり、そうなるとフューレンやホルアドもダメそうだな。
俺一人なら難なく対処可能だが……商人達との契約もある以上、持ち場を離れられないし。
後はブルックかウル、もしくはハウリアに任せるか……。取り敢えず、メルドさんにも聞くことにした。
ハジメ「とまぁ、この三つの拠点が隠れ家になりそうですが……どうしますか?」
メルド「亜人族にはいい印象は持って貰えないだろう……王国は教会の思想に染まっているからな。
事情があるとはいえ、彼等に迷惑はかけられない。かといって他の地域の者にもなぁ……。」
ハジメ「メルドさん、うちの部下はそんな軟じゃありませんよ。
寧ろ木偶人形程度なら、リンチでボコボコにするでしょうし。」
メルド「な、成程なぁ……それは心強いだろうなぁ……。」
そんなこんなで、メルドさんをハウリアに一旦預けることにした。
序なので、魔力操作修行に参加させた後、アンカジに行く際に引き取っていく趣旨を告げておいた。
本人は魔物肉の毒のショックでぶっ倒れていたが……流石に早かったか。まだ病み上がりだったし。
折角なので、ハウリアの武器も強化しておいた。重力魔法付きの靴に、空間魔法付きの罠とか。
まぁ、この事は皆にも相談したけどね。魔力操作修行と聞いて、何故かトシがビクッっとしたが……
そんなにキツかったかなぁ?後シア、親父さんたちの暴走についてはもう諦めようや。
だってあいつ等、いつの間にか二つ名まで名乗りだし……ああっ!?気を確かに!?
一応、アルフレリック達族長勢にも許可は貰った。猫男は終始ビクついていたが……どうでもいいか。
そして、出発の朝。少しとはいえ、暫しの別れに、ミュウが物凄く寂しそうな表情をしていた。
ミュウ「ぐすっ……パパ、ほんとに行っちゃうの?」
レミア「ミュウ……パパにはやらなきゃいけない事があるの。」
ハジメ「ミュウ、そんな顔しないでよ。必ず戻ってくるから、ね?」
優しく語り掛け、頭を撫でてあげると、ミュウは頷いて目を腕でこすり、笑顔で言ってくれた。
ミュウ「パパ、いってらっしゃいなの!」
グッ……やはりこの魅力は……遺伝ッ…!
レミア「いってらっしゃい、あ・な・た♡」
ハジメ「あぁ、行ってくるよ、レミア。」
レミア「!はい!」
レミアの言葉に敢えて乗って、頬を撫でながら返すと、頬が紅く染まった笑顔で返してくれた。
うん、これは遺伝だわ。二人が人気な理由がめっちゃ分かる。それにしても……
傍から見れば仕事に行く夫を見送る妻と娘そのままだな、これ。まぁ、本当のことだし別にいいか。
周囲の海人族から鋭い視線が飛んでくるが、サクッと無視する。
宝物庫から「ビリオンスターズ号」を取り出し、海面に浮かべて乗り込んだ。
騎士さん達に関しては、メルドさんを一旦呼び寄せて事情を説明してもらったから問題ない。
さぁ、"メルジーネ海底遺跡"へ向けて、出航だぁー!!!
ハジメ
「ここまで読んでいただき、ありがとうございます!さて、今回のゲストは……この方!」
クゼリー
「初めまして、騎士団特務部隊「
ハジメ
「役職はまだ出来れば言って欲しくなかったんだけどね……まぁいいや。
今回はクゼリーさんに来てもらったよ。」
クゼリー
「お呼びに預かり光栄です。しかし、何故今回私は呼ばれたのでしょうか?」
ハジメ
「それがうp主曰く"アカン、イナバ使っちゃったで残りほぼイロモノや関係ない奴ばっかだ!どうしよ!?
……そうだ!折角だし、この前の奇行種の関連でクゼリーちゃん出しちゃえ!"らしい。」
クゼリー
「理由が理由で申し訳ございません!あいつがまた何かやらかしたと思うと……!」
ハジメ
「大丈夫、暴走する前に気絶させといたし、最悪秘密兵器で心ごとへし折ればいいさ♪」
クゼリー
「さ、左様で……ハッ!?そ、それでは次回予告でしゅ!」
次回予告
ハジメ
「次回は遂に"メルジーネ海底遺跡"に突入!海中戦も見どころだぞ!」
クゼリー
「(か、噛んでしまった……///)は、はいっ!確か深海にあるとのことですが……。」
ハジメ
「最近は海底トンネルのおかげで観光地扱いだからねぇ~。まぁ、当時を知らないのは分かるよ。」
クゼリー
「は、はぁ……。それにしても、潜水艇、ですか……。」
ハジメ
「今じゃ海底調査用に量産しているし、これはいわばプロトタイプみたいなもんだよ。」
クゼリー
「成程!当時から量産の目途があったということでしょうか!?」
ハジメ
「いや、全く。それよりもここにはね、幽霊が出るみたいだよ~。」
クゼリー
「幽霊ですか……聖騎士達との連携がカギですね。それでは、次回もお楽しみに!」
もしこの中の他作品の女性キャラで、ハジメさんに絡ませるとしたら?
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星野アイ
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篠ノ之束
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ラキュース(オーバーロード)
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ヤマト(ONEPIECE)
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歌住サクラコ
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シェーレ
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白織
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イーディス(SAO)
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エキドナ(リゼロ)
-
八重巫女
-
東堂刀華
-
大好真々子
-
森ノゾミ
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スヤリス姫
-
ロード・ディアーチェ
-
鬼龍院皐月
-
湾内絹保
-
安心院なじみ
-
ネプテューヌ
-
ウィズ