ありふれない錬成師は最高最善の魔王の力で世界最強を超越する 作:天元突破クローズエボルハザード
「お待たせいたしました。今回のオープニングゲスト、アイスタイキックチャレンジ。」
良樹
「おい!またこのくだりかよ!?」
ハジメ
「正直、もうそろそろゲストコール、ネタ切れしているんだよ……。」
良樹
「いや、そこで俺に言われても……。」
ハジメ
「取り敢えず前回のあらすじ。ハジメ達は再生魔法を手に入れた!」
良樹
「だから何でポケモン風!?さっきから俺ツッコミしかしてねぇじゃねぇか!?」
ハジメ
「こうでもしないと前回みたく、彼女募集の暴走が入るかもしれないし。」
良樹
「あれは信治が深刻過ぎるだけだからな!?それじゃあ、第5章第14話」
ハジメ・良樹
「「それでは、どうぞ!」」
俺達が海中に投げ出された瞬間、眼前を凄まじい勢いで半透明な黒色の触手が通り過ぎ、勢いよく横薙ぎを振るった。
メイル『あれは……悪食、なの!?』
ハジメ「何かが違うってことと、ヤバいってことだけは分かる!」
ティオ『どうするんじゃご主人様よ!』
ハジメ『一旦引くぞ!海中じゃ十分に動けないからね!』
念話石を使って通信してきたティオに即答し、オーロラカーテンで逃走を図る。
座標はエリセンの港だ。転移の準備をしていると、悪食?が攻撃を仕掛けてきた。
ユエ「"凍柩!"」
香織「"聖絶!"」
ユエが周囲の海水を球形状に凍らせて、氷の障壁を張る。
その上から香織が障壁を張り、衝撃の軽減を試みる。
直撃した触手により、衝撃を受けるものの、転移の時間は稼げた!
即座にオーロラカーテンを発動し、皆で海中から脱出した。
一方、エリセンの港にて。
ハジメ達が旅立った桟橋にて、小さな人影があった。
???「それでね、パパが「うおぉー!」って叫びながら、お姉ちゃんたちを必死に止めていたの!」
???『へっ、ハー坊の奴、まさかシアの嬢ちゃん以外にも女がいたとはなぁ……
中々やるじゃねぇか!』
可愛らしい海人族の幼子と、渋い男性の声の人面魚。
どう考えても似合わない組み合わせなのは確かだ。
しかし、とある人物が両者の話題となっている。
それは誰であろう……
ハジメ「っと!ってミュウ!?」
???「みゅ!?パパ!お姉ちゃん達!」
今転移してきたハジメとその仲間達だ。
突然戻ってきたパパとお姉ちゃん達にビックリしたのは、ハジメの娘ことミュウだ。
???『おう、誰かと思えばハー坊じゃねぇか!いきなり来てビックリしちまったぜ!』
ハジメ「うおっ、リーさん!?何でアンタもこんなところに!?」
そう、人面魚の正体は、かつてフューレンの水族館に捕獲されていた魔物、リーマン(ハジメは敬称としてリーさんと呼んでいる)だった。
突然の事態に、ユエ達も全く付いてこられていない。
リーマンの姿を見て、ユエ・ティオ・イナバ・ナイズ・メイルは目を丸くしているし、シア・ミレディ・オスカーは「「『あの時の!』」」と驚愕に目を見開いているし、香織に至っては「ひっ!?」と悲鳴を上げている。
トシは「オイオイ、リアルシーメンじゃねぇか……。」と感心半分に驚いている。
ハジメ「まぁいい、それよりも黒い悪食だ。」
リーさん『!?黒い悪食だぁ!?そんなもん見たことねぇぞオイ!?』
ハジメ「だろうな。あれはきっと、悪食に似て非なる何かだ。取り敢えず、ぶっ飛ばしてくるわ。」
ミレディ「策はあるの!?」
ハジメ「あるにはあるさ。それに、奴の弱点は最初の防衛戦で分かりきっている。」
ユエ「!炎系が、弱点?」
ハジメ「あぁ、こっちに来るといけないからな、先行って抑えてくる!」
そう言って即座に移動したハジメ。余程黒い悪食を警戒しているようだった。
ミュウ「パパ、行っちゃったの……。」
香織「大丈夫だよ、だってハジメ君だよ?」
シア「そうですよ、ミュウちゃんのパパなんですから!」
トシ「追いかけるにしても……ティオさんに龍化してもらうしかないぞ?」
ティオ「それに関しては今更じゃろう。妾はいつでも飛び立てるのじゃ。」
ユエ「んっ!ハジメの援護に向かう!」
そう言って、即座に準備に取り掛かるユエ達。
ミレディ「ハジメン、どうやってアイツを焼くつもりなんだろ?」
オスカー『……いや、まさかね?』
ナイズ『どうした、オスカー?何か心当たりでもあるのか?』
メイル『あら、メイルお姉さんも気になるわね。教えて頂戴な。』
オスカー『まぁ、これは仮説なんだけど……。』
そう言ってハジメの狙いを話し始めたオスカーに、話を聞いていたミレディとナイズは納得の表情を浮かべ、メイルは楽しそうな表情を見せた。
ミュウ「みゅ!お姉ちゃん達、パパをお願い、なの!」
メイル『ッ!?み、ミレディちゃん!?この子、私の妹にしてもいいかしら!?』
ミレディ「メル姉、そういうのは後にしようよ。」
ミュウの呼びかけに反応する、何処までもシスコンな姉に呆れるミレディであった。
リーさん『待ちな、嬢ちゃん達!俺もハー坊の助太刀に行くぜ!
