ありふれない錬成師は最高最善の魔王の力で世界最強を超越する 作:天元突破クローズエボルハザード
「お待たせいたしました!さて今回のゲストさ……どこ行った?」
栞
「(*´Д`)ハァハァ……私は今、南雲様の椅子に……!」
ハジメ
「うおっ!?何やってんの!?早く立って!ほら、自己紹介!」
栞
「ど、どうも。南雲家ペット志望、水島かおりです……ハァハァ…///」
ハジメ
「頬を赤らめるな!そして誤解を生むような名乗りを上げるな!」
栞
「お願いです!チンチンも門番もやるので、是非ペットに……!」
ハジメ
「首輪とリードもったまま迫ってくんじゃねぇよ!?てかそんなの求めていねぇから!
今回久しぶりの俺の戦闘シーンなんだけど……こんなカオスでいいの、ねぇ!?」
栞
「じゃあ、目の前でいやがりながら他の男に……!」
ハジメ
「一番駄目な奴じゃボケェ!……はぁ、それじゃあ第6章第7話」
ハジメ・栞
「それでは、どうぞ(…)(///)!」
降り立った場所は、王宮の城壁近くだった。
ハジメ「ウラァッ!!」
気合の掛け声とともに空間を破壊し、檜山を引きずり出す。
檜山「グオッ!?」
そうして一度変身を解除し、ジクウドライバーとウォッチを取り出し、起動・装着・セットする。
〈ジクウドライバー!〉
〈オーマジオウ!〉
そして勿論、お決まりの変身ポーズを添えて。
ハジメ「変ッ…身ッ!!!」
質問拒否系刑事風の掛け声とともに、、俺は"ジクウサーキュラー"を回転させた。
リンゴォーン!
〈キングタイム!仮面ライダージオウ!オーマ!〉
最終王者、参上っと。さて……
檜山「ゼェッ……ゼェッ……ナ゛グ゛モ゛ォ゛……!」
ハジメ「相変わらずの汚ねぇ面で安心したなぁ、この[ピー]。」
やれやれ、この場面は傍から見れば、仮面ライダージオウ・オーマフォームとアナザーグランドジオウ、真なる時王と傀儡の偽王の相対ってか?
檜山「オマ゛エェ!オマ゛エェザエイナキャ、ガオリハァ、オデノォ!」
ハジメ「何をやろうが上手くいかねぇよ、貴様みたいな下衆野郎は。
勝手に人のせいにしてんじゃねぇぞ、ゴミクズ。」
檜山「コロジテヤルゥ!ゼッダイニ、オマ゛エダケハァ!」
悲しいねぇ……人って堕ちるとこまで堕ちるとこうも醜くなるものなんだねぇ……。
最早神域にいる下衆野郎と大差ない程までのクズだな。
ハジメ「大体奴等から力は貰えたんだろ?ならそれでいいじゃないか。
お前も望んでなれたんだろ?ハリボテメッキの王様によぉ。」
檜山「ナ゛ァ゛グゥ゛モ゛ォ゛オ゛オ゛オ゛ー!!!」
ハジメ「さんをつけろや玉無し野郎!」
檜山「シ゛ネ゛ェ゛――――!!!!」」
そう叫んでアナザーライダー共を嗾け、自らも飛びかかってきた檜山を、俺は迎え撃つことにした。
ハジメ「雑魚はすっこんでろ。」
『〈サイキョーフィニッシュタイム!キングギリギリスラッシュ!!〉』
そう言ってサイキョージカンギレードを即座に横薙ぎ一閃、アナザーライダー共を撃破する。
相手にムテキやムゲン魂もいる?こちとら全ライダーだぞ、たかだかパチモン如きに遅れなんざ取らねぇよ。
すると、俺が横薙ぎ一閃を放つことを予想したのか、檜山が後ろに転移して切りかかってきていた。が……
ガキィン!
