とある金曜日の夕方。
「けーくん、明日暇?」
夕張が仕事終わりに声を掛けてきた。
「暇なら映画行かない?」
僕は特に予定もなかったので、
「良いよ、何観る?」
夕張からの答えは判っていはだけど聞いてみた。
「シン・仮面ライダーこれしかないでしょ!」
やっぱりな答えが帰って来た、勿論僕も観に行きたいとは思っていた映画だった。
「私もっ!」
背後からある二人の艦娘の声が見事にハモっていた。
背後に居たのは、明石と青葉だった。
「私も観たいと思っていたんですよ」
何を隠そう、うちの明石と青葉は特撮オタクだったのだ。
「けーくんの車だと狭いから、お姉ちゃんの車出すね」
ちゃっかり青葉が自分をお姉ちゃん呼びにしていた。
まぁ青葉のテラノなら後席は広いから良いけど………問題は映画館の立体駐車場に入るかだった、何故なら青葉のテラノは2インチリフトアップとルーフキャリアが装着されている為に標準よりも10cm以上車高が高くなっていたのだった。
そして土曜日………。
「じゃ行ってくるね」
僕は留守を任せた大淀に声を掛けると、映画を観るために出掛けた。
「朝一番の予約だから空いているとは思うけど………」
夕張が前もって、席を予約してくれていた、
「ホール真ん中の列を並びで押さえたけど」
夕張のスマホを見ると、僕を中央に右側が夕張、左側に青葉、その隣に明石の順になっていた。
「ついたよ」
青葉が映画館の駐車場に着いたことを教えてくれた。
僕達は車から降りると映画館へと向かった。
「初回が9時50分からだから、パンフ買いに行こ」
夕張がパンフやグッズを買いに行こうと声を掛けてきた。
「そうだね」
僕達は連れ立ってグッズ販売のコーナーへと向かうと、定番のパンフやグッズを買うと、上映ホールへと受付を済ませると入っていった。
「始まるね」
僕達はワクワクしながら上映開始を待っていた。
………2時間後………
「やっぱり仮面ライダーはこうじゃないとね」
明石と青葉が興奮しながら熱く語っていた。
僕も夕張と藤岡弘氏のテレビシリーズを観ていた為に興奮した。
「けーくん、やっぱり蜘蛛オーグ戦………感動モノだったね、特にカメラワークとかBGMの入れ方!」
夕張もやっぱり興奮していた。
「2号ライダーとのダブルライダーキックのシーンもカッコよかったしね」
僕達は帰り際、コンビニでシン・仮面ライダーのくじを何回分か購入した。
「………残念、A賞出なかったね、全部コースターよ、こうなったらラストワン狙おうかしら」
明石が何やら買い占めようかと悩みだしていた。
「私も………」
どうやら青葉も2回買って、総てコースターだったようだ、
「キャンバス出た…けーくんは?」
夕張は一回だけ買うとやっと違うものが出たらしい、どうやらD賞だそうだ。
「僕のはコースターとビジュアルシートだって………」
僕はお約束のコースターとC賞のビジュアルシートを当てた。
「どれにします?」
店員さんが選ばせてくれたのでライダーのアップシーンを選んだ、散々悩んた結局、明石は買い占めはせずに最初の2回だけで終わらせた。
帰り際、僕はシン・仮面ライダーのサントラ盤を買っていたので青葉のカーコンポで再生させた………そしてどうなるか、レッツゴーライダーで合唱していたのだった。
シン仮面ライダー賛否両論ですが、私の意見で言えば、最高傑作でしたね。