俺達の種族が使う念話には、普通の海の生物をある程度操る能力がある。
ある程度は、作戦の時間稼ぎになるかもしれねぇ!
何より、助けられた恩をそのままにしておくなんざ、男の名が廃るぜ!』
シア「えッ!?流石に危険すぎま『わかりやす!』!?」
シアが止めようとしたその時、イナバが急に声を上げた。
イナバ『リーの旦那!王様のために駆け付けるその仁義、しかと受け取りやした!
このイナバ、リーの旦那の盾になってみせやしょう!』
リーマン『おぅ!お前も中々に男気があるじゃあねぇか!よぉし、いっちょ行ったるか、イナバ!』
イナバ『あい、分かりやした!』
何故かそこには、念話を持つ魔物同士の友情があった。
ユエ「……ん、仕方なし。」
シア「え!?結局連れて行くんですか!?」
ティオ「どちらにしろ急がねばならぬ!はよう乗らんか!」
香織「でもリーさん?はどうするの?流石に持ち上げたままだと死んじゃうかもしれないし……。」
トシ「それなら俺が水球を維持して、近くまで連れていく。さっさと行かねぇと、ハジメが危ないぞ!」
そういうことで、リーマンを含めた全員を乗せ、龍化したティオはハジメの元へ飛び立った。
ミュウ「皆、頑張ってなの~!」
ミュウの応援する言葉が潮風に乗り、耳に届くのを感じながら。
ハジメ「まさか悪食の親戚みたいなもんだったなんてなぁ……笑えねぇなオイ。」
移動途中、黒い悪食について調べていたら、候補に挙がった魔物がいた。
なんと、その魔物の名は"悪母"。
この世界に存在した太古の生物らしく、能力としては肉体の一部を他生物に同化する事らしい。
一見これのどこが危険なんだ?と思うだろうが、言ってしまえばこれは寄生だ。
しかも死体だろうがなんだろうが、生物であれば寄生可能。
一度一体化した細胞は対象先の性質に固定するので、その分体積は減るが、魔力によって復元可能のようだ。
悪食が他者を喰らうことで自己増殖する怪物なら、悪母は自らを喰わせて他者増殖する怪物だ。
その上、先程の悪母は、どうやら悪食の体質も受け継いでいるようで、逃走時に数発のグレネードでこっそり攻撃したのだが、逃走直前に見た時はそのグレネードが爆発しなかったのを見るに、より強力な溶解性を持っていると考えるのが妥当だろう。
ただでさえ悪食だけでも大変なのに、ここにきて+悪母とか、ふざけんなよマジで。
こちとら、さっさと帰ってミュウやレミアとの思い出作りを早くしたいんじゃボケェ!
悪態をつきながら悪母の元に向かうと、更にヤバいことになっていた。
さっきまで15m程度だったのが、いつの間にか30m級の化け物に変わっていた。
こりゃあ流石に不味いな……やってみるのは初めてだが、あれを使うか。
ハジメ「"限界突破――覇潰"!!!」
この世界に来て、初めて使った"限界突破"。幸いにも周りには誰もいないので、被害の確認の必要もない。
つまり、好き放題ぶっ放せるってわけだ!コード・イカロス、スタートアップ!