檜山「ナッ!?」
ハジメ「甘いんだよ、三下。そんな見え見えの予知、誰にだってわかりやすいだろうが。」
檜山の武器をライドヘイセイバーで受け止め、そのまま薙ぎ払ってサイキョージカンギレードで叩き切り、二刀流の連撃を加える。
ズバッ!ズバッ!
檜山「ギャグアッ!?コノオッ!!」
そう言って滅茶苦茶に剣を振り回してくるが……あまりにもへったくそで欠伸が出るほどすっとろい。余裕でひらりと躱せるなこりゃ。
ハジメ「ッラアァッ!!」パリィッ!
『〈キングギリギリスラッシュ!!〉』
まぁ、このままよけ続けるのも面倒なので、獲物からへし折るけどね。
檜山「グオッ!?チックショオォォォ!!」
そう叫んで檜山が殴りかかってくるがするりと躱し、ライドヘイセイバーにウォッチをはめて針を回した。
『〈フィニッシュタイム!ヘイ!仮面ライダーズ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘヘヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!〉』
騒がしい音声を聞き流しつつ、トリガーを引いてライドヘイセイバーを檜山のどてっ腹に突き出した。
ハジメ「ハァッ!!」
『〈ディディディディケイド!平成ライダーズアルティメットタイムブレーク!!〉』ズガガガガ!
檜山「グベェアッ!?」
押し出された檜山は、必殺技と同時に出現した、20枚〈ヘイセイ〉とライダーズクレストが描かれたカードをぶち抜いて吹っ飛んだ。
檜山「グゥッ……ナゼダァ!?オデハ……サイキョウノハズナノニィィィ!?」
やれやれ、そんなことも分からないとはなぁ……愚かすぎてものも言えない。
ハジメ「そんなの決まってんだろ、お前には守るべき民もいなけりゃ使命すらない。
俺には守るべき仲間も、民も、そして世界もある。その俺に、お前如きが勝てると思うな!」
檜山「ッ!ダマレェェェ!オマエサエイナケレバ……オレガサイキョウナンダァァァ!!!」
そう言って逆上し、アナザーライダーを呼び出す。だが無駄だ、そんなのじゃ俺には勝てない。
ハジメ「もういい、終わりにしよう。」
そう言って俺は、ウォッチのボタンを押した。
〈キングフィニッシュタイム!〉
音声を確認すると、ライドオンリューザーを押してジクウサーキュラーを回し、空へとジャンプした。
そして、檜山を上から見下ろし、飛び蹴りの体勢に移行した。
すると、俺の背後に全1号ライダーの最強フォームが集結し、全員ライダーキックの体勢となった。
リンゴォーン!
〈キングタイムブレーク!〉
ハジメ「ゼェェェリャアアアァァァ!!!!!」
俺は大声をあげて、ライダー達と共に、必殺のキックを放った。
折角なので、シリーズごとのロゴも背負ってキックした。
バールクスの時のように!バールクスの時のように!(重要なことなので2回言った。)
仮面ライダー×2(1号と2号)
仮面ライダーV3
仮面ライダーX
仮面ライダーアマゾン
仮面ライダーストロンガー
仮面ライダー(スカイライダー)
仮面ライダースーパー1
仮面ライダーZX
仮面ライダーBLACK
仮面ライダーBLACK-RX
真・仮面ライダー序章
仮面ライダーZO
仮面ライダーJ
仮面ライダークウガ(ライジングアルティメット五代)
仮面ライダーアギト(シャイニング)
仮面ライダー龍騎(サバイブ)
