とある少年の泊地生活   作:屋根裏散歩

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今回も妙高視点で進みます。


現実は………

「羽黒、行きますよ」

「はい」

 

私は羽黒に声を掛けると、既に準備の出来ていた那智と夕食を摂る為に鳳翔さんのお店に向かいことにしました。

 

「そういえば隼鷹さんが何か言っていましたね」

 

私は那智に声を掛けました。

 

「ああ、何でも唐揚げを差し入れてくれたらしい」

「唐揚げですか、確かにここは唐揚げが名産ですからね」

 

等と話しながら歩いている内に目的地である鳳翔さんのお店に到着しました。

 

「あら、妙高さんいらっしゃい」

 

暖簾をくぐると鳳翔さんが出迎えてくれましたが………そこには何故か提督が小さくなって座っていました

 

「提督が何か?」

 

私は気になったので聞いてみることにしました。

 

「結果的には私のお店でお出しできる事が出来たから良かったですけど、こんなに買ってきてどうするのですか、全く………」

 

どうやら唐揚げを買いすぎて怒られている様子でした。

 

「まあまあ鳳翔さん、東京とここじゃぁ唐揚げの単価も違うから今回は許してあげてください」

 

私は提督に助け舟を出してあげることにしました。

 

「妙高さんがそう仰るなら…」

 

鳳翔さんがお小言を言うのを終わらせました。

 

「妙高さんありがとう、確かに唐揚げの単価違いすぎて驚いたよ………まさかこんなになるとは」

 

どうやら提督自身も驚いているようでした。

 

「唐揚げで一杯………ウ~ン堪んないねぇ」

 

後ろから隼鷹の待ちきれないというような声が聞こえてきました。

 

「そうね、私達も頂きましょう」

「僕はこれで………」

 

提督は唐揚げをカウンターに置くとお店から出ていってしまいました、夕張さんと約束があるようです。

 

「しっかし見事な唐揚げの山だねぇ」

 

隼鷹さんも半ば呆れながら唐揚げを見ていました。

 

「飲も」

 

隼鷹さんがビールのジョッキを持ち上げて誘っていました。

 

「そうだな、我々も頂くとするか」

 

那智もカウンターに座ると早速注文を入れだしていました。

 

「私と羽黒は唐揚げ丼としじみのお味噌汁をお願いします」

 

私と羽黒は唐揚げを使った丼物にしました。

 

「唐揚げ美味しいね」

 

あとから来た駆逐艦の娘達も目を輝かせながら唐揚げを美味しそうに頬張っていました。

 

「妙高姉さん、今度の提督はいい人みたいですね」

 

どうやら羽黒も新しい提督を少しは信用したみたいです。

 

「そうですね………まだ分かりませんが悪い事を平気でするような方では無いようね、足柄の様子から見ても信用してもよいみたいね」

 

私達は鳳翔さんの作る料理に舌鼓を打ちながら夕食を楽しみました。

 

「そういえば………何やら青葉と足柄が連絡を取り合っていたみたいだけど何だったのかしらね」

 

私は足柄と青葉の会話が気になっていました。

 

「それはね、今頃あの子の部屋に夕張ちゃんに天龍さん、龍田さん、神通さん、青葉さん、足柄さん、高雄さん、愛宕さん、陽炎ちゃんに、不知火ちゃん、時雨ちゃん、夕立ちゃんが………何か映画を見るとか言って集まってましたね」

 

鳳翔さんが笑いながら教えてくれました。

 

「映画を?」

「はい………なんと言ったかしら…確かにレジデントデビルだがエビルとか言っていたような」

 

鳳翔さんが映画のタイトルを教えてくれたのですが………どうやら洋画のようで正確なタイトルはわからない様子でした。

 

「あっそれはね、RESIDENT EVIL: WELCOME TO RACCOON CITYといって邦題はバイオハザード ウェルカム トゥ ラクーンシティっていう映画だよ多分、時雨から誘われたのに私も行けばよかった」

 

深雪ちゃんが残念そうにしていました、どうやら時雨ちゃんから話は聞いていたようでした。

 

 

 

 

 

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