まず、並列思考で瞬時に秘密兵器を創り出す。
それは、フラム鉱石を凝縮したものに、圧裂弾を液状化させて暴発しないよう配合したものだ。
大きさとしては、石ころ一粒程度だが、俺にはこれがある。
ハジメ「エナジーアイテム"巨大化"!」
俺はエナジーアイテム"巨大化"を秘密兵器に混ぜ合わせる。するとどうだろう。
先程まで一粒だった石ころが、あっという間に50m級の大きさになった。
流石に自身をも凌ぐ大きさの物には警戒したのか、悪母が襲い掛かってきた。
だが残念だな、これも計画通りなんだよ!俺は迷わず、悪母の方へ秘密兵器を投げた。すると……
ブォンッ!
秘密兵器が一気に増えた。その数およそ10000発程。
実はこっそり分身系技能のエナジーアイテムを忍ばせておいたのだ。
幾ら融合して溶解性が上がったとしても、奴が溶かしきれないレベルの量で圧倒すればいい。
すると、その作戦が功を成したのか、奴の全身が先程より真っ黒になっていた。
悪母は慌てて俺ごと道連れにしようと襲い掛かってくる。
俺自身巻き込まれたくないのと、最後の詰めの準備があるので、咄嗟に避ける。
俺が上に逃れると、奴自身も海中へ逃げ込もうとする。だがな、それはとっくに読めてんだよ。
悪母は身動きが取れないことに戸惑っているようだが……下を見ればすぐわかる。
何故なら既に、奴の周りを凍らせてあるからだ。
タールの消化に気を取られ過ぎているうちに、時間停止で奴の近くに近づき、気づかれないよう分身で凍らせておいのだ。
とはいえ、流石に魔力を温存したいので、これ以上の追撃は無理そうかと思ったその時、念話が聞こえた。
ティオ『無事かの、ご主人様!?』
ハジメ「ナイスタイミングだ、アイツを炎系以外で攻撃してくれ。今ちょっと危ないから。」
オスカー『あぁ、やっぱり……君ならやると思ったよ。』
オスカーは察していたようだな、なら話が早くて助かる!
リーさん『オイオイ、ハー坊。これじゃあおっさんの出番がねぇじゃねぇかよ。』
リーさんも来ていたんか。まぁでも、流石にあれに巻き込みたくないしなぁ……。
ハジメ「折角来てくれたのにごめんよ、リーさん。訳はまた後で説明するから!
ナイズ、ユエ、香織、ちょっと手ェ貸してくれ!」
ユエ「んっ、任された!」
香織「わ、分かったよ!」
ナイズ『自分もか?しかしここからどうするつもりだ?』
ナイズの疑問に俺は即座に答えた。
ハジメ「いくらアイツでも、星レベルの炎は溶かせねぇに決まっている!なら後はそこにぶっ込むだけだ!」
香織「まさかのビッグバン!?」
ミレディ「は、発想のスケールで、負けた……!」
そう、今や奴の体は自分から焼かれに行く状態だ。それが太陽に引火すれば、ひとたまりもない。
たとえ元の星に戻ろうとしても、摩擦熱で溶けて消える。
太陽に至ってはいつまでも燃え盛るので、溶け続ける。
奴が死ぬまで終わらない、それがコード・イカロスの狙いだ。
メイル『あら、火炙りならぬ太陽炙りだなんて……鬼畜の所業だわぁ。』
シア「メイルさん、顔はとてもうれしそうなんですが……?」
トシ「しかし、オーロラカーテンじゃ狭くないか?流石に入らないだろ。」
ハジメ「いや、策はある。後お前にも手伝ってもらうぞ、ホレ。」
そう言って俺は、一つのアタッシュケースをトシに向かってぶん投げた。
トシ「うぉっ!?あぶねぇだろ!たくっ……ってこいつは!」
どうやら中身に気づいたようだな。そう、その中身は……
〈ビヨンドライバー!〉
仮面ライダーウォズ変身セット(ビヨンドライバーとミライドウォッチ4種)だ。
勿論、ギンガファイナリーにも変身可能だ。
ハジメ「神代魔法2つは習得したからな!短いがこれが初陣だ!ド派手にかませ!」
トシ「!あぁ、勿論さ!テンションフォルテッシモ!!!」
……どうやら、初めての変身にテンション爆上がりのようだ。
当の本人は早速ベルトを巻いて、ウォッチを起動した。
〈ギンガ!〉
右手のウォッチをドライバーにセット、ボタンを押してそのカバーを開き、
〈アクション!〉
右腕を大きく一周させ、お決まりのセリフを放ち、
トシ「変身!」
右手でビヨンドライバーのレバーを前に向け、トシの初めての変身が始まった。
折角の初変身なので、悪母のことは少しの間、放置してくれ。
〈投影!ファイナリータイム!〉
音声が鳴ると、
〈ギンギンギラギラギャラクシー!宇宙の彼方のファンタジー!ウォズギンガファイナリー!ファイナリー!〉
そしてここに、「仮面ライダーウォズ・ギンガファイナリー」が誕生した!