仮面ライダー555(ブラスター)
仮面ライダー剣(キング)
仮面ライダー響鬼(装甲)
仮面ライダーカブト(ハイパー)
仮面ライダー電王(ライナー)
仮面ライダーキバ(エンペラー)
仮面ライダーディケイド(コンプリート)
仮面ライダーW(エクストリーム)
仮面ライダーOOO(プトティラ)
仮面ライダーフォーゼ(コズミック)
仮面ライダーウィザード(インフィニティー)
仮面ライダー鎧武(極)
仮面ライダードライブ(トライドロン)
仮面ライダーゴースト(ムゲン)
仮面ライダーエグゼイド(ハイパームテキ)
仮面ライダービルド(ジーニアス)
仮面ライダージオウ←俺
仮面ライダーゼロワン(ゼロツー)
仮面ライダーセイバー(クロスセイバー)
仮面ライダーリバイス(アルティメットリバイ&アルティメットバイス)
仮面ライダーギーツ(ギーツⅨ)
仮面ライダーガッチャード
仮面ライダーTHE FIRST
仮面ライダーTHE NEXT
シン・仮面ライダー
仮面ライダーアマゾンズ(ニューオメガ)
仮面戦隊ゴライダー
仮面ライダーBLACK SUN
KAMENRIDER DRAGON KNIGHT
仮面ライダーBlack
仮面ライダーSPIRITS
仮面ライダーEVE
仮面ライダー1971-1973
仮面ライダーG
他には、仮面ライダーしん王に仮面ノリダー、仮面ライダーZもいるぞ。
あいつ等も立派なライダーの歴史の一部だからな。
え?正確にはライダーじゃない?……まぁ、細かいことは気にすんな、平成だもの。じおう。
ハジメ・主役ライダーズ『オールライダーキック!』
檜山「グガゴァガァァァ!?!?!?」
最強フォームのライダーキックを一斉に食らい、アナザーライダー軍団諸共檜山は爆散した。
そして地面に降り立つと、全員で決めポーズをとった。
すると、俺以外のライダーたちは、幻影となって消えていった。
それを見届けて後ろに振り返れば、ボロ雑巾のように転がっている
檜山「ア゛……ア゛ァ゛……オ゛デノ゛……ヂガラ゛、ガ……。」
そううめきながら、檜山は気絶した。所詮は軽戦士(笑)、無様なもんだ。
ハジメ「たとえ仮初の力でも、正しく使えていれば王になれたかもしれないが……貴様にはわかるまいか。
ただの横恋慕、それも独善的で自己中な思考では尚のこと無理だろうな。」
私はそう呟き、奴の遺体を回収しようとした。が、その時。
ふと、殺気を感じてその場から飛びのけば、風刃が先程いた場所に突き刺さった。
因みに、そこで寝そべっていやがる
???「貴様等だけはぁ!必ず殺すっ!」
すると、そんな雄叫びを上げながら金髪を短く切り揃えた魔人族の男が、ただ仲間を殺された怒りだけとは思えない壮絶な憎悪を宿した眼で私を射貫きながら、突っ込んできた。
そうか、こいつがミハイルくぅんとやらか。
ハジメ「やれやれ、やるとするか。」
そう言って一旦変身を解除し、再びオーマジオウドライバーを展開する。
ハジメ「"変身"。」
ゴォーン!!!
『祝福の刻!』
『最高!』(より良く!)ガチャッ!ガキンッ!
『最善!』(より強く!)ゴキッ!ゴキンッ!
『最大!』(より相応しく!)シュルルルル!シュパンッ!
『最強王!!!』(仮面ライダー!)パァァァ!ガチーン!
『≪オーマジオウ!!!≫』
折角久しぶりに変身音を出すのだ。原初の如く、豪勢にしてみた。
ミハイル「そのヘラヘラとした態度、虫酸が走る!
