とある少年の泊地生活   作:屋根裏散歩

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久し振りの家族団欒③

「提督、おかえりなさい」

 

ゲートで警備の女性兵士が出迎えてくれた。

 

「僕の南鳥島鎮守府提督と秘書艦の両親と海軍元帥である祖父、叔母にあたる長門…月曜の昼過ぎ迄滞在予定だから」

 

僕は予定を伝えると、宿舎へと向かった。

 

「此処が母さん達の部屋でお祖父ちゃんは此処、長姉はこの部屋使って、長姉の前の部屋は圭司と夕張が使っているからね………長姉、間違っても突撃しないでね」

「………すっすっするわけ無いだろう」

 

僕は予め大淀に用意しておいてもらったゲストルームへと案内した。

 

「へぇ~いい部屋じゃないか、見晴らしもいいしな」

 

長門が室内を見回していた。

 

「啓太の部屋は何処なんだ?」

 

長門が僕の部屋の場所を聞いてきた。

 

「僕の部屋は2階だけど、青葉や衣笠、扶桑姉妹、長門姉妹や金剛姉妹の部屋があるからね」

 

僕の説明を聞いた長門が、

 

「まぁ安心な配置といえば安心か…」

 

僕は寮の配置図を長門に見せていた。

 

「成る程な…ちょっと待て艦娘寮と警備兵宿舎が同じだと!」

 

長門が驚きの声を上げた。

 

「驚程の事もないよ、だってうちの警備兵は全員元艦娘だからね」

「なんだ………という事は、男は啓太だけか」

 

長門が今更ながら其処に気が付いた。

 

「そうだね、男は僕だけだね…お風呂は大浴場か各部屋備え付けのシャワー室を使って」

 

僕は泊地配置図で場所を教えた。

 

「ああ大浴場を使わせてもらおう………そうだ、啓太久し振りに私と一緒に「辞退しますこれでも婚約者持ちなんで」」

 

長門の混浴要求を拒否すると僕は両親の部屋へと向かった。

 

「母さん入るよ」

 

ドアをノックして僕は室内に入った。

 

「素敵なお部屋ね」

 

母さんが室内を見て回っていた。

 

「みんな同じ部屋の作りなんだ」

 

僕の返事に母さんは少し考えると、

 

「部屋に格差無いの?」

 

母さんが疑問を口にした、

 

「僕の部屋以外は総て共通で差は無いよ」

 

僕は部屋割り図を示した。

 

「へぇ~そうなのね」

「基本的に自室にいると時位はゆったりしてもらいたいからね」

「ちゃんと考えているのね」

 

その後、両親と他愛も無い会話をすると僕は自室へと戻った。

 

「おかえりけーくん」

 

僕の部屋で青葉が出迎えてくれた、

 

「ただいま、長姉は相変わらずだったよ…この歳相手に一緒にお風呂は流石に…」

 

長門の事を話したら青葉が呆れながら、

 

「しょうがないんじゃない、長門さんから見たら可愛い甥っ子だからね」

 

僕は炬燵に入ると、青葉が取ってくれた蜜柑を食べた。

 

…やはりというか…長姉の突撃を受けたのだが、入ってきた瞬間に僕と青葉を見るなり、気まずそうに出ていった。

 

 

 

 

 

 




以前からある建物を使用しているのは、執務室、艤装整備場、ドックのみ。
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