とある少年の泊地生活   作:屋根裏散歩

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着任………食から住へ(改)

 

「さてと………今晩の夕食はカレーで何とかなりそうだけど………問題は食堂に積み上げられたレーションをどうするかだなぁ」

 

僕は執務室に持ってきたレーションのカートンを見た。

 

「中身を確認してから考えよう」

 

僕は誰となく独り言を言うと、カートンを開けた、

 

「クラッカーと派手な色の粉末オレンジジュースにm&mのチョコレート…スパイスアップルとアップルゼリーにクッキーと…これが主食か、ビーフラビオリ何だ?…あとの小袋はマッチにコーヒー、砂糖、塩、クリームとガム、タオルケット迄入ってるのか…えっこのちっこいのがトイレットペーパー!」

 

僕は中身を確認して驚いた、

 

「試食してみるか………先ずはビーフラビオリというのから………」

 

僕は後悔した、それはお世辞にも美味しいとは言えなかったのだ。

 

「このビーフ何とかは間宮と伊良湖にお願いして味を調整して追加の小鉢で処理するか………ガムやチョコレート、クッキー、ビスケットは談話室にでも置いておけば駆逐艦達や酒飲みが食べてくれるとして…この粉末ジュースは………」

 

僕はコーヒーとその粉末ジュースを試飲してみることにした。

 

「ジュースの方はまだマシとしてコーヒーは砂糖を入れないとちょっと………」

 

僕は取り敢えず正規の調理法でレーションを加熱するとそれを夕食にした、大淀の呆れ顔を見ながら。

 

「提督お電話です」

 

秘書艦席の大淀が外線を取り次いだ。

 

「誰?」

「商工会議所だそうです」

 

僕は大淀から相手を聞くと電話に出た。

 

「おまたせしました、田神です」

 

電話の相手から思わぬ提案がされた。

 

「初めまして、私は商工会議所の所長をしている者ですが、実は地元の唐揚げ専門店店主達からの提案が御座いまして泊地の艦娘の皆さんに明日の朝と昼に唐揚げや丼ものの大量納入をしても良いと」

 

それは渡りに船だった、

 

「所長さんそれは本当ですか、それは助かります是非お願いします」

「それで泊地には艦娘さんはどれくらいいらっしゃるのですか」

「警備兵含めて50名です」

「警備兵ですか………」

 

相手が警備兵と聞いて、一瞬押し黙った。

 

「ご安心下さい、警備兵は総入れ替えで全員元艦娘を採用していますから」

 

僕からの説明を聞いて安心したのか、相手はまた話しだした。

 

「それでは、明日の午前6時迄にはご希望の人数分ご用意致します」

 

恐らくは側に唐揚げ専門店関係者がいたのだろう、即決で決まった。

 

「大淀、今の内容を全員に伝えてほしい」

 

大淀は無言で頷いた。

翌日の午前6時、約束通り各唐揚げ専門店の車が泊地へとやってきた。

 

「こちらにお願いします」

 

伊良湖の案内で食堂に運び込まれた。

僕は代金を支払おとすると、

 

「提督、今回は我々からのサービスとさせて頂きます」

 

恐らくは今後の事を考えての事だろう。

勿論僕としても街との付き合いは大いにしていくつもりだ。

 

僕はその後、ある程度の執務を終えると、市役所へと向かった。

会談は呆気なく終わり僕は泊地へと戻った。

 

「間宮、地元商店組合と話がついた、今日の夕方は必要最低限だけど明後日以降は間宮の要求した分が搬入される管理を頼む」

 

僕は市役所で地元商店組合や市場関係者と納入に関する契約を取り交わしていたのだ。

 

「本当ですか!」

 

間宮が驚きの声を上げた。

 

「大淀、今日の18時に寝具が納品される立会を頼む」

「了解です、それと明石からの報告で寮の改装なのですが、何とか17時には完了だそうです」

 

寝具の搬入迄には寮の改装を終えることが出来たようだ。

 

「妖精さんの謎技術だな」

 

外観はまぁ…都庁みたいな?

内装は…ワンルームタイプで…、成る程…警備隊員も使用と…まぁみんな同じ年頃の女の子だから問題ないか。

で…僕の私室があるフロアは戦艦で固められてるわけね…。

 

 

 






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