四肢を引きちぎって、女共の眼前に引きずって行ってやろう!」
既に怒りのせいで呂律すら怪しくなっているミハイルくぅんは、僅かな詠唱だけで風の刃を無数に放った。
が、それほど早くもないので、ひょいひょいと難なく避ける。
読者の皆は既に忘れかけているかもしれんが……
目の前の彼は、【オルクス大迷宮】で私に殺された女魔人族、カトレアとやらが最後に愛を囁いた相手
──ミハイルくぅんだ。
何故、"くぅん"付けなのかだと?彼がまだ、坊やだからさ。
さて、そんなミハイルくぅんがどうしてここまでやってきたか、その過程を今から話すとしよう。
これは、ハジメがフリードと別れた後の魔人族勢の出来事であった。
ミハイルは打ち震えていた。漸くこの手で、カトレアの仇を討てる、と。それもそうだろう。
大火山から帰還したあの御方、敬愛する将軍フリードが手にした神代の力は、凄まじかった。
先程までガーランドにいた筈の軍隊を、あっという間に全軍ライセン近くへと移動させてしまったのだ。
その上、相棒のウラノスもより強力になっており、魔人族の勝利に益々期待がかかっていた。
そう、全てはあの報告を受けた日から、ミハイルなりの復讐が始まったのだ。
愛しのカトレアがホルアドの大迷宮にて、永遠に帰らぬ人となったあの日、彼は死に物狂いで鍛錬を続けた。
自分の婚約者を殺した、怨敵のイレギュラーを完膚なきまでに叩きのめし、殺すために。
しかし、気になる点が一つあった。それは、帰って来たフリードの様子だ。
以前の彼はまるで切り詰めたかのような空気を纏っており、その表情は敵を威圧する程であった。
勿論、今でも尚その覇気は衰えておらず、寧ろ更に重圧感が増したような気もする。
だが、何故か彼は、肝心なことを誰にも伝えようとはしなかった。
そう、あの忌々しきイレギュラーのことである。
聞いた話では、フリードは大火山にてあのイレギュラーと対峙し、死闘を繰り広げたらしく、その力がどれほどのものなのか、それをミハイルは聞きたがっていた。
それを聞いたフリードは、重い表情でこう告げた。
フリード「圧倒的、と言えば聞こえはいいのだろうな……まるで子供の様に弄ばれていた。
どれだけ魔法を放とうと、奴は難なく無効化してしまった。それだけではない。
配下の魔物達は、動くことすら出来ずに焼き殺され、ウラノスもたった一撃で沈んだのだ。
そして私は、生かされた。恥をもって伝えろ、自分の強さを、と言外に言っているようなものだった。
私は……ただ掌の上で転がされていたにすぎない……!それ程までに、奴の強さは、底が知れない……!」
ミハイルは驚愕した。それもそうだろう。
魔人族最強と謳われたかの将軍ですら、あのイレギュラーには届かないというのだ。
その上、子供のように転がされ、配下の魔物達も蹂躙されてしまったのだ。
当時の魔人族たちの衝撃は計り知れなかった。それ故に、フリードの次の言葉を信じた。
フリード「だが全てが悪いことばかりではない。奴はこう言っていた。"エヒトを殺す"と。
つまり、人間族が信仰する神とその信者である王国とは、奴は敵対しているということだ。
そこをうまくつけば、人間族の同士討ちによって奴を討ち取ることが出来るかもしれない。
まだ我々は敗北したわけではない!次の王都侵攻では、必ず奴を討ち取るぞ!」
その言葉に多くの魔人族が奮い立ち、ミハイルも俄然乗り気になった。
やはり魔人族こそが、神に選ばれし種族なのだと、確信したミハイルは、次の王都侵攻作戦に期待を寄せた。
そしてその決行日、フリードは(胡散臭いが一応、味方ではある)謎の魔術師を引き連れ、教会勢力と連携してイレギュラーを追い詰める作戦を提案し、外の軍隊の指揮をミハイルに託したのであった。
ミハイルは最早勝った気にすらなっていた。これであのイレギュラーも一巻の終わりだと。
しかし、フリードが神山にいって少し経った頃、なんと神山が爆発したのだ。
ミハイルは慌てた。もしや、作戦が失敗して、フリードはあのイレギュラーに殺されたのでは!?と。
では自分はこのままどうするべきか、その答えは一つだった。
ミハイル「全軍、結界を破壊せよ!」
そういってミハイルは他の魔人族や魔物に命じ、王都の大結界を破壊しようとした。
敬愛する将軍と、愛する婚約者の仇の為に。が、攻撃を続ける事1時間程であっただろうか。
ふと気配を感じて背後を振り向けば、同じ魔人族がこちらに向かってきていた。
それも見覚えのある白竜に乗った、討ち死にしたかに思われた人物。
ミハイル「フリード様!よくぞご無事で!」
フリード「…あぁ、指揮ご苦労だったな。だが今は、時を一刻も争う。」
フリードは険しい顔でそう言って、他の魔人族にも聞こえるように言った。
フリード「聞け!同胞たちよ!我々は今、人間族共の卑劣な策に嵌り、危うく全滅しかけるところであった!