ハジメ「いわ「祝え!」……。」
…祝おうと思ったのに何故か即座にぶった切られた。まぁいいよ?別に。初変身だし。
トシ「灼熱の太陽・数多の星々・広大な宇宙の大いなる力を宿した、歴史の預言者!
その名も仮面ライダーウォズ・ギンガファイナリー!新たなる歴史の1ページである!」
うおぉ…自分で考えたのか、中々インパクトが強いな……これ、俺の変身の時もやるつもりか?
まぁいい、そんなことよりも変身は完了したので、悪母退治だ。
ハジメ「宇宙(に)行くー!!!」
イナバ『王様―!?』
そう叫んで俺は、悪母に向かって突っ込んでいった。そんなことして大丈夫なのかって?
だからこそユエと香織、そしてナイズに協力を仰いだのさ!
悪母「―――!?!?!?」
ハジメ「驚いただろ、あいつ等の防壁はなぁ、そんなちゃちいもんじゃねぇんだよぉ!!!」
俺は予め、ユエと香織に"聖絶"を張ってもらっていたのだ。
それをナイズの空間魔法で固定、そうすれば自動的に俺の周りには魔力の防壁が立つって寸法さ。
ハジメ「このまま、行っけェェェ―――!!!!!」
俺はパワー系技能も全力行使し、一気に悪母をゲートの向こう――大口を開けた太陽に押し出した。
そのままワープドライブによって、星から押し出された悪母は、宇宙空間へと放り出された。
触手をゲートに伸ばそうとするも、ユエ達の魔法により弾かれ、結局押し戻されていった。
ハジメ「よぉし!後は跡形もなく消し飛ばすだけだ!行くぞ、トシ!」
トシ「あぁ、中までこんがり焼いてくれるわ!」
そう言って俺達はゲートに飛び込んだ。ユエ達は残念ながら今回は留守番だ。
だって、宇宙で活動可能かつ炎系で高火力のライダー、あんまいないし……。
何より、ユエ達には必要ないんじゃないかと思うこの頃なんだよなぁ……。
そんなことを思いながらゲートを抜けると、迫ってきた悪母の触手を咄嗟に避け、ゲートを閉じる。
ハジメ「重力ならお前でも食べられないだろ!概念だからな!」
そう言って重力系技能で悪母を太陽近くまで押し飛ばす。その内にトシの用意も済みそうだ。
トシは、一度ギンガミライドウォッチをドライバーから外し、ウォッチのフォーム選択装置「レボリュートセレクター」をスライド、能力開放弁「ミライドスコープ」に太陽のマークを重ねた。
〈タイヨウ!〉
音声が鳴ると再びミライドウォッチをベルトにセットする。
〈アクション!〉
そしてまたレバーを前に向けて変身、今度は大きめの火球(太陽並みの熱さ)がアーマーを形成していく。
〈投影!ファイナリータイム!〉
頭部の情報集約ユニット「ウォーシグナル・ギンガ」が地球のマークから太陽のマークに、視覚装置「インジケーショントラックアイ」の文字が「ギンガ」から「タイヨウ」へと、それぞれ変化を遂げる。
〈灼熱バーニング!激熱ファイティング!ヘイヨー!タイヨウ!ギンガタイヨウ!〉
これこそ「これこそまさに情熱の火!祝え!その名も仮面ライダーウォズ・ギンガタイヨウ!」被せんなって!
そうこうしているうちに、悪母が太陽近くまで行ったので、ここで仕留める!
ハジメ「行くぞ!」
トシ「おぅ!」
そういって、俺はベルトの両端を押し込み、トシはまたレバーを起こして前に倒した。
ゴォーン!!!
