とある少年の泊地生活   作:屋根裏散歩

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青葉視点でのお話。


青葉は………。

「けーくんは私を選んでくれた………」

 

私、青葉は布団の中でそればかり繰り返し呟いていた。

 

「夕張ちゃんに託されて………よし!」

 

私は気合を入れると布団から出ると、着替えた。

 

「身嗜みよし!」

 

私は鏡の前に立つと、寝癖が無いか確認した。

 

「ガサ、行ってくるね」

 

私は南鳥島に残っている妹である衣笠の写真に語りかけた。

 

「けーくん………けーくん………啓太君………啓太さん………」

 

私は彼の名前を繰り返し呟きながら、最初は弟のような感じで接していたのが、何時の頃からか一人の男性として見ている自分の気持ちにどうしたら良いのか解らないでいた。

 

「提督、青葉入室します」

「開いてるよ〜」

 

室内から提督の声が聞こえた。

 

「おはようございます」

 

私は秘書艦娘席に座ると業務を始めた。

 

「青葉、後で話がある」

 

提督から話し掛けられると、其れだけを言われた。

 

そしてお昼。

 

「青葉、昼食べに行こう、っとその前にして僕の部屋に来てもらえるかな?」

 

提督からお昼に誘われると、食堂ではなくて提督の私室へと連れて行かれた。

 

「青葉………君の事が好きです………これを受け取って欲しい」

 

提督は青い小箱を私に差し出してきた。

 

「提督………ハイ………私も好きです」

 

私はその小箱を受け取ると中に入っていたリングを指にはめた、勿論提督いえ啓太君も同じリングを指にはめていた。

 

「じゃぁ、お昼に食べに行こう」

 

私とけーくんはどちらからともなく手を握ると食堂へと向かった。

 

「提督いらっ…あらあらまぁまぁ」

 

私達を見た間宮さんが微笑んでいた。

 

「みなさ~ん、提督が遂に青葉さんを射止めましたよ~」

 

間宮さんが食堂中に聞こえるような声でトンデモナイことを全員に報告していた。

 

「ワレアオバ!」

 

長門と山城からは恨めしそうな視線を投げ掛けてきたが、それ以外の南鳥島組からはやれやれやっとかというような顔をされた。

 

「青葉さん、啓太君をお願いしますね」

 

扶桑さんがまるで母親のような言葉を掛けてきた。

 

「!!!?!」

 

そしてそれはいきなりだった、けーくんがいきなり私の頬にキスをしてきたのだ。

 

「青葉、これからはパートナーというかこっこっ恋人として宜しくね」

 

けーくんが照れながら言ってくれた。

 

「ハイ!青葉は………幸せで………」

 

あとは涙で言葉にならなかった、私の夢が希望が叶ったから。

 

「ハイハイ、それじゃ今日の夜は『提督&青葉おめでとう』パーティをするので皆さん手伝ってくださいね」

 

間宮さんが何やら伊良湖ちゃんと鳳翔さんを巻き込んで宴会の開催を宣言していた。

 

「皆、ありがとう!」

 

けーくんが皆にお礼を言っていた。

 

「青葉を幸せにします!」

 

………けーくん、そのセリフまだ早いけど、まっいっか。

 

「………田神 曜子…田神 曜子…」

 

私も人の事は言えなかった、何故なら退役して結婚した時の事を考えていたのだから。

 

 




青葉の本名は『羽山 曜子』
此の後本名が出てくるのは母親である陸奥と泊地の長門姉妹を予定しています(扶桑姉妹も流れによっては本名を設定するかもしれません)
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