奴等は教会とイレギュラーが仲違いしているというデマを流し、我々を油断させて壊滅させる腹積もりであったのだ!
現に先程、私はその策から逃れるために神山を破壊してきた!」
フリードの言葉に衝撃を受ける魔人族達。特にミハイルにとっては、非常にショックなことであった。
自分達の策が筒抜けどころか、利用されていたことにすら気が付いていなかったのだから、無理もあるまい。
フリード「それと、ダヴァロスの部隊から連絡があったが……
どうやら亜人族もこちらに向かっており、我々は挟み撃ちの状態に陥ってしまっているようだ。
故に、我々はこれより全速力で引き返し、体勢を立て直す!ミハイル、殿を頼むぞ!」
ミハイル「しっ、しかしっ!それでは、カトレアの仇が!「分かっている。」!?でっ、では何故!?」
唐突の撤退宣言に加え、殿を任されたことに困惑するミハイル。
するとフリードは彼の方を向き、こう言い聞かせた。
フリード「既にダヴァロス達の部隊は壊滅の危機にある。
どうやらあのイレギュラーが、今回のことを仕組んだようだ。
だが、幸いにも神山にて手にした神代の力が、こちらにはある。」
ミハイル「!でっ、ではその力で!」
そう強く懇願するミハイルだが、フリードは力なく首を振った。
フリード「既にイレギュラーもその力を手にしているのだ。
急ごしらえでは、奴に太刀打ちすることはできん。だが既に、奴はこちらへと向かってきている。
このまま負傷している同胞を、捨ておくことはできない。
しかし、奴は既に手負いだ。ミハイル、仕留めるなら今しかないぞ。」
ミハイル「!」
ミハイルにとってその言葉は、「婚約者の仇をとる好機だ、逃すなよ?」と言外に言っているようなものであった。
それはつまり、多くの同胞を逃がすという名分で残り、カトレアの仇を討つチャンスをもらったということだ。
ミハイルはフリードのその心遣いに感激し、少しでも彼を疑った己を恥じた。
ミハイル「…承知致しました!フリード様、どうかご無事で!」
フリード「あぁ、お前もな。奴の実力は未知数だ、気をつけろよ。
それと……たとえ仇を打てなくとも、必ず戻って来い。命をなくせば、次はないぞ。」
ミハイル「ッ!ハッ!」
そういってミハイルは、フリードの魔物達(ウラノス除く)を引き連れ、王都へと突撃していったのであった。
フリード「……許せ、ミハイル。」
そう言って振り返らずに、フリードはライセンへと向かった。
犠牲になったと思われるダヴァロス達がいる、解放者の隠れ家へと……。
そして数分後、王都・樹海侵攻に出陣していた魔人族の軍隊は、ほぼ全員が一人の魔王に忠誠を誓うこととなったのであった……。
ミハイル「よくも、カトレアを……
優しく聡明で、いつも国を思っていたアイツを「それがどうした?」な、何だと!?」
血走った目で恨みを吐くミハイルくぅんの言葉を、私はムードも関係なしにぶった切った。
ハジメ「貴様が女のことで怒ることは構わんが、私はあの女に"失せろ"と言ったのだ。
それで勝手に向こうが逆上して仕掛けてきた故、返り討ちにしたにすぎん。
大体、そんなに大事なら、首輪でも着けて鎖に繋いで監禁でもするくらいはしておけ。
で?貴様はなんだ?殺した相手の話など教えられても聞くのか?
