「あの新しい提督………確か田神とか言ったか、どうせ前の奴と同じさ、私達を食い物にして…」
那智が自室でお酒を呑みながら荒れていた。
「でも………足柄はどうなの」
私は足柄に振った。
「おぎゃあと産まれてから知ってるわよ、信じる信じないは別にして、可愛い弟みたいなかな」
足柄が自身スマホに保存していた赤ん坊の頃からの写真を見せてくれた。
「かわいぃ」
羽黒がスマホの画面を覗き込んだ。
「この写真は、鳳翔さんのお店でのお手伝いしている時ね」
その写真には小さい子供が二人エプロン姿で写っていました。
「こっちの子は?」
私はもう一人の子供の事を聞いてみた。
「こっちの子は圭司君ね、2つ年下の弟よ」
二人共とても可愛らしい………。
「足柄………赤子の頃から知っているのなら、性格も勿論知っているのだろう?」
那智が口を挟んだ。
「そうねぇ………凄く素直で良い子よ、少し悪戯っ子だけどね」
等と話していたら、那智が一枚の写真を気にした。
「なぁ足柄、このベッドに寝かされている写真は何だ?」
その写真は二人が包帯を巻かれ病院か何処かのベットに寝かされている写真でした。
「これはね………」
足柄の顔が曇った。
「何か事故にでも?」
「ええ、陽炎達と遊びに行って………暴漢に階下に突き落とされて瀕死の重症を負った時の………」
「そうだったの………」
私はそれ以上聞くことが出来なかった、それは那智も同じだった。
「うむ、まぁ何だ………信じても良い漢なんだな」
那智が強引に話を纏めた。
そんな話をしていたら、足柄のスマホがなった。
「あら、青葉どうしたの………そう、わかったわよ、戻ったらメールちょうだいね」
どうやら青葉からの電話だったようです。
「それじゃね」
足柄が部屋から出ていきました。
「さぁ私達もお風呂に入ってから鳳翔さんの所でお夕飯にしましょう」
私達は先にお風呂に行くことにしました。
「しかし、前任の決めた総てを無効とは大胆な事をしたものだな」
那智が何だかオヤジ臭い格好で湯船に浸かっていた。
「でもお陰で私達姉妹がまた揃うことが出来たのだから」
そう私達足柄を含めて4人は本当の姉妹なのです。
「いたいた那智、提督が唐揚げを差し入れてくれたらしいから1杯どうよ」
脱衣所から隼鷹が顔を出すと飲む仕草をしながら声をかけてきた。
「いいな、風呂から出たら顔を出すよ」
那智も頷いた。
このあと、鳳翔さんからお説教を受ける提督の姿を見る事になるのですが………。
「そろそろ出ましょうか」
私はお風呂から出ると脱衣所で髪を乾かし始めました。