「提督、おかえりなさい」
ゲートで警備の女性兵士が出迎えてくれた。
「僕の南鳥島鎮守府提督と秘書艦の両親と海軍元帥である祖父、叔母にあたる長門…月曜の昼過ぎ迄滞在予定だから」
僕は予定を伝えると、宿舎へと向かった。
「此処が母さん達の部屋でお祖父ちゃんは此処、長姉はこの部屋使って、長姉の前の部屋は圭司と夕張が使っているからね………長姉、間違っても突撃しないでね」
「………すっすっするわけ無いだろう」
僕は予め大淀に用意しておいてもらったゲストルームへと案内した。
「へぇ~いい部屋じゃないか、見晴らしもいいしな」
長門が室内を見回していた。
「啓太の部屋は何処なんだ?」
長門が僕の部屋の場所を聞いてきた。
「僕の部屋は2階だけど、青葉や衣笠、扶桑姉妹、長門姉妹や金剛姉妹の部屋があるからね」
僕の説明を聞いた長門が、
「まぁ安心な配置といえば安心か…」
僕は寮の配置図を長門に見せていた。
「成る程な…ちょっと待て艦娘寮と警備兵宿舎が同じだと!」
長門が驚きの声を上げた。
「驚程の事もないよ、だってうちの警備兵は全員元艦娘だからね」
「なんだ………という事は、男は啓太だけか」
長門が今更ながら其処に気が付いた。
「そうだね、男は僕だけだね…お風呂は大浴場か各部屋備え付けのシャワー室を使って」
僕は泊地配置図で場所を教えた。
「ああ大浴場を使わせてもらおう………そうだ、啓太久し振りに私と一緒に「辞退しますこれでも婚約者持ちなんで」」
長門の混浴要求を拒否すると僕は両親の部屋へと向かった。
「母さん入るよ」
ドアをノックして僕は室内に入った。
「素敵なお部屋ね」
母さんが室内を見て回っていた。
「みんな同じ部屋の作りなんだ」
僕の返事に母さんは少し考えると、
「部屋に格差無いの?」
母さんが疑問を口にした、
「僕の部屋以外は総て共通で差は無いよ」
僕は部屋割り図を示した。
「へぇ~そうなのね」
「基本的に自室にいると時位はゆったりしてもらいたいからね」
「ちゃんと考えているのね」
その後、両親と他愛も無い会話をすると僕は自室へと戻った。
「おかえりけーくん」
僕の部屋で青葉が出迎えてくれた、
「ただいま、長姉は相変わらずだったよ…この歳相手に一緒にお風呂は流石に…」
長門の事を話したら青葉が呆れながら、
「しょうがないんじゃない、長門さんから見たら可愛い甥っ子だからね」
僕は炬燵に入ると、青葉が取ってくれた蜜柑を食べた。
…やはりというか…長姉の突撃を受けたのだが、入ってきた瞬間に僕と青葉を見るなり、気まずそうに出ていった。
以前からある建物を使用しているのは、執務室、艤装整備場、ドックのみ。