私はそうだな……本来は聞く耳など無駄なものだが、あの男との約束があるのでな。
こうして聞いてやろうではないか?なぁ、ミハイルとやら?」
ミハイル「う、煩い煩い煩い!カトレアの仇だ!苦痛に狂うまでいたぶってから殺してやる!」
ミハイルくぅんは癇癪を起こした様に喚きたてると、騎乗する大黒鷲を高速で飛行させながら再び竜巻を発生させて私に突っ込んで来た。
どうやら竜巻はミハイルくぅんの魔法で、大黒鷲の固有能力ではないらしい。
騎乗のミハイルくぅんが更に詠唱すると、竜巻から風刃が無数に飛び出して、退路を塞ごうとした。
成程なぁ、避ければいつの間にか集まってきた黒鷲共に隙を与え、向こうに気が向けば竜巻を纏う大黒鷲がやってくる。
普通なら面倒だが……生憎、私は魔王なのでな!困難なぞ知ったことではないわ!
ハジメ「(Are you ready guys!?Here we go!)Let's paaaaartyyyyy!!!」
某独眼竜の如く、ハイテンションで背後の敵へと突貫した。両手にドンナー&シュラークを構えて。
すれ違いざまに乱射すれば、黒鷲共は羽に穴をあけて撃墜される。
すると、より上空にいた黒鷲部隊が石の針を一斉に射出した。それは正に篠突く雨の様。
ハジメ「石化の針か、いい考えだ。」
が、残念なことに私相手には全く効果がない。石化耐性に加え、オーマジオウの鎧で無効化される。
その上、再生魔法にエナジーアイテム、回復手段もあるので打つ手なしだろう。
だが、流石にやられっぱなしも面倒なので、適当に何匹かぶっ飛ばしておいた。
ミハイル「くっ、接近戦をするな!空は我々の領域だ!遠距離から魔法と石針で波状攻撃しろ!」
まるで子供のおもちゃの様に弄ばれていく部下の魔物に、接近戦は無理だと判断したミハイルくぅんは遠方からの攻撃を指示する。
再び四方八方から飛んできた魔法と石の針を、避けては対処し続ける。
更に中距離以上の敵には、自然発火能力で対応し、黒鷲の丸焼きを量産した。
ハジメ「どうした?恋人への思いとやらはその程度か!?」
ミハイル「おのれ奇怪な技を!上だ!範囲外の天頂から攻撃しろ!」
ミハイルくぅんが次々と殺られていく部下達の姿に唇を噛み締めながら指示を出し、自身は足止めの為に旋回しながら牽制の魔法を連発する。
が、やはり決定的な差がある以上、遅く見えるので軽く避けてしまう。
そうして最後の一撃を避けた直後、頭上より範囲攻撃魔法が壁の如く降り注いだ。
ハジメ「"
そう呟きながら、重力魔法と魂魄魔法の複合魔法を上へと放つ。
すると、頭上から降り注いだ強力無比な複合魔法にぶつかったその瞬間、極小のブラックホールによってそれらを呑み込んでいった。
ミハイル「貰ったぞ!」
頭上からの攻撃を防ぐ事に手一杯と判断したミハイルくぅんが、私に突撃する。
大黒鷲が桁外れな量の石針を風系攻撃魔法"砲皇"に乗せて接近しながら放った。
局所的な嵐が唸りを上げて急迫する。
ハジメ「風はライダーの専売特許なのでな。」
そう言って手をかざし、再び"
すると、ミハイルくぅんは予想通りだと口元を歪め、その直後を狙って再度風の刃を放とうとした。
だが悲しいかな。私にそれは通用しない。
ハジメ「面倒だな、これでいくか。"
私は蒼炎を纏うと、その身を球状に包んだ。
ミハイル「ハッ、自滅を選んだ「そんな訳なかろうが。」なっ!?」
全く、人をなんだと……いや、私の場合、素の状態でも人間に当てはまるのかすら怪しいが。
そんなことを思いながら"
"砲皇"に乗せられた石針も、高温の熱によって一片も残らず蒸発した。
ミハイル「おのれっ!」
ミハイルくぅんはまた悪態を吐きながら、苦し紛れに石針を内包させた風の砲弾をもう一度放った。
が、既に無意味だ。
ハジメ「くどい、"
先程発動した
すると風の砲弾とぶつかり、内包された針諸共爆散した。
因みに、黒鷲はコートリスという名の魔物らしく、その固有魔法は石化の石針を無数に飛ばす事らしい。