『≪終焉の刻!≫』
〈ファイナリービヨンドザタイム!〉
トシは胸部から太陽並みの超高熱巨大火球を生成、それを悪母へと向ける。
それに合わせて、俺も火炎系能力を全開放する。
ギンガの太陽光線は勿論、クウガアルティメット(自然発火)、アギトバーニング、龍騎サバイブ、ジャックギャレン、装甲響鬼(鬼火)、ヒートメタルW、オーズタジャニティ、ファイヤーフォーゼ(withランチャー・ガトリング・フュージョンの三点セット)、ウィザードインフィニティー、メガマックスフレアドライブ、闘魂ブーストゴースト、クローズマグマ、シノビ忍法(火遁)、バーニングファルコン、クリムゾンセイバー、ボルケーノリバイス、ギーツブーストⅡの力を呼び出し、その力を合わせる。
更には、炎系の攻撃ができる武器も召喚し、バビロンの処刑のごとく
トシ「真っ黒に感光しな!」
ハジメ「塵すら残さず、消えるがいい!」
その言葉と共に、罪人への裁きが下された。
〈バーニングサンエクスプロージョン!〉
『≪逢魔時王必殺撃!!!≫』
トシの太陽玉に俺の極炎弾が合わさり、そこへ火炎武器の追撃がかかる。
そしてそれらが悪母へと触れた瞬間……って拙い!咄嗟にトシを連れて瞬間移動する。
その直後だろうか、悪母の悲鳴が一瞬聞こえたかと思えば、直ぐに激しい轟音によってかき消された。
そして海上へと帰還する。
ハジメ「し、死ぬかと思った……。」
トシ「火力、上げ過ぎたか……。」
反省しつつ、重力操作で皆の元へ戻る俺達であった。
所変わって神域(笑)にて。
海上を見つめる、否、海上のとある人物を見つめる者がいた。
エヒト「どうやら、流石の奴も悪母には無力のようだな!とても余裕があるとは思えん!」
そう、この駄神エヒトである。
悪母は元々、古代の生物であって本来この時代に存在することはないのだ。
しかし、エヒトが死蔵していたコレクションの一つに、とあるタイムジャッカーが手を加えた事により、この時代に蘇ることに成功したのだ。
その時ちょうど、ハジメ達が【メルジーネ海底遺跡】へ挑むのを確認すると、今まで散々な目に遭わされた報いとでも言わんばかりに、悪母を嫌がらせのつもりで解き放ち、あわよくば彼等の戦力減退を狙ったという訳だ。
が、当然予想通りに上手く行く訳も無く……
エヒト「!?奴等はどこへ行った!?悪母!悪母よ!貴様は今どこにいる!?」
ハジメさん達が宇宙へ奴を移動させる作戦に方向転換し、その姿が観測できなかったことに歯噛みしながらも、エヒトは次なる嫌がらせの一手を実行しようとしていた。
と、その時……
ヒュゥゥゥゥゥ……
エヒト「うん?なんだ?」
何かが落ちてくる音を聞いたエヒトが、思わず上を見上げると……
炎を纏った何かが大量に落ちてきていた。
エヒト「!?!?!?」
訳が分からず戸惑うエヒト。それもそうだろう。
何せこの大量の落下物は、ハジメさん達が倒した悪母の破片一つ一つなのだから。
あの時、ハジメさん達によって爆散させられた悪母は、帰巣本能故か神域に戻ろうとしていた。
恐らくは、
その結果、肉片サイズになったまま、燃えながら神域目掛けて落下を始めたのだ。
その数何と10000、何の皮肉かハジメさんがぶっこんだフラム鉱石と同等の数だった。
エヒト「ギャアァァァァァァァァァァ!?!?!?!?!?」
超高温の炎を纏いながら落ちてくるそれを、エヒトは受け止めざるを得なかった。
その結果、断末魔の様な悲鳴がまた、神域から挙がったという。
そしてその日、教会の狂信者達は大いに戸惑っていた。
何せ、信託を下す筈の神や使徒達が、全員揃って同じ髪型だったからだ。
それもこちらの世界ではとても奇抜な、ハジメ達の世界で言うボンバーヘア……つまりアフロだったのだ。
神域では未だに復興作業が進められており、その作業に当たる者の多くがアフロである。
傍から見れば異様すぎる光景だろう。実際、眷属のアルヴも驚いてしまった挙句、エヒトの髪型を見て思わず吹き出してしまったほどだ。
エヒト「おのれ……イレギュラーァァァ!!!!!」
自身の行ったことが墓穴になっているにも関わらず、責任転嫁でにっくきあのイレギュラーへと、見当違いな文句を垂れる哀れな神(笑)が、そこにいた。
因みに、髪型を笑ったアルヴも、道連れにアフロにされたらしい。
そして何故か神域の魔物間で、アフロが一時期流行したとかなんとか。
ハジメ「いや、そうはならんやろ!?」
トシ「どうした急に。」
ハジメ「いや……なんか、ツッコんでおかないといけないかなって。」
トシ「何にだよ。」
突如、何故か駄神から見当違いの逆恨みをぶつけられた挙句、神域のほとんどがアフロで埋め尽くされるという大珍事が、頭の中に流れ込んできたのだ。
正直「ザマァ」って思う光景だけどさぁ!?よりによって何でアフロなんだよ!?
