とある少年の泊地生活   作:屋根裏散歩

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着任………何これ!

「大淀、済まないけど明石を呼んでもらえる」

 

僕は大淀に執務室に明石を呼んでもらった。

それから直ぐに明石はやってきた、

 

「遅くなりました」

 

明石が顔を真っ青にしてやってきた

 

「大丈夫だから、そんなに怖がらなくていいから…それでは長門、金剛、大淀、間宮、明石は僕と泊地内の視察を行う、同行するように」

 

僕の指示に長門が敬礼で答えた。

 

「先ずは食堂から初めて、宿舎、ドッグの順に行う、改修や新たに必要な設備はその都度教えて欲しい」

 

僕は手始めに食堂に付随する倉庫へと向かった。

 

「はい?」

 

僕の目の前にはダンボールが山積みとなっていた………ダンボールには何やら英語でなんとかレーションと記載されていた。

 

「ねぇ、間宮………一つ聞いてもいいかな?」

「はい、おっしゃりたいことはわかります、これが私達の食事です」

 

僕は頭を抱えた。

 

「間宮、普通の食事は?」

「私達には必要ないと…前任の提督が「ということはこのお米とかの食材は………提督自身の分ということか」はい…」

 

僕は別棟にある食料庫のお米などを指差すと間宮が頷いた。

 

「間宮、伊良湖と鳳翔で直ぐにレーション以外の食事の用意を、この材料からだとカレーくらいしかできないとは思うが頼む」

 

間宮が泣きそうになりながら、伊良湖を呼びに行った。

 

「先ずは食事から改善が必要か…」

 

僕は前任のクソ野郎ぶりに呆れ果てた。

 

「大淀、地元の商店や市場に明日朝一番で話を持っていく、約束を取り付けてくれ」

 

僕は大淀に地元商店や市場関係者との面会約束を大淀に指示した、

 

「了解しました」

 

大淀が執務室に戻っていった。

 

「次は宿舎だ………」

 

長門の案内で宿舎へと入った。

 

「なぁ………長門さん、これは………どこから見ても…」

 

僕は直ぐに壁掛けの内線から執務室の大淀を呼び出した。

 

「大淀か、済まない追加で寝具店にもアポを取っておいてくれ」

 

僕は明石を呼んだ、

 

「明石、宿舎の改築工事を優先する、妖精さんたちを非常招集してくれ」

 

僕は宿舎の改築工事を優先することを明石に告げた。

 

「改築は食堂、宿舎の順で行うとして執務室のある建物は改築はせずに内装を変更する程度に抑える、それと新築とし間宮管理の甘味処、鳳翔管理の小料理屋、金剛管理の喫茶店を併設する」

 

僕の指示に金剛がキョトンとした顔をしていた。

 

「私の喫茶店デスカ………」

 

やっと理解できたのか感情が溢れ出し泣き出した。

 

「一旦執務室に戻る」

 

僕達は執務室に戻ると、今後について話し合った。

 

「先ずは、前任の不正の追求と着服金の回収を行う…勿論君達に本来支払われたはずの給与も取り戻す」

 

僕の話に長門が割り込んだ。

 

「提督よ、ちっと待ってくれ………取り戻すとは?」

 

長門から見せられた明細を見て僕は唖然とした。 

 

「うわぁ………やりたい放題だなぁ、これが正規の給与だね例えだけど、うちの母さんまぁ陸奥なんだけど例にすると、基本給36万に諸手当がついて40万、そこから税金とか引かれるから手取り35万前後だったと思うよ」

 

僕が提示した母親である陸奥の給与を聞いた長門達は唖然としていた、

 

「全くやりたい放題だよ………」

 

僕は呆れるしかなかった。

 

 




中津港泊地とは!
中津市田尻にある工場地帯に構える泊地である。
倒産や移転した企業の敷地を買い取り泊地とした結果、執務室等の事務所や工廠は工場の建屋をそのまま再利用している為に軍事施設にはみえない。
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