とある少年の泊地生活   作:屋根裏散歩

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前話の前日のお話しとなります。


送別会?

「それでは、これより夕張の送別会を始める………提督乾杯の音頭を」

 

僕は長門から引継ぐと、

 

「皆グラスは持った?」

 

会場を見渡した。

 

「それでは夕張のこれから横須賀での活躍と弟との進展を願って…乾杯!」

 

会場のアチラコチラでコップを合わせる音が聞こえた。

 

「けーくん、短い期間だったけど楽しかった」

 

夕張が僕の所に挨拶に来た。

 

「こっちこそ、楽しかったよ」

 

夕張と会話をしていると………

 

「えーそれでは、不肖青葉秘蔵の提督写真を大公開しちゃいまーす」

 

何やら青葉の酔っ払った声が聞こえた、

 

「なんだろう、僕の秘蔵写真?」

 

僕が振り返って見ると………。

 

「まずは此方!」

 

恐らくは1歳にも満たない頃だろう、僕が山城に抱かれている写真がスクリーンに映されていた。

 

「懐かしいわね…提督、私が抱っこすると必ずおっぱい欲しがってしゃぶりついていたわね」

 

山城が懐かしそうに言った。

 

「そうね、不思議と他の娘にはやらなかったのよね」

 

高雄が不思議そうな顔をしてそれを思い出していた。

 

「僕には記憶ないです」

 

僕はその思い出話を赤面しながら聞いていた。

 

「お陰で、母乳出るようになったけどね……」

 

山城が………。

 

「あら、そうだったの

それなら提督は山城のお乳でも育ったのね」

 

僕と圭司は母である陸奥の母乳で育ったそうだ…しかし今の話を聞くと僕は山城の母乳も飲んでいたそうだ、第二の母か?

 

「弟の圭司君は母親だけだったのにね」

 

扶桑が弟の事を話していた。

 

「次の写真行きまーす」

 

青葉が更に写真を映し出した。

 

「これは………」

 

何と、青葉が僕をお風呂に入れている写真だった、

 

「ぐぬぬぬ」

 

やっぱり………長門が凄く怨めしそうに青葉と山城を睨んでいた。

 

「確か小学2年か3年迄一緒に入ったよね」

 

僕もその時のことを思い出しながら会話に加わった。

 

「そうですね、毎日誰かと一緒に入ってましたからね、長門さんのときだけは何故か火が付いたように泣いてましたね」

 

そう何故か僕は長門が抱っこすると泣くのだった。

 

「あれは不思議だったわね、私が抱っこしても泣かなかったのに」

 

足柄も其処は疑問だったようだ。

 

「何故だ………」

 

此処の長門も其処は疑問だったようだ。

 

「多分、ゴリラ」

 

誰かが言ってはいけないことを口にした。

 

「ゴリ………それはいくらなんでも………酷すぎるぞ」

 

長門が半ば笑いを堪えながらという顔になっていた。

僕は内心笑いながらは酷いと思ったが口には出さなかった。。

 

「まぁあり得るとしたら聞いた話だと何時も鼻血出してたからかな」

 

時雨が助け舟(?)を出した。

 

「それなら怖がるわね」

 

会場が爆笑で包まれた。

 

「提督よ、こうして貴様の幼少時代の写真を見ると、我々艦娘に愛情を持って育てられたのだな」

 

那智がそう言いながら僕にビールの注がれたコップを寄越した。

 

「そうだね、姉か妹みたいな感じだったね、まぁ山城だけは母親と間違えておっぱいをしゃぶっていたけどね」

 

この後も僕の写真で何故か大盛りあがりをして夕張の送別会は終わった。

 

 

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