とある少年の泊地生活   作:屋根裏散歩

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明石の作ったもの

「明石ここ置いとくわよ」

「ありがとー」

 

先程から工廠作業場に入れ代わり立ち代わり艦娘がやってきては艤装の型落ちや修理交換した古い艤装部品を置いていった。

 

「明石、何作る気なの?」

 

夕張が作業台を覗き込んできた。

 

「出来上がってからのお楽しみ」

 

私は日常業務の合間にとあるものを作製していました。

 

数日後ーーー

 

「やっと完成ね」

 

私の眼の前には長門型戦艦のミニチュア艤装が2基置かれていた。

 

「でもこれ動作するの………」

 

艤装を見ていた陸奥さんが疑問を口にした。

 

「大丈夫です、長門さんで動作確認してもらってます」

「そう………なら大丈夫かしら」

 

私は陸奥さんの後ろにいた二人を手招きで呼んだ。

 

「二人共、これから実験用プールで動作テストをするからお姉ちゃんについてきて」

「は~い」

 

首をちょこっと傾けた姿勢で返事が………ヤバイ!可愛すぎ。

ふと隣を見ると長門さんが鼻血を盛大に吹き出して轟沈していた。

 

「二人共、この艤装をつけてみて」

 

私は実験用プールに移動すると夕張に手伝ってもらいながら二人に艤装を装着させた。

 

「よし、完璧ね」

 

大きさこそ小さいけど、長門型戦艦がそこに居た。

 

「これはヤバいです、激ヤバです」

 

いきなり湧いてきた青葉が写真を撮りまくってきた。

 

「青葉、丁度良いところに、稼働実験するから動画での撮影宜しく」

 

私は青葉にデータ解析用の撮影を頼んだ。

 

「オッケー任せて」

 

青葉がいつの間にか鼻にティッシュを詰めて撮影していた。

 

「それじゃいくわよ、最初は航行試験から」

 

二人は私の指示通りに動いてくれた。

 

「舵の効き、速度共に問題無しと…それじゃ次ね」

 

私は標的を用意した。

 

「それじゃ、主砲の旋回からいくわよ」

 

私からの指示に合わせて、主砲を右に左にと旋回させてくれた。

 

「次に移るわよ、次は砲身の上下をやってみて」

 

砲身の上下操作も問題なく動作していた。

 

「それじゃこれで最後………の前に、夕張ちゃん悪いけど艤装変換器二人分と陸奥さんの予備艤装を地上運用架台に載せて用意しておいてもらえる」

 

私は思いついたことを試験するために必要な機材の用意を夕張に頼んだ。

 

「了解………でも陸奥さんの予備艤装何を?」

「あとのお楽しみよ」

 

夕張ちゃんが保管庫に艤装を用意するために向かった。

 

「ごめんね、あと2個で終わりだから」

「楽しいから」

 

二人はの満面の笑みで答えた………だからヤバいって…ほら〜長門さんが鼻血の海に沈んで浮上できなくなってるよ。

 

「それじゃ、あの的に砲撃するんだけどいける」

「大丈夫いけるよ~」 

 

二人は既に的に照準を合わせていた。

 

「お姉ちゃんが砲撃開始って言ったら撃ってね」

「は~い」

 

私はイヤープロテクターをその場にいた全員に装着させた。

 

「砲撃開始!」

 

私の合図で二人は交互射撃を始めた………誰も教えていないのに。

 

「陸奥さん、お二人共素質ありますね………長門さんより命中精度良いみたいですよ」

 

長門さんが頭を抱えていた、

 

「私より命中精度よいなんて…ビッグセブンの……… 」

 

そして最後の試験となった。

 

「それじゃ一端艤装外してからこの変換器つけてもらえる」

 

二人は艤装を外すと、変換器を装着した。

 

「付け終わったら、こっちのお母さん用の予備艤装を接続してもらえる」

 

二人はみかん箱を足台にして、母親の予備艤装を接続させた。

 

「その状態でさっきと同じ事をやってみよっか」

 

私は主砲塔動作試験を始めた。

結果は予想以上の成果だった…ウンウン長門さんまたもやビッグセブンの威厳保てなかったみたい、陸奥さんは提督と息子自慢になってますね、親バカですか………。

 

 




試験用プールは艤装の動作用なので、射撃レンジも備え付けられているとしています。
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