普通は状態異常を解く為に特定の薬を使うか、光系の回復魔法で浄化をしなければならない、とのことだ。
まぁ、石化程度では私は倒せんが。仲間たちの中であれば、ユエやシア、それに香織には無意味だな。
他の再生魔法を覚えた面子もだが、この3人だけは状態異常への対応力が違うのだから。
ハジメ「さて……そろそろ蹂躙を開始するか。」
そう言って圧を放てば、魔物どもが狼狽える。それと同時に、一匹また一匹と仕留めていく。
それに錯乱したのか、何匹か攻撃を仕掛けてきたが、難なくカウンターですり潰す。
上を仰ぎ見ると、暗雲を背後に上空からミハイルくぅんが降って来るところだった。
ミハイル「天より降り注ぐ無数の雷、避けられるものなら避けてみろ!」
ミハイルくぅんの叫びと同時に、無数の雷が轟音を響かせながら無秩序に降り注いだ。
それは宛ら篠突く雷。
本来は風系の上級攻撃魔法"雷槌"という暗雲から極大の雷を降らせる魔法なのだが、敢えてそれを細分化し広範囲魔法に仕立て上げたのだろう。
成程、フリードが信頼を置いているだけはある。
そんなことを思っていると、急降下してくるミハイルくぅんを追い抜いて雷光が私目掛けて降り注ぐ。
恐らく確実に仕留める為に、雷に打たれた瞬間に刺し違える覚悟で特攻する気なのだろう。
いくら細分化して威力が弱まっている上に私が超人的とは言え、落雷に打たれれば少なくとも硬直は免れない。
そして雷の落ちる速度は秒速150km。認識して避けるなど不可能だ。そう思っているのだろう。
ミハイルくぅんの眼にも、部下が殺られていく中只管耐えて詠唱し放った渾身の魔法故に、今度こそ仕留める!という強靭な意志が見て取れる。
だがな、私も民の為に負けるつもりは毛頭ないのだよ。
ハジメ「ラァイジィング、チャァァァジ、アァップ!!!」
私がそう叫んで上を真上に掲げれば、雷光がその身に吸い込まれてゆき、私の力となる。
ストロンガーの"チャージアップ"に、クウガのライジングマイティの応用を組み合わせてみたが……
意外と何とでもなるものだな。
ミハイル「何なんだ、何なんだ貴様は!」
ハジメ「ただの最高最善の魔王だ!」
全ての落雷を吸収しきった私は、突撃してきたミハイルくぅんを迎え撃つ。
ハジメ「返してやろう、"雷鳴昇竜拳"!」
先程纏った雷を乗せたアッパーが、大黒鷲諸共ミハイルくぅんを打ち抜いた。
ミハイル「グアァァァ!?」
拳の威力に加えて、先程自分の出した魔法をそのままくらったようなものなのだ。
たまったものではないだろう。既に大黒鷲に至っては、気絶寸前だ。
そうして私が拳を下ろすのと同時に、ミハイルくぅんは魔物と共に地面に叩きつけられた。
咄嗟に風の障壁を張って即死だけは免れた様だが、全身の骨が砕けているのか微動だにせず仰向けに横たわり、口からはゴボゴボと血を吐いている。
私はその傍らに降り立つと、身を屈めてその顔を覗き込む。
ミハイルくぅんは朦朧とする意識を何とか繋ぎ止めながら、虚ろな瞳を私に向けた。
その口元には仇を討てなかった自分の不甲斐無さにか、或いは百匹近い部下と共に全滅させられたという有り得ない事態にかミハイルくぅん自身にも分からない自嘲気味の笑みが浮かんでいた。
ここまで完膚なきまでに叩きのめされれば、もう笑うしかないという心境なのかもしれない。
自分を見下ろす私に、ミハイルくぅんは己の最後を悟ったのか、内心で愛しい婚約者に仇を討てなかった詫びを入れつつ、掠れる声で最後に悪態をついた。
ミハイル「……ごほっ、このっ…げほっ……化け物めっ!」
その言葉を聞き、私はこう返した。
ハジメ「向こうで見られるとよいな、婚約者のドレス姿を。」
ミハイル「!」
その言葉にハッとしたのか、こちらへ振り向くミハイルくぅん。
ハジメ「じっとしていろ、あの男との約束なのでな。
苦痛は与えん、晒し首にもせん故そっと逝くがいい。」