アフロと言えば何かって?……マリモマンかな?
あの、冬島に出てきたプリンス・ヒポタマスの胡麻すり部下みたいな奴。
そんなことを思いながらトシと駄弁っていると、下にユエ達が見えた。
龍化したティオに乗っており、リーさんも一緒のようだ。俺達も早速下に降り、合流する。
そして俺とトシがいない間、何かあったか聞いてみた。
合流したユエ達曰く、突然太陽から眩しい光が出てきたかと思えば、轟音が鳴り響いていた、とのことだった。
どうやら、俺等の必殺技で悪母は跡形もなく消し飛んだようだ。
でもそれなら破片が落ちてくるはずだが……それもなかったってことはあの光景は本物だったようだ。
折角なので一度エリセンに戻り、近くの桟橋で先ほどの光景について話すことにした。
その結果、全員が困惑と爆笑の渦に巻き込まれたのは言うまでもない。
特にミレディ達解放者勢は、奴がアフロになったことが余程面白かったのか、先程から腹を抱えて笑っている。
俺がその光景を身振り手振りで再現すると、ユエ達も腹を抱えて笑い出した。俺も正直スカッとした。
さて、漸く樹海へ向かう準備ができたわけだが……王都に一度寄らなきゃな。
雲行きが怪しいみたいだし、あいつ等が心配だ。タイムジャッカーの動向も気になる。
ただなぁ……それって一時的にミュウとレミアとお別れしなくちゃいけないんだよなぁ……。辛い……。
でも、これからの旅と二人の安全を考えると……あぁ~辛いよォ~。
ハァ……仕方がない、こうなったら出来るだけ思い出作りに勤しむしかないか。
密かにそんな憂鬱な気持ちになる俺であった。
ハジメ
「ここまで読んでいただき、ありがとうございます!さて今回は、この人に来てもらったよ!」
リーさん
『おう!良い子のみんな、俺はリーマンのリーさんってんだ!顔覚えて行ってくれよな!』
ハジメ
「いやぁ~、うp主曰く今回まで溜めに溜めたらしいよ。リーさんはこの回だって。」
リーさん
『へへっ、専用回ってやつか。ちょっと嬉しいなオイ!』
ハジメ
「それまで他のキャラを出すこと数回、正直主要キャラのネタ切れが深刻化しているという問題に……。」
リーさん
『急に重い空気になったなオイ!?大丈夫か、ハー坊!?』
ハジメ
「俺は大丈夫、取り敢えず次回予告に行こうか。」
リーさん
『お、おぅ?あんま無理すんなよ?』
次回予告
ハジメ
「次回から、不思議な大冒険編をお送りするよ!輝く海の意思を捜しに、いざ出発!」
リーさん
『輝く海の意思、か……俺もガキの頃、聞いたことがあるな。』
ハジメ
「リーさんの子供の頃から!?逆にそっちが気になるんだけど!?」
リーさん
『なぁに、あの時はまだ
ハジメ
「いやにハードボイルドだな!?まぁ、俺も異世界来る前にブイブイ言わせていたことあったけど……。」
リーさん
『おっ、何だ?若気の至りってやつか?』
ハジメ
「そんなとこかな?まぁ、次回からの冒険は、ちょっとしたオリジナル展開があるから、必見だよ!」
リーさん
『そいつぁ楽しみだな!それじゃ、また次回!』
リースティアさん、誤字報告ありがとうございました!
もしこの中の他作品の女性キャラで、ハジメさんに絡ませるとしたら?
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星野アイ
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篠ノ之束
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ラキュース(オーバーロード)
-
ヤマト(ONEPIECE)
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歌住サクラコ
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シェーレ
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白織
-
イーディス(SAO)
-
エキドナ(リゼロ)
-
八重巫女
-
東堂刀華
-
大好真々子
-
森ノゾミ
-
スヤリス姫
-
ロード・ディアーチェ
-
鬼龍院皐月
-
湾内絹保
-
安心院なじみ
-
ネプテューヌ
-
ウィズ