そう言ってサイキョ―ジカンギレ―ドを構えた。
ミハイル「は、ははっ……全てあの御方の言っていた通り、という訳か……。」
そんな自嘲じみたことを言ったかと思えば、ミハイルくぅんは「死後の世界があるならカトレアを探しに行かないとなぁ。」と、そんな事をぼんやり考えながら呟いた。
ハジメ「では……御免!」
そう言って勢いよく首を切り落とした。
そして、魂魄の昇天を確認すると、その遺体を再生魔法でつなぎ、"宝物庫"に回収した。
後でフリードのところへと送り届けてやらねばな、恋人と共に。
そんなことを思いつつ、私はその場を後にした。
ハジメ
「ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
さて、いい加減別の企画を考えろと言いたい、主のお茶濁しです。」
うp主
「エントリーナンバー3."
今年の水妃モルガン&トネリコ、水着妖精騎士達実装について、ご感想をどうぞ。」
ハジメ
「オイ!これ訴えられるんじゃねぇのか!?色々アウトなところがあるぞこの名前!?」
うp主
「一言でいうなら、"遂に来た……長らくお待ちしておりました、腐フ☆"かなぁ。」
ハジメ
「スルーするなって……。」
うp主
「駄洒落か!?」
ハジメ
「違うわ!」
うp主
「誰じゃ!?俺じゃ!?ニンニンジャー!?」
次回予告
ハジメ
「シノビはまだ出ないからな?」
うp主
「既に変身者は決めてあるけどね。」
ハジメ
「さて、次回の内容についてだが……まぁ、事後処理だな。」
うp主
「そしてさらに衝撃展開が!ぜってぇ見てくれよな!」
ハジメ
「ヒントはこれだ。ハジメ、○○になる。」
うp主
「ほぼ正解言ってるようなもんだけどね。」
ハジメ
「そして次のペンネームは、"
うp主
「デンガッシャーじゃないんだから、それじゃまた次回。」
混沌の子さん、誤字報告ありがとうございました!
もしも、ハジメさんが召喚するとしたら、どのサーヴァント?
-
勿論我妻、モルガン陛下
-
本家後輩、マシュ
-
正義の味方同士、エミヤ
-
魔王と賢王、ギルガメッシュ
-
勝ち確の死神、山の翁
-
影の国の槍姫、スカサハ
-
最強の母、ティアマト
-
建築と錬成師、トラロック
-
武器庫の獣、コヤンスカヤ
-
どう見ても嫌な予感、LA
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ヒーロータイム、シャルル
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かつての推し、魔人さん
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時空と戦国の魔王ズ、ノッブ
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出来る良妻賢母、キャス狐
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恋する剣豪、武蔵ちゃん
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騎士道か覇道か、アーサー
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中国産AI皇帝、即ち朕
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恋愛クソザコ、カーマちゃん
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え⁉未実装⁉オルガマリー
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その他(活動報告4にコメントを)